まちかどピックアップ --------2007年6月10日号掲載
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御調の魅力 もちを通して広く発信
地元御調産のもち米を原料とした「現賀餅(げんかもち)」が道の駅クロスロードみつぎなどで好評のみつぎフーズ。もち米を使った商品を店内でも直売しており、閉店間際に「道の駅に行ったら売り切れていた」と飛び込んでくるお客さんもいる◆風味の強いもち米は自分の田で耕作し、赤飯やおこわも好評。2haの田んぼで栽培する古代米も健康志向の高まりからリピーターが多い。「柿の葉茶」は、柿の葉にスギナとドクダミ、さらにもち麦を混ぜ、麦茶風の香ばしい風味を加えた人気の健康茶◆同社は、広島市中区本通りにある県内特産品のアンテナショップ「ひろしま夢ぷらざ」にもオープン当時から出品。コンスタントに売れるヒット商品として御調の魅力を発信している。尾道との合併前から市内で開かれるグルメイベントにも積極的に出店し、知名度を高めてきた◆代表の源田さんは「御調は、お祭りごとやお祝いなど昔からの風習も色濃く残るまち。お餅のご注文も多くいただきます」と伝統を大切にする土地柄、人柄に感謝を話す。
まちかどピックアップ --------2007年6月10日号掲載
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パノラマ楽しめるキャンプ場
標高約400mから遠くは四国連山、瀬戸内海、近くは広島空港を望めるパノラマの風景が広がる三原市棲真寺山オートキャンプ場。文字通り自然に囲まれた環境の良さから、多くのリピーターを獲得している◆ケビンは5人用で5棟を配置。和洋室とキッチン、トイレ、冷暖房、冷蔵庫とフル装備で、宿泊利用は1棟10,000円、昼間利用は3,000円、時間延長は1時間につき1,000円。テントサイトは9区画で同5,000円、2,000円、500円。水道、流し台、野外炉、AC電源付き。有料レンタル品も6人用テント、テントマット、タープ、シュラフ、飯ごう、食器セット、バーベキューセット、テーブルセット、ランタンが揃う。管理棟にはコインシャワー室や洗濯機も備えている◆椋梨ダム、果実の森公園、道の駅「よがんす白竜」、小早川氏ゆかりの古刹である棲真寺、三原市サイクリングターミナルなど大和町の観光スポットをめぐるのに最適な拠点施設の一つ。久井の岩海や世羅の農園にも近く、連休を利用してあちこちを回るための宿泊施設として活用する利用客も増えている。
まちかどピックアップ --------2007年6月10日号掲載
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尾道らしい空間にキラリと光るガラス工芸
尾道市土堂の本通り商店街に4月末オープンしたガラス工芸品のギャラリー「Bottega」(ボッテガ、イタリア語で工房の意)。大正時代に建築された旧商家の二階にあり、二階に上がる木製の階段、目の前に現れる木製の窓枠など大正ロマンを彷彿とさせる。そんな空間にキラリと光るガラス工芸品がよく似合う◆市内木ノ庄町に工房を構えるガラス工芸家中川智晶さんが命を吹き込んだ作品約150点が並ぶ。一階にはステンドグラスの教室スペースも確保した。市の花さくらを題材に花びらを散りばめた「尾道さくらガラス」も中川さんの作品。透明ガラスにピンクのガラスを挟む技法で淡い花びらを表現している◆またパステルカラー風ながら味わい深い色のソーサーや花入れ、電気スタンドなど床の間などに飾っておきたい芸術作品も多い◆姫路市生まれの中川さんは大阪芸術大学在学中に本場ベネチアなどで研修、今でこそガラス工芸のまちとして知られる北海道小樽市だが、最初の工房立ち上げからかかわった。縁あって尾道を活動の場に選び、夢を広げている。
2007年6月10日号
『尾道の中屋菓寮で「足球絵師」肥塚正展を開催』 6月28日まで'05年世界のイラストレーター200人に選ばれている尾道出身の肥塚正さん(写真)の作品を初展示。 |
■トピックス
(株)いしいが東京の健康食宅配ベンチャーに高温高圧調理の冷蔵食 4
府中家具工業協働組合が3度目のJAPANブランド育成事業採択 5
レーザー加工などの大栄熔接(有)がテクノ団地に新工場建設し移転 6
船価高水準とコスト削減で内海造船(株)が大幅増益 受注残も3年分 7
■スポット
開 発 和布工房くりじんが格子状デザインの天然木バッグ 8
記 念 三原JCが創立45周年で島田洋七さん講演会 10
教 育 笠岡諸島で長期キャンプ「桃太郎の田舎へ泊まろう」 14
総 会 尾道法人会新会長に(株)啓文社の手塚弘三会長 17
■記事
尾道LC(4)・日暮彰文氏(5)・中屋菓寮(6)・天満屋(8)・尾道市議会(9)
オガワエコノス(10)・三原産学官交流セミナー(11)・三原シティカレッジ(11)
福山Tシャツコンテスト(13)・三原市(13)・里山deアート展(12)・三原市(15)
早期転換・再挑戦支援窓口(15)・内外ニュース尾道懇談会(16)
おのみちフィルムコミッション(17)・瀬戸内海宇治島C(18)
駅家町・加茂町商工会(18)・鞆町家エイド(21)・オカダ(22)・
コーコス信岡(22)・福山商議所(22)・尾道東RC(22)・
■この人に聞く 2・3
森藤明さん DRAGON GYM 館長
■この機に語れば 23
鍜治川明己さん 尾道商工会議所女性会会長
源田敏雄さん みつぎフーズ代表
佐藤充美さん 尾道みなと祭常任委員長
講崎健一さん 三原JC45周年実行委員会記念事業部部会長
■まちかどピックアップ 26・27
尾道ガラス工房ギャラリー Bottega
整体 井上腰痛道場・尾道店
オートキャンプ場 三原市棲真寺山オートキャンプ場
もち・農産物加工品 みつぎフーズ
■資料
県下金融経済状況(5月) 日銀広島支店 21
最近決算企業の概況 30
競売情報 18
赤ランプ 20
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
特ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
ハイテク最前線(318)
「新生!総合技術研究所・東部工業技術センター 」9
ホームページの発信元(215)「Invest in Hiroshima」 25
映画館に恋をして(10)「映画の街に育つ」
河本清順 NPOシネマ尾道代表理事 13
それいけ!みはら応援団(5)「マンネリ特効薬」
三原市職員自主研究グループ 15
栗原川異聞(84)「決別」小林将利 19
テクノ団地に大栄溶接(有)が新工場
レーザー加工、機械組み立ての大栄溶接(有)(福山市)は福山市箕島町のテクノ工業団地内に建設していた新工場が完成、五月十日に本社を移転した。
同社は先行取得していた敷地に、延べ床面積約千四百平方mの鉄骨造り一部二階建て工場及び事務所棟を新築、既存設備を移設したほか組立作業のスペースを大幅に広げた。
設備の主力はNCレーザー切断機。曲げ加工、歪み補正、仕上げ加工を行った部品や溶接ロボットで組み立てた部品を納めることが多かったが、組み立て作業のスペースを確保することで、要望の多かった機械設備の完成部品をより多く受注することが可能になった。(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)いしいが東京へ健康料理出荷開始
事業所向け宅配弁当・食堂給食受託運営の(株)いしい(尾道市)は調理済み健康料理を宅配する東京の会社と提携、尾道流通団地内にあるHACCP対応の最新鋭工場で高温高圧真空調理した商品の出荷を始めた。
提携したベンチャー企業は現代人に多いメタボリックシンドロームや糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病予防を気にかける人や退院した人のために、カタログから選んだ料理メニューを宅配で取り寄せることで実現できるシステムを事業化。カロリー制限食や低たんぱく・低塩分食、二百カロリー以下に抑えたダイエット食のカテゴリー別に一食六百円台から九百円前後までの調理済みメニューを調理例写真のカタログに掲載、全国どこでも宅配する。
いしいはそのうち冷蔵食を引き受け、肉じゃが、酢豚、白身魚の甘酢煮、さんまの蒲焼き、ロールキャベツなど約三十五種のメニューを商品パッケージとして出荷している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
駅家町・加茂町商工会が合併促進協設置
福山市内の北部に位置する、駅家町商工会(福山市駅家町)と加茂町商工会(同市加茂町)は、平成二十一年四月一日の合併を決め、さる五月十九日に駅家町商工会、二十二日には加茂町商工会が開いた通常総代会で、合併について基本的な考え方や合併についての協議の経過についてそれぞれ報告を行なった。
今後は、両会で合併促進協議会を立ち上げ、具体的な協議を始める予定。なお、合併の方式は新設方式で、本部は駅家町商工会に置き、加茂町商工会は支部とする。
合併後の新名称、役員構成は今後の促進協で決める。六月十九日に第一回目の協議を開く。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
島田洋七さん迎え三原JCが45周年記念講演会
(社)三原青年会議所は六月二十五日午後七時から三原リージョンプラザを会場に、創立四十五周年記念事業として、タレントで作家活動も行い波乱万丈の人生が大きな笑いを感動を呼んでいる島田洋七さんを講師に迎え「笑顔が未来を引き拓く」をテーマに講演会を開く。
島田洋七さんは広島市東区出身。一九八〇年代の漫才ブームで人気を獲得したが、少年期は常に心に不安を抱えてを過ごした。希望を持ち明るい心で困難を乗り越えてきた経験を題材とした自伝的小説「佐賀のがばいばあちゃん」は今年四月でシリーズ計四百万部と大ヒット、映画も国内外で高い評価を受け、DVD化に続き舞台劇になることも決まった。全国で行われている講演会では、波乱万丈の人生を巧みな話術で語り会場を沸かせており、大入りが続いている。
三原JCは一九六二年、尾道JCがスポンサーとなり創立、一九七六年に社団法人化した。スローガンは昨年に続き今年も「誇想 創力(こそう そうりょく)」とし、社会開発活動に力を尽くしている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
「足球絵師」肥塚正展 長江口から挑戦する世界