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2025年1月20日号  
ふくやま美術館の冬季所蔵品展
「穴」と「むすぶ」に焦点

ふくやま美術館(福山市西町2―4―3)は3月30日(日)まで、冬季所蔵品展「穴をのぞく/むすんでひらいて、またむすぶ」を開催している。
「穴をのぞく」と「むすぶ」をテーマに、作品の新たな見方を提案する特集展示。「穴をのぞく」では穴が開いた作品や、かつて穴があった作品、穴がなければ生まれなかった作品の展示を通して「穴ザー・ワールド」にいざなう。

「むすんでひらいて、またむすぶ」というテーマでは靴紐を結ぶ、古紙を束ねるといった日常的な行為をはじめ、約束を結ぶ、東西を陸路で結ぶなど、身の回りにあふれている多様な「むすび」を表現した美術作品を紹介する。

開館時間は9時30分から17時まで。月曜休館だが2月24日(月・休)は開館し、25日(火)は休館する。観覧料は一般310円、高校生以下無料。
問い合わせ℡084・932・2345ふくやま美術館


圓鍔勝三彫刻美術館
「圓鍔勝三 サインとはんこ」

圓鍔勝三彫刻美術館(尾道市御調町高尾220)は2月16日(日)まで、冬季展「圓鍔勝三 サインとはんこ」を開催している。
圓鍔勝三は晩年、彫刻家を目指したきっかけは小学生のころにあったと語っている。それは一つの「はんこ」から始まったという。

同展は圓鍔勝三の落款やサインに関係するエピソードを紹介する。見逃しがちな部分だが、作品の一部として圓鍔の発想の面白さを知ることができる。

開館時間は9時から17時まで(入館は16時30分まで)。月曜休館だが祝日の場合は翌火曜休館となる。入館料は一般420円、高校生310円、中学生以下・70歳以上・各種手帳所持者は無料(要証明)。
問い合わせ℡0848・76・2888圓鍔勝三彫刻美術館


「卑弥呼のクニを探る
~邪馬台国時代の瀬戸内とヤマト~」

ふくやま草戸千軒ミュージアム(広島県立歴史博物館、福山市西町2―4―1)は2月1日(土)10時から16時まで、広島県立歴史博物館・奈良県桜井市・田原本町共催シンポジウム「卑弥呼のクニを探る~邪馬台国時代の瀬戸内とヤマト~」を開催する。
詳細は次の通り。

【基調講演】10時10分~11時40分▽「瀬戸内海の弥生墳丘墓と対外交易」野島永氏(広島大学教授)
【事例報告】12時45分~14時45分▽「邪馬台国時代の唐古・鍵遺跡」藤田三郎氏(田原本町埋蔵文化財センター長)▽「邪馬台国時代の纏向遺跡」橋本輝彦氏(桜井市立埋蔵文化財センター所長)▽「邪馬台国時代の神辺平野と御領遺跡」尾崎光伸氏(同館主任学芸員)
【シンポジウム】15時5分~15時55分▽テーマ「邪馬台国時代の瀬戸内とヤマト」▽パネリスト…野島氏・藤田氏・橋本氏▽コーディネータ―…尾崎氏

会場は同館地下講堂。定員は270人だが、超えた場合は研修室で聴講できる。入場無料、申し込み不要。
問い合わせ℡084・931・2513ふくやま草戸千軒ミュージアム


ありたやで椅子敷きの展示会
「手作りのぬくもりに触れる冬」

カフェ&ショップありたや(尾道市西藤町2004)は2月19日(水)まで、椅子敷きの展示会「手作りのぬくもりに触れる冬」を開催している。

イラン・カシュガイ族が手染めのウールで織り上げたギャッベは、自然の色彩が紡ぐ温かさと遊牧民の自由な感性が光る一枚。島根・出西織による藍染めと手織りの椅子敷きは、出雲の風土を映した素朴で美しいデザインだ。岡山の作家・イチサンがデンマークの工芸技法「ダネラ」を用いて創作する椅子敷きは、北欧の伝統と日本の感性の融合が魅力。心温まる手仕事の世界を、同店のカレーやデザートともに楽しめる。

営業時間は11時から16時まで。木・金定休。
問い合わせ℡0848・38・9153ありたや


依存症予防教育研修FUKUYAMA
子どもを性被害から守るには?

「依存症予防教育研修FUKUYAMA」開催実行委員会(ジェイ・ワークス㈱運営、福山市引野町2―18―4、上堂薗順代会長)は、3月28日(金)13時30分から16時まで、同研修の第5回目「男尊女卑依存症社会―加害者がとらわれる男らしさの病とは 子どもを性被害から守るために知っておきたいこと」を開く。

まなびの館ローズコム福山大会議室(福山市霞町1―10―1)と、オンラインのハイブリット開催となる。
子どもの性被害が社会問題になっている昨今。加害者臨床で3千人を超える性犯罪者の再発防止プログラムに関わっている西川口榎本クリニック副院長の斉藤章佳氏が登壇する。
家庭、学校、メディア、そして社会で刷り込まれた男尊女卑の価値観を内面化し、「男らしさ」の型に過剰適応しようとして生じる歪み(生きづらさ) こそが依存症の温床であると指摘する斉藤氏。
当日は性犯罪を生み出している社会について、また性被害から子どもを守るために何ができるのかについて講演する。

定員は会場が150人、オンライン100人。参加費700円、学生無料(要学生証提示)。3月20日(木・祝)までに、ウェブサイト(https://addiction-fukuyama20250328.peatix.com/)またはメールで申し込む。
託児所を開設する予定のため、利用希望者は申し込み時に子どもの年齢と人数を明記する。 問い合わせ℡090・4657・8014(上堂薗)


第80回本因坊秀策囲碁まつり
第11回女流秀策杯

尾道市囲碁のまちづくり推進協議会らは3月15日(土)・16日(日)に開催する「第80回本因坊秀策囲碁まつり 第11回女流秀策杯」の参加者を募集している。
女流秀策杯は女流プロ棋士8人、女流アマチュア8人によるトーナメント戦。女流アマチュアは、初段以上の応募者の中から15日の予選会で選出する。優勝賞金は50万円。
指導碁(両日)やクラス別競技大会(16日)は男性も参加可能。15日には子ども囲碁教室も開く。

いずれも会場は市民センターむかいしま(尾道市向島町5531―1)で、予選会・指導碁・競技大会の参加費はそれぞれ大人2千円、高校生以下千円。子ども囲碁教室は無料で、対象は高校生以下となる。
大会総審判長・大盤開設は山本賢太郎六段。女流秀策杯・指導碁参加予定棋士は奥田あや四段、高雄茉莉二段、羽根彩夏二段、大森らん二段、高山希々花初段、西山静佳二段、岩田紗絵加二段、三島響初段。

また15日18時からは尾道国際ホテル(同市新浜1―13―6)で前夜祭を開催する。参加費は大人8千円、高校生以下5千円。
2月12日(水)までに電子申請、メール、郵送、FAXで本因坊秀策囲碁まつり実行委員会事務局(尾道市因島外浦町121―1、本因坊秀策囲碁記念館内)に申し込む。
問い合わせ℡0845・24・3715本因坊秀策囲碁まつり実行委員会事務局


住まいの情報「Yes my life」

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