2009年7月10日号
『しまなみ海道10周年記念のまちづくりサミットin尾道アトラクション』 7月5日、尾道市向島町の尾道市民センター(ココロ)で開催。写真は高見小児童の高見山太鼓。 |
■トピックス
増収増益過去最高の尾道造船(株) 新社長に中部隆氏が就任 6
社長は福山大の伏見教授 (株)ICRASが因島でトラフグ陸上養殖開始 9
福利物産(株)の3商品がモンドセレクションで金・銀賞受賞 13
評価高まる「雪舟再来」水墨画家 七類堂天谿氏の中国展覧会盛会 22
■スポット
人 事 内海造船(株)新社長に森弘行氏 (株)京泉工業は京泉晴洋氏 7・14
振 興 尾道サイクリング協会が今治に電動自動車寄贈 7
変 更 アポロ事務機(株)が40周年機に「(株)アポレックス」へ 8
駅 前 繊維ビル跡フローレンス福山 第1期即完売で2期分譲 23
■記事
御袖天満宮天神祭(2)・福山自動車時計博物館(8)・鈴木事務機(10)
地方銀行フードセレクション(10)・三原プレミアム商品券(11)・尾道商議所(12)
シネマ尾道・わら工房(12)・しまなみ信金(15)・尾道万博(15)
スーパーボーヤ(16)・国際ソロプチミストローズ福山(17)
福山税関支署貿易概況(17)・三原合同求人説明会(17)・たなかりかさん(23)
■この人に聞く 2・3
笠原壽太郎さん しまなみ信用金庫理事長
■この機に語れば 23
高橋義明さん (株)プロテクター代表取締役
森島敏晴さん アポロ事務機(株)(新社名・(株)アポレックス)社長
三谷正紀さん 尾道造船(株)専務尾道造船所所長
伏見浩さん (株)ICRAS社長
■まちかどピックアップ 30・31
夏休み親子体験教室 趣味の教室ハル
マンションギャラリー フローレンス福山ローズタワー
武道具店 龍道武道具店
パン屋 そらまめ
■資料
赤ランプ 24
県下金融経済状況(6月) 21
最近決算企業の概況 30
ホームページの発信元(290)「なかた美術館」 29
セミナー情報 32
建築ニュース 33
新設会社 34・35
特ダネ!びんご「イベント百科」 36
■連載
それいけ!みはら応援団(30) 三原市職員自主研究グループ みはら応援団 11
ふりむけばデザイン「土着のデザイン」(13) ワラビーデザイン 寺延匡昭 13
映画館より愛をこめて(8) NPOシネマ尾道 河本清順 17
留守政府の征韓論 瀬戸内海運 楠智幸 26
尾道造船社長に中部隆氏就任
尾道造船(株)(本社神戸市)は、6月26日開催した株主総会後の取締役会で、濱根義和社長が代表権のある会長に退き、中部隆専務が社長に昇格する役員人事を決めた。
新社長に就任した中部隆氏は、兵庫県出身、昭和44年7月生まれで39歳。趣味はゴルフ、父親は高校2年生のとき関西学生選手権に大学生に混じって出場、優勝を果たし一躍有名になった故中部銀次郎氏。
尾道造船が発表した平成21年3月期の業績は、売上高597億2,800万円(前期比6.3%増)経常利益60億3,782万円(12.5%増)、当期純利益33億4,942円(21.0%増)。
期中では船体ブロック製造の向島工場、パイプ加工等の松永工場新設と設備機器等で約75億円の大型投資を行い、予定通りの稼働を続けている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
内海造船新社長に森弘行氏
内海造船(株)(尾道市瀬戸田町)は、6月25日開催した株主総会後の取締役会で、嶋末幸雄社長が取締役相談役に退き、新社長には特別顧問の森弘行氏が就任する役員人事を決め就任した。
森弘行氏は鳥取県出身、昭和21年11月生まれで62歳。6月25日付けで正式に社長に就任した。
平成22年3月期業績予想は連結売上高668億円(前期比57%増)、経常利益23億1,000万円(12.2%減)、当期純利益12億6,000万円(2.8%減)の増収減益を見込む。
京泉工業設の新社長に京泉晴洋専務が昇格
船舶用オイルタイトハッチやアンカーチェーンストッパー、ワイヤーリールなど船舶艤装品メーカーとして着実に市場を拡大している(株)京泉工業(尾道市)は、京泉孝男氏が昭和44年創業、49年会社設立から今年で創業40周年、会社設立35周年を迎えた。
創業社長の京泉孝男氏は会長に退き、専務を社長に昇格させた。
新社長の京泉晴洋氏は、昭和35年6月生まれで49歳、前社長の長男。さる7月1日付けで代表取締役社長に就任した。
同社は全国の造船所を取引先に船舶艤装品製造を主に最近年間売上高60億円を計上している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
福利物産3点がモンドセレクション金・銀受賞
「味付けちりめん」で知られる福利物産(株)(尾道市)の製造する食品3種が今年度モンドセレクションの金賞2点、銀賞1点を受賞、受賞を記念し7月1日から特別セットの販売を始めた。
初めて出品したモンドセレクションで丹波産黒豆を丁寧に仕上げた煮豆「べっぴんさん」が金賞、くるみと小女子を組み合わせて炊き上げた「くるみ小女子」が金賞、くるみをカリッとした食感に黒砂糖と生姜で仕上げた「くるみ黒糖」が銀賞を受賞した。
記念の3点セットは限定500個を販売。受賞商品それぞれ1点と同社が営業している直営店舗の北前亭で販売しているオリジナル絵ハガキ4枚を付録、価格を2,100円とした。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(有)スーパーボーヤがサージカルマスク販売強化
(有)スーパーボーヤ(三原市、℡0848・67・7160)は新型インフルエンザの感染者が広島県内で相次いで発生していることから、インフルエンザ予防に効果的と言われるサージカルマスクの販売を強化している。
取り扱うサージカルマスクは不織布三層構造で、ノーズピース装備のため鼻にピッタリフィット。口元には空間ができ、話しやすいとともに口紅がマスクに付きにくく、疲労感も少ないなどの特徴がある。中国製で同社が販売者となっている。
希望小売価格は5枚入り1袋315円。50枚入り徳用セットは2,625円で販売する。電話注文も受け付け、送料も同社が負担する。小売希望者には別途卸売りも行う。
同社は健康・美容関連商品の卸・小売業者。近年は爪磨き製品「シャインネイル」の総販売元として成長した。美容商品販売店等を通じて全国に販売、ピーク時は月約5万個を出荷、マニキュア不用でピカピカの爪になる爪磨きの流行を起こしている。希望小売価格は1個630円。
新型インフルエンザ感染はまだまだ感染が広がっており、秋のインフルエンザ流行シーズンに向け、予断の許されない状況にある。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
時代の転換期を示唆 尾道と上海での万博
まちかどピックアップ --------2009年7月10日号掲載
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ハードルを低〜く! もっと武道を広めたい!
国道184号沿い新尾道駅北の大池近くに剣道・柔道・空手・合気道など武道全般の道具類を扱う「龍道武道具店」がオープンした。オーナーの高橋義明さんは自らも剣道4段、近くの中学校などで指導している。本業は(株)プロテクターで損害保険・生命保険の保険業務を行っている(http://www.onomichi-hoken.jp)。剣道や柔道など武道に興味を持ったり、魅力を感じている人も多いだろう。しかし「剣道を始めたいけど防具が高い」「綺麗な剣道着、すてきな袴で試合に出たいけど高そう」などと思って一歩が踏み出せない方も多くいるようだ。高橋さんはその壁を取り払い、多くの人、特に子どもたちに武道の底辺を広げたいと考えて「龍道武道具店」を開いた。実際、竹刀が高く、割れてもバランスが悪くても組み合わせて使うしかない場合もあるという父兄の声を聞き、地元中心に販売している。武道は忍耐力と礼儀正しさが身に着くので「うちの子にも」と考える方は目に付いた道場を見学するとよい。お店に行くと色々相談に乗ってもらえる。
まちかどピックアップ --------2009年7月10日号掲載
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マンション空間を本物と同じ間取りで体験
JR福山駅前の繊維ビル跡で工事が本格化している福山駅前再開発事業の住宅棟「フローレンス福山ローズタワー」の第1期分譲は即日完売した。現在は第2期の分譲が始まっている。平成23年1月が完成予定。章栄不動産(株)(広島市)が開発、28階建ての5階から28階までがマンションで140戸の計画。福山初の地上100mという超高層複合レジデンスになる◆マンション販売は「フローレンス福山ローズタワー」の住居タイプ2タイプを備えたマンションギャラリーが建設地と同じ駅前通り約800m南(道路向い側)に既に開設している◆中にはシアタールームもあり、マンションの特徴を約7分の映像で楽しみながら知ることができ、87分の1という迫力ある完成予想モデルで、立地環境なども視覚的に確認できる。また福山初という中間免震構造も模型で構造が説明されており、積層ゴムを設置しているために一般的なマンションに比べ、ゆっくりと揺れる構造となっていることが理解できる◆実際のマンションはJR福山駅まで徒歩3分。自走式駐車場、地下にスーパーも予定され、都市生活に便利な住環境となる。
まちかどピックアップ --------2009年7月10日号掲載
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親子で体験 陶芸とプリザーブドフラワー
陶芸や銀粘土細工、トールペイントにヨガ…。生活を彩りと豊かさを添える趣味の世界にどっぷりはまれるのが「趣味の教室ハル」。夏休みには恒例となっている親子体験教室を開き、親子でわいわいがやがや楽しめるものづくり空間を提供、親子にとって頭痛の種の一つでもある「夏休みの宿題」をサポートする。今年は陶芸とプリザーブドフラワーの体験教室◆小中学生と保護者対象の陶芸教室は7月25日午後1時30分と4時30分、26日午前10時と午後2時から各2時間の4コース。湯飲みやお茶碗、マグカップ、ビアグラスなど自分だけの作品を作る。参加費は材料費込みで1人2,000円、定員は各25人。絵付けは別途500円で、8月中に引渡しとなる◆プリザーブドフラワーは小学生と保護者が対象。8月4日と7日の午前10時から正午までで、見た目も質感もリアルな「トロピカルクリームソーダ」を作る。インテリアにすれば、涼しげな空間に早変わり。参加費は材料費込みで1人3,500円。定員は各コース15人。木工用ボンド、ハサミ、カッターは持参する。
まちかどピックアップ --------2009年7月10日号掲載
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神石高原町地産食材をベースに
生まれも育ちも神石高原の「そらまめ」工房のオーナー石田さんと横儀さん。「神石高原で採れた新鮮な野菜やフルーツにこだわったパン、お菓子のお店を持ちたい」との夢を叶え、新たな目標に向かっている◆「そらまめ」の1日は、神石高原で採れた野菜、フルーツなどの食材を使ったオリジナルパンやお菓子作りから始まる。早朝に作ったパンやお菓子を、神石高原町のスーパーや道の駅などの契約店に届ける。その後は、車を使っての移動販売と汗を流す。「たくさんの人に届けたいから、がんばれるし、楽しい」と笑顔で話す◆7月には、神石高原町の特産品の一つであるトマトが旬を迎える。この度、このトマトを活かした新しい食感のパンが完成した。パン生地にまるごとトマトが入った逸品。バジルペーストが風味にアクセントを加え、トマトのジューシーさが新しい食感を楽しませてくれる。日本人の食として浸透したイタリアンの味ゆえに、だれもが楽しめるオリジナルパンに仕上がった。7月からの製造販売開始する◆福山市では南蔵王にある神石高原まるごと市場で、そらまめの味を身近に楽しむことが出来る。