西国寺(尾道市)の星供節分会
△西国寺(尾道市)の「星供節分会」護摩法要
△麻生章雄院家よりおさずけ(法話)
△約1000人の善男善女へ亥年生まれの地元経済人夫妻が豆まき
△正面左の福男夫妻、金堂は重要文化財
△今年は17組と多く、正面から右に回ったところからも豆まき
第4回フクロクアート「はじめまし展」
△会場内のモナリザのコーナー
△東ちづるさんが購入した藤原多美子さん作「モナリザ」
△宮本亜門さんが購入した平野信治さん作「パンダ」
△モナリザをモチーフにした陶芸たち
△松本佳子さん作「つぼ」
△安原俊明さん作「ヘビとダンゴ」
△さおり織りの作品コーナー
■■■■■■モナリザも微笑んだ■■■■■■■
■◇◇◇◇◇第4回「はじめまし展」◇◇◇◇◇■
■◇◇福山六方学園の利用者が作品発表◇◇■
■■■表現力を高く評価する輪が全国へ■■■■
社会福祉法人創樹会(深川栗松理事長)が経営する知的障害者福祉施設の福山六方学園(福山市水呑町187、西山堅太郎園長、℡084・956・0255)は1月24日から28日まで同市西町のふくやま書道美術館市民ギャラリー(福山ロッツ8階)で、利用者の作品を集めた第4回「フクロクアート はじめまし展」を開催した。
会場には利用者のうち約50人が日常の施設利用の中で制作した約90作品を展示、あふれんばかりの個性が来場者の心を揺さぶっていた。
今回は企画として世界の名画「モナリザ」をモチーフにした作品を並べたコーナーが設けられたほか、絵画、陶芸、さおり織り、木工、金属オブジェ、ビーズ工芸品など幅広い分野の力作が並び、中には丸めた粘土と細長い粘土を組み合わせ、釉薬で塊にまとめたものを波のように並べた陶芸オブジェもあった。第4回と回を重ね、六方学園の利用者にはその芸術性が高く評価される人も増えている。
絵画では東ちづるさんが平野信治さん(31)の作品「志村けん」を買い上げ、東さんの紹介を受けた宮本亜門さんも同じく平野さんの作品「パンダ」を購入した。昨年福山市内で開かれたチャリティー展では同学園から出品していた藤原多美子さん(56)の作品を宮沢洋一衆議院議員が数ある中から気に入って購入するなどチャリティー精神を超えたファンとしての輪が広がっている。
また、動作で自己表現する小川由文さん(50)は不思議なダンスをする魅力が現代美術家・嶋本昭三氏の目に留まり、05年のベンチア・ビエンナーレの関連企画に映像映像作品が発表され、年老いた母とともに初の海外旅行を経験、現地でパフォーマンスを披露した。
さらに、小川さんは1月27日から滋賀県近江八幡市で始まったボーダーレスのアート展「ウチナル音~身体音からの造形~」(3月18日まで)で、同じ福山六方学園の橘高博枝さん(73)が筆一本を使って白い木箱を独自の文字で埋めた作品とともに、最新映像作品を披露している。
同アート展は同学園職員の櫛野展正さんが2人と他の3人(埼玉、大阪、滋賀)の作品を発表する企画を練り、独立行政法人福祉医療機構から認められて助成を得て、ボーダーレス・アートギャラリーNO―MAと社会福祉法人滋賀県社会福祉事業団の主催で開かれている。
福山六方学園利用者の作品はこれまでにも横浜市、船橋市、表参道ヒルズ、林原美術館、北京、香港などの展示会に出展され、好評を得ており、知名度が急上昇している。
福山六方学園では平成15年に福山六方学園を支える会(田中蘆雪会長=蒼心書道会会長)が誕生、平成21年10月に創立50周年を迎えることから老朽施設の拡充整備を支援する活動も活発化している。
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