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ふくやま美術館(福山市西町2―4―3)は3月30日(日)まで、冬季所蔵品展「穴をのぞく/むすんでひらいて、またむすぶ」を開催している。
「穴をのぞく」と「むすぶ」をテーマに、作品の新たな見方を提案する特集展示。「穴をのぞく」では穴が開いた作品や、かつて穴があった作品、穴がなければ生まれなかった作品の展示を通して「穴ザー・ワールド」にいざなう。
「むすんでひらいて、またむすぶ」というテーマでは靴紐を結ぶ、古紙を束ねるといった日常的な行為をはじめ、約束を結ぶ、東西を陸路で結ぶなど、身の回りにあふれている多様な「むすび」を表現した美術作品を紹介する。
開館時間は9時30分から17時まで。月曜休館だが2月24日(月・休)は開館し、25日(火)は休館する。観覧料は一般310円、高校生以下無料。
問い合わせ℡084・932・2345ふくやま美術館
圓鍔勝三彫刻美術館(尾道市御調町高尾220)は2月16日(日)まで、冬季展「圓鍔勝三 サインとはんこ」を開催している。
圓鍔勝三は晩年、彫刻家を目指したきっかけは小学生のころにあったと語っている。それは一つの「はんこ」から始まったという。
同展は圓鍔勝三の落款やサインに関係するエピソードを紹介する。見逃しがちな部分だが、作品の一部として圓鍔の発想の面白さを知ることができる。
開館時間は9時から17時まで(入館は16時30分まで)。月曜休館だが祝日の場合は翌火曜休館となる。入館料は一般420円、高校生310円、中学生以下・70歳以上・各種手帳所持者は無料(要証明)。
問い合わせ℡0848・76・2888圓鍔勝三彫刻美術館
ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館、福山市西町2―4―1)は2月1日(土)10時から16時まで、広島県立歴史博物館・奈良県桜井市・田原本町共催シンポジウム「卑弥呼のクニを探る~邪馬台国時代の瀬戸内とヤマト~」を開催する。
詳細は次の通り。
【基調講演】10時10分~11時40分▽「瀬戸内海の弥生墳丘墓と対外交易」野島永氏(広島大学教授)
【事例報告】12時45分~14時45分▽「邪馬台国時代の唐古・鍵遺跡」藤田三郎氏(田原本町埋蔵文化財センター長)▽「邪馬台国時代の纏向遺跡」橋本輝彦氏(桜井市立埋蔵文化財センター所長)▽「邪馬台国時代の神辺平野と御領遺跡」尾崎光伸氏(同館主任学芸員)
【シンポジウム】15時5分~15時55分▽テーマ「邪馬台国時代の瀬戸内とヤマト」▽パネリスト…野島氏・藤田氏・橋本氏▽コーディネータ―…尾崎氏
会場は同館地下講堂。定員は270人だが、超えた場合は研修室で聴講できる。入場無料、申し込み不要。
問い合わせ℡084・931・2513ふくやま草戸千軒ミュージアム
カフェ&ショップありたや(尾道市西藤町2004)は2月19日(水)まで、椅子敷きの展示会「手作りのぬくもりに触れる冬」を開催している。
イラン・カシュガイ族が手染めのウールで織り上げたギャッベは、自然の色彩が紡ぐ温かさと遊牧民の自由な感性が光る一枚。島根・出西織による藍染めと手織りの椅子敷きは、出雲の風土を映した素朴で美しいデザインだ。岡山の作家・イチサンがデンマークの工芸技法「ダネラ」を用いて創作する椅子敷きは、北欧の伝統と日本の感性の融合が魅力。心温まる手仕事の世界を、同店のカレーやデザートともに楽しめる。 営業時間は11時から16時まで。木・金定休。「依存症予防教育研修FUKUYAMA」開催実行委員会(ジェイ・ワークス㈱運営、福山市引野町2―18―4、上堂薗順代会長)は、3月28日(金)13時30分から16時まで、同研修の第5回目「男尊女卑依存症社会―加害者がとらわれる男らしさの病とは 子どもを性被害から守るために知っておきたいこと」を開く。
まなびの館ローズコム福山大会議室(福山市霞町1―10―1)と、オンラインのハイブリット開催となる。尾道市囲碁のまちづくり推進協議会らは3月15日(土)・16日(日)に開催する「第80回本因坊秀策囲碁まつり 第11回女流秀策杯」の参加者を募集している。
女流秀策杯は女流プロ棋士8人、女流アマチュア8人によるトーナメント戦。女流アマチュアは、初段以上の応募者の中から15日の予選会で選出する。優勝賞金は50万円。
指導碁(両日)やクラス別競技大会(16日)は男性も参加可能。15日には子ども囲碁教室も開く。