まちかどピックアップ --------2007年9月1日号掲載
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県内最古の伝統と最新の技で元気な体づくり
田島接骨院は明治36年創業と広島県内で最も古い歴史を持つ接骨院。地域では「たしまさんの玄関をくぐると痛みが治まる」と親しまれてきた。現在の幡中資法院長は五代目。六代目予定者は経営する?スポーツセラピ田島の代表取締役。柔道整復師、NSCA公認パーソナルトレーナー、ケアマネジャーの資格も持つ◆柔道整復術は日本古来の医術。現在は骨折、捻挫、打撲などの損傷に対し手術をしない「非観血的療法」という独自の手技で人間の持つ自然治癒力を最大限に発揮させる治療術。さらにパーソナルトレーナーという最新理論による技も加わる◆今年2月には2階にタシマデイサービスセンターも開設。ケアマネージャーとして要介護者の健康管理も行い、独自開発した運動療法もスタッフの井上志郎さんと指導する。運動療法はリハビリとともに介護が必要になる前の予防にもつながるため、健康な高齢者への普及にも努めている。リハビリメニューには接骨院ならではの電気療法も組み入れられ、ときには柔道整復術の温かい手によるマッサージで心もじわりと解きほぐす。
まちかどピックアップ --------2007年9月1日号掲載
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本格的にガラスを学んだ技が生み出すとんぼ玉の魅力
日本の観光地3カ所に拠点を持つ「世界のガラス館」。その加賀市内の施設でガラス工芸「とんぼ玉」の制作を6年間担当したガラス作家のミナガキヨ(見永紀代)さん。九州造形大学でグラフィックを学び、一度は資生堂へ入社。しかし安泰な道より制作意欲が勝り、職人の道を選んだ。著名なガラス作家を輩出している東京ガラス工芸研究所(川崎市)で2年間学び、職人が集う「世界のガラス館」へ。知識、経験とも本格的に身につけた◆昨年6月に帰郷、両親が経営する「みなが化粧品店」の一角に工房「はぶて猫のガラス屋さん」を設け、尾道のイメージを模索、千光寺の桜をイメージした「桜シリーズ」を完成させた。丁寧な仕事ぶりとかわいくも奥深い魅力を兼ね備えた「とんぼ玉」は手にとった人を魅了、口コミで遠方からも買い求める人が増えている◆組み紐を使ったネックレス、ケイタイストラップ、ブレスレットなど芸術作品が並ぶ。「多くの人にとんぼ玉を知ってほしい。尾道を訪れた人の思い出づくりに貢献できれば…」と低価格でスタートさせている。
まちかどピックアップ --------2007年9月1日号掲載
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気軽にくつろげる郊外のBAR
新尾道駅から北へ800m、国道184号線沿いのオレンジの看板が目印の「九鬼BAR」。もともとダーツバーだった店が閉店したあとに、九鬼淳子さんが今年6月1日に全面改装しオープンさせた◆室内はオレンジの壁に抑えめのライティング。ほどよい明るさが大人の時間を演出する。カウンター8席とボックス席は4席と5席。団体なら10名ぐらいまでテーブルを囲める。ほかに4席のドラム缶テーブルが2つある◆「地域的に洋酒の種類が少ないので、もっと洋酒を楽しんでほしい」と九鬼さん。バーや料理店での修行経験からお酒の知識も深い。洋酒以外にも日本酒、焼酎、自家製梅酒もそろう◆「じゃこねぎチャーハン」やメニューには載っていない「梅ツナパスタ」、ビーフンとそうめんの食感が癖になる「焼きそうめん」などオリジナルの逸品メニューから、それぞれの酒類に合うおつまみのバリエーションも豊富◆きりっと締めたネクタイが印象的な九鬼さん。きめ細やかな配慮がゆったりとくつろいだ空間を生み出す。