2008年1月10日号
『備友会が福山で新年賀詞交歓会を開催』 1月7日、広島県東部食品卸協会「備友会」が大手食品メーカー、地元の製造・販社など約340人を集めて開催。 |
■トピックス
文化か 利便性か 揺れる福山市のまちづくり・鞆の浦と福山駅前 4
ビルメンテの(株)クローバーが鏡面仕上げの特殊床コートで差別化 8
NPO心身永癒研究所が企業・病院向けに各種心身セラピー提供 10
県東部の食品業者が集まる「備友会」が福山で賀詞交換会 12
■スポット
伝 統 尾道浜問屋協同組合初市 出来高は大幅増の4300万円 6
感 謝 美容のカッツが22周年記念で総額450万円の抽選会 9
快 挙 尾道高校ラグビー部 22大会ぶり花園でベスト8に 23
進 出 アミューズメント「福山コロナワールド」全容現す 28
■記事
ふくやまブランド農産物(7)・KG情報(8)・シネマ尾道(10)・中国銀行府中支店(12)
東珍康(12)・福山生協まつり(13)・MOA美術文化財団尾道支部(14)
府中商議所(14)・アヲハタ(15)・内外ニュース尾道懇談会(24)
広島県(25)・広島県備後地域振興協議会(26)・確定申告(33)
■この人に聞く 2・3
藤井修逸さん (株)アドテックプラズマテクノロジー社長
■この機に語れば 27
野村俊明さん (株)クローバー社長
峰沢薫さん NPO心身永癒研究所理事長
鍜治川孝雄さん 尾道市子ども会育成連合協議会副会長
片岡文彰さん 尾道浜問屋協同組合理事長
■まちかどピックアップ 26・27
居酒屋 たまがんぞう
能面教室 面打ち師・村上和詠さん
陶芸ギャラリー 四つ角
フラワーキャンドルとコーヒー 友光軒
■資料
県下金融経済状況 日銀広島支店 25
最近決算企業の概況 34
赤ランプ 25
ホームページの発信元(236) 広島県宅建協会尾道支部 29
セミナー情報 32
競売情報 32
建築ニュース 33
新設会社 34・35
特ダネ!びんご「イベント百科」 36
■連載
まさか?見えない宝と落とし穴(5) 森迫賢治 東洋知財 7
ふりむけば…デザイン(2) 寺延匡昭 ワラビーデザイン 9
環境にやさしい泡の技術(5) 辻秀泰 協和機設 10
みはら応援団(12) 三原市職員自主研究グループ 13
映画館に恋をして(17) 河本清順 シネマ尾道 15
平成20年を占う! 風水師 小林将利 26
スパー駅家南店がふくやまブランド農産物登録店に
ふくやまブランド農産物推進協議会(福山市経済環境局農業振興課内)は、12月25日付けで福山市駅家町で営業中の「スパー駅家南店」をふくやまブランド農産物のアンテナショップの登録店に追加した。
今回の追加登録でアンテナショップは市内に天満屋福山店、ニチエー新市店など十店舗となった。
ふくやまブランド農産物は地産地消・食育を推進するため、市民が安心して市内産の農産物を購入できるよう、優れた農産物を同協議会が認定しているもので、同ブランド農産物の消費拡大を図っている。
現在の認定農産物は、野菜がホウレンソウ、コマツナ、金時ニンジン、ナスなど14品目、果物はブドウ、アンズ、モモなど8品目、きのこが生椎茸1品目。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
美容のカッツが22周年抽選会スタート
福山中心に美容室を多店化している(有)イメージサロン・カッツ(福山市)は2月で創業22周年を迎えることを記念して、1月15日から2月15日までの1カ月間、総額450万円分の景品が当たるくじ引き抽選イベントを行い、感謝の気持ちを表す。
くじ引き対象は2,500円以上の施術を受けた来店者全員で、空くじはない。景品はA賞が9,800円相当のヘアドライヤー150人、B賞が3,000円相当のトリートメント250人など延べ5,800人に景品を贈る大感謝イベントとなっている。グループ全店で実施し、景品がなくなり次第終了する。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
NPO心身永癒研究所が企業向けサービス強化
カウンセリングや各種セラピーで心身の健康を取り戻してもらうサービスを提供するNPO法人心身永癒研究所(福山市)は、これまで個人を主な対象としていたが、地元の企業向け、病院向けにも心身の健康維持と地域活性化への貢献を目指して活動を本格化させる。
カウンセリングで心理的問題の改善や予防に取り組み、心身の健康を推進するNPOとして一昨年6月に設立、「Eiyu」として活動中。峰沢理事長はメンタルクリア、心理コンサルタント、療法士の資格を持ち、病院での末期ケア、整体セラピストや認知症療法士養成、各種セラピー普及などを軸として活動を行っている。個人のケアが中心だったが、会社との関係に悩んでいる社員からの相談が増え、自殺など社会問題化も加速している現状があることから、企業や社員向けと対象を明確に打ち出しサービスを提供しやすくした。
売り上げが伸びない会社では、小さな成功事例を積み重ね、新しい取り組みを進めることを提言し、年間計画、月目標を決める指導で成長を支援するコンサルの役割も担う。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)クローバーが特殊な床コート施工方法を導入
建物清掃などの(株)クローバー(三原市)は、剥離作業が不要で環境負荷を低減する特殊床コーティングに力を入れており、地場工務店のオプション商品として採用実績を増やしている。
同社が導入した床コーティングは、ピアノ鏡面仕上げにも使われる高品質の「UFHコート」。紫外線硬化樹脂を塗布し、紫外線照射により数秒で硬化皮膜を床面に形成するシステム。無色透明に近い塗膜となり、ピアノのように、天井や内装が写り込むほどに仕上がるため、清潔感も増す。雨の日も滑らず、事故防止にもつながる。
またワックスの繰り返し施工と比べ、ランニングコストを圧縮できる場合もある。
現在福山市内の大手店舗建設業者や三原市内の大手工務店などにオプション商品として採用されており、大型病院や個人住宅などで実績を拡大中。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
尾道高校3勝に沸いた ラグビー精神のススメ
まちかどピックアップ --------2008年1月10日号掲載
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セカンドライフ・ライフワーク 能面教室
向島の有井に気になる表札がある。木彫りの一枚板で『能面教室』、上には獅子口の面、名前のある表札の上には小さい、神楽でいうおかめ、狂言面の乙(オト)◆家主の面打ち師・村上和詠さんは生名島出身、横浜で60歳の定年まで勤め上げ、3年前に親戚が移り住んでいる向島に居を構えた◆村上さんが面を打ち始めたのは33歳の時で3年前に絵のまち館で個展を開いた。その際ベッチャー祭りの面を頼まれ、現在のソバ・ベタ・ショーキの面は村上さんの作である。 ◆能面打ちの手順 (1)ヒノキで面を掘る(2)ヤニ抜きのためアルコールに3〜6ヶ月漬ける(3)裏に漆を塗る(4)胡粉(ゴフン:貝の粉)をニカワで溶いたものを10回ほど塗り重ねる(5)ペーパーをかけ滑らかにする(6)、(4)(5)を2回繰り返す(7)上塗り色付け(8)毛描き(9)古色を付ける ◆興味のある方なら見学自由◎月4回の受講で1万円、材料費別(約1万円)。個人差はあるが1年で1〜2面できるそうだ。始めにノミや彫刻刀を揃えなければならない。
まちかどピックアップ --------2008年1月10日号掲載
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〜尾道 渡し場〜『たまがんぞう』
昨年12月12日(有)いっとくが、福本渡船の尾道側真ん前に、いっとく、あかぼし/かくれ家、やまねこカフェ、ばくだん酒場、拾圓ポッポ、ベッチャーの胃ぶくろに続き〜尾道渡し場〜『たまがんぞう』をオープンした◆尾道市の特産「でべら」はその名を「タマガンゾウビラメ」ということから名付けた居酒屋だ。店長の川野隆久さんは「地物はもちろん、全国のうまいもんと優しさを届けたい」と言う◆夜になると古いレンガ造りの窓の灯りが浮かぶ4階建てのビルの中は、レトロで懐かしく優しい空間になる。2階はカウンター席、3階は掘り炬燵の個室スタイル、襖を外すと30人以上入る宴会場に変わる4階へと続く◆木造りのガラスのはまった引き戸の入り口の1階はまだ整備中だが、マイ箸やお土産など雑貨と新刊本の本屋にする予定だ。並ぶ本はオーナーが従業員に読ませたい本、若い人に読んで欲しい本◆料理に腕を振るうのは行里浩料理長、お勧めメニューは鯛しゃぶがメーンの鯛一郎(たいちろう)くん¥4,000。全国各地のお酒もバッチリ。
まちかどピックアップ --------2008年1月10日号掲載
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営業は苦手。だから営業マン募集中!!
人前にでるのがどうも苦手な大阪出身の陶芸家の松岡豊耕さん。松岡さんが鞆の町で経営するのが陶芸ギャラリーの「四つ角」◆店内に入ると、猫をモチーフにした陶芸品があちらこちらに目に付く。「猫が好きなのですね?」と聞くと、「猫はまあ好きだけど、鞆の町の至るところに猫がいたので、たまたま」と素っ気ない。けれどもこれは、関西人ならではのユニークさと気付く。写真にある「猫の爪楊枝入れ」。最初は(1)のように、ただの猫をモチーフにした爪楊枝入れだった。「それでは面白くない」と考え、(2)のように猫の爪楊枝入れに爪楊枝を持たせるようになった。これが、どういう訳か、最終的には(3)のように、「戦場の落ち武者型の爪楊枝入れ」となってしまった。このセンスが意外に好評という◆人が思いつかない発想で独自色をだす陶芸品の数々。ユニークなことは分かるけれども、「ゴキブリ型の箸置き」?◆技術力とユニークさはお墨付き。けれどもちょっと営業が苦手。だからこの紙面で営業マンを募集します◆その前に、「この感性を見学するため、一度『四つ角』に足を運んで」と照れくさそうに語った。
まちかどピックアップ --------2008年1月10日号掲載
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鞆の町で珍しい近代洋風的な建物がもつ歴史
江戸時代からの町並みが残る鞆の町にあって、洋風調でひときわ異彩を放つ建物が、フラワーキャンドルとコーヒーのお店「友光軒」。昭和初期に鞆の町に初めて建築された洋風の館で、店主・武田典子さんの祖父が理髪店と銭湯で開業していた。武田さんにとって思い出深い歴史ある建物空間をレトロにアレンジしたお店が、鞆を訪れた人々の憩いの場所となっている◆ハヤシライスのお店として人気を誇っていた「友光軒」。前オーナーの休業を機に、武田さんが実家の建屋を引き継ぐことを決意。4年前に憩いを提供するお店としてリニューアル◆最近になって、昭和初期に建築された当時の「友光軒」の写真が発見された。現在、駐車場として使われている銭湯跡地が撮影された写真が見つかった。開業当時、鞆にある家に風呂自体ほとんどなく、鞆の住民の衛生面に深く貢献していた◆現在のお店は、開業当初では理髪店として使用されていた建屋。店内は創業当時からほとんど手を加えずに使用している。部屋全体の奥行きを感じさせる大きな鏡は、当時の散髪屋のままに使用されている。