2008年3月20日号
『JRダイヤ改正で三原始発東京行き『ひかり』が運行開始』 3月15日、三原市長や観光協会会長、商工会議所会頭ら地元代表がテープカット。6時22分初の始発便にあわせて記念式典を開催。 |
■トピックス
穴吹学園が調理製菓専門学校新校舎完成で4月から5校体制に 8
瀬戸田の「旅館つつ井」が生口島初の和洋室備え新装オープン 12
福利物産(株)のはからいで旧築出町の築姫稲荷が63年ぶり地元へ 16
観光新名所へ にぎり地蔵の店「おぎゃあ」が尾道商店街に開店 18
■スポット
展 示 備後6事業所のリフォーム工事機器展示会が好評 6
伸 長 三和製作(株)が新機種開発へ私募債2億5千万円 商工中金 7
販 促 ジェラートや銘菓 広島そごうで瀬戸田・因島の物産展 9
特 許 (株)いしいがタコ飯の新製法 尾道の新名物へはずみ 14
■記事
芦辺会(6)・井原精機(8)・因島自衛艦歓迎会(10)・因島土生商店街(10)
福山市(12)・モリシタ(14)・デンタルクリニック西脇(15)・おのみちバス(16)
福山ばら祭街角音楽祭(19)・せら文化センターコンサート(19)
グリーンヒルホテル(26)・尾道高校(26)
■この人に聞く 4・5
杭谷一東さん 環境彫刻家
■この機に語れば 27
村上祐司さん 因島商工会議所会頭
円福寺日出雄さん (株)ウィル社長
北川祐治さん (株)北川鉄工所社長
筒井信さん (有)筒井旅館専務
■まちかどピックアップ 24・25
フレンチ ラルドワーズ
梅の観光農園 満汐梅林
洋服・雑貨・ギャラリー 空間あいまい
ジャム製造・販売 ジャム工房おのみち
■資料
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
セミナー情報 19
競売情報 21
特ダネ!びんご「イベント百科」 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
■連載
タナベの人財・人材・人在・人罪(60) シジアス・アイ 田辺敏幸 13
小林将利の平成20年を占う! 風水師 小林将利 17
ホームページの発信元(243) 三原市観光ガイドマップ 23
(株)いしいの石井社長がタコ飯の特許取得
事業所向け給食弁当製造・調理受託の(株)いしい(尾道市)の石井照章社長がこのほど、タコ飯とその製造方法に関する特許を取得した。
タコ飯はイカ飯と同様にタコの頭部をくり抜き、味付けしたごはん類を詰め込んだ食品。しかしイカと違って船形の骨がないタコの頭部は身が厚く硬いため、おいしいタコ飯の製造方法は難しかった。石井社長は頭部の身を薄く削って製造する方法などを故平岡健一氏(当時(有)ジャパンテクノ社長)と考案、平成11年7月に特許申請していた。
石井社長は「詰めるお米の種類などおいしさを追求し、ほかの特産品との組み合わせも考え、尾道の特産になるタコ飯を商品化したい」と今後の計画を話している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
三和製作が私募債2億5千万円発行
商工組合中央金庫福山支店(福山市)は、産業機械製造販売の三和製作(株)(同市)が発行する私募債を受託した。
この社債は、同社初の同金庫保証付き無担保私募債。発行日は3月21日、発行額2億5千万円、期間5年。調達資金は新機種・新技術の研究開発並びに運転資金に充当する。
三和製作は、昭和22年創業。現況は、自社開発した薄紙用、板紙用「自動平盤打抜機」の国内トップメーカー、用途はタバコ、医薬品、化粧品の紙箱や学習教材等を一枚ごとに高速・高精度に打ち抜き加工する機械として業界で知られている。
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(株)愛沙の高原社長が「にぎり地蔵」店オープン
尾道市商店街連合会会長も務める高原九年(株)愛沙社長が2月初め、尾道本通り商店街(センター街)に「尾道にぎり地蔵おぎゃあ」を開設した。
利用者が自分で粘土を手でぎゅっと握ってつくるこぶし半分ほどの備前焼地蔵が「にぎり地蔵」。子ども服のリサイクル店舗の奥に電気釜なども設備した。
粘土は本格的な備前焼きしめの土を使用。利用者が手で握って基本形をつくり、へら等でシンプルな顔を描く。陶芸の腕に覚えのある高原社長が電気釜で焼き上げ、希望の神社仏閣で祈祷後、観光客が製作者の場合は宅配便などで全国へ届ける。制作料は三千円で送料は別途。職場や学校など数がまとまる場合は出張サービスも行う。
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瀬戸田の旅館「つつ井」リニューアル
旅館つつ井((有)筒井旅館、尾道市瀬戸田町)は外観と3、4階の改装工事を終わらせ、現在ホテルのない生口島では初となる「和洋室」を新設、3月1日にリニューアルオープンした。16日にはしまなみ海道をテーマとした旅番組で同旅館が紹介された。
外観は和風モダンな「江戸時代の着物の柄」のイメージ。瀬戸田のレモンの黄色、みかんのオレンジ色、樹木の茶色、瀬戸内海の色を映す緑がかった灰色の利休ねずみなどからなる、サッシの配置をいかしたパターン。彩度を下げ、落ち着いた懐かしい感じの色調にまとめた。3、4階の客室は瀬戸田港桟橋を見下ろす窓も変更した。
16日には関西テレビ「旅っきり!ふれあい紀行」で、歌手の野口五郎とタレントの浜田翔子がくつろぐシーンも放映され、浜田翔子はレモンを浮かべたレモン風呂も楽しんだ。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
4月は福山市議会選挙 影では市長選と衆院選
まちかどピックアップ --------2008年3月20日号掲載
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三原市深町に梅林の観光スポット誕生
約1,000本の梅林が広がる新しい観光スポット「満汐梅林」が、三原市深町、如水館中学高等学校の向かいの山、菰口山(こもくちやま)にオープンした。晩生の梅で、今年は寒い日が続いたことで満開も遅れたことから中旬までを予定していた営業期間を延長。3月23日まで期間限定の観光農園として多くの来場客で賑わっている。入場料は大人500円、小学生300円◆梅は「南高」「玉英(ぎょくえい)」「梅郷(ばいごう)」の三種。来場者は、難問も含まれるクイズを掲示したチェックポイントを周るウォークラリー、俳句や川柳作り、写真撮影、愛犬との散策、弁当やお酒を持ち込んでの宴会など思い思いの楽しみ方で春の到来と新たな風景を満喫している◆会場入り口には売店を設置。運営する万汐農園(尾道市向島町)のジャムなど農産物加工品を販売するほか、梅うどん、梅ぞうすいも好評。代表の濱浦志保香さんも「寄せられた感想から得た課題を解決し、愛される農園を目指したい」と話す◆6月には、同所で梅もぎ観光も計画中。新しい観光スポットとしての定着を目指す。
まちかどピックアップ --------2008年3月20日号掲載
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地元の新鮮な果実を砂糖だけでジャムに
尾道商業会議所記念館から西へ少し歩いた商店街の一画に2月29日、「ジャム工房おのみち」がオープンした。因島の八朔、レモン、デコポン、向島のキーウィ、百島のストロベリーなど地元の新鮮な果実をじっくり鍋で煮込んで手作りのジャムを販売している◆代表の小川真知子さんはJA尾道市が開く農業塾の第8期生。勉強を重ねる中、せっかく生産された農作物も消費者のニーズに合わない規格品外は廃棄処分されていることなどに驚き、加工して付加価値をつけたいと「まるごと尾道加工同好会」を同期有志でつくった◆農業塾でジャムのつくり方も教わり、先陣を切って小川さんが開業した。オープン日には同好会の仲間が何から何まで手伝ってくれたという。「そのうち仲間がつくった食品も棚に並べたい」とつながりを喜ぶ◆ジャムは砂糖のみで添加物は一切含まない。丁重な皮むきと煮込む温度管理、砂糖の分量が味の決め手。手を抜くと味に出るため、じっくりの作業を守るが、製造が追いつかない人気にうれしい悲鳴をあげている◆フランス製の銅製鍋、ジャムを入れる小瓶も販売。ジャムづくりも支援する。