県東部と岡山県の瀬戸内沿岸部に24時間営業の食品スーパー「ハローズ」を展開している、潟nローズ(福山市)は、両県内での店舗網拡大戦略を急展開している。
福山市内の新涯店に百円ショップ、ベビー用品、医療品の専門店を入店させる複合化工事を進めている。また、市内水呑町三新田に水呑店の移転新築工事に近く着工するほか、来春には駅家町の駅家サティ跡へ駅家店も着工する。岡山県内には今秋東岡山店、当新田店を相次いでオープンさせる。
一方、イメージを一新したニューフォーマット店は、標準的な店舗に比べ売場面積が約二倍の二千平方mタイプで、今年五月に開設した倉敷市の中庄店がモデルで一号店となる。
山陽工業潟Oループの和食処「四季亭」(同市新浜一―一三―六尾道国際ホテル内)は八月十日、お持ち帰り用「穴子弁当」を発売した。
「穴子弁当」は新しい尾道名物として好評を得ている「穴子重」を持ち帰り用に商品化したもの。木枠の弁当箱の中に、瀬戸内海産の穴子一匹半から二匹分を特製のタレで丁重に焼き上げた蒲焼を穴子めしとしてぎっしり詰め込んでいる。
お土産として喜ばれるようデザインにもこだわり、「尾道レトログルメ」の刻印が印象的。さらに弁当箱を巾着袋に入れて渡す。
一日限定三十食の製造。一食千二百六十円(税込み)。
四季亭では平成十三年八月十日から特別料理として「穴子重」の販売を開始。アナゴの骨でとったスープを下味に使った炊き込みごはん、アナゴの頭と骨の旨みを使ったタレなど尾道を代表する名物料理に育てる思い入れで取り組み、瀬戸内海産アナゴ、絶妙な香ばしさなどにもこだわってきた。発売から好評なうちに三年を経て、穴子重ファンが全国に点在する状況まで育ち、点を線につなぐ弁当の発売が望まれていた。
医療法人吉原胃腸科外科(尾道市)は、建設していた介護老人保健施設「シラユリ」、生活支援ハウス「バラ苑」が近く完成するため入所者の募集を始めた。
この施設は、同所の敷地五千四百八十三平方mに、鉄骨造り四階建て老健施設と同造り平屋建ての生活支援施設の二棟、延べ床面積三千二百九十平方m。
生活支援ハウス「バラ苑」は、尾道市が入所者を募集し、吉原胃腸科外科が運営を受託するもの。
介護老健施設「シラユリ」は入所定員五十人。
JR尾道駅東の海岸通り沿いにあった尾道東御所郵便局が八月三十日、名称も「尾道しまなみ郵便局」に改称してJR尾道駅隣接ビル内に移転オープンした。
新局舎は尾道駅前再開発で建設されたマンションと尾道福屋を核にした商業施設の複合ビル一階で、JTB尾道支店跡に入居した。
広いロビーを活用して芸術作品の展示も積極的に行う予定で、オープンからは郷土作家、木曽一徳さんの油絵、ハガキ絵、陶芸などを展示している。九月三日まで。