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福山本通商店街のとおり町交流館で週1回、4歳から83歳までの老若男女が書の世界を楽しんでいる。指導するのはNHK文化センター講師や市内高校の芸術時間を担当してきた小畠小華先生。熨斗袋の表書きのような実用書から、「今年こそは心温まる筆文字の年賀状に挑戦したい」といった要望に応え、用途に適した用具で指導する。幼児や小・中学生には姿勢、筆順を指導し「書くこと」を好きになることで集中力の向上や根気強さにつながってほしいとの気持ちからつい厳しくなってしまうことも。生徒は「怖い、厳しい」と言いながら「その分上達するからおもしろい」と笑顔を見せる。
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人と人、人と物が繋がり、「楽しい・笑顔・美味しい」を共感できる空間「キッチンランド」が一周年を迎えた。ハイセンスなキッチンスペースでは、男の料理教室、シェフの料理教室、親子料理教室、パンとお菓子教室、イタリアン&創作料理教室、プロの技を見て料理を楽しむ会など様々なイベントを開いている。また、料理教室やカルチャースクールなどの多目的レンタルスペースとしても利用できる。また、17日までは1周年フェアとしてキッチン用品など2割引セールを開催している(一部商品は除く)。また、10月から3回シリーズで親子料理教室も企画している。詳しくは同店まで。
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3月に福山で初の個展を開き大成功を収めた純陽子さんが市内で3教室を開講する。とおり町交流館で開く書画教室はみずみずしい竹や香り漂う梅などを書道の筆法で描く。書道は隷・楷・行・草体や仮名など総合的に指導し、月謝7,000円。いろは文字教室は文字の成り立ち・変遷をたどり、1本の筆で篆・隷・楷・行・草書・平安朝仮名・平仮名と多彩な書体を学ぶ。同5,000円。両教室は初心者歓迎で入学金10,000円、6月中に入会すれば半額。また漢字のルーツ、変遷を辿り書の世界を広げていく講座「文字のおはなし」は福寿会館で開講。受講料1,500円で予約不要となっている。
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陶芸や銀粘土細工、トールペイントにヨガ…。生活を彩りと豊かさを添える趣味の世界にどっぷりはまれるのが「趣味の教室ハル」。夏休みには恒例となっている親子体験教室を開き、親子でわいわいがやがや楽しめるものづくり空間を提供、親子にとって頭痛の種の一つでもある「夏休みの宿題」をサポートする。今年は陶芸とプリザーブドフラワーの体験教室◆小中学生と保護者対象の陶芸教室は7月25日午後1時30分と4時30分、26日午前10時と午後2時から各2時間の4コース。湯飲みやお茶碗、マグカップ、ビアグラスなど自分だけの作品を作る。参加費は材料費込みで1人2,000円、定員は各25人。絵付けは別途500円で、8月中に引渡しとなる◆プリザーブドフラワーは小学生と保護者が対象。8月4日と7日の午前10時から正午までで、見た目も質感もリアルな「トロピカルクリームソーダ」を作る。インテリアにすれば、涼しげな空間に早変わり。参加費は材料費込みで1人3,500円。定員は各コース15人。木工用ボンド、ハサミ、カッターは持参する。
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6年前に雑誌で見かけた「枯れない花」の特集で紹介されたプリザーブドフラワーに魅せられ、アレンジやブライダル業界に興味を持った尾前恵美さん。すぐに広島で開かれていた講座を探して通い、ディプロマを取得、「もっと幅広い知識を」と別の先生について生花、アートフラワーにも取り組んだ。さらに著名講師からブライダルを学び、ショーの手伝いなど実地経験を積んで、現在はブライダルコンサルタント、ブライダルフラワープロデューサー、アレンジ講師として活動する◆披露宴でブーケを持つ代わりとなるフラワーリングも新婦の手元を華やかに演出できると好評。プリザーブドフラワーで製作するため、挙式後も飾って楽しめる。二人の好みや当日のドレスの色に合わせた世界にひとつのデザインとなる◆最近は百貨店で開かれたバレンタインチョコレートの催事でショーケースディスプレイも手掛けるなど活躍の場を広げている。また初心者も丁寧に指導するアレンジ教室は福山市南蔵王町の「趣味の教室ハル」で開催。夏休みにも親子で楽しめる企画を予定している。
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備後福山にある萱野山(かやのやま)から採掘される土は、陶芸家が好んで使用する赤土、白土。焼き上がり後に自然な朱色を生み出す赤土と、焼き上がり後白い光沢が美しい白土が組み合わさることで独特のハーモニーを醸し出すことができることから、陶芸をするには最適な環境が整っているといえる。これらの環境を活かしつつ、美術大学を卒業した芸術的センスを武器に、新たな伝統「萱野山焼き」に挑戦する「やました陶芸教室」代表の山下公敏さん。個展などのイベントを開催し、新たな文化を創り出す◆代表山下さんの得意は陶器。感性豊かな陶器は温かみある質感で、食事時の笑顔を誘う。それになぜだか、山下さんが作る陶器は水が腐りにくいのが特徴。様々な実験にて検証されたこの事実は、4/18から4/21に福山市吉津町の「ギャラリーよしづ」で体感あれ◆これらの技術を伝授できる場所がここ「やました陶芸教室」。教室では陶器の他、女性講師のあきこさんが得意とする陶人形を学ぶことが出来る。女性独特の丸みある温かい作品は、床の間に福を呼ぶ。体験コースもあり、アットホームな雰囲気が実際に体感できる。
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私たちの生活は人と人とのかかわり合いによって成り立っている。すなわち快適な生活を営むにあたって、人間関係を避けて通ることはできない。一方、このような人間関係に悩む人々が引き起こす凶悪事件などが社会問題となっている。このような時代だからこそ、話力インストラクターとして活動する代表の内川郁江さんに頼ってくるケースが増えてきている◆内川さんが「トークサロンオフィス」を設立してから20年。「最適の人間関係は社会平和を導く」とのテーマで、コミュニケーションの必要性を説いてきた。現在はフリーアナウンサーの井上いずみさんと共に活動を続けている◆コミュニーションの基本は「人間性」、「話の内容」、そして「話す相手への心遣い」。この3点を持って「話力」と内川さんは呼ぶ。この「話力」の活用することにより、最適な人間関係が形成できるようになる。現在は商工会主催のセミナー等の講師活動のほか、「目の見えない方への朗読テープボランティアの養成講座」などの福祉面でも尽力する◆内川さんは「人間が生きていく上で大事なことを伝えたい」と意欲的に話す。
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「自分の子どもには、愛情のこもった手作りのもので育てたい」との思いを抱いていた坂光眞由美さん。独学での勉強がきっかけで、パッチワークキルトの世界にのめりこんだ。ついには大阪まで出かけ、NHK婦人百科出演や著者本の出版を通じて全国にパッチワークキルトを広めたパイオニア、野原チャック氏の下で修業するまで熱を入れた。文部科学省認可団体、財団法人手芸普及協会の認定教室の資格を取得し、自分の教室を設置するまでとなった◆現在は蔵王にあるドリームなど、毎日福山の様々な場所で教室を開催している。土曜日には、自宅内教室をオープンハウスとして、誰でも自由に出入り可能とした。パッチワークキルトの体験教室など、多様な企画を通じてパッチワークキルトの普及にも努めている◆パッチワークキルトとは、表地と裏地の間に薄い綿を入れ、重ねた状態で指し縫いしたもの。イメージ次第で店頭に並ぶような素敵なデザインも製作できるようになる。教室のテーマは、「見て楽しめる、そして使えるものを目指す」◆生徒からは「自分のペースでゆっくり、楽しめる」と好評のようだ。
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「趣味の教室ハル」恒例の夏休み親子教室が決まった。今年は好評の親子陶芸体験教室とプリザーブドフラワー教室、初の万華鏡教室の3本だて。夏休みの宿題に最適な企画◆陶芸は7月26日午後1時30分から午後3時30分、4時30分から6時30分、27日午前10時から正午、午後2時から4時の4コース。小中学生と保護者が対象で、湯飲みやお茶碗、マグカップ、ビアグラスなど自由な作品を作る。参加費は1人1,500円で絵付けは別途500円。8月中に引渡し◆プリザーブドフラワーは8月5日と8日の午前10時から正午。「フラワーパフェ」を作る。赤かオレンジの好きな色を選んで、本物のデザートそっくりの作品に。対象は小学生と保護者で、参加費は1人3,000円。定員は各回5組◆回しながら覗き込めば不思議な世界が広がる万華鏡作りを楽しむ教室は8月10日午前10時から正午と午後1時から3時の2回。小中学生と保護者が対象で、参加費は1人2,000円、各回定員15人。中に入れたいものを持参すれば、まさに世界に一つだけの万華鏡に。
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2007年7月にオープン。一周年を迎えるニットアトリエ「糸工葉」。編物の世界に魅了された店主の池田鐵子さんが20年以上前から始めた編物教室「紅葉編物教室」を母体に、洋裁に使用する糸や雑貨の販売スペースを設置。洋裁創作のための社交場としてオープンした◆教室のコンセプトは「創りたいものを創ろう」。生徒は洋裁に興味を持つ20代から70代の趣味の仲間。「新人生徒の中には、雑誌の切抜きを持参して参加します。当然難易度の高いデザインなのですが、作り方を教えると素人でも創れちゃうものなのですよ。創りたいという意欲はすごいですね」と感動談を話す◆「創作品は、苦労を知る分、愛着が沸くのです。いいものが出来ると、外で着たり、プレゼントしたり。こうなるともっと意欲が出てきます。教室では、生徒達が互いに意見を出し合いながら楽しく創作しています。仲間がいると、その張り合いがよい刺激となります」と教室の明るさが伝わってくる。「将来は、生徒たちと一緒に、この場所で作品展を開きたい」と楽しそうに夢を語られた。ホームページ http://itokouba.chu.jp/