一龍は向島町でコツコツと実績を積み上げ、ファンを増やしてきた。長男の山下純弘さんが大阪の辻調理師専門学校の中国料理研究課程を修め、同校で六年間教師を勤めた後に帰郷。母に協力して一龍を郊外型店に変えた。平成十年四月に新しく、広くなったが行列ができる。スープはうま味調味料を使わず、煮込む材料一つ一つをチェック、えぐみにつながる不要な部分を丁寧に切り落とす。材料は小魚、豚骨、鶏ガラなど。しょう油ダレと器の中で合わせて仕上げる。味はあっさり系。透明感のあるスープは最後まで飲んでもあと口に残らず、不思議な深みがある。
メニューはラーメン450円、豚骨ラーメン600円、五目そば650円、焼飯500円、海老のチリソース煮1200円、中華チマキ300円、ギョーザ350円ほか多数
TEL(0848)47・3711、尾道市東新涯4756ー16、営…11時〜21時(15時〜17時は準備中)、休…水曜日、第3火曜日、Pあり