2006年12月20日号
『満場の拍手を浴びた「ベッチャー太鼓」』 結成20周年記念コンサートがしまなみ交流館で行われ、午前、午後2回の公演で合計1,400人を魅了。photo by 東京写真館 |
平成18年 備後地域を賑わした「経済」「話題」の30大ニュース 6・7
井上建設(株)が増階工法やマンション・注文木造など新事業強化 12
中屋本舗が創業70周年記念で長江口店「中屋菓寮」を新築オープン 13
不動産の(株)タカハシがビジネス向けマンスリーマンション貸出し 18
■スポット
発 売 (株)フローリッシュがバラに文字「ローズメッセンジャー」 3
展 開 (株)オンラインが流通省いて学生服を低価格販売 16
拡 大 店舗ディスプレイの(株)パズル 県外受注拡大で急成長 10
周 年 (株)古川製作所が来年創業50周年 ドライ分野強化進展 14
■記事
府中商議所(8)・PCスペース(8)・福山市公売(8)・新栄商事グループ(9)
中四国ビジネスフェア(9)・谷原秀人プロゴルファー(9)
佐藤相互建設(11)・古川製作所(14)・備後通運(14)・新光証券(15)
山陰合同銀行(16)・リカー&フーズたなか(17)・アヲハタ(18)
府中家具工業協同組合(19)・尾道市ふる里就職促進協議会(19)
尾道市(21)・岩子島ゆるぎ岩(21)・尾道ベッチャー太鼓(28)
■この人に聞く 4・5
寺西俊雄さん 因島青年会議所次期理事長
■この機に語れば 27
辻 康広さん (株)協和機設 商品技術開発事業部長
田中靖啓さん リカー&フーズたなか店長
福井康之さん 教育サポート引野校責任者
内海康仁さん 広島経済同友会福山支部長
■まちかどピックアップ 24・25
筆文字・書道教室 筆文字工房すゞり
家庭教師&塾 教育サポート引野校
カフェ・ライブ MOCO&SONG(モコ&ソング)
携帯電話 ドコモショップ沼南店
■資料
赤ランプ 20
ホームページの発信元(198)「中屋本舗」 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
「平成19年を占う」 小林将利 13
こぼれ話―タイトル
襟を正せば見えてくる 命の通った商取り引き
井上建設(株)が3階部増築の新工法代理店に
公共工事主力の井上建設(株)(三原市)が住宅建築分野の新規事業に注力している。
二階建て住宅を建て替えることなく三階建て住宅に改築する画期的な工法「ミラクル・スリー」や、ローコストマンションの工法を提案する全国ネットワーク「ヒーローマンション」、注文木造住宅の徹底したコスト削減に取り組む全国ネットワーク「ジャーブネット」、マンションなどの賃貸物件の家賃保証システム「スーパーサブリース」(日本管理センター)が新規事業の柱。
「ミラクル・スリー」は建物に住みながら、営業しながら二階建てを三階建てに増築、建物を生まれ変わらせる工法。階層数に関わらず既存建物の周囲に柱を立て既存建物の上空に増築する。
井上建設は中国・四国エリア正規代理店として営業、施工を行う。
「ヒーローマンション」は寒冷地で培った強固さを魔法瓶の中の居住空間に例え、快適性、環境配慮、経済性を特長に、全国へフランチャイズ加盟店を増やしている。
「ジャーブネット」は木造住宅を建設する工務店の全国ネットワーク。大量一括共同仕入れを行い、コストを削減。安く建てる工夫を加盟する全社で共有している。
「スーパーサブリース」は日本管理センター(株)(東京都)が最長三十五年の家賃保証をアパート、マンション経営者向けに行うシステム。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)オンラインが学生服販売事業「スクールキャロッツ」を開始
ユニフォームデザイン・ソフト開発・経営コンサルティング業を行う(株)オンライン(福山市)は十二月二十日、加茂町から会社を移転。十一月に広島県の経営革新支援企業に承認されたことを追い風に、学生服の安価での販売を行うスクールキャロッツ事業部(℡084・944・7820)の周知を加速させている。
通常、素材メーカー、商社、アパレルメーカー、卸や問屋、小売店や量販店の流通を経て学校で販売されている学生服を、無駄な流通を省き、より安価で販売するのが同事業の趣旨。
流通過程の省略やヤマト運輸(株)との提携など徹底したコスト削減を行い、商品によっては通常価格の半額以下での販売を可能にした。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
マンスリーマンション運営に(株)タカハシが進出
アパマンショップなど不動産取引の(株)タカハシ(尾道市)はこのほど、空き部屋をすぐに生活できる状態にして短期で貸し出すマンスリーマンションの全国ネットワーク「ミスタービジネス」に加盟、長期出張者などのニーズに応え始めた。
「ミスタービジネス」はマンションを短期で貸し出す事業。空室となったマンションの一室にベッド、テレビ、冷蔵庫、掃除機、食器、鍋、包丁、ふきん、スプーン、洗剤など生活必需品八十品目をそろえて一カ月単位でホテル並みの気軽さで貸し出す。
(株)タカハシは福山、尾道を中心に「ミスタービジネス」用の部屋を戸建住宅も含め二十室ほど準備、十一月から営業活動を始めた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
店舗ディスプレイの(株)パズルが業績拡大
店舗ディスプレイなどの(株)パズル(福山市)は、県外を中心に受注件数を昨年の二倍に引き上げ、積極的に人材採用も続けるなど、順調に業績を拡大している。
同社は店舗、オフィスを中心とした内装ディスプレイ業者。平成十五年七月の設立当初から、若いスタッフの感性を武器に県外で受注を拡大している。
パズルの受注件数は、平成十七年度の二十二件から今年度は十一月末で既に約四十件と順調に倍増。東京、大阪での営業も強化させているほか九州、四国でも商談が進む。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
中屋本舗が長江口店を新築
菓子製造販売の(有)中屋本舗(尾道市)は十二月十二日、同社で最も古かった長江口店を創業七十周年記念として新築オープンさせた。
長江口店は一階に菓子の販売コーナー、二階に作品展示と喫茶の「中屋菓寮」を設け、オープン記念として来年一月十五日まで女流画家の宮谷順子さんの作品展を開いている。
二階の中屋菓寮は気軽な作品展示場所として絵画や版画、キルトなど壁掛け型の展示スペースとして利用してもらう。喫茶は二十八席。
長江店(℡0848・37・2580)の営業は菓子コーナーは午前九時から午後六時、中屋菓寮は午前十時から午後六時まで。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
岩子島のゆるぎ岩は方位岩?
十二月二十二日の冬至の日。今年も太陽が尾道の千光寺本堂正面に上がる。冬至の日の出を千光寺境内から眺めるイベントが今年も計画されている。
例年七時十五分に向島の山から太陽が顔を出し、約百人が歓声をあげる。冬至の太陽はこの日を境に夏至の日まで南中高度を上げていく。
次々に新しい発見が新たな謎を呼ぶ尾道の古代ロマン。解明に挑む尾道大学芸術文化学部美術学科の稲田全示教授と田村禎英講師は今年、尾道水道の西端に位置する岩子島の山頂付近にある奇岩「ゆるぎ岩」の不思議を発見している。
幅約二m、細長い岩は大人なら揺るがすことができそうなほど危うい様子で台座の岩に載る。旧向島町が昭和五十九年に天然記念物に指定した「ゆるぎ岩」の危うさは全国に多いゆるぎ岩の中でも突出している。
台座に載った細長い岩は矢印のように一つの方向をさす。稲田教授はこの方向が真北であることに気がつき、方位岩であった可能性を指摘する。加えて近くの大岩に人工的にあけられた小さな穴を基準点にすると冬至の太陽が沈む方向に海を挟んで峰の薬師(三原市鉢ケ峰町の鉢ケ峰中腹)が鎮座し、真北にゆるぎ岩という位置関係が成り立つ。
尾道水道の西の入り口にあった不思議な岩は、また一つ大地の記憶をよみがえらせようとしている。
2006年12月10日号
『實相寺であった空手古武道龍真会の演武会』 福山市の實相寺講堂で3日、龍真会DRAGONGYM演武会があり、鍛錬に励む子どもたちや親子が組手などを披露した。 |
■トピックス
尾道景観問題 市が「景観計画」策定 どう変わる?尾道の建築環境 6・7
(有)城南観光がリフト付き大型バス増でバリアフリー旅行支援強化 8
山陽リプロ(株)と(株)巴商会が相次ぎ笠岡中央内陸工業団地に進出 14
廃食用油を軽油代替燃料に 福山BDFセンターが再生事業本格化 16
■スポット
活 性 (株)アークが三原市中心部に料飲ビル「ARCⅡ」完成 9
改 革 (有)ライフベストテクノがリーダー研修スタート 10
進 展 しまなみ信金が相次いで2社の私募債受託 12
展 望 尾道市商店街現況レポート「ネットワークから」 19
■記事
松永家具工業協同組合(8)・協和機設(9)・福山商議所(10)
シネマ尾道(11)・井原鉄道(11)・フジタカ広島支店(12)
ザ・インクテック(14)・スカイバトラー(15)・中島商店(15)
LA FORTE(16)・尾道国際ホテル(16)・尾道商業高校(17)
入江豊三郎本店(18)・實相寺(18)・三原やっさ祭り振興協(18)
尾道本通り商店街(19)・科学わくわくプロジェクト(21)
三原さつき祭り振興協議会(22)・田井商店(22)・福山市(22)
■この人に聞く 4・5
原田憲太郎さん (社)福山青年会議所次期理事長
■この機に語れば 23
長濱敏朗さん (有)ライフベストテクノ社長
高原九年さん 尾道市商店街連合会会長
河本清順さん NPO法人シネマ尾道代表理事
高尾増男さん あいあい桜が丘理事施設長
■まちかどピックアップ 26・27
ゲルマ温浴・リラクぜーション クレスト
ビジネスブログ構築サービス ドリーマ
ステンドグラス グラスライン
多国籍輸入雑貨店 チョコトコ
■資料
赤ランプ 20
セミナー情報 22
ホームページの発信元 (197) 「食料・農業・農村で輝く女性たち」 25
特ダネ!びんご「イベント百科」 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
■連載
「平成19年 丁亥二黒士気の年を占う」 小林将利 17
「映画館に恋をして」(5) NPO法人シネマ尾道代表理事 河本清順 13
こぼれ話―タイトル
あちこちで輝く冬の夜 燃えろクリスマス商戦
ザ・インクテックの笠岡工場完成
印刷インキを主に印刷用ワニス、化成品等製造、販売のザ・インクテック(株)(東京都千代田区)は、笠岡工場(笠岡市美の越、笠岡中央内陸工業団地内)に建設していた新工場が完成、操業を始めた。
この新工場では液晶表示装置(LCD)向けフィルムコート剤等を製造する。プラズマテレビやパソコンなどの好調な需要を背景に生産設備を増強して対応する。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
城南観光(有)がリフト付きバス
観光バス運行などの城南観光(有)(三原市)はこのほど同社二台目となるリフト付き大型ハイデッガーを導入した。今秋は納車直後からフル稼働するなど需要の高まるバリアフリー旅行に対応、高齢者や障害者らの外出を支援する。
導入した日野自動車のスーパーハイデッカーは、車椅子を二台収納できる米国メーカー製リフトを装備。同車種は全国でも二台しかない。定員は四十五人、車椅子二台利用の場合は三十八人。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
三原駅付近に料飲ビル「ARCⅡ」
JR三原駅南、三原市城町の天満屋三原店跡ビル東向かいに十二月一日、バーやラウンジなど六店舗が入店した六階建て料飲ビル「ARCⅡ」がオープンした。オーナーはゲーム卸、FC展開の(株)アーク(三原市)で、同社初の料飲ビル。忘年会シーズンの三原中心部に賑わいを呼ぶビル注目を集めている。
三原市城町一に新築オープンした「ARCⅡ」にテナント入店しているのは一階がフード&バー、二階がラウンジ、三、四、五階がスナックとクラブ。最上階の六階は展望を楽しめる円形のデザインで会員制スペースとなっている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
尾道市が「景観計画」策定
尾道市(亀田良一市長)の景観計画が十一月十七日に決定され、全体像が明らかになった。残る建物の高さや意匠などの景観地区基準事項と十二月の市議会で審議される尾道市屋外広告物条例が決まれば、ほぼルール全てが決まり、来年四月一日施行へ手順を踏むばかりとなる。
景観地区の都市計画は十二月二十五日の都市計画審議会から答申され、県知事の同意も得られる見込みで、屋外広告物条例は十二月の市議会で決議されれば、来年四月一日施行となる。
尾道水道を挟み、JR尾道駅付近から尾道大橋付近までの見通せるエリアは「景観地区」に指定され、これまでの都市計画に加えて厳しい制限が設けられる。建築物の新築や増改築、外観変更などを行う際には申請が必要となり、認定を受けて着工することになる。認定証を表示しなかった場合は三十万円以下の罰金、認定を受けずに茶工した場合は五十万円以下の罰金、変更命令に違反した場合は一年以下の懲役または五十万円以下の罰金となる。
景観地区内には高さ制限区域が設けられる。七区域に分けられ、建築物の高さが最高二十七m、低い区域で最高十五mの四段階の高さ制限区域になる。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
まちかどピックアップ --------2006年12月10日号掲載
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ボーダレスな雑貨屋さん
多国籍な輸入雑貨を数多く取り揃える雑貨店「チョコトコ」。今年で営業開始から13年目、尾道市土堂の尾道郵便局近くに移転して6年目となる◆チョコトコのモットーは「世界は一つ」。店内には南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジアなど世界各地の民芸品がズラリと並び、掲げる信念に違わずボーダレスな雰囲気が漂う。◆約4,500万年の昔を封じ込めたポーランド産の琥珀や色とりどりのビーズを使ったピアスやネックレス、リングなどのアクセサリー類や民族色の漂う彫刻品、楽器類など、細かな部分まで精巧に作られた民芸品が揃う◆コテコテの民芸品でなく、日本人の普段使いに適した商品選びも嬉しい。衣類も見た目だけでなく、素材や縫製、ボタン付けに至るまで入念なチェックを行っている。広畑さんは「値段が高いから丁寧に、安いから雑に扱うのではなく、大切に思う心を持って使ってもらいたいですね」と、商品への思い入れを覗かせる◆チョコトコでは同店の会員を対象としたセールを十五日から開催、DMなどで来店を呼びかける。注目していた商品が手頃な価格で手に入るかも。<編集部【注】現在とは内容が違う場合もあります>
2006年12月01日号
『地域の最新技術や新商品が結集した「びんご産業市場」』 11月17,18,19日の3日間、福山市御幸町の県立ふくやま産業交流館で、備後地域最大規模の産業展示会を開催。延べ28,000人が来場した。 |
■トピックス
540年ぶり「雪舟」に 尾道の道釈画家 七類堂墨呑氏が栄誉 6
(株)ジーベック新ブランド「KaKuDa」投入で堅調に推移 14
常石造船(株)が関連10社吸収で「ツネイシホールディングス」へ 16
アーバンコーポレーションがワウハウス(株)を子会社化で事業拡大 16
■スポット
貿 易 (株)ロップ貿易事務所が貿易関連業務を一括サポート 15
連 携 三原で産学官連携シンポ 「大学のシーズ発信重要」 8
進 出 家具販売トップの(株)ニトリが福山に新店舗建設 19
提 案 まるか食品(株)が新商品追加しお歳暮スタート 20
■記事
垣内義一税理士(3)・三原市優良従業員表彰(3)・尾道みなと祭(3)
中国ブロック合同商談会(9)・NTT西日本福山支店(9)・NPOシネマ尾道(10)
こども未来づくり・ひろしま応援隊(10)・広工大(10)・広島TLO(12)
中国地域産総研技術セミナー(12)・中国NBC(12)・しまなみ信金(14)
内外ニュース尾道懇談会(18)・まるか食品(20)・ハーティウォンツ(21)
尾道鮮魚仲買協・ケンスイ(22)・御調町ふれあい秋まつり(22)
原田町ふるさと産品市(22)・広島銀行(22)・
■この人に聞く 4・5
後藤展幸さん 府中青年会議所理事長
■この機に語れば 23
柏野 宏さん (株)ケンスイ社長
桑田昭さん 中国電子タグ(RFID)利活用研究会会長
馬場孝則さん (株)セラアグリパーク施設長
京楽里香さん 子育て支援クラブ「ありがとう」事務局長
■まちかどピックアップ 26・27
インターネットカフェ メディアネッカ福山店
お歳暮ギフトセンター 尾道福屋1階
カレー ナッシュカレー・カウカウ
漆器・雑貨等販売 油岩漆器店
■資料
赤ランプ 20
競売情報 21
ホームページの発信元(196) ひろしまの子育て情報 25
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
特ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
栗原川異聞(73) 小林将利 13
人財・人材・人在・人罪(48) シジアス 田辺敏幸 15
しまなみ信金の「福山ローンセンター」オープン
しまなみ信用金庫(三原市港町、大藤直也理事長)は、個人、住宅建設業者を対象に初めてとなるローン専門店舗「福山ローンセンター」を開設した。
同センターは、福山市草戸町三丁目の同信金の旧草戸支店跡に、門田光生センター長と三人を配置して十一月二十八日オープンした。住宅ローンは新築・購入・リフォーム・借り換え、アパートローン、個人ローンは、マイカーローン・教育ローン等個人に関するローンの相談を受ける。営業は、平日が十時から十八時、土・日・祝日は九時から十七時まで、休業日は毎週水曜日と、十二月三十一日、一月一日から三日まで、ゴールデンウィークの五月三日から五日まで。福山ローンセンター℡084・925・5357
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
高校生にプロが魚のさばき方を指導
尾道鮮魚仲買協同組合(波多野吉成組合長、二十社)と鮮魚、魚介類卸のケンスイ(株)(尾道市東尾道、柏野宏社長)は十一月二十日、広島県立尾道東高等学校で課題研究として家庭科を選択している三年生十四人を対象に「魚のさばき方」を実演、指導した。
指導者はプロとして魚をさばく九人。各グループに分かれて実習。初めて魚をさばく生徒がほとんどで、指導を受けながら恐る恐る魚をさばいて調理した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
三原で産学官連携シンポジウム
三原市や商議所、県立広島大学などでつくる三原地域連携推進協議会は十一月二十四日、三原グランドパレスで産学官連携シンポジウムを開催。「既存技術と先端技術の融合~産学官連携の課題と展望~」をテーマに講演とパネル討論を行い、約四十人が聴講した。
県立広島大学地域連携センター長の野原建一教授が「これからの産学公民連携のあり方」と題して講演。「出前講座など県全域で成果を紹介する事業を展開中。金融機関とも提携し、企業とのネットワークも拡大している」と取り組みを報告した。また大学人材、シーズ、施設の効果的活用を提案し、従来の「産学官」から地域住民も含めた「産学公民」によるコミュニティビジネスでの地域活性の必要性を訴えた。
大阪大学工学研究科の金子真教授は人間とロボットの共生を「超速ハイパーヒューマン技術が開く新世界」とのテーマで提案。発想の転換を呼びかけた。
パネル討論は、二氏と県立広島大学の小野武也教授、(株)DNPプレシジョンデバイス(三原市沼田西町)の花本恵嗣常務取締役工場長、(株)ニホンケミカル(同本郷町)村上正司社長、(株)広島情報シンフォニー(広島市)森隆男取締役がパネリスト、推進協産学官連携コーディネータの前田祐司氏を司会に進められた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
七類堂墨呑氏が雪舟と同じ「天童第一座」拝号
水墨画の代名詞のように著名な室町時代の画聖、雪舟が平成の現代に再来した。しかも尾道市で。にわかには信じられないような、世界も驚く事実が静かに進行している。
尾道市潮見町に「アトリエ鴉笑舎(あしょうしゃ)」を構える七類堂墨呑氏が中国南宋五山の一つであの栄西、道元も学び、雪舟が新境地の画法を得たという天童禅寺(浙江省寧波市)から五月十八日、「天童第一座」の称号を授与された。
「天童第一座」とは平たく言えば雪舟と名乗っても許されるほど位の高い称号を得たということ。実に「天童第一座」を授与されたのは五百四十年ぶり。千七百年の歴史を誇る天童禅寺にとっても栄西、雪舟についで日本人三人目という快挙になる。
■天童禅寺
天童禅寺の正式名は太白山天童禅寺で中国浙江省・寧波(ニンポー)市にある南宋五山の一つ。
臨済宗開祖で茶道の元を日本へ伝えた栄西禅師(1141―1215)、曹洞宗開祖の道元禅師(1200―1253)が天童禅寺に渡り、禅宗の教えを持ち帰った。
■天童第一座
天童禅寺の「天童第一座」は高位を表す称号。「天童首座(てんどうしゅそ)」の証としてこれまでに日本人では栄西、雪舟の二人に与えられたのみ。特に中国では「天童首座」=雪舟との認識を持つ。中国が世界の十大芸術家の一人に雪舟を挙げていることからも「天童首座」の重みが分かる。
■七類堂墨呑氏
七類堂墨呑氏は昭和三十六年八月九日広島県尾道市の因島生まれ。大阪芸術大学在学中から道釈画の研究を始めたが、専攻は洋画。卒業後東洋画に転向、十三年間は尾道市内で中学校教諭を務めながら制作活動を続ける。平成二年第三十一回日本南画院展初出品で入選。以降連続入選を果たす一方、平成七年から臨済宗大本山佛通寺管長璞翁宗訓老大師に師事、参禅を始める。
今年三月にはスペイン国立プラド美術館に作品が永久収蔵されるなど国際的な評価が一気に高まっている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
こぼれ話―タイトル
隗より始めよ道州制 人材は州都に集まる
まちかどピックアップ --------2006年12月1日号掲載
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期間限定 1周年記念のビックリメニュー
福山市の国道182号線沿い、ゴルフステージカワモト隣地に店舗を構える「ナッシュカレー・カウカウ」は2006年12月10日まで、開店一周年の記念フェアーを開催した。期間内限定の特別メニューや特製ソフトクリームのサービスなどを用意し、大勢のカレーファンを喜ばせた◆期間中の限定メニューは、お皿からはみ出してしまいそうなサイズのエビフライを丸々一尾使用した「ジャンボエビカレー」。カリカリの衣とプリプリとしたエビの食感が同時に楽しめる、食べ応えのある一品。また、カレーの具材としてマッチするように味付けされたタマゴやコンニャク、ダイコンなどが盛り付けられた「究極のおでんカレー」もラインナップ◆見た目のインパクトと合わせて一度チャレンジしてみたいメニュー。両品とも価格は890円。限定メニュー以外にも、期間中に同店で食事をした人全員に新発売の「北海道ソフトクリーム」がプレゼントされ、カレーで満腹になってしまった人には引換券が進呈された◆12月1日からは五種類の冬季限定メニューが登場するカウカウ。楽しく美味しいカレー店として、今後も精力的な営業を行う。<編集部【注】現在とは内容が違う場合もあります>