なかた美術館で金の星社「こどもの本の世界」開幕
なかた美術館(尾道市)で、日本最古の子どもの本の専門会社㈱金の星社創業90周年記念「こどもの本の世界」展が始まった。9月21日まで。
7月23日に行われたテープカットには、前日から尾道入りしていた金の星社の斎藤健司社長、来賓の平谷祐宏尾道市長らがテープにはさみを入れた。
金の星社の斉藤社長は「金の星社は祖父斉藤佐次郎が26歳で児童童話雑誌を発刊した大正8年に創業。初代編集長の野口雨情をはじめ、島崎藤村、有島生馬、若山牧水らを迎え、皆さんもよくご存知の『七つの子』『青い目の人形』なども誕生しました。しかし残念ながら創業当時からの資料は非難させた世田谷で空襲によって焼失しました。いま残っているのはその後収集した資料です。資料の展示は今回が2回目。初めて現在の人気作家の原画も集めた企画となりました。多くの方に楽しんでいただきたい」とあいさつをした。
展示は入り口付近に絵本など現在の出版物紹介コーナー、入ってすぐのところに児童童話雑誌「金の船」創刊号からの歴代表紙と一年ほどして「金の星」に改題してからの歴代表紙を展示している。
そのほかの展示では若かりしころの東山魁夷が表紙を描いた塗り絵が長い歴史を物語る。また2階の絵本原画展示ではあきやまただし、飯野和好、長新太、やなせたかしといった著名な現代作家ものが並び、子どもたちに詩の投稿を呼びかけるコーナーもある。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
土用の丑の日は選挙最中 鰻パワーでまちを元気に
まちかどピックアップ --------2008年8月1日号掲載
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心と体で呼吸ができる癒しの空間
「からだとこころのトータルヘルスのお手伝い」をテーマに美容ヘルスケアを推進するエステサロン「フランカ」。自然体になれることが一番のリラクゼーションと、アットホーム空間を大切にしている◆店舗は2階建ての一般住宅をそのままエステとして活用。お客さんが最もリラックスできる空間で、心と体を癒してくれる◆オーナー兼エステティシャンのHIROMIさんは元々美容スクールで、メンタルヘルスの講師として活躍していた。ここでの経験が、「心が満たされなければ、本当の美容はできない。心と体は一つ」という起業理念を強く抱くきっかけとなった◆HIROMIさんのすごいところは、楽しくリラックスできる空間を自然体で創りだせる能力。人好きな笑顔と美貌、そして講師時代に培った人を楽しませる話術。育った神戸口調のトーンにより、いつのまにかその魅力に引き込まれていく◆「8月にパーティーを企画しているの。以前にも企画したけど、お客様やそのお友達も合わせて30名ほど集まってくれて…」とインタビュー中の会話。なるほど、お店の集客の基本は口コミ。口コミで集まってくるお客さんの様子が垣間見られた。
まちかどピックアップ --------2008年8月1日号掲載
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「子どもに相棒を」親子のオリジナル雑貨提案
7月4日、自宅事務所を改装して週末だけオープンするショップ兼事務所としてリニューアルした「Beautrise design room」◆女性には女性であることを再発見してもらう空間に。子どもには、長くつきあえる相棒のようなグッズに囲まれる空間に。そんな思いがカタチになったスペース。店内では、同社オリジナルの生活雑貨、家具、アパレルのほか輸入のキット家具や装飾品など、多様な商品が並ぶ。利用シーンを想像しやすいうえ、自由な発想で使えるものが多く、「こんな風に使おう」「あんな風に使いたい」と、ついつい親子で一緒に見入ってしまう◆まず目につくのは、あどけない表情に癒される木製メモリーボックス「木の実ちゃん」。あたたかみのある風合いで、取っ手も木の枝、アルファベットなどに変えてシリーズ化した。お気に入りのアクセサリーや思い出の品など、宝箱の感覚で。ほかにも子どもがぶつかっても痛くないよう角にクッション材を貼った家具、親子で着られるバラエティ豊かなアパレルなど、毎週通いたくなる魅力が詰まった空間。
まちかどピックアップ --------2008年8月1日号掲載
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知られざる尾道仏教美術—因島編
平成19年から始まったシリーズ企画「知られざる尾道仏教美術」の因島編が尾道市役所に近いおのみち歴史博物館で始まった。市制施行110周年記念特別展として行われており、9月7日まで無休で開館する◆村上水軍の里、因島には信仰の拠点は多く、明治45年には「島四国」として八十八カ所の霊地が島民奉仕で設けられている。その霊地の写真をパネル化して展示、一目で約84kmの行程が理解できる◆また今回は島内18カ寺中5カ寺から寺宝を借り受け、永享4(1432)年の木造聖観音座像(善徳寺)や市重要文化財の厨子(福泉寺)などなかなか観ることができない貴重な像が並ぶ。明徳寺の涅槃図は鎌倉時代に村上水軍が中国から持ち帰ったと伝わり、成願寺の涅槃図は江戸時代(元禄14年)の作。並べて展示され、比較して観るまたとない機会となっている◆浄土寺のハッサクの原木も見物で日本中に広まった最初の樹には原点の迫力がみなぎっている◆ほかに県無形民俗文化財、椋浦の法楽おどりに関する資料と映像も紹介されている◆入館料は一般200円、中学生以下無料。
まちかどピックアップ --------2008年8月1日号掲載
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北海道の食材で宴会もできるお好み焼き店
尾道市民病院先のふくし村、番所バス停前に広い駐車場を擁した「お好み焼き パル」がある。高台に一軒だけの目立つ飲食店だ。街中や住宅街、駅前など数ある立地の中、三成・吉和・高須・山波・栗原・尾道駅・新尾道駅など旧尾道市内どこからも車で10分以内ということでここを選んだ◆入口に水槽もある、店内は思いのほか広く、40名までの宴会も開ける◆店主の奥上さんは8年前ピアノ運送業から畑違いのお好み焼き屋を夫婦でオープンした。釣りが趣味でお酒のつまみを色々出しているうちに一品料理は60種にも増えた◆現在は純生さん・慎二さん、2人の息子さんも一緒に切り盛りしている。長男の純生さんは北海道の大学を卒業、お嫁さんと二人で北海道から戻った。酪農を営む同級生の農場から肉やホルモンなどを取り寄せている◆お好み焼きは◎豚玉¥600トッピングも各種ある。◎サーロイン定食¥1500◎とんかつ定食¥700◎ホルモン焼き定食¥850◎豆腐ステーキ・生姜焼き・レバニラ・肉ニラの¥650の定食以外に一品料理にご飯・味噌汁・ポテトサラダを付けて定食にすることもできる。