2008年2月10日号
『西国寺(尾道市)の節分会・お福投げ』 2月3日、裃姿に身を包んだ福男の経済人が夫婦で豆を投げ、約1,000人が福を求めた。 |
■トピックス
医薬品卸大手の成和産業(株)が来年5月尾道流通団地に物流極点開設 5
アシードが10月持ち株会社「アシードホールディングス(株)」に 6
タツモ(株)がベトナムに現地法人設立し半導体関連の生産拠点開設 6
万汐農園が三原市深町に梅1000本の観光農園「満汐梅林」16日開園 8
■スポット
出 店 (株)啓文社が3月 岡山市へ岡山県内最大規模の書籍専門店 4
福 祉 ビサンタクシーが高齢者の買い物・散歩支援サービス 12
環 境 備後発 温暖化防止への取り組み(1)三原市水道局西野浄水場 13
発 売 (株)オクモトが女性狙い黒米・大豆配合の「美人玄米」 14
■記事
ゲタリンピック杯(4)・毎日書初め展(4)・まなびの館ローズコム(7)
三原商議所(9)・若葉家具・土井木工(9)・広川(13)・尾道市施行110周年(14)
浪漫珈琲(15)・福山市(15)・MOA美術館児童作品展(16)・西國寺節分会(16)
田島接骨院(17)・福山市DI(18)・広島県DI(18)・福山大学(18)
三原テレビ放送(19)・福山市(20)・みなとオアシス尾道準備会(21)
岡山県農協中央会(22)・しぶや美術館(22)
■この人に聞く 2・3
末留勇さん (社)広島県子ども会連合会会長
■この機に語れば 23
松浦秀吉さん 松浦電機代表
濱浦志保香さん 万汐農園代表
大崎賢二さん 備三タクシー(株)社長
稲田全示さん 尾道大学芸術文化学部教授
■まちかどピックアップ 26・27
創作料理 潮待ち茶屋
リンパケア ブリエ
活魚おばんざい なお吉
欧風レストラン ナタリーミュージアム
■資料
県下金融経済状況(1月期) 日銀広島支店 21
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
ホームページの発信元(239) 「ドリーミーデパート」 中国銀行 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
特ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
ふりむけば…デザイン(3) 寺延匡昭 ワラビーデザイン 9
それいけ!みはら応援団(13) 三原市職員自主研究グループ 10
映画館に恋をして(18) 河本清順 シネマ尾 19
「一白水気戊子の年を占う!」 風水師 小林将利 22
啓文社が岡山に県内最大規模の書籍店を出店
大型書店を展開する(株)啓文社(尾道市)は岡山市内に「啓文社岡山本店」を3月26日オープンさせる。
家電量販店ベスト電器岡山本店を核とする複合商業施設1階の食品スーパー跡に出店。岡山県内では最大規模となる売り場面積2,310平方m、65万冊の書籍、雑誌を揃えた書籍専門店を構える。営業時間午前10時から午後9時、年中無休の店舗となる。岡山本店の業績をにらみながら、同県内での多店舗化を図る。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
三原に梅1000本の新観光スポット開発
三原市深町に、約1,000本の梅の花が春の訪れを告げる観光農園「満汐梅林」(三原市深町)が2月16日にプレオープンする。
如水館中学高等学校の400m東から南に入って登る「菰口山」(こもくちやま)北側のなだらかな斜面約2万平方mに広がる梅林。運営する万汐農園(尾道市)が道路整備や看板、売店設置などの準備を進めている。
2月下旬からの開花予想に伴い、今期の開園期間は2月16日から3月20日まで。期間中、クイズを楽しむウォークラリー、短歌や俳句、川柳の応募と公開、絵手紙や写真コンテストも計画している。売店も農園入り口に設置し、向島で手がける農産物加工品を販売する。
入園料は大人500円、小学生300円、20人以上は団体割引。駐車場は梅林隣に50台分。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)オクモトが黒米・大豆配合の「美人玄米」発売
米穀卸・小売の(株)オクモト(尾道市)は2月6日、美容と健康によいとされる玄米、黒米、大豆を手軽に食べられるように無洗加工した新商品「美人玄米」を発売した。
玄米の表面を均一に0.2~1%程度削り、水分の吸収力を高めた。1時間ほど浸漬し、1割り程度水分を多めにすると普通の炊飯器で白米と同様に炊ける。美人玄米は玄米75%、黒米20%、大豆5%の割合で配合、栄養バランスの高い主食を商品化した。美人玄米は商標登録出願中。美容と健康に気を配る女性を中心に売り込む。希望小売価格は1kg入り945円。
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成和産業が尾道に物流拠点計画
医薬品卸しの地場大手、成和産業(株)(広島市)は、県営尾道流通団地(尾道市美ノ郷町)に物流センターを建設する。
同団地第三工区内に土地約25,000平方mを取得、鉄骨造り3階建て、延べ床面積約16,000平方mの建物を建設。内部には事務所、物流倉庫を配置し、最新の物流機器を導入する。3月に着工、来年1月に完成させ、設備を行い、5月の操業開始を目指す。
中国横断道尾道―松江線が開業する尾道に大規模物流センターを建設して同社の物流拠点として配送機能を拡充する。
尾道流通団地の1期(19社)、2期(12社)、3期(6社)は次のとおり。
第1期▼広島日野自動車(株)、フジオナッツファーム(株)、(株)山石、(有)フォムス、(株)ユニタック、(有)サントイ、(有)カワダアルミ、(株)アイビック、シノブフーズ(株)、(株)シマモ、(株)山本屋、(有)有田商会、コカ・コーラウエストジャパン(株)、尾三物流(株)、(株)ジョイフル(未着工)、(株)本多、(株)読売新聞大阪本社(工事中)、(株)朋昆、ほかに卸売業が設計中。
第2期▼尾道製麩(有)(工事中)、(株)中国新聞サービスセンター、(株)アステム、社会福祉法人尾道さつき会、丸善製薬(株)、アイサービス(株)、(株)いしい、(株)東化工、長畑工業(株)、(株)ユニオンプレート、備後通運(株)、四国三共運送(株)(工事中)
第3期▼(株)三谷製作所、成和産業(株)、ほかに流通業1社、製造業3社が設計中。
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こぼれ話―タイトル
鬼は外、福は内! 尾道の使命復活を
まちかどピックアップ --------2008年2月10日号掲載
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著夜10時までなので仕事帰りにリラックス
スーパー三谷屋三成店の前に2月8日、10年以上の経験を持つ佐伯恵美さんがリンパケア「ブリエ」をオープンさせた◆疲れた体を癒すことが目的だから、一番疲れた仕事帰りに役立てるよう営業時間を夜10までと長くした。自宅でお風呂に入ってからリンパケアを受ける—夜10時までの営業なら、そんな贅沢な利用もできる。しっとりとなじんだ肌で一晩過ごすと一段とリラックス効果も高まるという◆コースは使うオイルの違いによってアロマリンパケア、サイモスリンパケア、タラソリンパケアの3種に分かれ、時間や部位別に料金が設定されている。自分の好きな香りを混ぜたアロマオイルを使うアロマリンパケアは30分〜120分までで3,000円〜11,000円。デトックス効果を高める9種の薬石とアミノ酸などを含んだ工学博士開発のジェルを使うサイモスリンパケアは4,200円か10,000円。海藻や海泥を含む特殊なジェルを使うタラソリンパケアはサイズダウンにも効果的で100分部分痩せコース12,000円など◆佐伯さんは「お客様のわがままを叶え、満足してもらえる店でありたですね」と目標を話す。3月末までは1,000円引きの特典もある。
まちかどピックアップ --------2008年2月10日号掲載
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いかにも尾道らしい活魚おばんざいの店
尾道駅前中国銀行のすぐ裏手、駅前から徒歩1分のいかにも尾道らしい裏通りに小料理屋といった風情の店がある。昨年7月に開店した、活魚おばんざい「なお吉」は新鮮なお造りが自慢の居酒屋だ◆明るい白木の扉を入るとカウンターとお座敷があり、カウンターの中には丸い金具の細工が施された米沢箪笥張りの袋戸棚が並ぶ◆カウンターの上には活魚が並ぶ寿司屋風小ケース、その向こうで腕を振るうオーナーは向島・津部田出身、岡山で修行、22歳から尾道で10年ほどキャリアを積んだ◆昼メニューにはセットの他に1品料理も出る。
◎昼定食 造り・天ぷら・小鉢・赤だし ¥950
◎ミニ穴子丼定食 造り・小鉢・赤だし¥1,350
◎ミニ豚角煮定食 造り・小鉢・赤だし¥1,350
◎海鮮丼 赤だし ¥1,400
◎天丼¥950◎うに丼¥1,500
◎鍋焼き¥800
◆冬は各種鍋も取り揃えている。
◎てっさや雑炊まで楽しめるふぐ鍋コース¥6,500としゃぶしゃぶ¥3,000は要予約
まちかどピックアップ --------2008年2月10日号掲載
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会話を楽しみながら家族もゆっくりできる店
福山の駅前通りを車で南下。芦田川大橋の近くまで進むと見えてくるおしゃれな外観のレストラン。ランチタイムは主婦を中心に大変好評で連日満席の店「ナタリーミュージアム」◆ランチを注文すると必ず付く、種類豊富なオードブルバイキング。このバイキングだけでお腹がいっぱいになってしまうくらい目移りする充実した内容。このオードブルバイキングにメーンディッシュがついて1,470円から◆うれしいことには、さらにランチメニュープラス250円でデザートまで楽しめてしまう。デザートは約20種類の中からお好みで3種類を選択できる。お腹いっぱいでも、デザートの人気は高く、ランチタイムに長居しながら食事を楽しむお客さんが大半だという。回転率に疑問がでるが、店内は広く、席数は140席。だから気兼ねなく、ゆっくりと食事が楽しめる◆もう一つ主婦に人気の秘訣は、お子様がいても安心して楽しめる点。スタッフも臨機応変に対応、気兼ねなく利用できることが、安心感につながっている。今後も、お客様のために、ご家族で食事をしながらくつろげる場所を提供していきたいと明るくスタッフは話す。
まちかどピックアップ --------2008年2月10日号掲載
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のんびりした雰囲気で味わうシェフの味
福山市のホテルでフレンチレストランのシェフとして活躍していた店主の衣笠典昭さんが、出身地である鞆の浦で開店したお店「潮待ち茶屋」。オープンから9年が経つ。雰囲気ある店舗は明治以前からの趣ある建屋で、いろりで魚を焼くなどの粋な演出も行う。評判が口コミで広がり、観光客の多い土・日曜日は大盛況だ◆メニューは、鞆の地魚を様々な料理にアレンジする。和風、洋風、その日の食材にあわせたシェフオリジナル料理。だからこそ、素材を活かした最高の料理を提供できる。シェフのこだわりである◆店の新しい取り組みとしては、「ルーマニア料理」を取り入れた点。昨年知り合ったルーマニア人の友人と共同で開発し、日本人の口にも合うように仕上げた自慢の味だ。日本国内で見てもルーマニア料理は数限られた目新しい料理。普段と違った料理を食したいという方にも、オススメのお店になった◆店主の衣笠さんは「おいしい料理をゆっくりと味わってほしい」と話す。現代人の忘れかけたスローフードを思い出させてくれる。のんびりした鞆の町で食する本格シェフのオリジナル創作料理。家族で、また友人と訪ねたい店。