2010年7月1日号
『キューピーとバラのまち福山を願う横断幕』 9月19日、アジアで版権を管理する北川和夫氏が奥さんと福山市の有志に夢を描いた横断幕を寄贈した。 |
■トピックス
「キューピー」福山のシンボルに 経営者ら有志がプロジェクト発足 4
ストリーズコーポレーション 別荘や店舗向け中古トレーラーハウス販売 6
賃貸経営ノウハウ共有へ「福山大家の会」設立 (有)豊田地所が事務局 12
尾道商議所マル経融資が中国5県トップ てっぱん・海フェスで飛躍へ 14
■スポット
好 評 英会話講師ジョセフさん 子ども向け教室に外国株ゲーム採用 9
銘 菓 シリーズ(2)栄誉大賞「はっさくブッセ」因島の菓子処中島 13
振 興 尾道市商連総会 呼称統一「尾道本通り活性化計画」発表 16・17
贈 呈 古川技術振興財団が今年も8人に研究者助成・奨学金 18
■記事
天満屋福山店(5)・ティ・ナ・ナ(7)・醉心山根本店(8)・福山商議所(8)
尾道観光協会(9)・自重堂(10)・cafe風琴(10)・福山八幡宮(10)
県商工会連合会(12)・尾道白樺美術館(14)
三原市新倉土地区画整理組合(15)・福山臨床検査センター(17)
しまなみ信金(17)・尾道市倫理法人会(21)
■この人に聞く 2・3
河崎京子さん 円ブリオ福山代表
■この機に語れば 23
岡田哲也さん ストリーズコーポレーション
山根秀朋さん (株)醉心山根本店社長
古川雅章さん 古川技術振興財団理事長
前田一輝さん アントレステーション代表
■まちかどピックアップ 26・27
お好み焼き ブン太
スーパー銭湯 栗原温泉
レストラン・喫茶・仕出し みつばち
寺院 明王院
■資料
最近決算企業の概況 30
赤ランプ 20
競売情報 21
ホームページの発信元(325) 「オタフクソース」 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
広報戦略こぼれ話(30) 河野正夫 ロゴス(株) 11
売上を10倍にしたエンジニア(13) ユニバーサル開発設計事務所 三谷干城 22
賃貸経営学ぶ「福山大家の会」設立
福山を中心に備後エリアで賃貸経営を行う大家が、情報交換やコミュニティサイトなどを通じて経営ノウハウを学ぶ「福山大家の会」が設立された。福山市丸之内の福寿会館を会場に6月26日開かれた設立総会には福山市内のほか尾道、東広島などから約20人が参加し、情報交換会やセミナーなどの活動方針を確認して活動をスタートさせた。
事務局は(有)豊田地所(福山市)。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
商店街連合会が「尾道本通り活性化計画」発表
尾道市商店街連合会(木織雅子理事長)は6月16日、グリーンヒルホテル尾道で総会を開き、活性化委員会が策定した「尾道本通り活性化計画」を承認、古くて新しい商店街に向けた第一歩を踏み出した。
総会後、来賓を招いた懇親会の冒頭で「尾道本通り活性化計画」を対外的に初めて発表した。
「遊ぶ、住む、楽しむ」と題した尾道本通り活性化計画は平安期の港まちに自然発生的にできた市街地に端を発する歴史認識の下、昭和21年に土堂中央商店街が結成されてから現在までの歩みで始まり、現状認識、抱える問題、立地環境、達成目標などを明確化、新しいコンセプトを「幸福のための進化・遊ぶ、住む、楽しむ」と定め、具体的な実行計画を短期、中期、長期に分けて列挙している。
その中で、急速な商店街の過疎化が起きている現状を認識、将来は商店街を維持することができなくなる危機感を持った上で、観光地、街医者が多いこと、有力な公立高校や小学校の通学圏であること、尾道らしい祭りの主要舞台など立地メリットを生かした取り組みを掲げている。
■尾道本通り活性化計画
具体的には次の7つの柱に沿って取り組む。
「花と緑の潤いのある空間」。アーケードの柱の根元に花を設置するなど。
「居住人口増加・空き家対策」。低層マンションや高齢者専用賃貸マンションの整備など。
「若者に支持される個性ある商店街」。ゾーニングして若者が増える施設の導入など。
「各イベントへの対策」。誓文払いに替わってさくら祭りを最大のイベント位置づけ、土曜夜店を帰郷者の多いお盆まで実施するなどの改善と人が集まるイベントに向けた販売戦略など。
「音響・照明」。統一した照明と音響、夜間の危険性を低下させる常夜灯の点灯、若者の意見を取り入れた音響の午後8時または9時までの実施など。
「システム」。共通券ではなく市域の駐車場の駐車券を連合会で一括購入して個店で活用するなどの駐車場策、10~15人乗りの小型低床無料バスの時速15キロ以下での運行を目指す低床バス社会実験。
「インフォメーション」。「尾道本通り」の冠を付した各商店街の呼称方法の統一、インターネットなどの積極活用、商工会議所の実施する元気な店表彰制度の活用など。
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ストリーズが中古トレーラーハウス販売開始
ストリーズコーポレーション(福山市)は全国でも珍しい中古トレーラーハウスの販売を4月から始め、利用例のPRも兼ねたカフェ&ソフトクリーム「STREAZZ」(ストリーズ)の店舗も6月12日にオープンさせた。
トレーラーハウスはけん引するタイプのキャンピング施設。アメリカで普及しており、長さ4~14mほどの多様なタイプがある。設備はシャワー、キッチン、トイレ、ベッドなどが装備されており、水道栓と電気コンセントがあれば、直ぐに生活が始められる。
このほどオープンしたカフェ&ソフトクリーム「STREAZZ」はトレーラーハウスとして世界的に人気が高く、弾丸列車風の個性的な外観が特徴の「エアーストリーム」を改装して店舗にした。
ソフトクリーム各種とかき氷、シェーク、ソフトドリンク各種、チーズドックなどをオリジナルの味でテイクアウト可能な形でも提供している。
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キューピータウンプロジェクトが始動
ローズオニールが描き、誰からも愛され、天使の赤ちゃんをイメージさせる「キューピー」を福山のシンボルキャラクターに位置づけ、まちづくりを行おうと有志が集まり、6月25日に福山市内で「ふくやま『ローズオニールキューピータウン』プロジェクト」(中川理会長)が発足した。
「ローズオニールキューピー」は1909年にアメリカのローズオニールがキューピットをヒントに生み出した愛くるしい赤ちゃんのようなイラストが原点で、昨年誕生100周年を迎えた。
生活雑貨をはじめ、あらゆる分野で利用可能なキャラクターのアジアでの著作使用権は童話画家でもある㈱ローズオニールキューピー・インターナショナル(大阪市)社長の北川和夫氏が管理者。キューピーを使った雑貨を取り扱う商売繁盛研究所(福山市神辺町)の有吉伸一所長が友人の(有)中川塗装(福山市引野町)の中川理社長と夢を語る中でキューピーを福山のシンボルキャラクターにするアイデアが生まれ、二人が北川氏に提案したところ、北川氏が抱いていた夢と一致、まちづくりを前提にした使用許可が得られたもの。
キューピーを生んだローズオニールは名前に因み、バラも愛した。そのため誰からも愛されるキューピーとバラを組み合わせた作品も多く、キューピーがバラと大勢の仲間に囲まれたまち「キューピーヴィレ」を理想郷としている。この「キューピーヴィレ」をバラのまち福山で実現させようという目標も掲げた。
発足に先立ち六月二十日には北川氏が㈱ローズオニールキューピー・インターナショナル取締役でもある美佐子夫人と福山市を訪れ、福山とバラとキューピーを組み合わせたイラストとキューピーヴィレをイメージした横断幕作品を有志に手渡しで寄贈した。
発起人には高橋秀年ウエスギ㈱専務、倉田安彦クラタ食品(有)社長、寺田雅一㈱寺田鉄工所社長なども加わっており、14人で発足した。
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こぼれ話―タイトル
またも梅雨模様選挙 誰に託すか日本晴れ