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尾道絵のまち商店街の中の「創作家 華凛」は時代柄や古い布で作った洋服や小物の店だ。オーナーの村尾悦子さんは1980年頃から趣味で婦人服の製作を始め、地元の百貨店や手作り品のイベントに出展、個展などを開くようになり、7年ほど前にこの店を開いた。現在でも全国のイベントに呼ばれている◆店先にはオリジナルの洋服やモジュールが掛けられ、奥行きのある店内に入ると絣や大島、銘仙、縮緬、緞子など様々な着物を使ってリメークした作品や新布に古布をパッチした洋服が所狭しと並んでいる。作品は洋服だけではなく小物や人形、華凛オリジナルの帽子などもある◆お店に行ったら店長の筋原康子さんに作品の説明を聞くとお店の楽しみが倍増する。端午の節句にこの地方で鯉のぼりと共に揚げられる家紋や絵の入った幟(のぼり)で作った作品や古布を割いて作った「さき織」の布でできた物などそれぞれの特徴を説明してもらえるのだ◆指輪やブローチ、山サンゴのペンダントなどのアクセサリーもある。ひと味違った着こなし、他人と被らないファッションを目指す方にはぴったりのお店。
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元宝塚歌劇団月組トップスターで女優の涼風真世が愛用するブランドでもある岡山のトータルファッションメーカー「さえら」の「ポテチーノ」を主に揃えるセレクトショップ「尾道ポテチーノ」◆1月30日にはオープン20周年を記念した感謝企画として、同店のお客さんがモデルとなって花などをモチーフとした新作に身を包み、店内の特設ステージで紹介するファッションショーを開いた。午後1時30分からと午後4時からの2ステージで、計60人以上のファンが来場。市内はもちろん福山、遠くでは呉からも来店があったという。「さえら」のコーディネータらの助言を受けながら新作をばっちり着こなしたモデルは、客席からの熱い視線を浴びて時に恥じらいを見せながらも堂々とステージをこなした。さえらのデザイナーやコーディネータが着こなしをアドバイスするフィッティング会も好評。「またやってほしいの声もいただき、とても喜んでいただけました」と店長の上田宏美さん◆2月26日から3月1日までの4日間は、ビスクドール(人形)を展示する企画展を開催する。
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尾道駅前、商店街入口ビル2階にユーズドとヴィンテージのギターショップ「O'sway」(オーズウェイ)がオープンした。オーナーの柳川さんは尾道市向島出身。中学の頃からギターを覚え、エリッククラプトンなどの70年代ロックに影響された一人だ◆店内一面にディスプレーされたヴィンテージギターは長年のコレクションで、この度晴れてお披露目となった。階段を上った正面にはアコースティックギター。学生時代などに最初に手にする、弾くとそのまま音の出るタイプだ。多く並んでいるのはアンプをつなげて奏でるエレキギターで、1950年代〜70年代のギブソンを中心に70年代のフェンダー、近年物などがラインナップされている◆中心に鎮座するのは61年製「STRATO CASTER」と57年製「Fender Champ」のアンプ、30年ほど前に初めて手にした物で思い入れがあるため非売品だそうだ。主要部分がオリジナルの70年代の「STRATO CASTER」が160,000円〜。もちろんお手頃な中古ギターや新品も扱っている◆興味のある方はちょっと立ち寄るとロック魂に火が点いてしまうかも。URL:www.osway-gt.com(2月中旬開設)
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尾道本通りにある「KIDS BOX(キッズボックス)」は、山里嘉彦さんが奥さんの智恵さんと4年前に「自分の子どもに着せたい服を集める」をコンセプトに開いた子ども服のセレクトショップだ◆今の子ども服は赤、青、黄色のポップなものから落ち着いたシックなものまで大人顔負けというより、子どもならではの素敵なデザインも多く、お店の中を見ていると思わず「かわいい〜」と叫んでしまいたくなるようだ◆扱っているブランドはグラグラやジャム、オイルなど10数種類。その品ぞろえから1度入るとまた来てしまう、リピーターの多いお店だ。大きさは0歳から130cm,140cm位までの子どもサイズが主だが、他にパパやママと親子オソロで着られるものもあるので楽しく親子でお洒落しよう◆「小さな子どもを連れて買い物に行ってもゆっくり選べない」と言う方はインターネットでも販売している◆また、昨年には、祇園のイオンモール内にも子ども服ブランドのグラグラ、ジャム、ゴッサムを扱う直営店「ストーリーズ」をオープンした(広島市安佐南区3丁目2-1-323-3階 ℡082-832-3677)。
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尾道の魅力の一つは古いものを大切に使い、今に生かしていること。昔はどこにでもありそうな名前だった「北村洋品店」は今、日本中を探してもここにしかないオリジナル性にあふれている。◆NPO法人尾道空き家再生プロジェクト(豊田雅子理事長)が半分壊れかけていた空き家を大改装。物好きな職人と奉仕の意味を考える前に「手伝いたい」という純心から集まった学生、パパさん、ママさんの力を借りて再生され、最後は「尾道が好き」という共通点以外はまるで違う個性的なアーティストが寄ってたかって柱、床、壁、天井などを表現の場として仕上げた。近所の子どもたちも玄関にタイルで海の底をイメージして表現した◆この施設は入場無料。昼間は子どもたちが自由に過ごす。ママさんたちも1階の居間に置かれたちゃぶ台を囲んで1杯100円のセルフドリンクを飲みながら井戸端会議に参加する。2階は小物や子ども服の販売コーナーがあり、1カ月1スペース500円で出品もできる。子育てに関する教室、会合などにも主旨の理解者に低料金で部屋貸しする。
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尾道センター街に現れた「B.S.LIBERTY尾道ST店」。STはストリートの略で、ストリート系ファッションのアンダーウエアからシューズ、バッグまで揃えている。本店は三原市本郷町。尾道商業高校出身のオーナーは「商店街に昔の活気を少しでも取り戻してもらいたい」という◆「スト系って?」という方は自らもスト系が好きだという店長の末房実さんを見れば分かる。昨年ブレイクした黒人演歌歌手のジェロはスト系の中のヒップホップ系で、スト系というのも幅広い。股上のあるパンツでも少しルーズに下げ、ダボっと大きめのTシャツやキャップ、ビッグフェイスの時計、サングラスを合わせるような感じだ。反対にジャストサイズの着こなしもある◆女性や女の子のためのおしゃれな店は数多くあるが、男の子の店となるとなかなか見つからない。中高生だと母親が息子の服を買うこともあると思うが、女性ものばかりのショッピングセンターの片隅で買う普段着以外に、こんなお店の物をプレゼントしたらお母さんの株も上がるかも。
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尾道駅北の名物CDショップ「れいこう堂」。店主の信恵勝彦さんが「生で見たい」と感じたミュージシャンにアタック、向島洋らんセンターなどを会場にライブを開いてきた◆ストイックな信恵さんと尾道の温かさに惚れ込んだアーティストが驚いたのは、信恵さんの怪我。伝説のレコード店を応援しようと「れいこう堂サポート・プロジェクト」が発足、8月22日に信恵さんを東京に招き同店キャッチコピー「Nice Time Nice Live Nice Music」をテーマに、エゴラッピンら同店ゆかりの7バンドが競演するライブを実施。チケットは売切れ、約500人が多ジャンルの音に体を揺らせた。MCで紹介され、最後はステージに呼び出されて踊った信恵さんは「尾道でやっているような温かいライブでした。アーテイストと客との交流の輪が広がった」と喜ぶ◆「収益から経費を引いた額をれいこう堂に」という話を受け、信恵さんはそれを基に新人アーティストを支援する「れいこう堂基金」の立上げを検討中。「もらった力を、前に進む力としたい」と、良い音を広める活動に心血を注ぎ続ける。
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最も低価格設定のハイブリッドカー「インサイト」、居住性とコンパクト性を同時に実現した低燃費車「フィット」、後部座席にラクラク乗れる画期的デザインが受けている7人乗り「フリード」の三本柱を中心に、購入する人のライフスタイルに応じた低燃費車を提供している「Honda Cars尾道 東尾道店」◆ブームに先駆けて顧客満足度アップ(CS)に取り組んできた同店はホンダの販売会社約800社の中から5年連続で「大変満足率」の高得点をマークして表彰を受けた11社のうちの1社に選定されている。平田聖人店長は「日々改善」とその秘訣を話す。来社時の出迎え、1時間ごとのトイレチェック、長い接客時のお茶の入れ替えなど、全社員が自主的に行動する社風が培われている◆8月7日夜には顧客対象に「青木まり子ライブ」も同店で実施。瀬戸田サンセットビーチの砂浜清掃に4輪バギーとともに約20人のスタッフも参加。顧客還元、社会奉仕にも社員が盛り上がっている。加えて日本1周も達成したヨットマンの山田幸一社長のブログは1万アクセスを超える人気となっている。
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尾道、福山を中心に創作活動を行い、プロとして成長していきたい—そんな思いを持つ作家のネットワークによるグループ作品展「私のブランド作品展」が8月1日の尾道花火大会の日に尾道市土堂1の貸しギャラリーを会場に行われる。主催者はオリジナルのオーガニック石鹸の作品で知名度を高めている元気屋(福山市松永町)長濱小季さんが主催。元気屋主催の作品展は尾道では初。準備にも力が入る◆長濱さんは「丁寧な仕事をされているのに、作って貯めこんでいる…そんな作家さんも、発表する機会がなかっただけ。趣味ではなく、自分のブランドとして本気で育て上げていきたいと考える人たちとのネットワークで実現できた作品展です」と狙いを話す。出展者は二人のトンボ玉作家、草木染めを使って雑貨を作る布作家、珪藻土で時計などの作品を作る㈱ファイン、オリジナル石鹸の長濱さんの5人。「人出の多い花火の日。一人でも多くの方にごらんいただきたい」と長濱さん◆出展者の強い意気込みは、花火が終わる9時まで作品展を開くことからも感じられる。
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国道184号沿い新尾道駅北の大池近くに剣道・柔道・空手・合気道など武道全般の道具類を扱う「龍道武道具店」がオープンした。オーナーの高橋義明さんは自らも剣道4段、近くの中学校などで指導している。本業は(株)プロテクターで損害保険・生命保険の保険業務を行っている(http://www.onomichi-hoken.jp)。剣道や柔道など武道に興味を持ったり、魅力を感じている人も多いだろう。しかし「剣道を始めたいけど防具が高い」「綺麗な剣道着、すてきな袴で試合に出たいけど高そう」などと思って一歩が踏み出せない方も多くいるようだ。高橋さんはその壁を取り払い、多くの人、特に子どもたちに武道の底辺を広げたいと考えて「龍道武道具店」を開いた。実際、竹刀が高く、割れてもバランスが悪くても組み合わせて使うしかない場合もあるという父兄の声を聞き、地元中心に販売している。武道は忍耐力と礼儀正しさが身に着くので「うちの子にも」と考える方は目に付いた道場を見学するとよい。お店に行くと色々相談に乗ってもらえる。
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