府中の企業などで作る異業種交流団体が、家具の板材などを利用したそば打ちセットを開発、初心者でも良質のそばが打てるアイデア商品として十六日から府中マイ・タウンほんどーりで開かれるイベントで実演販売するなどPRを始める。
そば打ちセット「打ちたてポン」を開発したのは巨ホ岡眼鏡店(府中市府中町)、鞄煌C工芸(中須町)、平井木工梶i高木町)、O―ZONE(福山市駅家町)ら「異業種交流ネットワーク」会員。そば打ちが趣味の会員が発案し地場産業の府中家具業者がアドバイス、府中らしさも取り入れた「のし板」「のし棒」「こま板」「切り板」「角箱」のセットとした。
因島市の海の玄関口として建て替え工事を急いでいた「因島市中央駐車場」の第一期工事が完成し、四月一日から利用が始まった。
一期工事では、港湾ビル側の四階建て、約半分の百六台分が完成したもので、工事の関係で利用するのは百四台、二期工事完成までは各階からは歩いて利用する。二期工事が今秋十月二十九日に完成の予定で、現在旧建物の取り壊し作業を進めている。
全体の規模は、敷地三千百四十二平方mに、鉄骨造り四階建て、延べ床面積九千三百二十二平方m、建物の最高二〇・七五m、外壁はALC盤吹き付け塗装仕上げ、ステンレスメッシュ張り。
一階はフェリー待機レーン、タクシー待機レーンを設けている。
駐車場は、二階五十八台、三・四階各五十五台、屋上五十八台、合計二百二十六台の自走式駐車場として十月に全面オープンする。旧駐車場に比べ八十六台拡張する。
中国地方の各造船所は三年余りの手持ち工事量を抱えてフル操業を続けている。一部造船所では鋼材の手当てや資材値上がり、円高の影響も出始めるなど繁忙の反面、コストも逆風となっている。こうした厳しい環境の中で新造船の進水や完工が相次いでいる。
内海造船梶i豊田郡瀬戸田町)が三月三十日、プロダクトタンカー「KIRANA TRITYA」を完工し、引き渡した。
尾道造船梶i尾道市山波町)は四月三日、EAGLE ONE S・A発注のタンカー「アイバーイーグル」を進水した。八月十日に竣工して引き渡される予定。
NPO法人全国GIS技術研究会高精度位置情報部会と笠岡市新農業経営者クラブ潮会が主催して三月二十七日、笠岡湾干拓土地改良区一階会議室で、GPS利用の精密農業の研究やロボットトラクターの利用事例を紹介する講演会が行われ、若手営農者ら約五十人が聴講した。
テーマは「位置情報(GPS)の利用により変わる農業」、講師は北海道大学大学院農学研究科の近江谷和彦助教授。始めに、畑の土の固さを専門器具で計測、GPSで測定点の座標を測定し、深さ別・区域別に土壌硬度を色分けしたマップに処理するなどの最近の研究を紹介。続いてIT利用の建設機械による無人化施工が導入されている土木建設業界の実例を話し、無人農用車両による軽作業化の可能性を検証した。