2008年12月10日号
『定期運行最後の「0系新幹線」を山陽新幹線各駅で歓待』 11月30日、「こだま659号」が新尾道駅に停車。約60人のファンが出迎えた。 |
■トピックス
さらなるシェア拡大へ 舷梯装置トップの(株)共立機械製作所が下関工場 2
常石グループの自動車関連3社来年1月統合でお披露目イベント盛況 12
日東電工(株)尾道事業所に市内最大の駐車場 環境配慮へバス通勤も定着 14
尾道出身・吉井画廊の吉井氏が秘話も掲載「銀座画廊物語」発刊 16
■スポット
就 任 (株)円福寺新社長に円福寺雅之氏 省エネ設備提案の展示会も 6
演 出 イベントに彩りを「生演奏」請負のatmark sakiが演奏家充実 8
伸 展 (有)大田工房 神殿・鳥居など神仏関連施設のネット受注拡大 10
研 究 広島県立総合技術研究所東部工業技術センターが成果発表 13
■記事
広島銀行(7)・クニヒロ(7)・三原商議所(10)・中国電力尾道営業所(9)
三原地域連携協議会(9)・新栄商事グループ(10)・川長(11)
府中商議所(11)・LA FORTE(13)・シミズダイヤモンド(16)
尾道市マイ桜制度(16)・福山商議所(17)
■この人に聞く 2・3
佐々木敦さん (社)笠岡青年会議所理事長予定者
■この機に語れば 23
中重丈さん (株)啓文社執行役員コア神辺店統括店長
大田義人さん (有)大田工房会長
古川雅章さん (株)古川製作所社長
堀池久子さん atmark saki代表
■まちかどピックアップ 26・27
食堂 いなり食堂
書作 筆文字工房すヾり
書籍・CD・DVD・ゲームソフト サンキューランド啓文社新市店
喫茶レストラン ラメール
■資料
県下金融経済状況(11月) 21
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
ホームページの発信元(269) 尾道観光協会 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 31
特ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
ふりむけばデザイン「土着のデザイン(6)」 ワラビーデザイン 寺延匡昭 11
それゆけ!みはら応援団(23) 三原市職員自主研究グループみはら応援団 14
ハイテク最前線(327) 広島県総合技術研究所東部技術センター 17
風水学 平成21年己丑九紫火気年を占う 小林将利 18
長州藩の危機(3) 楠智幸 瀬戸内海運 22
共立機械製作所が一貫体制の下関工場建設
船舶用機械装置・部品製造の(株)共立機械製作所(三原市)は、山口県下関市で関門海峡に面した旧林兼造船所跡地に新工場「下関工場」を建設すると発表した。
11月2日、下関市役所に同社の池内義治社長らが訪れ、江島潔市長と、山口県の佐本敏朗商工労働部長が立会して進出協定に調印した。
下関工場は同所の敷地面積13万3,580平方mに、工場3棟と機械工場1棟を3期に分け建設する。第1期工事は平成21年1月に着工、3月に完成、第3期工事は22年12月に完成する予定。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)円福寺が社長交替と展示会
建材卸、職場の環境設備改善と水回り製品設置工事の(株)円福寺(尾道市)は円福寺健一郎社長が会長に退き、12月1日付で長男の円福寺雅之氏(41)が福山支店長から代表取締役社長に就任した。
この12月には同社の最新情報を集めた「住まいの省エネ提案会」を13日に福山支店で、20日に尾道本社で行う計画となっており、同社新体制での今後の方向を示す。
同社はオフィス、工場、倉庫、一般住宅などの環境を改善する設備販売に軸足を移しており、今回の展示会には太陽光発電システム、超節水トイレ、LED照明、換気システム、断熱サッシ、床暖房、IHクッキングヒーターなど有名メーカーの最新エコ商品をそろえる。
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日東電工が市内最大の自走式立体駐車場
日東電工(株)(大阪市)尾道事業所(尾道市)は、同事業所の北側所有地に建設していた従業員用駐車場が完成し、11月13日に竣工式を行い25日から利用が始まった。
完成した駐車場は鉄骨造り2階建て3層の自走式立体駐車場で、駐車能力は470台、市内最大規模の立体駐車場となる。
尾道事業所には従業員約2,450人が勤務しており、最も多かった時には約1,300人がマイカー通勤しており、通勤時間帯には交通渋滞も発生していた。地域住民や環境への悪影響に配慮した同事業所がバス通勤を奨励し、正門前には自社の投資によるロータリーを設けるなど、環境整備にも積極的に取り組み、現在ではマイカー通勤は約500台に減少し、約850人がバス通勤に転換している。
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東部工業技術センターが研究成果発表会
県立総合技術研究所東部工業技術センター(福山市)は3日、地元企業の製造技術者ら約50人を対象に同センター2階講堂で職員による研究成果発表会を行った。
はじめに節家孝志所長が同研究所の組織概要を説明、続いて来年春には日本初の「電子・ロボット工学科」を置く福山大学工学部の千葉利晃工学部長(情報工学科教授)が、同学科にはロボカップ世界大会で5連覇し、米専門誌で「未来を変える33人」にも選ばれているロボットクリエイター高橋智隆氏を客員教授に招いたカリキュラムを実施するなど大学の特長を説明した。
職員の発表では「新しい接合ツールを用いた鋼板用摩擦攪拌点接合技術の開発」「鋳鋼への鋳込み同時表面硬化層の作製とその改質層特性」「周波数特化型自動車用吸音材料の開発」「人間工学による園芸はさみの開発」「高セキュリティ・低コストの遠隔監視システム」「樹脂含浸及び熱処理による低比重重材の寸法安定化及び表面の強度化」のテーマで各担当者が現況を発表した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
経営者資質も乱高下 ブレない経済対策を
まちかどピックアップ --------2008年12月10日号掲載
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人に優しい!財布に優しい!伝統の食堂
尾道市の向島支所の前を通る道は現在の産業道路が整備されるまでバスも通るメーンロードだった。昭和39年からある「いなり食堂」はその道が川尻交差点から西の有井方面へ抜ける途中にある◆オーナーの稲荷英子さんは岡山県出身、17年前に夫の母が27年間やっていた店を引き継いだ。会社勤めからの転身、全く経験の無い所から一人で始めたのは3カ月も悩んだ末のこと。現在は同じく向島に嫁いできた妹さんが手伝っている◆開店当初からの定番◎お好み焼き1品入り¥350を始め◎日替わり定食¥550◎カレー¥400◎カツカレー¥600◎ラーメン(塩・醤油)¥350◎うどん¥250◎そばめし¥500と驚くほど安い。引き継いだ時に50円ほど値上げしただけで今も同じ◆評判のお好み焼きは店内で食べてももちろん、お持ち帰りでもとっても美味!!「肉玉大」と注文しても¥450ですむ◆もう一つ癖になるおすすめは◎辛いラーメン¥400。普通の辛い系のように粉末の唐辛子ではなく、数本の鷹の爪とにんにく、ひき肉、もやしの入った絶品。辛いもの好きにはたまらない、味わい深い辛さのラーメンで、癖になるから要注意。
まちかどピックアップ --------2008年12月10日号掲載
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「書のまち福山」で初個展
福山市大黒町のギャラリーくわみつで13日から22日まで「筆文字工房すヾり」を主宰する書家・中村文美さんの念願だった初個展「空をゆくものちへのオマージュ」が開かれる。午前11時から午後7時、会期中無休◆現代アートから得たヒントを昇華した展示で、「書作展としては実験的な試み」というが、中村さんが触れてきた芸術表現をベースに考えると自然な見せ方という。大型作品約20点、小さな作品は50点以上、直筆のカレンダー作品も紹介する。初個展への思いは「私は書という表現の力を借りて/空を目指すことはできないだろうか。/空をゆくものたちへのオマージュ。/それは小さな祈りなのかもしれない(抜粋)」とのメッセージに凝縮されている◆また「書を楽しく、年賀状をもっと楽しく」をテーマに、ポストカードブック「いや重け吉事(いやしけよごと)」を発売した。よいことがますます重なりますように、との願いを込めた書と、日本の伝統的な色柄を組み合わせた。年賀状だけでなく礼状やインテリアなど利用シーンを想像するだけで楽しい22種類の作品集となっている。
すヾりblog「綴(つヾり)」URL http://plaza.rakuten.co.jp/ayasuzuri/
まちかどピックアップ --------2008年12月10日号掲載
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2倍の広さになってゲームソフト販売も新設
書籍・CD・DVD販売のサンキューランド啓文社新市店(金本憲司店長)が11月8日、売り場面積が約2倍になってリニューアルオープン。今までのCD・DVD販売に加え、ゲームソフトの販売コーナー「wanpaku」も新しく加わった◆書籍の売り場は約1.5倍の726平方mに拡大。よりジャンルが分かり易いように、ほぼ全ての書棚の上にジャンル表示の看板も取り付けた。時代小説も充実させ、語学・資格関係の書籍も約3倍に拡充させた。同時に通路も広くなり、ゆったりと吟味することができる◆CD・DVDの販売コーナーは新設した出入り口を入ってすぐの場所に移動、便利になった。さらにその隣は新設の約130平方mのゲームソフト販売コーナー。サンキューランドとしてのバラエティー増加で来店魅力も向上した◆12月初旬にはリニューアル記念にガラガラ抽選会も実施、ゲーム機など豪華景品をプレゼントした。啓文社全店舗で利用できるプリペイド方式の会員カード「COREカード」ももちろん利用できる。ゲームソフトも加わり、新年は元日から営業を始める。
まちかどピックアップ --------2008年12月10日号掲載
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懐かしさ残る再会の場所
「地元の人に支えられてきたからこそ、38年という長い間続けることができました」と「ラメール」の店主城川さんは振り返る。歩んできた歴史をそのままに、店の構えが物語る◆神辺では2件目にできた喫茶店。当時喫茶店はハイカラな都会文化であったということも手伝って、若者を始めとした地域の人気店として定着する。そして徐々に店舗を拡張し、喫茶レストランとして発展することになる。昔からあるメニュー「ステーキ定食」や「コロッケ定食」は当時と変わらぬ定番メニューとして人気だ。歴史あるラメールの魅力の一つ「懐かしさ」ある味を求めて地元の人が集まってくる◆店内は当時の面影そのままの仕切りがのんびりした時間を演出しゆっくりと時を刻む。窓からは周りの開発がなかったおかげで、のどかな田園や神社、そして四季を感じ取れる林も当時のままに残っている。昔の姿そのままのゲームテーブルでインベーダーゲームを楽しむのも懐かしい◆「帰省時に店を訪れると昔懐かしの顔に巡り合えて元気がもらえる。そんな声を聞くとだからまだまだ現役でがんばっていきたい」と意気込みを話す。