びんごトピックス 2005年1月10日号 

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カキのクニヒロが新鋭工場建設

日本一の生産量と味の良さで知られる広島カキを主に、市場でトップクラスのシェアを確立しているクニヒロ梶i尾道市)が厳しさを増す業界で生き残りをかけたHACCP対応の新工場建設に着手した。十二月七日には川ア社長と幹部、工事関係者らが出席して起工式が行われた。 同所の本社工場西の隣接地に取得した三千二百七十平方mが建設地。建物の設計はニッスイエンジニアリング梶A施工は地元の松栄産業梶i尾道市)。七月三十一日完成の予定、八月からの操業を目指す。

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世羅台地にハイテク農業団地形成

世羅郡世羅町、国営開発農地「百貫山団地」にトマト、サラダ菜をハイテク技術で生産する大規模農園の経営会社二社の、「野菜工場」ともいえる施設の建設が進み、全容を現した。
食品大手のカゴメ梶i名古屋市)グループの叶「羅菜園(世羅町)が百貫山団地にトマト栽培施設を開設しているが、第二の施設を増設している。規模は、現在の三ヘクタールを上回る五・八ヘクタールに栽培ハウスや関連施設を増設し、コンピューター制御によるロックウール溶液栽培を行う。
世羅菜園の隣接地には渇ヘ原(尾道市)の会長を務める河原栄氏が設立した農業生産法人、鞄本農園(世羅町)が農園の建設を急いでいる。農地は取得した八・四ヘクタールに温室棟、管理棟と付属設備棟が三月に完成する予定。
生産されるサラダ菜は専門商社を通じて全国の市場に流通させる計画。
今春には世羅菜園と日本農園が立地したハイテク農業団地が形成される。

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日立造船系内海造船とニチゾウアイエムシーが合併

日立造船系の中堅造船、内海造船梶i豊田郡瀬戸田町)は、グループの潟jチゾウアイエムシー(因島市)と一月一日付けで合併した。
新会社は内海造船を存続会社に、ニチゾウアイエムシーは解散する。山田弘幸社長が合併後も社長を務め、嶋末幸雄社長は専務取締役として社長補佐役となる。
両社とも約三年分の手持ち工事量を抱えてフル操業が続いているが、業界は円高や資材の値上がり、韓国、中国との競争の激化など経営環境は厳しさを増している。こうした現況の中でグループ二社が合併し、旧日立造船因島工場の設備とニチゾウアイエムシーの人的能力を活用し、三十億円を投資して新造船の大型化に対応する体制を整備し、大型の主造船所として復活させる。
円を目指す。両社の従業員は約七百人。

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「尾道に映画館をつくる会」発足

尾道に映画館を―。映画ファンら市民で作る「尾道に映画館をつくる会」の活動が本格化する。飲食店スタッフやデザイナーなど二十代を中心とした尾道、福山在住の五会員で活動、一月十六日午後二時からはしまなみ交流館(テアトロシェルネ)でその思いを伝えようと、映画「珈琲時光」上映会を開く。
会代表は、尾道市新浜の焼肉店「かもめや」スタッフの河本清順さん(28)。尾道では三年以上映画館のない状態が続いており、有数のロケ地でもある映画の街・尾道にふさわしい映画館が必要だと感じた河本さんが、他地域の事例を探した。
その結果、モデルとしたのは尾道と同規模、人口十万人の埼玉県深谷市で平成十四年七月にオープンした「深谷シネマ」。
TMO事業の一環として五十席のシアターを開設、NPO法人が運営を担当する。一年目は赤字だったが二年目はスタッフ給与も出るなど成長しているという。河本代表は同法人に相談しながら、尾道の行政や業界、大学などで徐々に人脈を広げている。

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こぼれ話 (題名のみ)  2005年1月10日号


地球規模に備える防災は 身近で実施する環境保護

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