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時を超えた空間演出
尾道の国道2号線交差点に表記のある観光スポット「爽籟軒庭園」は江戸時代の豪商・橋本家の別荘で、尾道市名勝に指定されている。橋本家の当主は代々「吉兵衛」を名乗り町年寄など尾道奉行の下で要職や県内初の銀行・第六十六国立銀行の初代頭取などを務め、慈善事業でも尾道に貢献した。尾道市重要文化財「明喜庵」茶室は、京都山崎にある国宝「妙喜庵待庵」の写しで日本に数例しかなく歴史資料としても貴重なもの。季節により変化する日本庭園や茶室はゆっくりと時間が過ぎるようで、尾道の繁栄の歴史を物語っている。入園料は大人100円、中学生以下無料、茶室使用料は3,000円。