2007年5月20日号
『千宗室家元を招いて爽藾軒茶室「明喜庵」がお披露目』 5月13日、尾道市が整備した庭園内で茶室披き。マイク前は庭園の土地と建物を寄付した橋本宗利広島ホームテレビ社長。左に家元。 |
■トピックス
ロストワックスの(株)キャステム本社ビル完成 2010年の上場目指す 4
丸善製薬(株)が中国に販売と原料確保の拠点会社「丸善貿易」設立 12
広島経済同友会尾道支部総会 今岡支部長「近隣同友会と連携」と構想 14
国宝「妙喜庵待庵」写した爽藾軒 裏千家千宗室家元招いて茶室披き 15
■スポット
家具 府中と福山で新作家具展 府中はテレビ台テーマ 5
衣料 9回目となるBINGOレディースフェアで24社が新作 12
話題 三原・佐木島にマリンレジャー施設「海族」がオープン 18
盛況 ゲストに山本譲二 恒例のJFE西日本フェスタに17万人 21
■記事
しまなみ人(6)・シネマ尾道(6)・広島県(7)・友野歯科クリニック(8)
福山商議所(8)・アサヒフィルタサービス(9)・福山DI調査(9)・樹創家(10)
三原城跡(10)・ニトリ福山店(11)・リバーサイド地域振興会(10)
北川鉄工所(13)・尾道薪能(13)・ハローワークおのみち(14)・春の褒章(15)
マロンドール(16)・花の香(16)・リョービ(17)・ヘイノジ(18)
尾道商議所(21)・内外ニュース尾道懇談会(26)
■この人に聞く 2・3
金光勝己さん 東洋整体蘇生術・宗家 (株)東洋医研社長
■この機に語れば 27
上田小夜子さん (有)だいわ特産社長
大西好樹さん ウェブマガジン「しまなみ人」編集部
登木敏之さん さぎしまふるさと館設立委員会委員長
川本一徳さん 府中家具工業(協)理事長
■まちかどピックアップ 24・25
資料館 さぎしまふるさと館
健康食品 (株)健康生活社
家具展示会 「尾道の匠 三人展」
賃貸・不動産 ERAステージ三原
■資料
赤ランプ 20
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
ホームページの発信元(213)「リカー&フーズたなか」 23
栗原川異聞(82)「白銀に輝くニセコアンヌプリの眺望」 小林将利 19
丸善製薬が中国・上海に拠点開設
天然有用成分の抽出精製では世界トップクラスの丸善製薬(株)(尾道市)は4月16日、中国の上海市に現地法人丸善貿易有限公司を設立した。
丸善貿易の資本金150万USドル(約1億8千万円)は丸善製薬が全額出資、日暮彰文社長が薫事長に就任した。従業員は現地採用一人を含め三人。7月から営業を本格化させる。中国には豊富な植物原料が存在している。丸善製薬は丸善貿易を通じて中国の原料を輸入し、また日本で生産した自社製品を中国企業へ販売する。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
家具販売大手のニトリ福山店が六月八日オープン
大衆向け家具では業界首位の(株)ニトリ(札幌市)は、福山市明神町二丁目、国道2号沿いに建設していた家具販売店舗が完成し、6月8日ホームファッション「ニトリ」福山店としてオープンする。
新店舗は、鉄骨造り2階建て一部3階延べ床面積8548平方m。1、2階に売場を配置し、屋上は駐車場となる。
県内では広島市内に広島インター店、西区商工センター店を昨年11月、12月に相次いでオープンしており、県内3店舗目、県東部では初の店舗となる。
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千宗室家元を招き「明喜庵」茶室披き
尾道市が久保二丁目で整備した庭園「爽藾軒(そうらいけん)」内の茶室「明喜庵(みょうきあん)」の扁額除幕式と茶室披きが13日、現地に茶道裏千家の千宗室家元を招いて行われた。
千宗室家元が揮毫した扁額の除幕式では土地と建物を寄贈した江戸時代の豪商橋本家(加登灰屋)当主の橋本宗利氏(広島ホームテレビ社長)が、荒れていた庭と茶室を整備、活用してもらえることになったことに感謝を述べた。
茶室は三室の構成で別の茶室もあるが、にじり口から入る茶室はわずか2畳(隅炉)。家元、平谷市長、裏千家淡交会尾道支部の長坂寿夫支部長の3人が同席して一服の茶を楽しんだ。
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キャステム本社ビルが完成
ロストワックス精密鋳造部品製造を主の(株)キャステム(福山市)では、本社敷地内に建設していた本社ビルが完成した。
規模は、鉄骨造り五階建て、延べ床面積2944平方m。1階に新鋭工作機器類を完備した加工設備があり、金型加工などの最終工程を行なう。2階はCAD、CAMによる設計室と事務室を配置している。3階には(株)キャステムコーポレーションの本社事務所。4階は本社事務所とキャステムFJC、紙ヒコーキ工房等のグループ会社の総合事務所。5階には会議室、会長室、社長室を配置している。
なお、本社内には株式公開準備室を設置しており、2010年の上場を目指して担当者の業務も本格化している。
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こぼれ話―タイトル
地球温暖化を止めよう 賢い消費者が救う未来
まちかどピックアップ --------2007年5月20日号掲載
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島の歴史・文化を伝える資料館
4月29日、佐木島で閉校になっていた小学校を利用して島の文化や歴史を伝える資料や写真、絵画などの展示を行う「さぎしまふるさと館」が開館を迎えた◆旧向田小の校舎を三原市から借り受け、改修を施した館内には島内の地名や施設名、見どころなどを記した1800分の1のスケールで制作された島の立体模型や島内八十八カ所の霊場の説明が展示された部屋、同島で毎年夏に開催されるトライアスロンの記録をまとめた部屋、200人を超える乗客を巻き込んだ昭和32年の第五北川丸沈没事故の資料が展示された部屋など各部屋のテーマに沿った展示が行われている◆同館は昨年の3月に着工し、住民らの手で準備を進めてきた。「ゴールデンウィークに間にあって一安心。沢山の方にご来場頂きました」と話すのは同館の設置委員会で委員長を務める登木敏之さん。「今後は島内の情報を発信する拠点としての役割だけでなく、文化的な活動の発表や地元の人を講師に招いての生涯学習の場としての役割も果たしていきたいですね」と、同館の更なる充実を誓っている。
まちかどピックアップ --------2007年5月20日号掲載
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食を通じた健康を提案
健康と食事を結びつける「医食同源」「身土不二」という考え方が広まり、健康食品やサプリメント、マクロビオティックが一般化を見せる中、竹原市に健康相談サービスの一環として「千坂式食療法」の販売事業を行う?健康生活社が誕生。一人一人の症状や悩みに合わせ、食を基礎とした生活提案を行っている◆同社の新藤昌幸社長は三原市内の高校で教員として勤務する傍ら、自身の発病を期に食育の役割に注目した。「人間の自然治癒力は食物から」という理念の同療法の特徴は、玄米や野菜などを長時間煮炊きしたものを急速冷凍し、栄養を凝縮。味付けにタンパク質を抑え殺菌力にも優れた梅干を主体として一切の油を使用せず、食物の持つ栄養素や繊維を手軽に摂取できることにある◆新藤社長は「欧米化した食のスタイルや偏食で生活習慣病を患う人が増えています。健康相談をメーンに、個人の体調に合わせた健康法を提案していきたい」と話し、商品の提案だけでなく、商品を使用したレシピに基づいて料理教室を開催するなど、積極的な活動を行っている。