2008年6月20日号
『福山CAPA会が福山市に踊りの練習にと姿見を寄贈』 6月14日に市内で開かれた異業種交流の福山CAPA会の席上、羽田皓福山市長から感謝状が手渡された。 |
■トピックス
ポりカーボネートの(株)レニアスが赤外線カットの新製品量産へ 6
三原市職員自主研究グループ・みはら応援団が「かわリンピック」 10
輸入木材拠点強化へ 南松永の国際ターミナルで暫定供用開始 15
しまなみ信金の金藤和明さんが二上り踊り継承功労で全国表彰 16
■スポット
活 況 因島鉄工業団地フル操業 船体ブロック8400万t体制に 8
寄 贈 福山CAPA会が市に姿見 踊りレベルアップに貢献 9
話 題 尾道空き家再生プロジェクト「建築塾」が人気 12
観 光 「せらブルーベリーガーデン」が7月5日に開園 17
■記事
青山商事(3)・広島県ガイドブック(8)・松永CC(9)・IT SAVES(11)
つるけんたろうさん(12)・三原商議所(13)・三原市・大東印刷(14)
府中商議所(14)・尾道パイロットクラブ(16)・天満屋福山店(17)
国民生活金融公庫(17)・尾道映像コンテスト(18)
ベイタウン尾道(19)・尾道観光協会(19)
■この人に聞く 4・5
徳永修さん 広島経済同友会尾道支部 支部長
■この機に語れば 27
寺田雅一さん 福山CAPA会会長
真野洋介さん 東京工業大学大学院准教授
岡田功さん 道の駅クロスロードみつぎ初代駅長
槙本純さん みはら応援団団長
■まちかどピックアップ 24・25
福祉ギャラリー アートセンターきらり
英語教室 リバリーナ
居酒屋 さち
ニットアトリエ 糸工葉
■資料
最近決算企業の概況 28
赤ランプ 20
ホームページの発信元(252) 青少年育成情報ネット「ゆっぴーネット」 23
セミナー情報 28
建築ニュース 29
新設会社 30・31
得ダネ!びんご「イベント百科」 32
■連載
人財・人材・人在・人罪(63) シジアス・アイ 田辺敏幸 13
アートマネジメント研修会に参加して
NPO法人尾道てごう座代表理事 田島美鈴 21
ポリカーボネートの㈱レニアスが赤外線カットの新製品
ポリカーボネート成型加工では国内トップの㈱レニアス(三原市)は赤外線を90%遮断するポリカーボネート加工技術を開発。10月にも量産が始まる。この技術は、ガラスに比べて傷がつきやすいデメリットを持つポリカーボネートの表面処理技術を発展させた技術。成型だけでなく、皮膜処理、シルク印刷まで一貫処理ができる国内唯一の生産ラインを持つ同社ならではの技術。既にポリカーボネートは紫外線を100%カットしており、今回の技術で紫外線も赤外線も同時にカット。快適な室内環境づくり等に欠かせない、ガラスの半分の軽さで驚くほどタフな透明樹脂が生まれることになる。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
因島鉄工業団地は月産8400トンのフル操業
因島鉄工業団地協同組合(尾道市因島重井町)は、造船業界の活況を背景にフル操業を続けており、船体ブロック建造量は月産8400トン体制の高水準を続けている。
昨年は受注先の各造船所が相次いで建造能力を増強し、船体ブロックの需要は大幅に増加していることから、同協組でも総額26億円を投資して船体ブロック建造工場の新設と増強工事が完成し、フル操業で受注量の消化に追われている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
福山CAPA会が福山市に鏡を寄贈
経営者や社員らが個人の立場で異業種交流を求めて集まる「福山CAPA会」が14日、福山市沖野上町の宴会施設で開かれ、福山市へ公共施設で利用する姿見(鏡)を寄贈した。
今回のCAPA会には会員ら約70人が出席。このほど衆議院議員に繰り上げ当選した和田隆志氏の司会で、羽田皓市長や石井耕二福山商工会議所専務理事、大田祐介市議らも出席するなか、羽田市長に姿見が寄贈された。
福山市ではばら祭のパレードにも参加する市民団体らが公民館で踊りを練習しており、姿見の要望が高かった。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
尾道の映像コンテスト大賞は永田淳さん
「五分間ノ尾道物語リ」映像コンテストの最終審査と表彰式が7日、尾道市東御所町のしまなみ交流館で開かれた。
会場で本選に残った15作品を上映して公開審査、賞金30万円のグランプリに永田淳さん(20)の「尾道の坂や」が選ばれた。
永田さんは尾道市出身で福山市霞町在住の倉敷芸術科学大学三年生。作品は都会から帰郷した若者が跡継ぎとして酒販店で働く姿を描き、同じく帰郷した友人や家族と絆を確認する物語。
本審査では審査委員長を脚本家の高橋玄洋氏が務めた。
同コンテストは尾道、尾道東の二ロータリークラブが主催。尾道フィルム・コミッションや因島、瀬戸田ロータリークラブなどの協力を得て田邊良造実行委員長(尾道東ロータリークラブ会長)をトップに実行委員会を組織、昨年11月から全国に映像作品を公募、一次審査で集まった56作品から15作品に絞って最終審査を迎えていた。
グランプリ(大賞)以外の受賞作品(ノミネート作品外から審査員特別賞として5作品追加)は次の通り。(敬称略)
◎準グランプリ=「僕のひいばあさん」高岡尚司(倉敷市)
◎シニア賞「尾道黒兵衛の便りに寄せて」大平皓一(福山市)
◎優秀賞=「Onomichi Soul」浅原裕貴(広島市)、「尾道ベッチャー祭り~祭りの絆~」田村禎英(尾道市)、「めばるの眼」井ノ原智子(福山市)
◎入賞=「尾道につつまれて」松本信行(三重県志摩市)、「あの時と同じ風が吹いた」赤瀬周次(福山市)、「尾道物語り」臼木邦江(東京都渋谷区)、「その時代に光をあてた写真家・原田富夫」麻生祥代(尾道市)、「御袖天満宮天神祭」麻生泰江(尾道市)
◎佳作=「尾道カレンダー」坂本洋一(三原市)、「うみねこ」住元謙太(尾道市)、「雁木の夢」真野洋介(東京都豊島区)、「桜色の思い出」河上えり菜(愛媛県松山市)
◎審査員特別賞=「Road of Tail」越智和寛(広島市)、「つながりの町」光藤博明(広島市)、「こころの原風景誇れる里山の再生」和泉義弘(尾道市)、「縁~父から子に託す仏法の絆~」堀川文雄(尾道市)、「胎内回帰」浜下幸世(尾道市)。
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こぼれ話―タイトル
子どものゲームに注意 公共的評価が待たれる
まちかどピックアップ --------2008年6月20日号掲載
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コンセプトは「創りたいものを創ろう」
2007年7月にオープン。一周年を迎えるニットアトリエ「糸工葉」。編物の世界に魅了された店主の池田鐵子さんが20年以上前から始めた編物教室「紅葉編物教室」を母体に、洋裁に使用する糸や雑貨の販売スペースを設置。洋裁創作のための社交場としてオープンした◆教室のコンセプトは「創りたいものを創ろう」。生徒は洋裁に興味を持つ20代から70代の趣味の仲間。「新人生徒の中には、雑誌の切抜きを持参して参加します。当然難易度の高いデザインなのですが、作り方を教えると素人でも創れちゃうものなのですよ。創りたいという意欲はすごいですね」と感動談を話す◆「創作品は、苦労を知る分、愛着が沸くのです。いいものが出来ると、外で着たり、プレゼントしたり。こうなるともっと意欲が出てきます。教室では、生徒達が互いに意見を出し合いながら楽しく創作しています。仲間がいると、その張り合いがよい刺激となります」と教室の明るさが伝わってくる。「将来は、生徒たちと一緒に、この場所で作品展を開きたい」と楽しそうに夢を語られた。ホームページ http://itokouba.chu.jp/
まちかどピックアップ --------2008年6月20日号掲載
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利用者の人も目を輝かせる表現活動
知的な障害を持つ人たちの福祉施設「福山六方学園」(社会福祉法人創樹会、福山市水呑町)は利用者の表現活動を「FUKUROKU ART」として支援している。今年はそうした表現活動にスポットを当てた「アートセンターきらり」を10月にオープンさせる準備が進行中。既に卸町の元倉庫を改装、4月から体験者を募集しながら本部の利用者らと表現活動を始めている◆1階は絵画、さをり織りを中心とした活動スペース。2階は小物作品の販売コーナーと絵画ギャラリー。色鮮やかなさをり織りを使ったメガネケース、コースター、バッグのほか、絵画やイラストをあしらったエコバッグなど個性豊かな小物が売られ、常識にとらわれない絵画作品が並ぶ。東ちづるさん、宮本亜門さんなど著名人の買い上げで話題の制作者、平野信治さんの絵画もある。また佐々木和徳さんの絵画は地元企業とのコラボレーションでTシャツ商品になっている◆管理する粟井さんは「ここでは利用者さんの目が意欲的に変わる。卸まつりへの参加やコラボレート商品づくりなど地域に根ざした拠点にしたい」と将来図を描く。