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向島、御菓子司中屋の隣に目立つショッキングピンクのフレームで登場した「annA」はリサイクルや手作り商品、新品の雑貨などを扱っている。尾道出身のオーナーは現在東京在住で尾道市の手しごと市に4、5年前から出品していた。最近手作りや雑貨の店が大はやりで、尾道もイベントが増えてきた。たくさんモノが溢れている今「古くなったから捨てる」「可愛いけど自分は使わない」など様々な事情で手放されたモノたちを「次に必要とする」誰かへつなぐお手伝いをするという「もったいない」から始まったお店◆何でも扱う、品揃えが豊富というお店ではかえってお客様に迷いを与えてしまうこともある。そこで自分が認めたものだけのお店で、選びやすい女性の喜ぶお店をコンセプトとした。いわば物を大切にする、低価格のセレクトショップという感じだ。ガラクタからお宝、誰かの不用品は私の必要品、私の不用品が誰かの探し物かも。時代も流行も変化するが変わらない自分の価値。そんな素敵な縁を結ぶショップ◆並んでいるのは多様な視点で厳選した手作り、リサイクル、デッドストックなど。是非、新しい縁を探しに足を運んでほしい。
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尾道バイパス東口から2号線を超えた所にできたお菓子の専門店「おかし本舗」。土日祭日ともなると広めの駐車場は車の出入りが絶えない。大きな黄色い看板の下の白い壁にはお日様と雲、優しくコミカルな絵が描かれていて、入り口では子どもに大人気の10台のガチャガチャが出迎える。午後7時閉店としているのも「夢いっぱいのお菓子屋さん」のコンセプトで、夜、子どもが出歩かないためという◆店内に一歩入るとお菓子が山積みされている。いつも目にするチョコレートやポテトチップス、ビスケットなどはもちろんだが、ヨーグルトとは別物の面白菓子「モロッコヨーグル」や「うまい棒」、くじ付きガムなど懐かしい駄菓子が充実している。吹き上げパイプやポンプで空気を送ると跳ねるぴょんぴょんカエル、ゴムでできたイタズラ系のゲジゲジやヘビ、他にも懐かしいおもちゃが満載で店全体が大きな駄菓子屋さんといったふうだ。ガチャガチャの中身が2週間ほどで入れ替えられるのもお楽しみの一つだ。クリスマスパーティーの福袋を作るなら袋詰めまでお願いしよう。
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尾道で90年以上続く和食処「藤半」の一角にオープンした「nid」は娘さんがオーナーを務める生活雑貨のお店。手作り感いっぱいの店舗は木のイメージで優しい雰囲気があふれている◆ナチュラルでシャビーな(古めかしい)商品は尾道のスローな空気を感じさせてくれる。懐かしさや柔らかさを感じる物が多く、思わず「なつかし〜い」「かわいい〜」という声も出てしまう。ツバメノート、倉敷意匠計画室、シュライヒ、HOMESTEAD、古物などを扱い、本当に古いものから、昔の形やデザインを復刻したものまで、かつての生活を思い出してしまう。しかしそれらを使ったことがない若い世代には逆にそんなデザインが新鮮に映るようだ◆文具、キッチン用品、アクセサリーなどの小物からお店の棚まで全て一実さんのセンスがうかがえ、価格もお手頃。壁や家具に打ちつけて、ちょっとした物を掛けておく釘も手作りだとこんなに優しく温かい物になってしまうのかと感動していまい、ちょっと自分の生活空間の彩りに添えてみたくなる。そんな自分を発見しに足を踏み入れてみてはいかが?
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尾道市立美木中学校の隣にある古民家を使った古道具「とらぞう」はカフェにもなっている。20年ほど前から古道具に興味を持ち始めた店主の吉田氏は、雑誌に知っているショップが掲載されているのを見た瞬間に、自身も「こんな事をしたい」と感じた。東京などでもいろいろ物件を見て回っていた時期、祖父のお墓参りの帰りにふと空き家だった祖父母の家に寄り、ここで開くことを思い立った◆築80年の古民家だがそれもまた似つかわしい。お店の名前も昭和14年に亡くなった祖父の「とらぞう」から名付けた◆店内には古道具といっても中高年の方ならかつて使っていた懐かしい生活雑貨や家電、古民具などのレトロな商品がいっぱい。思わず「これ、家にあった」「あ、使ってた」と叫んでしまう。現在お店で使っている電話も懐かしいダイヤル式だ◆カフェは玄関を上がって右手にある応接間。奥さまの昌子さんがサーブしてくれる「コーヒー」350円。そこではお客さんに本などを読みながらのんびりくつろいでもらいたいと言う。庭先や付近を散策して中でゆっくりしていきたいやすらぎの空間となっている。
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ウッドデッキのテラス風の白い扉を開け店内に入るととてもいい香りがする優雅な空間。店名の「avancer」(アヴァンセ)はフランス語で前向き、前進という意味だ◆右手のブースにはプリザーブドフラワーの置物やアートフラワーなどがあり、左手にはナチュラル雑貨、輸入雑貨など薔薇をモチーフにしたもので統一されている。その奥にはコットン、レース、リボン、布、ボタン、タッセルなど手作りの素材が充実している。手芸にはちょっと興味があるが「初めから大作は自信がない」という人でも布がカッティングされ、材料全ての収まったオリジナルのキットを購入すれば自分でポーチやエコバッグなどをうまく作ることができる。オリジナル手芸キットは500円から◆「もっとやってみたいな」という人には、パッチワークやカルトナージュ、テディベアなどの教室も開催、オーナーの三阪さんはリボン刺繍のヴィクトリアンコラージュを指導している(月謝3,000円〜)◆ここでは設計士のご主人・信貴さんと共に家のリフォームや新築、インテリアコーディネイトも行っているのでご相談を。
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尾道市天満町の桜土手沿い、デオデオ尾道店の隣で営業し、尾道の総合リサイクルショップとして定着した「リ☆バース尾道店」。店内にはインテリア、家具、家電、スポーツ用品、メンズ・レディース衣類、各種ブランド品、金、プラチナ…日常生活を彩る様々な商品がずらり。「女性や若者にも入ってもらいやすい、きれいな店づくり」に力を入れているので、落ち着いて特価品を見定めることができる◆リ☆バースの1号店は三原市宮浦で営業中。この尾道店は2号店で、昨年9月には東広島店もオープンしており、環境負荷低減と豊かな生活の両立を目指すお店としてファンを増やしている。運営会社の(株)リバース(本社=三原市宮浦)社長の勝原清志さんは「リサイクルショップを通じて、日本を元気にしたい!」と話している◆特に力を入れているのは「買い取り」。貴金属やブランド品などが「もう飽きた」「使わない」との理由で自宅に眠っている場合、現金に代わるチャンス。また「詰め放題」などのお得なセール情報が配信されるメール会員も募集している。
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向島の奥まった小路に「おのみち工芸ハーヴル」の木の看板がある。ハーヴルとは小さくて粗末な小屋という意味がある。岡田満さんは定年退職後、趣味の園芸を生かして工房を主宰することになった◆創作するのは盆栽・コケ球・表札、看板・古木の4つのカテゴリー。尾道の地の利を生かして海岸に漂着したゴカイによる虫食い風流流木などを活用して作品にしている◆コケ球とは各種の土を混合して苔を巻き定着させ育てる。綺麗に作るには適度な風など条件が難しいらしいが、うまくできるとビロードのようなかわいいコケ球となる。尾道らしく魚網をあしらったりしたデザインや苔を髪の毛に見立てた石像など楽しい作品が1,000円前後からある◆尻尾の光る「みゆき」や目の縁の黒い「パンダ」と呼ばれるものなど、色々な種類のメダカの繁殖も行っている。メダカは100円〜。1,500円でポリ容器に数種類のメダカを入れて持ち帰れるものや、苔玉をあしらいメダカを入れた2,000円の水盤は玄関に置くといい涼しげな一品だ。飾っても、作っても、見るだけでも楽しいのでお立ち寄りを!
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「セゾンドベル」は尾道本通りで28年ほど前から営業するお洋服屋さんだが、8年前、(株)ウエルビー(神戸市東灘区向洋町中6-9、外賀裕孝社長、℡078-845-7581)に引き継がれた。同社は現在、岡山市北区に3店舗、亀山市、大阪府、今治市に各1店舗、備後地区には尾道店のほか「モードブルージュ福山店」「モードセレス松永店」「セゾンドベル因島店」があり、合計10店舗を展開している◆尾道店のラインナップは開店当初からの店長泉谷さんのチョイスで、対象年齢50歳以上、顧客の中心は60代〜80代という大人のセレクトショップだ。最近はスーツよりもセットアップが売れ筋で、店長自らコーディネートの相談に応じてくれる。ゆっくりと選べる雰囲気と顔の見える接客でリピーターがとても多く、店長は顧客の好みまで覚えている◆ウインドーに「Lサイズ」と表示されているように、ゆったりサイズや楽なカッティングにデザインした商品も豊富なのが特にうれしい。ぽっちゃり体型でも中高年でも少し最近の流行りが取り入れられる。本社は衣料品卸も行っているため、セールなどで掘り出し物もみつかるかも。
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今、気になる「エコモコタオル」をご存じだろうか。ナイロンと綿の糸の伸縮性の違いを利用して織られたモコモコの波打ったデザイン、触れるとびっくりするくらい柔らかくスベスベ、吸水性にも優れている「ミニ」630円、「フェイスタオル」1,260円「バスタオル」3,150円◆「豊かな生活」は高級車や高級グルメより、身の回りで必要な暮らしの雑貨をちょっといいものにすると感じられるという。何でもない生活用品にいいものを使うと幸せな気分になる。そんなタオルやバスグッズを扱うタオル工房が同じ商店街の中で東に店舗を移動、タオル工房「ART」としてリニューアルオープンした。オーナーは尾道としまなみ海道でつながり姉妹都市でもあるタオルの町・今治出身。店内のタオルはほとんどが国産なので肌触りや色が違う。最近はハリウッドセレブの愛用者も多いという◆今一番のお勧めはタオルマフラー。見た目が麻のようにすっきりして色も豊富。紫外線・UVカット75%と95%のものがあり、夏も持ち歩くとよい。綿なので洗いやすく、2色組み合わせたりするとかなりお洒落なアイテムとなる。
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ヤマハを中心にバイクの販売修理に加え、どんどん比重を増してきているのがカスタムのオーダー。さとうマリンサイクルでは売上の半分をカスタムが占め、「世界で一つだけの自分仕様」にこだわるバイクファンから熱い支持を受けている◆市内を中心に三原、福山はもちろん、遠くは四国にも顧客を持つ同店。四国のお客さんは、島々を眺めつつ風を切って疾走するしまなみ海道のツーリングと尾道での観光、バイクいじりをセットで楽しむという。3月にはHP(アドレス=http://www.sato-mc.net/)も開設。ブログでは加工過程を掲載し、それを見て来店する人も増えてきた◆強みは自社工場での金属加工。フロントやリアに荷物を詰むキャリア、フレームやタンク、ハンドル、グリップなど鈑金、溶接も自由自在。要望をじっくり聞きながら、オリジナリティあふれるパーツを生み出すものづくりに徹する佐藤勇作さんは「SRはシンプルで、特にカスタムのしがいがある。中には元のバイクが何なのか分からなくまでカスタムされる方もおられます」と笑う。女性のバイクファンも開拓中。
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