2008年9月20日号
『華道池坊尾道支部創立80周年・いけばな池坊展』 9月13、14日、尾道市公会堂で開催。初日には池坊由紀次期家元も観覧して華を添えた。 |
■トピックス
三原に業界首位のヤマダ電機が「テックランド三原店」オープン 5
10月1日から尾道で期間限定メニューなど「グルメ・海の印象派」 6
福山に全国5社目のペット保険業者(株)FPCが急成長 8
碁聖・本因坊秀策の囲碁資料館と復元生家が27日に開館 16
■スポット
統 合 国金など政府系金融が「(株)日本政策金融公庫」に 4
文 化 着物や和文具 松永で和の魅力伝える「和美スタイル」 9
完 成 県労働基準協会福山教習所 10月2日に講習業務開始 14
追 想 尾道学研究会が絵葉書などで昔の尾道しのぶイベント 21
■記事
カネソ22(4)・桑宗(5)・おだ画廊(6)・垣内税務会計事務所(7)
天満屋福山店(7)・広島県商工会連合会(8)・服部行政労務総合事務所(10)
三原パイロットクラブ(10)・オーガニック生活学校(11)
因島マンドリンコンサート(12)・オガワエコノス(12)・オタフクソース(13)
菅茶山生誕260年記念行事(21)・広島銀行人事(26)・共和工業(29)
■この人に聞く 2・3
河本清順さん NPO法人シネマ尾道代表理事
■この機に語れば 27
小林明さん 華道家元池坊尾道支部長
坂井邦明さん マンドリンコンサート実行委員会委員長
垣内義一さん 垣内税務会計事務所顧問
石岡敬三さん オーガニック生活学校事務局
■まちかどピックアップ 24・25
喫茶・軽食 花苑
カフェバー TOM
御舟宿 いろは
イベント 第1回かわリンピックinみはら
■資料
赤ランプ 20
福山市の人口 18・19
最近決算企業の概況 30
ホームページの発信元(261) 広島県東部機械金属工業協同組合 23
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
人財・人材・人在・人罪(65) 田辺敏幸 シジアス・アイ 17
志士群像(5) 楠智幸 瀬戸内海運 26
全国5社目のペット保険業者が福山に誕生
ペット保険販売の(株)FPC(福山市)は7月に少額短期保険会社登録認可を受けて全国で5社目のペット保険販売会社として営業を開始し、犬、猫対象の割安で充実した内容の保険商品で差別化、2カ月で15,000件の新規契約を増やすなど急成長している。
「フリーペット保険」の名称で、加入保険料はペットの年齢0~4歳までは1年間で16,950円、5~10歳までは同25,500百円。ペットの大きさは不問で、ガンや事故を含む病気や怪我など対象となる治療費の50%を補償する。入院の場合は、退院するまでの期間が補償対象。対象治療はストレスによる下痢、皮膚炎、交通事故による怪我、誤飲など。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
本因坊秀策囲碁記念館が開館
尾道市が同市因島外浦町の秀策生家近くに建設していた「本因坊秀策囲碁記念館」が完成し、9月27日開館する。
本因坊秀策は尾道市因島出身で、江戸時代に活躍した天才碁士。囲碁は尾道市の「市技」に指定されており、囲碁記念館には秀策ゆかりの品々を保存、展示するほか、囲碁に関する資料も展示する。
記念館内には玄関、エントランスホール、受付け・事務室、休憩ロビー、常設展示室、企画・囲碁展示室、展示ホール、収蔵庫、研修室、囲碁情報ブース等を設備している。
生家は、和室6畳2室、4・5畳1室、4畳1室、台所、土間、戸棚、物入れ、湯殿などを現存する旧生家家相図を元に再建しており、秀策の子ども時代を偲ぶことができる。
開館時間は午前10時から午後5時、休館日は毎週火曜日(祝日の場合は翌日)、12月28日から翌年1月3日まで。入館料は大人300円(20人以上は団体扱いで240円)、中学生以下は無料。
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家電量販店1位のヤマダ電機の三原店開店
家電量販店最大手の(株)ヤマダ電機(群馬県)は、三原市城町三丁目に建設していた「テックランド三原店」を9月19日オープンした。
同所はJR三原駅から南約500m、道路を隔ててジャスコ三原ショッピングセンター、食品スーパーエブリイ、紳士服チェーンはるやま、ドラッグストアひまわりなどの市内でも商業化が急速に進んでいる好立地にある。
店舗は3階建て、延べ床面積11,509平方m、1階は店舗入口と駐車場スペースで200台を収容できる。2階が売場。3階は倉庫と店舗事務所。
県東部にはテックランド福山店、同福山西店の2店舗を展開している。
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10月1日から尾道で多彩にグルメイベント
第21回グルメ・海の印象派―おのみち―(同実行委員会主催)が市内飲食店や特設会場で10月1日から多彩なイベントを組み合わせて行われる。
「おのみち味めぐり」は17店舗が参加。10月1日から11月5日までの36日間、参加店で趣向を凝らした料理が楽しめる。「ベッチャーの胃袋」「たまがんぞう」「きたまえ」の3店は鯨肉を食材にした料理。そのほかの店舗は海の幸、山の幸をどんぶり、弁当、コース料理に盛り込んでいる。
「おのみち菓子まつり」は10月18、19日の2日間、しまなみ交流館で工芸菓子の展示、菓子作り体験と販売を行う。菓子細工の妙とケーキなどのデコレーションが見物。
「おのみち食彩まつり」は尾道駅前港湾緑地帯で10月19日に開催。尾道調理師会所属の飲食店を中心に約20店が野外店を設営。「食と音楽と芸術の祭典」をテーマに潮風の特別席とバンド演奏などを楽しむ。また再生しやすいエコトレーを料理皿に使い、エコステーションを設置して環境に優しい気持ちのいいイベント運営を目指す。
「ナイトフェスタinおのみち2008」は10月25日午後6時から開催。尾道商工会議所南側と桟橋の上に席を設け、「福本バンド」の演奏と特別料理を楽しむ。会場はイルミネーションとイルミネーション装飾を施した約十隻のヨットによる海上パレードで特別な夜を演出する。前売りチケット制で一人4,500円。定員200人。
「グルメ・マップ」は市内中心部の参加店約180店を紹介。参加店や市内観光拠点でマップを無料配布し、参加店で飲食した印(店名の記入またはスタンプ押印)を残したマップの一部の切り取りとともにはがきで応募、抽選会を行う。12月31日が応募締め切りで来年1月中旬に抽選。参加店で通用する5,000円分の食事券が60人に当たる。
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こぼれ話―タイトル
世界の資本主義に激震 血液を地球環境技術に
まちかどピックアップ --------2008年9月20日号掲載
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坂本龍馬と宮崎駿監督ゆかりの空間
坂本龍馬と海援隊士34人を乗せた「いろは丸」が慶応3(1867)年、福山市宇治島沖で紀州藩の軍艦と衝突、鞆ノ浦に曳航される途中で沈没した。あの有名ないろは丸事件の解決に向け、坂本龍馬と紀州藩士が談判した場所が御舟宿いろはの中にある談判の間◆NPO法人鞆まちづくり工房が買い取って改修、宿泊施設と喫茶の「御舟宿いろは」として蘇った。しかも玄関から談判の間に続く空間は、アニメ映画の巨匠、宮崎駿監督の描いた世界を再現。ホッとする江戸の町家の雰囲気となっている◆宿泊は一泊二食付22,000円(夕食の不要な人は相談)。談判の間から中庭をはさんで建つ蔵のお風呂でくつろぎ、歴史を刻む柱、梁を生かした二階の部屋で歴史ロマンに包まれながら宿泊できる◆玄関を入ってすぐ左は喫茶コーナー。談判の間を眺めながら自家焙煎コーヒー、ハーブティー、手作りケーキなどを楽しめる。土・日のお昼なら趣のある「いろは御前」もおススメ◆入り口付近では鞆の名産「保命酒」や龍馬をデザインした特性Tシャツ、宮崎監督の一筆箋などお土産品も販売している。
まちかどピックアップ --------2008年9月20日号掲載
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昔のTOM時代から受け継がれたレシピ
長江の観光バス停車場から本通商店街入ってすぐにカフェバー「TOM」がある◆昼間の人気メニューは◎レアチーズケーキセット¥680◆薄明かりの中、ジャズナンバーが流れ、小さな裏庭に面した奥のスペースは時を忘れてしまう。そんな異空間に観光客などは昼間もカクテルなどのアルコールを楽しむという◆オーナーの須賀さんの父、須賀勉さんは1967年から2号線沿いにバー「TOM」を開いていた。その姿に憧れた彼はいつしか父と同じ名前のカフェバーをオープンさせて、同じようにシェーカーを振っている◆受け継がれたのは名前だけではない。ざくろリキュールベースの「TOMフィズ」も1967年に誕生、息子の手によって再び蘇った。◎TOMフィズ¥600◎TOMソーダ¥600。ノンアルコールなのでハンドルキーパーでも楽しめる上、夜は¥550となる◆カフェバーといってもカクテル¥500〜、焼酎や日本酒・泡盛などもあり、つまみは◎オードブル¥300〜や◎ピザ¥780。ゆっくりとした時間と空間を楽しむのもいいかもしれない。
まちかどピックアップ --------2008年9月20日号掲載
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30年以上同じ味が続く懐かしい喫茶店
駅前渡船で向島に渡るとすぐに「花苑」と大きく書かれた喫茶店の看板が目に入る。オーナーの山根明美さんは昭和50年から自宅近くで喫茶店を開いている◆人気メニューは◎焼き飯(スープ付き)¥550◎野菜炒め定食¥600◆「30年以上同じように作っているだけです」というメニューはどれも懐かしい。例えば◎ナポリタン&サラダ¥600。本格イタリアンが続々と並ぶ中、ハムや野菜、柔らかめのスパゲティーをたっぷりのケチャップで絡めた甘めの味は懐かしい日本食と言える。日本食といえばジャガイモや人参がコロコロ入った我が家の味◎ビーフカレー¥500も「子どもが成長してから家でカレーを作らない」というお客さんにも喜ばれている◆朝7時からやっている◎モーニングサービス¥450〜。好きな飲み物の代金に100円プラスするだけで、ミニサラダ・トースト・ゆで卵・ヤクルトが付く。そんなメニュー目当てに6時半からやって来るお客さんもいる。◎そうめん¥500◎鍋焼きうどん¥600など、リーズナブルな価格と満足のいくボリュームも変わらない。1回お得な回数券もある。
まちかどピックアップ --------2008年9月20日号掲載
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見直そう!身近な沼田川の魅力
三原を流れる沼田川下流の河川敷と中洲を舞台に、濡れる、はしゃぐ、そして川の存在を身近に感じるイベント「第1回かわリンピックinみはら」が開かれる。三原市明神四丁目付近が会場となり、観覧は無料。スポーツの秋に、大人も子どもも本気になって水しぶきを上げ、笑顔がはじける楽しい時間を過ごしてもらえるよう、準備を進めるのは三原市職員自主研究グループ「みはら応援団」◆運動会とテレビ番組でお馴染みの競技を組み合わせ、中洲でぐるぐるバットを行い川の中のホースを取る「ぐるぐる中洲フラッグス」のほか、ドリブルリレー、二人三脚+三人四脚、そり引き、リレーなど7種目で競う。10チーム約80人が参加予定。競技終了後は参加者全員で川の清掃活動に取り組み、「市民の宝物」の意識醸成に努める◆みはら応援団は、自然保護や交流会、リバーマラソンなど県内各地の川に関連したイベント、勉強会に参加し、構想を練ってきた。メンバーは「三原で再び北京オリンピック級の熱気を」と、イベント成功に向け意気込んでいる。