2008年9月1日号
『第1回広島県東部スイミングフェスティバル』 8月17日、福山市の蔵王スイミングスクールで開催。古式泳法の披露と体験会もあった。 |
■トピックス
(株)サンエスのグロバール戦略 電子部門のベトナム新工場完成 4
阿部農園で幻の大玉「阿部白桃」生育順調 今年は紅白で100セット 8
海事都市尾道へ 尾道海技学院の体験型「海の学校・講座」盛況 6
JR尾道駅前の尾道松竹跡に10月18日「シネマ尾道」オープン 14
■スポット
技 術 着物仕立ての(株)アシスター イベントやHPで情報発信 12
決 算 北川精機(株)が連続増収 次期は連結単体で増収増益予想 15
健 康 子どもの水泳を支援 県東部スイミング財団がフェスタ 16
感 動 4泊5日の「おのみち100キロ徒歩の旅」に小学生94人 19
■記事
アオンズエステート(5)・因の島ガス(7)・かわリンピックin三原(9)
県立総合技術高校(10)・三原市(11)・NPO青竜スポーツクラブ(12)
アクトシステムズ(13)・夢笛(13)・MOA美術財団尾道支部(14)
ローツェ(16)・尾道高校(17)・しまなみ信金(17)
内外ニュース尾道懇談会(18)・ティ・ナ・ナ(19)
尾道国際ホテル(21)・7月の百貨店売上(29)
■この人に聞く 2・3
森下知信さん 神戸税関福山税関支署長
■この機に語れば 23
近本肥于さん 財団法人広島県東部スイミング財団会長
松井稔さん (株)アシスター社長
村上祐司さん 因の島ガス(株)社長
藤井宏道さん 三原市自主研究グループ・みはら応援団団員
■まちかどピックアップ 26・27
ガーデンコーディネーター プランツレシピ
平和資料館 ホロコースト記念館
カフェバー ゴッドサマー
旅行代理店 近畿日本ツーリスト福山支店
■資料
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
ホームページの発信元(259) つれのうて 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
志士群像(3) 楠智幸 瀬戸内海運 22
(株)サンエスのベトナム新工場が完成
電子機器・作業服などを製造する(株)サンエス(福山市)は電子部門の海外生産拠点拡充に力を入れている。
今年7月末には、ベトナム子会社(WSE)がビンズン省ベトナム・シンガポール工業団地内に建設していた第3工場が完成、同じ工場団地内にある第1、第2工場と合わせてアジアの生産拠点化が進んだ。
規模を拡大して建設した第3工場は延床面積約24,900平方m。クリーンルーム対応の仕様で、建設費は約800万ドル。
同社はベトナムに平成8年に繊維製品の工場を建設して進出、電子部門は同17年に第1工場を建設してベトナムに初めて進出した。翌年には同じ工業団地内の少し離れた場所に敷地を確保、第2工場を完成させている。今回の工場は第2工場に隣接、連絡通路で結ばれた第3工場となった。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
アシードが不動産事業に進出
自動販売機運営のアシード(株)(福山市)は、10月1日付けで持株会社制に移行するが、このほどグループで保有する不動産の開発や運用、売買等を行なう、全額出資会社「アオンズエステート(株)」を8月21日設立したと発表した。
本社所在地は同所、資本金五千万円、代表者はアシード取締役執行役員経営企画部長の橋本義徳氏。新会社はグループが所有する不動産の有効運営を始め、不動産の開発、売買、賃貸事業等も手掛け、不動産事業による収益の拡大を図る。
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シネマ尾道が10月18日オープン
映画のまち尾道にいまは一館もなくなっている映画館を復活開館させようと活動しているNPO法人シネマ尾道(河本清順代表理事)は22日、映画館の改装工事着工とオープン予定日を発表した。
映画館はこれまで検討してきたJR尾道駅前の尾道松竹跡(東御所町)で、「シネマ尾道」の名称で今秋10月18日にオープンする。
8月20日に避難通路の新設も含む改装工事に着手、110席の映画館に生まれ変わる。コンサート会場などイベント利用もできるようステージ部分を広めにする。
開館記念の上映作品は夫婦の絆を描いた「ぐるりのこと。」(2008年、橋口亮輔監督)。橋口監督を招いたトークイベントも予定している。
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第1回広島県東部スミングフェスティバル開催
財団法人広島県東部スイミング財団(福山市)は8月17日、福山市蔵王町の蔵王スミングスクールで「第1回広島県東部スミングフェスティバル」を開催した。
同フェスティバルは水泳を始めたばかりの子どもや水泳の魅力を感じ始めた子どもたちの泳力を認定する認定会と記録会を行い、子どもたちがより楽しく水泳に取り組めるようにと始まった。
開会式につづき、神伝流三段の丸山高司さんによる古式泳法の披露と体験レッスン、模範泳法のデモンストレーションも行われた。
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こぼれ話―タイトル
オリンピック後の暗雲 晴らせ!日本の技術力
まちかどピックアップ --------2008年9月1日号掲載
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ガーデンコーディネーターというお仕事
「店の前に綺麗なお花があるだけで、店主の優しさを想像する」。効率性が重要視される現在、庭面積も少なくなり、草花のあるガーデニングに触れる機会も少なくなっている◆そんな中、「プランツレシピ」の小川朝子さんは福山を拠点にガーデンコーディネーターとして活躍している。コンテストのグランプリなど数多くの賞を獲得した実績があり、技術面での評価も高い◆きっかけは約8年前に何気なく雑誌を眺めていた時に、「私がしたいことはこれだ!」とひらめいた事。これを機に約2年間独学に励んだ。好きなことは上達が早い。みるみる才能を発揮した小川さんはコンテストなどでも活躍し、プロとしての道を歩むチャンスをつかんだ。プロになるには資格が必要。しかし実務経験という壁にぶち当たった。それにもめげず、園芸販売店に実務経験を得るため就職、そうこうして「英国王立園芸協会コンテナガーデニングマスター」等の資格を取得、プロとなった◆現在、小川さんは店舗向けのガーデニングディスプレーを担うほか、講習会の講師としてガーデニングの素晴らしさを広める活動を行っている。
まちかどピックアップ --------2008年9月1日号掲載
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「アンネの日記」をリアルに感じ取れる聖域
平成7年6月、教会の一画に開館した「ホロコースト記念館」は少し離れた場所に新築され、昨年9月、新しくオープンした。反響は大きく、中学生の修学旅行など全国から来館者がある。広島市の平和公園とセットで戦争の悲惨さと平和を感じ取る旅を組むケースが多い◆「ホロコースト」はギリシャ語で「火で焼かれたいけにえ」を意味し、ナチス・ドイツによる600万人のユダヤ人大量虐殺をあらわす言葉にもなっている。この施設は館長の大塚信牧師がイスラエルで「アンネの日記」の著者アンネ・フランクの父親、オットー・フランクさんと出会ったことから構想が始まり、実現した施設◆精巧に復元されたアンネの日記、再現されたアンネの部屋、オットーさんが出版のために使用したタイプライターなど世界に1つしかない貴重な資料がある◆ホロコーストの悲劇からユダヤ人を救った日本人、杉原千畝も紹介。当時、ヨーロッパの大使館で人間としての正義を守り、6,000人の命を救った勇気を讃えている。世相に流される人間のおろかさと人間の正義の尊さを同時に伝える施設となっている。