表紙写真 |
|
---|---|
びんご経済レポートへ |
舶用艤装品製造の地場大手、扶桑工業株(尾道市)は、同所の本社工場隣接地で、国道二号沿いに建設していた新工場が完成した。
工場内の設備の導入など操業に向けた整備を急いでおり、三月末にはこれら設備機器の設置を完了し、四月から本格稼働を始める。
主な新設設備は、船舶の大型化に対応して生産能力の増強を図っており、同社としては初の二百五十tクレーン一基を始め、五十t三基、三十t三基を新規導入する。工場内設備でも新規導入のほか、今回の新工場に生産を統合する高須工場(尾道市高須町)から既存設備を全て移転する。国道二号沿いの好立地にある工場敷地約二千平方mは売却処分するとしている。
建物診断、改修工事などの潟宴bクス(福山市)はこのほど、中古ビルやマンションの屋上開発など高付加価値の改修を提案する改修専門コンサルタント会社としてイメージを一新した。
同社は平成二年一月に建物診断改修で創業、現況は公共施設やビルなどの建物診断、防水、屋上緑化、遮水、コンクリート補修、補強、土木工事などで年商六億円規模。平成十五年九月にISO9001・二〇〇〇年版の認証を取得、同十一月潟宴bクスに社名変更した。今後は蓄積した改修ノウハウを軸に、異業種と協力して建物の高付加価値再生をビル管理会社や不動産会社に提案する「改修のゼネコン」を目指す。
笠岡市が市内見越しに造成した笠岡中央内陸工業団地に、十年ぶりに企業進出が決まった。金型の設計製作や金属加工業の高橋技研梶i福山市)が事業拡大のため新工場を建設する。
計画では同所の三号地九、一〇番地一万七千五百八平方mを購入、第一期工事として同所に工場建屋を四月に着工、八月から操業を始める。従業員は八人を新規雇用し十人で各種金型製作や金属加工等を行い、年間売上高一千万円の規模でスタートする。
人材派遣などの泣Vジアス(福山市)はこのほど、老人ホームなどの福祉介護事業所に対し、看護師やホームヘルパーなどの資格を有する主婦層をパートとして派遣することで、人件費を削減できると「主婦パート派遣」の提案を始めた。
同社では、ヘルパーや介護福祉士などの資格と経験、実力を持ちながら就業時間などの条件が折り合わず就業できずにいる主婦も多く、「マッチング」できていないと分析。そこで就業を希望する主婦らを募り、保険の対象とならないパートとして派遣することで福祉介護事業所の人件費を削減できる「パート主婦派遣」の提案を始めた。
派遣先は特別養護老人ホームや老人保健施設、有料老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、訪問介護ステーションなど。派遣するのは看護師、薬剤師、ホームヘルパー、ケアマネージャー、介護福祉士、社会福祉士、医療事務員のほか、資格取得を目指す介護スタッフも含まれる。