2006年10月20日号
『因島からしまなみ海道の旅情を楽しんだJC広島ブロックOB大会』 9月10日、尾道市因島土生町の土生港を出航、広島県内の青年会議所OBが船上で旧交を温めた。 |
■スポット
構 想 尾道市商店街の展望 「楽しめる一番街商店街」へ 16
成 功 民間版外国人観光客誘致企画「ビジット尾道」で手応え 10
進 出 (株)ユニオンプレートが西日本拠点の尾道工場完成 18
再 編 (株)自重堂が九州新工場で合理化 コスト競争強化 26
■記事
クリスタルアート爽(7)・ローツェ(7)・「みはらのたねフェア」(8)
若葉家具(9)・三原地域連携推進協議会(9)・ぶちええみはらクラブ(9)
福山商議所(10)・ふくやま美術館(11)・中国銀行府中支店(12)
もみじ銀行(12)・シュープラザ福山南蔵王店(15)
尾道市商店街連合会女性部(16)・内外ニュース尾道懇談会(21)
■この人に聞く 2・3
片山壽さん 尾道市医師会 会長
■この機に語れば 23
寺坂幸治さん 中国銀行府中支店支店長
弓場敏男さん 土生商船(株)会長
田口義之さん 福山かえる会議代表
松葉和治さん 福山ガス(株)天然ガス転換部次長
■まちかどピックアップ 24・25
ギャラリー ヴェリィー
手芸材料・手芸キット コットンハート
喫茶・オーダー家具 周六
ナース・オフィス向けカーディガン ヴェガディ
■資料
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
ホームページの発信元(192) 23
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
栗原川異聞(68) 小林将利 13
海を想う(498)「海の中の山」 うわぶびん 26
こぼれ話―タイトル
細川元首相と尾道の縁に 継承されている経済人魂
ユニオンプレート尾道工場完成
県営の尾道流通団地に進出した金属プレート加工業、(株)ユニオンプレート(長野県)は、同団地内に建設していた尾道工場が完成し、近く操業を始める。
尾道工場は土地七千九百七十四平方mの第一期工事分五千平方mに、鉄骨造り一部二階建て延べ床面積二千六百五十二平方mを完成した。
同社は、金型用特殊鋼、普通鋼、構造用綱、アルミ、ステンレス等の非鉄金属を指定のサイズに切断、研磨加工して全国の特殊鋼販売会社を経由して、自動車部品・電子部品の金型メーカー約二万五千社へ納入している。
外国人観光客誘致「ビジット尾道」好評
民間レベルで尾道への外国人観光客誘致に取り組む「ビジット尾道プロジェクト」の第一弾が十月九日に実現した。豪高校生二十四人が研修旅行の一環で尾道を訪れ、尾道帆布の絵付け体験や尾道ラーメン、茶席、海産物試食などを満喫し、生徒や引率の日本語教師からも「充実した体験だった」と好評を得た。
午前は工房おのみち帆布でコースターに絵付け、妙宣寺(長江一)で説法や落語を味わい、 艮神社(同)で日本の国技の相撲も楽しんだ。尾道ラーメンとおにぎりの昼食後、慈観寺(同)で裏千家淡交会尾道支部会員の高垣宗園さんが茶席でおもてなし。最後は(有)藤本乾物で海産物を試食してもらった。
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リョービが印刷機器生産能力を二倍強に増強
リョービ(株)(府中市)は、米国、欧州、アジアなど海外から中型印刷機の受注が相次ぎ、生産能力の増強を図るため、同市鵜飼町に開設している広島東工場敷地内に印刷機工場等の第三工場建設を決めた。
今年四月には第二工場を完成し、十月から本格操業を始め、中型印刷機の生産量は五〇%アップしているが、引き続いて第三工場建設を決めたのは、海外向け受注が旺盛で、今後も需要拡大が見込めることから新工場建設に踏み切った。
第三工場が完成すると、生産能力は今年三月期の二倍強となる。
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尾道で元首相の細川護熙氏が講演
広島経済同友会尾道支部は今年創立五十周年を迎えたことから、市内の尾道国際ホテルで十月十三日、創立五十周年記念式典と細川護熙元首相を講師に招いた記念講演会及び懇親会を備後都市懇話会の一環として行った。
記念式典に続いて同じ会場で行われた講演会は細川護熙元首相と中国新聞副社長で広島経済同友会代表幹事の山本一隆氏が対談する形で行われ、山本氏の質問に応じて細川元首相が近況や人生観などを話した。
□今はテレビも見ず、新聞も読まない生活。気にかければ情報過多になって本質を見失う気がする。読むのは歴史的に評価の定まった古典だけをたくさんでなく丁寧に繰り返し読んでいる。
陶芸との出会いは白洲正子さん、次郎さんの娘婿さんの個展に出かけたとき。これならできそうだと思い、現代作家の本をめくり、自分の好みに合う作家を選んで電話した。それが奈良県の山奥で陶芸生活を送る辻村史朗さん。「あほなオッサンやな」「ほかせ(捨てろ)」の二つだけ。それでも朝から晩まで一年半ほどろくろを回す日々を過ごした。
茶室の一夜亭は斜面に杭で建つおもしろい建物ですが、東京大学で建築を教える藤森照信さんと主宰する縄文建築団の人たちがつくってくれました。俳優座の大道具さんのご協力で室内装飾パーツが見事一夜でできたことから秀吉の一夜城にならって一夜亭と名づけた次第です。
細川美術館には美術品が六千六百点、古文書が四万四千点あり、古文書の解読が三分の一ほど進んでいるようです。宮本武蔵は三十分後ぐらいに息を吹き返した小次郎に止めを刺し、島原の乱では吉原の遊郭から見物人が出る騒ぎの中、出陣しています。大石内蔵助の討ち入りの日は雪のイメージですが、記録では曇りだったり、いろいろ細川家の古文書から分かってきています。
陶芸の感性は「いちばんの勉強は人物論を読むこと、伝記的な人物に合うこと」と言っていた祖父の影響を受けています。吉田茂さん、横山大観さんなどのところへ行かせてくれました。風圧、威圧感を肌で感じることができ、自信にもなるし何かが身に付いたと思っています。
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