土肥病院が被爆量75%低減CT最新鋭機 三原・尾道エリア初
医療法人清幸会土肥病院(三原市城町、土肥俊一郎院長)は10月に64列CTの最新鋭機3台を導入して単列の従来機から更新、高画質ながら被曝量は低減でき、心臓の血管検査も可能になったことから、気軽な来院と検査を呼びかけている。
被曝量を意識する人が増えていることもあり被曝量低減機構を搭載した東芝製の最新機種を三原・尾道エリアで初めて採用した。旧型に比べ最大で75%被曝量を抑えられる。
検出器が従来の1列から64列に増え、検査時間が10分の1〜5分の1程度に短くなると同時に画質も向上。動いている心臓の血管検査も行える。静脈注射後に検査し、息を止めておく時間は10秒以下。輪切り画像をコンピュータ処理して心臓や冠動脈を3D化することで、レントゲンでは影になって見えなかった部分も自由に画像化でき、彩色処理などで血管の状況をより分かり易く説明でき、治療方針も立てやすくなる。
調度品の亀川がイランの品物絨毯「ギャッベ」販売
調度品の亀川(福山市胡町、亀川泰嗣代表)は、イランの遊牧民族が手掛ける一品物の草木染絨毯「ギャッベ」の販売を18日(金)から始める。直接買い付けて販売するのは県内でも珍しいケース。
評価の高まっている「ギャッベ」はイラン・ペルシャ地方の遊牧民族カシュガイ族が生産。手紡ぎ、手染め、手織りのあたたかみに魅せられた同店は現地法人ゾランヴァリ社の代理店として契約。同社は全世界にアートとしてのギャッベの普及に力を入れており、2度のオスカーなど数々の受賞歴がある。9月に亀川泰嗣代表と幸子さん夫妻が実際に現地を訪れ、カシュガイ族と交流。ゾランヴァリ社の工場見学も含め生産から出荷までの工程を体験して知識を深め、作品を見ながら500枚を直接買い付けた。
中小企業診断士の高東さん 新たな農ビジネス目指す
三原市出身で広島市を拠点に活動している中小企業診断士、H&T戦略コンサルティング(広島市西区)代表の高東浩昭さんは、高東自然農園(三原市本郷町善入寺)から新たな農ビジネスの展開を計画。10月には竹原市内のコンビニで地元農家などからの産品を集めた直売会を初企画するなど挑戦を始めた。
独立前、マツダ㈱に勤務。商品ブランドマーケティング部主任昇進を機に実家の農業を継ぐため退職、2年前に中小企業診断士資格を取得。昨年より農薬、化学肥料を使わす米を栽培、タイヤチェーンを引っ張るチェーン除草に取り組むなど、自然栽培にこだわる。天日乾燥させたイセヒカリはマクロビオテック講師ら健康な食生活を実践する広島の顧客と年間契約。10月末からネット通販も始めた。農家から集めた産品をコンビニで販売する企画にも携わった。
こぼれ話—タイトル
温暖な箱庭のまち
尾道の人材養成力
2011年11月1日号
『「理念と経営」経営者の会主催の田舞徳太郎講演会』に450人 10月24日に福山ニューキャッスルホテルで開催。広島、岡山からも含め多くの経営者が聴講した。 |
■トピックス
渡辺順子さんとヴァル氏招きヒラオカが未公開ワイン試飲会 10
広島土産目指しサゴタニ牛乳使用 (有)共楽堂が「広島チョコラ」 11
NPO府中ノアンテナと(株)トイロ 親子机づくり体験を初企画 13
食文化発信「おのみち大てっぱん博」に6万人 東北物産展も 16・17
■スポット
集 約 内海造船(株)が田熊工場を閉鎖 瀬戸田工場に集約 4
企 画 MORII SHOW-TEN主催 三原・順勝寺で名工の「三線展」 12
来 尾 脳科学者・茂木健一郎がシネマ尾道で12月に講演 12
交 流 守成クラブ福山が100回目の例会開催 100人参加目指す 15
■記事
アイネスフクヤマ(4)・両備信組(5)・しまなみ信金(5)
テックランド福山北店(5)・笠岡ラーメンパラダイス(6)
三原カキ小屋(6)・平山郁夫美術館(10)・瀬戸内フードフェスティバル(11)
みろくの里(13)・谷口屋(14)・備後府中焼きを広める会(14)・葦芳会(17)・
■この人に聞く 2・3
藤井壽峰さん 書家・暢筆会会長
■この機に語れば 23
吉原寛さん
花のよしはら
磯?雅一さん 「WITH THE SUNHOTEL」企画運営者
中田志郎さん
尾道浪漫珈琲東尾道店店長
菅和子さん (有)無農薬機能水研究所 ドライフードアドバイザー
■まちかどピックアップ 26・27
重慶料理 好又来本店
ネイルハウス ティアラ
ミートパイ THE FLYING PIEMAN
イベント 第1回 廣嶋輝心會 アートトラックチャリティ撮影会
■資料
最近決算企業の概況 31
赤ランプ 19
ホームページの発信元(373) 「福山商工会議所動画サイト」 23
入札情報 20・21
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
売上を10倍にしたエンジニア(3-26) ユニバーサル開発設計事務所 三谷干城 22
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
ヒラオカ 渡辺順子さんとブレワインオーナー招き未公開ワイン試飲
リカーショップヒラオカ(㈲平岡商店、三原市宮浦、平岡修二社長)は11月20日(日)正午から午後2時頃まで、三原市本町の平岡社長自宅の蔵でワインの試飲会を実施する。
著名なワインスペシャリスト渡辺順子さんと、カリフォルニアの次世代カルトワインとして注目されるブレファミリーワインズオーナーのヴァル・ブレ氏をゲストに招き、日本未公開の貴重な5種を、専門家のトークや造り手の思いを聞きながら味わう。参加費4000円。
渡辺さんは欧米の愛好家やワイン商と取引、コンサルや執筆活動などを通じてワイン文化をアジアへ広めている。ブレファミリーワインズのヴァル氏が手掛けるワインは、ハリウッドスターがこぞって買い求めており、日本にはなかなか廻ってこないという。
県産品サゴタニ牛乳使い(有)共楽堂が「広島チョコラ」
和洋菓子製造販売の㈲共楽堂(三原市皆実、芝伐敏宏社長)は11月1日(火)、県内産の高品質な牛乳「サゴタニ牛乳」を原料とした生チョコの焼き菓子「広島チョコラ」を発売する。
季節限定の「ひとぶつのマスカット」「ほくほ栗」のヒット商品を持つ同社が、初めて地元色を打ち出し「広島土産」として売り出す。県内産の「ダゴタニ牛乳」にベルギー産のチョコレートを合わせた濃厚な生チョコを、しっとりしたココア生地で包んで焼き上げた。既存商品の「焼き上げ生ショコラ」より価格を下げ、1個120円で、シックな金色の箱入りは4個入り525円、8個入り1050円。本店とイオン三原店内の城町店で販売するほか、広島の三越など百貨店と、宅配事業も展開している㈱砂谷の販路を含め、主に県内での販売を計画。「広島土産」としての普及を目指す。目標は3年後に1億円の売り上げ。
NPO府中ノアンテナと㈱トイロが親子で机作り体験企画
府中市の活性化を目指して活動を行っているNPO法人府中ノアンテナ(平地緑代表理事)と家具企画、ネット販売などの㈱トイロ(府中市高木町、龍田昌樹社長)は「親子で体験する、府中ノ学習机づくり。」を初めて共同企画し、募集を始めた。
親子で家具職人の指導を受けながら、4本脚で飽きが来ず大人になっても使用できるシンプルなデザインの学習机を作る。デザインは家具のネットショップ「家具の里」を運営する㈱トイロが手掛けた。伐採風景、家具工場見学などを含め3カ月かけて制作し、来年の最終日の3月11日に完成後、父から子への「贈呈式」もある。参加費は親子1組で12万5000円、定員は15組。