因島鉄工業団地の大型投資完了
因島鉄工業団地協同組合(尾道市因島重井町)は、船体ブロックの大型化に対応すると共に、老朽化した作業場棟を更新する大規模な設備投資を進めていたが、二月二十五日に一連の工事を完成した。
今回の設備投資では、約四4千平方mの海面埋め立て工事により拡張敷地を確保し、18年10月に完成している。共同作業場棟は、平成17年10月に第1号棟として19年2月に第5号棟が完成して、1棟新設、4棟を更新する大型化投資を完了した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
2007年2月20日号
『今年は30万人以上が繰り出した三原神明市』 2月9日から11日までの3日間、三原市内で開かれ、例年を1万人以上上回る人出でにぎわった。 |
■スポット
医 療 山本醫院の下肢静脈瘤手術・痔の注射が実績拡大 3
話 題 (株)夢笛の20回記念「落語らいぶ」に鶴光ら人気落語家 9
地 域 三原でコミュニティビジネスシンポ「顔見える関係を」 10
注 目 空間あいまいで布絵作家の佐藤知津子さんが個展 19
■記事
フランク・ロイド・ライトと武田五一展(3)・マツオカコーポレーション(8)
夢笛(9)・三原能力開発支援C(10)・福山商議所(10)・ドリームネッツ(11)
福山サントーク(11)・尾道流通団地三工区完成記念講演会(12)
カスタム・エンジニアリング(13)・三原市芸術文化センター(13)
福山市(16)・ローツェ(16)・尾道市(16)・茶山ポエム絵画展(17)
有田園芸農場(19)・府中家具工業協同組合(26)
■この人に聞く 4・5
佐藤充美さん 尾道みなと祭り常任委員長
■この機に語れば 27
今中興道さん 備後象眼良寿庵主
柏原公生さん 因島鉄工業団地(協)理事長
川野佳恵さん みはらまちづくりサロン兎っ兎代表
高橋英樹さん (株)夢笛社長
■まちかどピックアップ 24・25
ボックスショップ みはらまちづくりサロン 兎っ兎
英会話 イーワールド英会話
タクシー・観光バス (有)せとうち観光タクシー
通信講座 学校法人上田学園CAC福祉教育事業部
■資料
最近決算企業の概況 26
税関福山支所貿易概況 21
赤ランプ 20
競売情報 20
ホームページの発信元(204)
「子育て応援・イクちゃんサービス」こども未来づくり・ひろしま応援隊
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
特ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
一国一城将タイム 12
進物の大進尾道店店長 池田素久さん
小林将利の風水学「平成19年を占う」 18・19
(株)サンエスと(株)マツオカコーポレーションが戦略協定
作業服・カジュアル製造販売、電子機器事業などの(株)サンエス(福山市)と、フォーマル・カジュアル・作業服など製造の(株)マツオカコーポレーション(福山市)はこのほど、作業服、カジュアル部門の資本提携、OEM契約を含めた「製販同盟」で中長期的な戦略提携を結んだ。マツオカの海外生産拠点とサンエスのマーケット分野を活かして得意分野で連携、アパレルの流通改革を進める。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
山本醫院の下肢静脈瘤手術は400例超え
下肢静脈瘤、痔の治療に日帰り手術を導入している山本醫院(福山市)で治療実績が順調に増えている。
下肢静脈瘤は足の皮膚に血管が浮き出す病気。山本醫院では機能しなくなった下肢静脈をレーザーや抜き取りといった先進的技術と麻酔技術を組み合わせた手術で患者負担を低減させ、日帰り手術を可能にしている。
同医院は平成17年5月に開院。以来、1月末までに下肢静脈瘤の手術は4百例を超えた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
府中家具工業組合がラスベガス出展
米国ラスベガスで1月30日から2月2日まで開催された国際家具展示会に出展した府中家具工業協同組合は現地での反応に強い手応えを持ち帰っている。
約7万人の来場者が訪れた同展示会には、府中市の家具メーカーである佐々木木工(株)、松岡家具製造、松創の三社がジャパニーズモダンをコンセプトとした「日本の家具」を出展。30社以上からの問い合わせと約20社との商談の申し込みを得たほか、会場となったワールドマーケットセンターラスベガスの最高責任者からは「府中が展示しているのは家具ではなく芸術品である」とのコメントが寄せられた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
まちかどピックアップ --------2007年12月20日号掲載
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究極の「居心地の良さ」を追求
アンティーク調の家具などをはじめとしてラグジュアリーなフロアを増設し、11月23日にリニューアルオープンした「ageha hair」。より一層お客様一人ひとりとのコミュニケーションを重視してのスタイル作りはもちろん、居心地の良い雰囲気を目指してファンの心を掴む◆こだわったのは「居心地の良さ」。職人が心を込め一つひとつ丁寧に手がけたハンドメイドのセット面のチェアや、近代建築の巨匠と言われるフランス建築家ル・コルビュジエのソファなど◆一番の目玉は個室となったシャンプールーム。この空間だけはヒーリングミュージックが流れ、心も落ち着く暗めの照明でエステサロンのようなリラックス空間とした。フロアには珍しい茶色の大理石◆シャンプーチェアはリクライニング式で、寝たままシャンプーができ、ヘッドスパも完備。スタイリストが一人ひとりの髪質や目指すスタイルを考慮したトリートメント剤を使うヘッドスパは「肩こりが楽になった」と喜びの声があふれる頭皮リンパマッサージが特徴となっている。
まちかどピックアップ --------2007年2月20日号掲載
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商店街で交流促進 三原活性化へ
三原市港町の帝人通り商店街空き店舗にオープンして昨年10月で1周年。月1,000円で高さ35cm×幅60cm×奥行30cmのスペースを貸し出し、現在33のレンタルボックスで、市内を中心としたアート作家らが手掛けた作品を委託販売している◆店内には木工、布細工、陶芸、アクセサリー、写真などバラエティ豊かな作品が並び、中には夫婦で作品を出品する人もいる。「自慢の作品を広く市民に発表する場として喜ばれています」と代表の川野佳恵さん◆雑貨好きの女性客らが足しげく通っており「店内で作家さんと偶然会えた時には、立ち話で時間を忘れて盛り上がるお客様もいらっしゃいます」と話す川野さんは、「作家とファンのふれあいの場を楽しんでほしい」という思いを形にするため、三原港港湾ビル1階に2号店「SeaPort House totto」をオープンする準備を進めている◆17日の「マリンロードテント市」では、特産品の即売を行う業者が多い中、わたあめ作りやゲームなど子どもも楽しめる体験型企画で参加。中心市街地活性化を実現する活動を加速させている。<編集部【注】現在とは内容が違う場合もあります>
2007年2月10日号
『西国寺で地元経済人が福男となって豆まき』 節分の3日、尾道市の西国寺の星供節分会で「鬼は外、福は内」。 |
■トピックス
尾道でJFE商事造船加工(株)中心の船体ブロック一貫工場稼働 6
14日スタート「福山ゆかりの現代建築家展2」出展建築家に聞く 8・9
受注拡大で都吹(株)が久井工場に豆腐商品と今川焼ライン増設 10
調理食品と海産物の北洋・本多フーズ(株) 安定成長で創業100年 12
■スポット
企 画 (有)桂馬蒲鉾商店がカマボコと日本酒の詰め合せ商品 3
拡 充 カジュアルの(株)ツースリー被服 BtoB・BtoCネット2店舗 7
観 光 「ゆう遊海上タクシー」が鞆の浦の優雅な楽しみ提案 13
編 纂 タームワークスが国内最大規模の最新軍事用語集 14
■記事
アイティケイ(11)・三原地域連携推進協(14)・サニーサン(16)
福山販売士協会(16)・内海造船(16)・電信電話ユーザ協(16)
尾道観光俳句(17)・空間あいまい(17)・尾道国際ホテル(18)
県信用組合協会(20)・瀬尾税理士事務所(21)・義倉(21)・鞆の浦RC
■この人に聞く 4・5
岩崎泰政さん 岩崎皮ふ科・形成外科 院長
■この機に語れば 23
本多智士さん (株)北洋・本多フーズ社長
有田隆則さん (有)有田園芸農場社長
藤井宏道さん 三原市役所企画課主任
金森國臣さん タームワークス代表
■まちかどピックアップ 26・27
ロケハウス フォトディレクション チャシャ
写真家 豊田信悟さん
カフェ cafe gout(カフェ グー)
紅茶専門店 ティーハート
■資料
県下金融経済状況(平成19年1月 日銀広島支店) 21
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
セミナー情報 22
ホームページの発信元(203)
「広島県交流定住ポータルサイト 広島暮らし」 25
建築ニュース 29
新設会社 30・31
■連載
ハイテク最前線(136)
「技術解説 高速で回転する工具の計測技術」 県東部工技C 13
それいけ!みはら応援団(1)
三原市職員自主研究グループ「みはら応援団」 15
映画館に恋をして(6)「煌めく映画の美」
NPOシネマ尾道代表理事 河本清順 17
小林将利の「風水学」 平成19年を占う 18・19
一国一城・将タイム 11
西山純仔さん (株)プレコ福山営業所所長
尾道で船体ブロック一貫工場が稼働
鉄鋼商社大手のJFE商事(株)(東京、登記上本社=大阪市)が、尾道市向島町に船体ブロック建造の一貫加工拠点を開設するため、日立造船向島西工場跡地に土地を賃借、建物などの施設を買収して改造工事を進めていたが、このほど完成し立地企業の操業が始まった。
船体ブロック加工場は同所の土地約12万4千平方mに、既存の工場建屋、事務所を全面改装、既存の加工設備も整備、ガス集合装置や特別高圧受電設備も新設した。
立地する企業も国内最新鋭のショットブラスト機器、鋼板NCプラズマ切断機、曲げ加工機などの加工設備を導入し、2月上旬から全工場で操業を始めた。昨年8月16日には同社が100%出資して、JFE商事造船加工(株)(尾道市)を設立、加工拠点の運営にあたる。
この加工拠点に進出したのは、鋼板や形鋼の素材をショットブラスト加工する鐵萬商事(株)(尾道市)。鋼材荷役や運送を担当する備後海運(株)(同市)。NCプラズマ切断の昭栄産業(株)(同市)。船体ブロック製作の青木鉄工(株)(兵庫県相生市)。船体ブロック製作のイワキテック(株)(愛媛県上島町)。クレーン製作の福山重機(株)(福山市)は全面移転している。
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桂馬蒲鉾商店が酒とのコラボ春商品発売
桂馬蒲鉾商店を経営する(有)桂馬商店(尾道市)はかまぼことお酒のコラボレーションで季節ごとに限定販売する春向け商品セットの予約受け付けを開始した。
セット名は「桜色のにごり酒と蒲鉾お詰め合せ」(2千8百円)。「雨後の月」で知られる相原酒造(株)(呉市)が限定生産する純米にごり酒「さくら」とのセット。出荷は3月から5月末の期間で2百セットを限定販売する。
お酒とのセット商品は四季に合わせて年4回企画。通販限定の酒販免許を取得し平成17年秋に顧客への通販で初めて売り出し、店頭での酒販免許も取得した昨年秋から店頭販売も始めた。
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最新軍事用語集をタームワークスの金森さん編纂
翻訳事業などのタームワークス(尾道市)の金森國臣代表が編纂した最新軍事用語の英和・和英辞典「英和/和英対訳 最新軍事用語集」が2月26日、用語集出版などの日外アソシエーツ(東京都)から発行される。
B5版で約千頁。英和3万8千語、和英3万9千語を収録した国内最大級となる英和和英軍事用語辞典。販売価格は8千8百円。大手有名書店で取り扱われる。
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小ロット短納期のタックシール印刷に対応サニーサン
今年で開業2年目を迎えるシール印刷、デザイン等のサニーサン(福山市)。小ロット生産や短期納入など高い柔軟性で、デジタルカラーラベル、商品ラベル、ステッカー、カメラ付き携帯電話などで読み込むQRコード、非接触型の情報認識管理ラベルの作成や各種印刷加工を行っている。
訂正シールにも印刷の色とのギャップを抑え、緊急を要する場合を中心に高い顧客満足を得ている。
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こぼれ話―タイトル
顔の見える関係で広がる コミュニティ・ビジネス
ゴルフ会員権相場に異変 ゴルフ場減・人口増?
西国寺(尾道市)の星供節分会
△西国寺(尾道市)の「星供節分会」護摩法要
△麻生章雄院家よりおさずけ(法話)
△約1000人の善男善女へ亥年生まれの地元経済人夫妻が豆まき
△正面左の福男夫妻、金堂は重要文化財
△今年は17組と多く、正面から右に回ったところからも豆まき
こぼれ話―タイトル
民意を拾って再び固める 尾道市政と経済の一枚岩
2007年2月1日号
『第54回本因坊秀策囲碁まつり』 1月27・28日に尾道市因島市民会館で開催、全国から約300人が集まり、プロ・アマ戦など熱戦を展開。 |
■トピックス
(有)せとうち観光タクシーの利便性高い「お遍路バスツアー」好評 3
(株)北川鉄工所が福山北産業団地に鋳造工場 10年で150億円投資へ 6
住環境の個性発信 「福山ゆかりの現代建築家展」14日スタート 10
福山六方学園のアート展「はじめまし展」 高い評価が全国へ 16
■スポット
開設 仏壇・墓石の(株)京乃がホリエモン事務所跡に展示場 8
計画 防災・都市型「道の駅たけはら」 平成20年オープン目指す 15
完売 笠岡中央内陸工業団地に大阪の光陽商事(株)が進出 21
人事 魚網メーカー日東製網(株)が小林宏明新社長で新体制 22
■記事
尾道商議所(3)・三原JC(12)・三原市芸術文化センター(12)
「脳をみるシンポ」(12)・三原能力開発支援C(12)
福山建築文化セミナー(13)・アシード(14)
「地球環境を考える」―森迫さん寄稿(17)・尾道国際ホテル(18)
ティ・ナ・ナ(18)・広島経済同友会尾道支部(22)
ひろぎんキャピタル(22)
■この人に聞く 4・5
卜部俊孝さん 画家・光風会会員
■この機に語れば 23
大西洋一さん 尾道市囲碁のまちづくり推進協議会普及委員長
信川誠さん 都吹(株)社長
山崎高広さん ティ・ナ・ナマネージャー
作田佳史さん (社)三原青年会議所協働委員会委員長
■まちかどピックアップ 26・27
ボディケア・リフレクソロジー ボディケアR
木製パズル・知育玩具 木izm(キズム)
NPO法人 シネマ尾道
運 送 備後通運(株)
■資料
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
競売情報 21
ホームページの発信元(202) 「紫萌堂」 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 31
■連載
一国一城・将タイム 9
吉村大介さん (株)ヤナセ福山支店長
人財・人材・人在・人罪(50) シジアス 田辺敏幸 15
小林将利の「風水学」 平成19年を占う 18・19
北川鉄工所が福山市内へ主力工場移転計画
建設関連機器、鋳造部品、工作機器等の(株)北川鉄工所(府中市)は、福山市が開発した福山北産業団地(福山市駅家町)に新工場建設を決め、1月22日、福山市役所で立地協定に調印した。
北川祐治社長は進出の主な理由として鋳造部品等の素形材事業部門の増強のため「事業を集約できるまとまった土地が取得でき、人口規模の大きい福山からの雇用確保がし易い、24時間操業ができる、の3条件が可能」だとしている。
計画によると、同団地の7万5千144平方mを取得し、第1期工事として4月に、鋳鉄の金属素形材製造工場として鉄骨造りの建屋延べ床面積約5千平方mの建設に着工し、20年3月に完成。鋳造設備、造型1ラインなどを導入し、4月から従業員25人を配置して操業を始める。生産品目は、受注の拡大している自動車ミッション部品等を月産7百t規模で製造する。投資額は土地代金を含め40億円を見込む。
2期工事など全体構想では、府中市内にある素形材事業部の下川辺工場、中須工場を順次集約して効率化し、生産能力の拡大を図り、環境に配慮した24時間操業可能な、金属素形材の中核生産拠点を目指す。
平成28年を最終年度とする10年計画の全体構想では、建て屋延べ面積約2万平方m、鋳造設備・造型五ライン、機械加工設備を整備し、自動車、建設機械、農機、内燃機等の鋳物素材、精密鋳造品製造と同素材の機械加工の完成品まで一貫体制を確立する。生産能力は1期工事の約7倍月産5千t規模を見込んでおり、総投資額は1期分も含めて150億円。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
日東製網が小林宏明氏の社長就任で新体制
日東製網(株)(東京都港区、主力工場=福山市)はさる1月16日、福山市の病院で死去した小林嗣宜社長(62歳)の後任に、長男で取締役社長室長の小林宏明氏が就任した。1月17日開いた臨時取締役会で、代表取締役社長に選任した。
小林宏明社長は、昭和50年7月12日生まれで31歳。立教大学経済学部卒。平成12年4月広島銀行入行、14年に日東製網入社、社長室長から17年7月取締役に就任、同役を務めていた。
同社は、漁網メーカーで、合繊製無結節網の大手で、明治43年8月普通綟網製造販売を目的に、西備綟織(株)を設立して創業、業歴97年目を迎える老舗。昭和38年4月名古屋市の東洋組網工業(株)と合併、現在の日東製網(株)に社名変更した。
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せとうち観光タクシーのお遍路バスツアー好調
観光バス、タクシー事業の(有)せとうち観光タクシー(尾道市)は、同社が企画し三3月から開始する「四国八十八ケ所霊場めぐり」バスツアーの参加者を募集している。
同社では3月から来年5月までの15回、毎回四カ所から9カ所の霊場を日帰りで巡るバスツアーを行っており、今年で7年目、好評を得ている。
また同社では四国霊場会より、四国霊場巡礼の専門的な案内人「公認先達」の許可を与えられた乗務員が勤務しており、各回のツアーで先達による作法の説明や案内を受けられることも魅力の一つとなっている。
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藤本興業が(株)フューレックに社名変更
映画館・サウナ・飲食店など経営の藤本興業(有)(福山市)は、1月10日付けで、組織と社名変更を行い、(株)フューレックとした。
新社名は、未来のフューチャーと娯楽のレクリエーションを組み合わせた造語で、社員募集して決めた。ロゴマークなども新規に制作した。今年は創業百十周年、会社設立六十周年を迎える節目の年となるのを機に社名・ロゴマークを一新したもので企業イメージのアップとグループの更なる発展を目指す。
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こぼれ話―タイトル
揺らぐ企業の信頼 自己開示で鬼退治
第4回フクロクアート「はじめまし展」
△会場内のモナリザのコーナー
△東ちづるさんが購入した藤原多美子さん作「モナリザ」
△宮本亜門さんが購入した平野信治さん作「パンダ」
△モナリザをモチーフにした陶芸たち
△松本佳子さん作「つぼ」
△安原俊明さん作「ヘビとダンゴ」
△さおり織りの作品コーナー
■■■■■■モナリザも微笑んだ■■■■■■■
■◇◇◇◇◇第4回「はじめまし展」◇◇◇◇◇■
■◇◇福山六方学園の利用者が作品発表◇◇■
■■■表現力を高く評価する輪が全国へ■■■■
社会福祉法人創樹会(深川栗松理事長)が経営する知的障害者福祉施設の福山六方学園(福山市水呑町187、西山堅太郎園長、℡084・956・0255)は1月24日から28日まで同市西町のふくやま書道美術館市民ギャラリー(福山ロッツ8階)で、利用者の作品を集めた第4回「フクロクアート はじめまし展」を開催した。
会場には利用者のうち約50人が日常の施設利用の中で制作した約90作品を展示、あふれんばかりの個性が来場者の心を揺さぶっていた。
今回は企画として世界の名画「モナリザ」をモチーフにした作品を並べたコーナーが設けられたほか、絵画、陶芸、さおり織り、木工、金属オブジェ、ビーズ工芸品など幅広い分野の力作が並び、中には丸めた粘土と細長い粘土を組み合わせ、釉薬で塊にまとめたものを波のように並べた陶芸オブジェもあった。第4回と回を重ね、六方学園の利用者にはその芸術性が高く評価される人も増えている。
絵画では東ちづるさんが平野信治さん(31)の作品「志村けん」を買い上げ、東さんの紹介を受けた宮本亜門さんも同じく平野さんの作品「パンダ」を購入した。昨年福山市内で開かれたチャリティー展では同学園から出品していた藤原多美子さん(56)の作品を宮沢洋一衆議院議員が数ある中から気に入って購入するなどチャリティー精神を超えたファンとしての輪が広がっている。
また、動作で自己表現する小川由文さん(50)は不思議なダンスをする魅力が現代美術家・嶋本昭三氏の目に留まり、05年のベンチア・ビエンナーレの関連企画に映像映像作品が発表され、年老いた母とともに初の海外旅行を経験、現地でパフォーマンスを披露した。
さらに、小川さんは1月27日から滋賀県近江八幡市で始まったボーダーレスのアート展「ウチナル音~身体音からの造形~」(3月18日まで)で、同じ福山六方学園の橘高博枝さん(73)が筆一本を使って白い木箱を独自の文字で埋めた作品とともに、最新映像作品を披露している。
同アート展は同学園職員の櫛野展正さんが2人と他の3人(埼玉、大阪、滋賀)の作品を発表する企画を練り、独立行政法人福祉医療機構から認められて助成を得て、ボーダーレス・アートギャラリーNO―MAと社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団の主催で開かれている。
福山六方学園利用者の作品はこれまでにも横浜市、船橋市、表参道ヒルズ、林原美術館、北京、香港などの展示会に出展され、好評を得ており、知名度が急上昇している。
福山六方学園では平成15年に福山六方学園を支える会(田中蘆雪会長=蒼心書道会会長)が誕生、平成21年10月に創立50周年を迎えることから老朽施設の拡充整備を支援する活動も活発化している。