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福山市のお店紹介

markfw.gif鞆の津ミュージアム(美術館)2012年08月01日号掲載

お店イメージ
美術館
鞆の津ミュージアム
社会福祉法人創樹会
住所 福山市鞆町鞆271-1
TEL (084)970-5380
営業 10:00〜17:00
休日 月曜日(祝祭日は開館、翌日休館)
   年末年始、展示準備期間の休館有り
P  なし
入館料は展示によって設定

鞆で始まる新しい美術館のカタチ

 福山市鞆の浦に現存する築150年以上の蔵を改修し、5月26日、国内で3番目の「アール・ブリュット」を展示する美術館がオープンした。フランス語で「生きの芸術」を意味し、障がいのある人や専門的な美術教育を受けていない人たちが、自分の内側から湧き上がる衝動のままに表現する芸術を指す。グランドオープン記念企画展として7月22日まで開催された「リサイクルリサイタル〜幸せ時間の共有」では、それらの作品が並んだ。8月18日からは「万国モナリザ博覧会」を開催。官製葉書か葉書サイズの紙に「モナ・リザ」を自由に表現した作品を募る。問い合わせは鞆の津ミュージアム。

markfw.gifnokiro-art-net Craft shop+Gallery(期間限定ショップ)2011年04月10日号掲載

お店イメージ
期間限定ショップ
nokiro-art-net Craft shop+Gallery
代表 佐藤淳さん
住所 福山市東桜町1-1 ines FUKUYAMA2階
メール info@nokiro-art-net.com
営業 10:00〜20:00
期間 5月31日まで(予定)
P 有料

期間限定!「ノキロ」が福山に初登場

 ガラスや陶器の器、照明、木製のアート雑貨など、京都を中心に広がった作家のネットワーク「ノキロアートネット」のショップ・ギャラリーが、4月1日にグランドオープンしたines FUKUYAMAに期間限定で出店。展示販売するのは日々の暮らしを楽しく彩るものばかり。ギャラリースペースでは14日まで信州ガラス工房橙(だいだい)、16日からは滋賀・宮内知子さんの合わせ木細工を展示。府中家具や地場製造業の雑貨など、地元のものづくりも併せて紹介する。お祝ギフトや自宅用に、オーダーメードの相談もお気軽に。

markfw.gif鞆ノ津ギャラリーありそ楼(ギャラリー)2011年03月20日号掲載

お店イメージ
ギャラリー
鞆ノ津ギャラリーありそ楼
運営 ちょこはぴ倶楽部
住所 福山市鞆町鞆715
TEL 080-1636-7965
営業 10:00〜17:00
P  近くの有料駐車場

元遊郭改装「ありそ楼」オープン

 福山・鞆の浦の弁天島を真正面に臨む絶好なロケーションに、かつて遊郭だった建物を改装した「鞆ノ津ギャラリーありそ楼」が2月28日にオープンした。現在オープニング記念イベントとして、地元作家の作品を展示する「創咲く展@ありそ楼」が3月24日まで行われている◆同所は、約100年前に開業した遊郭「清月」だった3階建ての建物。ギャラリーの名称は、江戸時代に遊郭街として栄えた街の名だった「有磯(ありそ)」にちなんだもの。中には小さなカフェスペースも備えている◆現在行われている「創咲く展」では、同ギャラリーの運営も手掛けている地元作家グループ「ちょこはぴ倶楽部」(代表=三藤直子さん)のメンバーが出展している。オリジナル樹脂アクセサリーのgrinte、吹きガラス作家の小林亮二、陶芸の陶工房・窯Pole Pole、アクセサリーを手掛けるyouyou、写真のみっちゃん、パステル画の美香さんなど、バラエティ豊かな作品が展示されている◆駐車場は近くの有料駐車場を利用してもらう。なお20日(日)はお休みとなっている。

markfw.gif十二神社(神 社)2010年12月01日号掲載

お店イメージ
神 社
十二神社
宮司 追林昌弘さん
住所 福山市新市町宮内400 吉備津神社境内
TEL (0847)51-3395
P  あり

干支の動物が参道脇に並ぶ楽しい神社

 11月には境内の広場に市(露天店)の立ち並ぶ市立大祭(いちだてたいさい)がにぎやかに開かれる備後一宮吉備津神社。大祭期間中、境内では奉納剣道大会も開かれ、郷土芸能奉納では尾道のベッチャー太鼓や備後しんいち鬼炎太鼓も出演する◆吉備津神社本殿に向かって左奥に進むと、大名持神社の看板がかかる鳥居があり、そこから先の参道両脇にはねずみ、牛、兎、龍、へびなど石造の干支の動物像や桃太郎像が並ぶ。ここは十二神社と呼ばれ、吉備津彦命の一族と大名持神(大国主命)を祀った神社◆十二神社は全国に多く、その多くは熊野十二所権現を祀る。十二は神様の数を表すが、ここではその数字にあやかって干支の十二支を石造として当てている◆古くから大願成就の神様としてお参りする人が多く、「がんかけ」の神社として知られている。3日間、7日間、21日間と「願」をかけてお参りすると、何事も解決への道が開けると伝わる。厄年の厄払いにお参りする人も多く、厄除け絵馬を奉納して気運隆盛を願うと人生が楽しくなるという。

markfw.gif安国寺(寺院)2010年10月01日号掲載

お店イメージ
寺院
安国寺
住職 藤井浩慈さん
住所 福山市鞆町後地990-1
TEL (084)982-3207
毎月第2土曜日20:00〜21:00覚心座禅会

鞆の津の隆盛が偲ばれる文化財の寺院

 寺伝によると暦応2(1339)年に足利尊氏の命で愚谷和尚が創建したことになっている臨済宗瑞雲山安国寺。国重文の釈迦堂、木造阿弥陀如来及び両脇侍立像、達磨大師位牌、木造法燈国師座像など貴重な文化財があり、鎌倉時代の鞆を偲ぶことができる。これらの寺宝は足利尊氏の時代(室町)を遡り、研究から既にあった金宝寺を安国寺に改称したことが判っている。いまはひっそりとたたずむ釈迦堂や仏像だが、当時はいかに鞆の津が重要な位置づけだったかを如実に物語っている◆また釈迦堂の裏には大正9年に焼失した本堂跡が残っており、その横には室町末期か桃山初期に作庭されたと推定される禅宗様式の庭園、安国寺方丈庭園がある。本堂跡とともに県史跡に指定されている枯山水式のこの庭園も枯山水の地方分布から安国寺の勢力が強大であったことを示している◆庭園の反対側には足利尊氏の縁で足利市から贈られた孔子ゆかりの楷の木が植えられている。座像の法燈国師は金山寺味噌を中国から日本に持ち帰ったことでも知られる。境内に入るには大人150円の拝観料がいる。

markfw.gifKitchen Land(会員制レンタルスペース)2010年09月20日号掲載

お店イメージ
会員制レンタルスペース
Kitchen Land
店長 藤原洋子さん
住所 福山市地吹町3-4
TEL 084)922-1902
利用可能時間 10:00〜22:00、見学受付は随時
休日 なし
P  P8台

「楽しい 笑顔 美味しい」届けるキッチ

 キッチンを軸に、料理発表会や各種研修など多目的に活用できる会員制レンタルスペース「Kitchen Land」が福山市地吹町にオープンした。人と調理技術、キッチン、食材をつなぐ新しい発想のコミュニティスペースで、運営するのは厨房設備関連事業で実績のある藤原厨機㈱。入会料は法人会員21,000円、個人15,000円◆キッチン設備では、ホテルなど高級飲食店で主に利用されているドイツ・ラショナル社の最新スチームコンベンション製品も設置。魚や肉はもちろんパン、菓子など食材を選ばず、焼く、煮る、蒸すなどバラエティ豊かな調理を行うことができ、さらに自動洗浄、リンスなど衛生作業も徹底しており、世界最高クラスの最新技術を体験できるのが特長の一つとなっている◆お皿、カップ、調理グッズなど店内に展示されているのは同店こだわりのキッチンツール。「使って初めて、その良さが分かるもの」との思いから、料理研修や試食体験などの際、実際に使用でき、使用感を試すことができる◆「男の料理」「フランス料理」など料理教室の参加者も募集している。

markfw.gif吉山タンス店(ギャラリー)2010年08月01日号掲載

お店イメージ
ギャラリー
吉山タンス店
店長 吉山徹さん
住所 福山市霞町3丁目4-24
TEL (084)922-2123
営業 9:00〜19:30
休日 木曜日
P  あり

店舗の屋根裏を生かしてギャラリーに改装

 福山夏まつりに合わせて灯ろうまつりが開催されることで知られる霞3丁目商店街。その西端に位置する吉山タンス店が昨年11月に店舗2階の天井を外して大きな梁や屋根裏が見えるスペースに改装、趣のあるギャラリースペースとなり、展示会などの利用を呼びかけている◆慶応3年に創業した同店だが、建物は福山空襲で焼失。戦後復興に必要な家具を提供するため、いち早く昭和21年に建築した大きな木造建築が現在の店舗。改装によって2階部分の約250平方mが開放的な空間となり、天井の一部を残した約25平方mのロフトともに古くて新しい空間に生まれ変わった◆今年2月には絵手紙展も開催。現在は壁に吉山徹店長の祖父、故・吉山祝廣氏の絵が多数飾られている。祝廣氏は画家を目指したが跡を継ぐために一端筆を置き、昭和38年頃から絵画制作を再開、二科展やチャーチル会福山での活動に加え、県美展審査員も務めている◆飛騨、旭川、四国など全国各地から集めたこだわりメーカーの家具や海外の家具も展示。奥には大正、昭和初期のタンスを修復した再生タンスも展示、販売されている。

markfw.gif明王院(寺院)2010年07月01日号掲載

お店イメージ
寺院
明王院
住職 片山弘雄さん
住所 福山市草戸町1473
P  あり

本堂と五重塔が国宝の真言宗寺院

 開基は弘法大師と伝わり、本堂と五重塔が国宝に指定されている由緒ある真言宗大覚寺派の寺院。草戸稲荷神社に隣接する境内は、入ると直ぐに十王堂があり、えんま大王以下十王がまつられている。善いことをした人は極楽へ、悪いことをした人は地獄へ。分かり易い解説があり、十王の慈悲を願うお堂となっている◆そこから石段を登ると本堂と五重塔が並ぶ境内。本堂は鎌倉時代の1321(元応3)年の建立。全体的に和様の姿をとりながら細部は大幅に唐様を取り入れており、折衷様建築の代表例となっている。高さ約29mの五重塔は南北朝時代の1348(貞和4)年の建立。国宝指定の19塔の中でも5番目の古さを誇り、草戸千軒の経済力と民衆の浄財で建立されたことが相輪の刻銘に記されている◆高さ約150cmの本尊は平安前期に作られた木造十一面観世音菩薩立像で国重文。明王院はかつて常福寺と呼ばれており、807(大同2)年に弘法大師が創建したと伝わる。江戸時代も福山藩主の庇護を受けた。中国三十三観音霊場第八番札所。今年から始まった山陽花の寺二十四か寺第十八番札所。

markfw.gif高諸神社(神社)2010年06月20日号掲載



お店イメージ

神社
高諸神社
宮司 柳田守さん
住所 福山市今津町519
TEL (0848)933-2360

P  あり



旧沼隈郡三座に挙げられた格式高い式内社



 松永のユーホーを目標に国道2号線を南へ向かう交差点に近い高諸神社。国道側は裏で、福山市の天然記念物「ハク」がそびえる。周囲3.7m、樹高約10mは県内有数の巨木。そんな巨木も旧沼隈郡三座の一つに数えられた全国でも数少ない延喜式式内社と聞けば、ふさわしく思われる◆正面の境内には池があり、船着き場を偲ばせる雁木が残る。「おつるぎさん」と呼ばれるこの社は、昔、ここまで潮の干満を利用して舟で参拝したという。8月(今年は5日から10日)には「おつるぎさん」祭例があり、夜には屋台が参拝者を迎える。舟で参拝していたころは「潮間の市」と呼ばれ、それはにぎやかな祭りだったという◆須佐之男命と劔比古神を祭神とする高諸神社の由緒は、白鳳5(676)年新羅王子が今津に漂着して亡くなり、翌年看病した庄司田盛がお告げ通りにお宮を建て祀ったことに始まるとされ、爾来1300有余年、連綿と信仰が続いている。神辺城主、福山城主も再建、現在の社殿は大正14年再建、平成7年桧皮葺から銅板葺に修復された。

markfw.gif福山八幡宮(神社)2010年03月20日号掲載

お店イメージ
神社
福山八幡宮
宮司 吉川通泰さん
住所 福山市北吉津町1-2-16
TEL (084)924-0206
P  あり

福山藩主が祀った備後福山の総鎮守

 福山八幡宮は2つの社で構成されており、それぞれの本殿、拝殿、石段、参道などが同一規模、同一形式で東西に並ぶ。かつては、東の宮は延広(のぶひろ)八幡宮、西の宮は野上(のがみ)八幡宮と呼ばれていたが、昭和39年から合わせて福山八幡宮となった◆天和3(1683)年備後福山藩の城中城下の鎮護の氏神様として鎮座。福山の中心部松廻尾山(まつのおやま)の東西に同一の様式おなじ規模の社殿が並び建ち、2つのご本殿に八幡大神をお祀りするという全国でも大変めずらしい神社となった◆25年目ごとを式年としており、平成21年3月3日には御鎮座325年奉祝大祭が開催され、式年事業として台風被害にあった西の宮を約1億円をかけて萱葺屋根の葺き替え、飾り金具や色彩も修復する記念整備が行われた。◆毎年7月には茅輪くぐりの夏の大祓と御鎮座300年を記念して始まった薪能も篝火の揺れる特別舞台で開かれ、人気を集めている。駐車場も広く、境内には結婚式や会合、展覧会で利用できる福山八幡宮会館もある。また水野勝成公を祀りする聡敏神社や稲荷神社など多くの社も祀られている。

markfw.gif弥勒之里美術館(美術館)2010年03月01日号掲載

お店イメージ
美術館
弥勒之里美術館
館長 丸山國生(院展作家)さん
住所 福山市沼隈町上山南黒瀬西70番地
TEL (084)988-1234
営業 10:00〜17:00
休日 年末年始以外は無休

中国現代絵画と飲茶が楽しめる静寂な空間

 みろくの里から神勝寺温泉に向かう途中に佇む弥勒之里美術館は臨済宗建仁寺の特例地神勝寺によって昭和63年に設立された。遥かな歴史と永い伝統をもつ中国の現代絵画、版画、書の傑作が集まり、遠方からの来館者も多い◆常石造船グループのコレクションや橋本龍太郎元首相からの寄贈作品など縁あって集まった作品。素朴な色合いの中国国画から力強い油彩まで表現の奥行きも深い。400点ほどの収蔵作品の中から季節に応じて60点ほどが展示されている◆姚有多の大作「杜甫詞意」(1937年)や元中国美術家協会主席の呉作人(1908-1997年)の「重任遠道」(1984年)など中国の伝統を踏まえて才能を開花させた現代絵画の作品は見応えたっぷり。途中には清朝最後の皇帝溥儀の弟愛新覚羅溥傑ゆかりの家具類も展示され、中国の歴史を彷彿とさせる◆喫茶コーナーは近くのホテルで一流シェフが調理した特製メニュー「飲茶ランチ」880円と「中華粥ランチ」800円も昨年秋から楽しめようになっている。美術館の庭は足立美術館等を手掛けた中根金作の手によるもの。喫茶コーナーからもゆっくりと眺められる。

markfw.gif磐台寺-阿伏兎観音(仏閣)2010年01月20日号掲載

お店イメージ
仏閣
磐台寺(阿伏兎観音)
住職 毛利義典さん
住所 福山市沼隈町阿伏兎
TEL (084)987-3862
営業 8:00〜17:00
休日 なし
P  手前の公園にパークあり

幸せを願う崖の上の朱塗りの観音堂

 沼隈半島の南端阿伏兎岬は海に洗われたけわしい岸壁が続き、奇勝として知られている。その突端に建つ磐台寺観音堂(阿伏兎観音)は美しい朱色が自然と見事なコントラストを描き、宮崎駿監督のアニメ映画「崖の上のポニョ」に登場する家を思わせる◆この観音堂は昔から海上交通の人々の信仰を集め、また子授け観音、安産の守護としても人々の厚い信仰を集めてきた。堂内にはおっぱいを模した祈願の札がたくさんかけられている。ここから眺める燧灘の景色は絶景。浮世絵師歌川広重も描き、十返舎一九の本にも登場する◆観音堂は寛和頃(986)花山法皇が航海安全を祈願して十一面観音石仏を安置して信仰を集め、元亀年中(1570)も毛利輝元が再建、続いて福山藩主の水野・阿部公などの補修によって現在に至っている。客殿とともに国の重要文化財◆客殿は中央に仏壇を設けた入母屋造で、禅宗(臨済宗妙心派)の方丈建築。欄干の意匠もすばらしい。1月18日に初観音、8月9日夜に夏の大祭と燈籠流しがある。拝観料100円。

markfw.gif備後一宮吉備津神社(神社)2009年12月20日号掲載

お店イメージ
神社
備後一宮吉備津神社
宮司 追林昌弘さん
住所 福山市新市町宮内400
TEL (0847)51-3395
P  あり

備後国14郡の一宮と称された由緒

 11月には市(露天店)の立ち並ぶ大祭があり、2月の節分祭ではほらふき神事が行われることでも有名な吉備津神社。創建は天城天皇時代の大同元(806)年、備中中山吉備津神社より分祀されたと伝わる。時宗を開いた一遍も参詣、その様子が国宝「一遍上人絵伝」(清浄光寺蔵)に描かれているという◆現在の本殿(国重要文化財)は江戸時代初期、慶安元(1648)年に初代福山藩主水野勝成公が造営したもので、入母屋造平入の桧皮葺の建物は横18.5m、縦9.7mという全国でも稀な大社殿となっている◆主祭神は大吉備津彦命(おおきびつひこのみこと)。備後開拓の神様として、また開運招福、厄除け、交通安全、長寿の神様として備後一宮・一宮(いっきゅう)さんと親しまれ広く信仰を集めている。例年、12月30日に自動車交通安全祈願祭があり、マイカーを祈願場所に乗り入れ、祈祷を受ける人も多い。大晦日の夜は除夜祭、元日は歳旦祭がある◆音楽イベントもいろいろ行われ、市立大祭のときには剣道と柔道の奉納大会もある。特に本殿横の境内で行われる剣道は大祭のにぎわいにもなっている。

markfw.gif福山菊花展覧会(展覧会)2009年11月10日号掲載

お店イメージ
展覧会
福山菊花展覧会
共催 福山市・福山菊花同好会
住所 福山市丸之内一丁目8番(福山城公園内)
TEL (084)928-1042市観光課
営業 日中は説明者あり(入場無料)
開催期間 10月25日〜11月15日

芸術の秋を情緒豊かにゆっくり過ごす空間

 福山城公園内で第54回「福山菊花展覧会」が始まった。公園内には大菊・小菊、懸崖(けんがい)、創作花壇など約1500鉢の菊が展示されている。期間中は筝曲演奏会やお茶会、盆栽展などのイベントもあり、にぎわっている。秋の青空の下、真っ白な城郭とのコントラストは芸術の秋を彷彿させるさわやかさ。ふくよかな菊の香りといろとりどりの菊花があざやかに見える◆菊の原産地は中国。3千年の歴史があり、日本には中国で改良されたものが、奈良時代中期に遣唐使船などによってもたらされたとされる。種類も豊富で、直径20cmほどの大菊は三本仕立て、一本仕立て、千輪作りなどの植え方、飾り方で堂々とした威容を表現。小菊は懸崖作り、盆栽作りなど。同じ品種でも見せ方の違いが楽しめる。またたくさんの菊を配置して明王院などの風景を箱庭のように創作する楽しみ方もある◆福山城は1622年に水野勝成公が築城した5重6階の城。近世の城郭として円熟期の美がある。今春には喫茶もできる福寿会館もオープンした。一帯は芸術の秋を日本情緒につかりゆっくり過ごす空間になっている。

markfw.gif鞆の浦 青雲庵(ギャラリー)2009年10月01日号掲載

お店イメージ
ギャラリー
鞆の浦 青雲庵
事務局長 羽原弘晶さん
住所 福山市鞆町鞆771
TEL (084)982-3336
営業 土・日曜日のみ 10:00〜18:00

木版画家・井堂雅夫氏のアトリエに作品展示

 浮世絵タッチの木版画。京都市在住の井堂雅夫氏が生み出す作品は古来からの風景のようでありながら現代の趣深い風景を情緒的に映し出す。そんな魅力に惹きこまれる人も多く、井堂雅夫中国地区後援会(門田峻徳会長)も平成5年から立ち上がっている◆井堂氏は曾祖父が現在の福山西署鞆交番(当時は署)の署長だった縁で、20年ほど前から福山市内で活動を始め、平成8年鞆にアトリエを構えた。現在はギャラリーとして作品が展示されており、気軽に鑑賞することができる。年に数回は本人が訪れ、作品づくりに精を出している◆平成18年に市制90周年を迎えた福山市に彩りを添えた「平成版浮世絵・ふくやま十景」(52,500円)は前年に発売され大ヒット。桜の福山城、冬の神辺本陣など四季の福山を10カ所の風景で表現しており、行かずとも福山の市内観光が堪能できる。絵葉書版もあり、販売中◆福山にちなんだ近作としては鞆のアトリエで制作した「悠々富士」がある。万葉集にも歌われた鞆の「むろの木」が鞆のオーラともに赤富士の前に構えている鮮やかな作品で、観る人に元気を与える。この作品もギャラリー内で鑑賞できる。

markfw.gifふくやま文学館(文化施設)2009年09月20日号掲載

お店イメージ
文化施設
ふくやま文学館
運営 (財)ふくやま芸術文化振興財団
住所 福山市丸之内1-9-9
TEL (084)932-7010
営業 9:30〜17:00(入館は16:30まで)
休日 月曜日(ただし9/21、10/12、11/23 開館 9/24、10/13、11/24休館)

10周年企画「福山地方の詩と童謡」開催中

 開館10周年を迎えた「ふくやま文学館」では記念企画「福山地方の詩と童謡」を9月11日から12月13日まで開催中。福山市及び周辺にゆかりのある作家に着目して詩では井伏鱒二、木下夕爾、林芙美子、村上菊一郎、赤松月船、木山捷平、童謡では葛原しげる、武内俊子といった多士済々の作家を紹介している◆目玉はこのほど新発見された林芙美子の詩稿。好んで書いた言葉「花のいのちはみじかくて…」の出典はこれまで不明だったが、生前交流していた翻訳家村岡花子に贈った未発表の詩稿の中に含まれていたことが研究者の今川英子氏によって明らかになった。この新発見の資料も展示している◆そのほか地元に根強いファンがいる赤松月船直筆の詩も展示。現・浅口市鴨方町生まれの赤松月船(1897−1997)は平川村(現・備中町平川)の村長を務めたり、矢掛町にある洞松寺の住職を務めたりした詩人。三原市生まれの武内俊子(1905−1945)は童謡、童話作家。童謡のレコードとしては大ヒットした「かもめの水平さん」で知られる◆いま同館に行くと短時間でかなりの地元文学通になれる。入館料は大人500円(高校生まで無料)

markfw.gif貝と珊瑚の館(展示館)2009年09月10日号掲載

お店イメージ
展示館
貝と珊瑚の館
オーナー 瀬尾延典さん・静子さん
住所 福山市蔵王町6-5-1-12
TEL (084)943-5133
営業 10:00〜17:00
休日 不定休
P  2〜3台分

世界でも珍しい貝と珊瑚が20万点以上も!

 40年ほど前から趣味で収集した貝や珊瑚を展示している「貝と珊瑚の館」。税理士の瀬尾延典さんと妻の静子さんが自宅の1階にショーウインドーを並べ、20万点以上に及ぶコレクションの中からきれいで珍しい貝や珊瑚を展示している◆貝はビーナスが立っている絵画で知られる大シャコ貝が有名。よく見かける有名な貝でもここの展示品はサイズがビッグで珍しい。またウミギク呼ばれる貝が付着したトサカカキなど組み合わせとその形状が珍しいといった具合で、世界でも珍しいものばかり◆珊瑚はすでに採取が禁止されているものばかり。台風の後には砂浜に打ち上げられることも多く、静子さんは「昔は台風の翌日に飛行機でよく沖縄へ飛んだ」と笑う。珊瑚が珍しくなかったころで、現地の人からは奇行と感じられたという。セブ島では珊瑚の中の貝を取るために珊瑚を割っている住民を見かけ、「割っちゃだめ!」と買い取ったこともしばしば◆収集の人脈も広がり、海底3000mにしか生息しない世界でも珍しい珊瑚も入手できている◆入場料は大人500円、中高生200円、小学生100円。特に子どもは必見。

markfw.gif平家谷花しょうぶ園(観光施設)2009年06月20日号掲載

観光施設
平家谷花しょうぶ園
平家谷ふるさと振興会ほかの運営
住所 福山市沼隈町中山南横倉地区
TEL (084)988-0178(開園中のみ)
営業 9:00〜17:00
休日 6月下旬まで(開園期間は無休)
P  P約100台(無料)

>平家の伝説を伝える歴史とロマンの里

 横倉地区は平家伝説の残る情緒あふれる集落。平通盛が菖蒲湯につかったという言い伝えが残る場所に観光客誘致と地域活性化のため、昭和62年から観光協会と横倉地区の平家谷ふるさと振興会が協力して「花しょうぶ園」を整備、平成2年6月に開園した。散策道、柵、植え込みなどは地元住民が手作業で行い、その努力は翌年建設省(現国交省)が選定する「手造り郷土賞」という栄誉に輝いている◆花しょうぶ園には約500種、約5万本の花しょうぶが美を競う。花菖蒲の原種はノハナショウブと呼ばれ、湿原に自生する多年草植物。ノハナショウブが変化しながら江戸時代ごろから品種改良が発展、江戸系、肥後系、伊勢系などに分かれた。そんな品種が観賞できる◆敷地は約1万2千平方m。駐車場に近い場所にはお餅、煎餅などを販売するお土産店、軽食と喫茶のお茶処もある。入園料金は大人500円、小中学生200円◆場所は沼隈町の県道72号線を町中心部から北上、沼隈病院方面の東へ進むとそこから車で約10分。現在は道路工事のため、広大なぶどう畑を大きく迂回すると到着する。

markfw.gif蔵(ギャラリー・喫茶)2009年05月01日号掲載

ギャラリー・喫茶

オーナー 岡本克子さん
住所 福山市松永町6-11-34
TEL (084)933-262
営業 8:00〜日没
休日 火・水曜日
P  第3駐車場までで30台

200年の蔵に包まれ自然のものをいただく

 窓の外を指差し「昔はそこまで塩田だったのよ」と話すオーナーの岡本克子さん。地域の人の力を借り、自宅の蔵を手作りで改装、6年前にオープンさせた。江戸時代に建てられ、200年のときが止まったような蔵だから名前もそのまま「蔵」。蔵独特の爽やかな空間を生かすため、天井や梁には菜種油を塗りこんだ。マイナスイオンに包まれたような空間が人気でランチどきは満員になることも多い◆2階は大きな梁が特徴の多目的空間。グランドピアノが置かれ、無料でコンサートや絵画展、手づくり小物の作品展などの会場として利用されている。シャンソンやジャズ演奏も不思議と蔵のムードに溶け込み、楽しみにする人が多い◆喫茶は座敷もある1階が中心。天然木を切り取ったテーブルで、自然の素材を大切にした飲み物やケーキをゆっくりと楽しむと、あわただしかった心のリズムもいつしかスローテンポに変わる。珈琲はホット420円、アイス472円。ケーキセットは飲み物代プラス210円◆1日30食限定のランチ(11時30分から)は飲み物付で934円。週替わりのメニューは自然素材にこだわり、だしからも自然の風味が伝わってくる。

markfw.gif檜山 文(イラスト・ウェルカムボード制作)2009年04月10日号掲載

イラスト・ウェルカムボード制作
檜山 文(ひやま あや)さん
住所 福山市本庄町中1-6-5 展示会場 福山市霞町1-4-23
    「夢本陣なごみ」
TEL 090-6408-2756
開催時間 14:00〜22:00

つながり・出会いを大切に表現し平和に貢献

 ほのぼのとしたタッチと勇気をもらえる言葉で話題の檜山文さんの5回目となる作品展が5月31日まで夢本陣なごみで開かれている。新作10点を含め水彩、クレヨンに毛糸や和紙なども組み合わせた31点とウェルカムボードを展示。季節の料理を楽しめる空間にイラストと言葉があたたかみを添える。12・26日と5月10・31日は午後6時まで会場に常駐◆教育関係やアパレル販売に従事後、昨年夏からイラストレーターとして本格的に活動。出会いやつながりを大切に考え、ウェルカムボード制作でも可能な限り本人に会い、思い出の品やエピソードも表現に組み込む◆悩んだ時期もあったが、最近ようやく作品を喜んでもらうことが自分の喜びになったという檜山さん。「アイデアや言葉はへこんだ時にひらめきます」と笑う◆出産が困難な環境にある女性を支援する円ブリオ福山のポスターイラストも手掛け「命を助けるサポート。少しでも世界平和に貢献したい」と話す。福山ばら祭ローズウェディングのウェルカムボードや1/2成人式、福山医療センター発行の出産を祝うパンフにも採用された。

markfw.gifいろは丸展示館(歴史資料館)2009年04月01日号掲載

歴史資料館
いろは丸展示館
ボランティアによる運営
住所 福山市鞆町鞆843-1
TEL (084)982-1681
営業 10:00〜17:00
休日 年内無休

坂本竜馬が乗ったいろは丸を追想

 1867年4月23日夜半、坂本竜馬が乗った「いろは丸」と紀州藩船の「明光丸」が衝突。損傷したいろは丸は鞆港へ曳航中、沈没した。鞆に伝わっていた「唐人船が沈没」の噂をもとに、いろは丸引き揚げという壮大なロマンが燃え上がり、1988年から翌年にかけて行われた潜水調査は全国の竜馬ファンを沸かせた◆引き揚げられた貴重な品々を展示しているのが、常夜灯にほど近い「いろは丸展示館」。当時、ロマンに燃えた人々が結成した「鞆を愛する会」のメンバーを中心に地域ボランティアが運営している◆海の底に眠るいろは丸の様子を再現したコーナーや調査風景のビデオ放映、各種パネル資料の展示に加え、いろは丸の物と思われる滑車、古伊万里茶碗、灯り取りのガラス板、鉄製品などが展示され、「知ってる竜馬?検定クイズ」も実施されている。鞆で竜馬が過ごした隠れ部屋も2階に再現。竜馬Tシャツなど関連グッズ、資料も販売され、明治維新を駆け抜けた英雄竜馬が甦る◆引き揚げられた石炭のかけらは100円以上の寄付価格で販売。小学生以上は入館料200円が必要となる。

markfw.gifやました陶芸教室(陶芸教室)2009年03月20日号掲載

陶芸教室
やました陶芸教室
店主 山下公敏さん
住所 福山市山手町3478
TEL (084)951-4171
営業 10:00〜20:30
休日 木・金・土
P  あり

萱野山で取れる土を元始に

 備後福山にある萱野山(かやのやま)から採掘される土は、陶芸家が好んで使用する赤土、白土。焼き上がり後に自然な朱色を生み出す赤土と、焼き上がり後白い光沢が美しい白土が組み合わさることで独特のハーモニーを醸し出すことができることから、陶芸をするには最適な環境が整っているといえる。これらの環境を活かしつつ、美術大学を卒業した芸術的センスを武器に、新たな伝統「萱野山焼き」に挑戦する「やました陶芸教室」代表の山下公敏さん。個展などのイベントを開催し、新たな文化を創り出す◆代表山下さんの得意は陶器。感性豊かな陶器は温かみある質感で、食事時の笑顔を誘う。それになぜだか、山下さんが作る陶器は水が腐りにくいのが特徴。様々な実験にて検証されたこの事実は、4/18から4/21に福山市吉津町の「ギャラリーよしづ」で体感あれ◆これらの技術を伝授できる場所がここ「やました陶芸教室」。教室では陶器の他、女性講師のあきこさんが得意とする陶人形を学ぶことが出来る。女性独特の丸みある温かい作品は、床の間に福を呼ぶ。体験コースもあり、アットホームな雰囲気が実際に体感できる。

markfw.gif福山市鞆の浦歴史民俗資料館(資料館)2009年03月10日号掲載


福山市鞆の浦歴史民俗資料館
館長 橋本貞夫さん
住所 福山市鞆町後地536-1
TEL (084)982-1121
営業 9:00〜17:00 入館料は一般150円
休日 月曜日(祝祭日の場合は翌日)

新春企画展「雛祭」を開催中!

 朝鮮通信使の行き交った昔から景勝地として名高い鞆の浦。湾を見下ろす小高い丘に福山市鞆の浦歴史民俗資料館がある。3月3日を挟んで鞆のまちでは「鞆・町並ひな祭」が開催されており、まちのいたるところにひな人形がかざられている。祭の実行委員会事務局を務める同資料館でも新春企画展「雛祭」を3月22日まで開催中◆圧巻は江戸時代の七段飾り。鞆の商家に伝わる道具類が約140点もそろった豪華なもの。ほかにも玄関を入ったロビーに飾られている明治期の大規模で精巧な御殿飾りや大型の古今雛、押絵雛、立雛、流し雛など様々な雛飾りを紹介。館内には男雛と女雛のお内裏様が40組ほど並んでいる◆また廿日市市の人形コレクターからの出展には江戸時代の高さ約50cmという国内最大級の次郎左衛門雛、江戸時代の貴重な享保雛・有職雛、明治天皇雛などがある◆2階には鞆の穏やかな海を琴の名曲「春の海」に表現した宮城道雄の生涯を伝えるコーナーがあり、3月22日まではその周辺に全国公募で集まった「ひな祭・絵手紙」の作品580点がずらりと展示されている。

markfw.gif福山市しんいち歴史民俗博物館(博物館)2009年03月01日号掲載

博物館
福山市しんいち歴史民俗博物館
館長 山名洋通さん
住所 福山市新市町新市916
TEL (0847)52-2992
営業 9:00〜17:00 入館無料
休日 毎週月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始

備後絣の伝統を伝承する市民の活動拠点

 備後絣の歴史を伝え、文化を伝承する拠点となっている「福山市しんいち歴史民俗博物館」。展示室では現在「織りとパッチワーク展」が3期に分けて開催されており、3月7日から4月5日までは第3期の展示が始まる◆富田久三郎が1853(嘉永6)年に考案した「井桁絣」。明治元年に「備後絣」と名付けて大阪へ出荷され、一大産業への基礎がつくられた。そんな時代を感じさせる機織り機も展示され、機織り技術の伝承のため、実機を使った講習会も定期的に開かれている。平成20年に「あしな文化財センター」を隣接して新築、一体的に使用できる1階には機実演室や研修室も完備され、以前は点在していた伝習会【はたおと】の研修会場として、またパッチワーク・創美会の活動拠点となっている◆備後絣だけでなく、遺跡の発掘調査で見つかった石器、土器などは主に2階に展示され、旧石器時代から古墳時代へと心を誘う。文化財センターの収蔵庫(非公開)にはおびただしい数の土器破片などがあり、別室で「大地2号遺跡」「矢立遺跡」の出土品を中心に分析、組み立て再現など地道な作業が続いている。

markfw.gif風の巣(ギャラリー・喫茶)2009年02月20日号掲載

ギャラリー・喫茶
風の巣
店主 田中芳弘さん
住所 福山市加茂町下加茂30-7
TEL (084)972-3331
営業 10:00〜17:00
休日 水・木曜日
P  あり

ウエスタンの風を感じる空間

 メルヘンに出てくるような夢一杯のおとぎの村◆建物全体をギャラリーとして幻想的な世界に浸ることが出来る「サンタフェギャラリー」。宝物を発見する楽しみを与えてくれる「ジュリアーノガーデン」。童話に出てくるような空間でティータイムが楽しめる「サンタフェプレイス」。何時までもいたくなるような心地よさを味わうことが出来る◆村全体が建築家である田中芳弘さんの作品。幼いころ西部劇などにでてくるウエスタンログハウスの街並に惚れこみ、ログハウスの本家アメリカやフィンランドで修業。現在の場所に土地を購入し、趣味も手伝いログハウスを次々と手がけていった。そこで完成したログハウスをギャラリーとして展示するに至った。◆白樺の梢に小枝が風で吹き寄せられ、自然に巣となす様子をフィンランド語で「風の巣」と呼ぶ。名前が体となったのか、風の便りに乗り、おとぎの空間を愛する人たちを自然と引き寄せ、連日繁盛とのこと◆現在フィンランド出身のセリグラフィー作家、タルリーサ・ヴァルスタの原画展を開催中。ギャラリーの展示品がおとぎの世界へと誘う。

markfw.gifすヾり(書作筆文字工房)2008年12月10日号掲載

書作筆文字工房
すヾり
主宰者 中村文美さん
住所 福山市沼隈町下山南2-5
TEL (084)988-1300
URL http://suzuri.yaekumo.com/
E-mail suzuri@ai.to

「書のまち福山」で初個展

 福山市大黒町のギャラリーくわみつで13日から22日まで「筆文字工房すヾり」を主宰する書家・中村文美さんの念願だった初個展「空をゆくものちへのオマージュ」が開かれる。午前11時から午後7時、会期中無休◆現代アートから得たヒントを昇華した展示で、「書作展としては実験的な試み」というが、中村さんが触れてきた芸術表現をベースに考えると自然な見せ方という。大型作品約20点、小さな作品は50点以上、直筆のカレンダー作品も紹介する。初個展への思いは「私は書という表現の力を借りて/空を目指すことはできないだろうか。/空をゆくものたちへのオマージュ。/それは小さな祈りなのかもしれない(抜粋)」とのメッセージに凝縮されている◆また「書を楽しく、年賀状をもっと楽しく」をテーマに、ポストカードブック「いや重け吉事(いやしけよごと)」を発売した。よいことがますます重なりますように、との願いを込めた書と、日本の伝統的な色柄を組み合わせた。年賀状だけでなく礼状やインテリアなど利用シーンを想像するだけで楽しい22種類の作品集となっている。 すヾりblog「綴(つヾり)」URL http://plaza.rakuten.co.jp/ayasuzuri/

markfw.gif福山市神辺歴史民俗資料館(資料館)2008年09月10日号掲載

お店イメージ
資料館
福山市神辺歴史民俗資料館
運営管理・財団法人福山かんなべ文化振興会
住所 福山市神辺町大字川北6-1
TEL (084)963-2361
営業 9:00〜17:00(入館無料)
休日 月曜日(祝日の場合は翌日)年末年始等
P  あり

歴史ロマンとまちを見下ろす憩いの空間

 国道313号線沿いの神辺高校の南側にそびえる吉野山。その山頂からはかつて神辺城の城主(備後国守護職)が高屋川の沖積地に広がった神辺のまちを見下ろしていた。今は平らな草むらとしてのみ残っている城跡とほど近い山中に福山市神辺歴史民俗資料館がある◆建物はお城をイメージ。城跡の発掘調査で出土した瓦や土器も展示されている。また古墳が多い神辺は古代から政治の要衝だったと思われ、それを裏付ける立派な太刀なども出土している。神辺町で最も古い出土資料は約2万年前の亀山遺跡出土の旧石器で、約3,000年前の縄文時代後期から人々の居住が始まっているとされ、その歴史を実感できる◆民具も展示され、繊維業が発達した歴史を垣間見ることができる。ロビーには小林和作の書もあり、菅茶山の時代から続く尾道との交流も伺うこともできる◆夏休みにはロビーに机を並べ、勾玉づくりのワークショップも毎年開催。今年も3日間(6回開催)で120人ほどの参加でにぎわった◆近くの駐車場まで車が上がり、城跡を含む山頂一帯を散策すれば、喧騒を離れた憩いの時間が持てる。

markfw.gifホロコースト記念館(平和資料館)2008年09月01日号掲載

平和資料館
ホロコースト記念館
館長 大塚信牧師
住所 福山市御幸町中津原815
TEL (084)955-8001
営業 10:30〜16:30 Pあり
休日 日・月・祝・8/13〜16・12/27〜1/5

「アンネの日記」をリアルに感じ取れる聖域

 平成7年6月、教会の一画に開館した「ホロコースト記念館」は少し離れた場所に新築され、昨年9月、新しくオープンした。反響は大きく、中学生の修学旅行など全国から来館者がある。広島市の平和公園とセットで戦争の悲惨さと平和を感じ取る旅を組むケースが多い◆「ホロコースト」はギリシャ語で「火で焼かれたいけにえ」を意味し、ナチス・ドイツによる600万人のユダヤ人大量虐殺をあらわす言葉にもなっている。この施設は館長の大塚信牧師がイスラエルで「アンネの日記」の著者アンネ・フランクの父親、オットー・フランクさんと出会ったことから構想が始まり、実現した施設◆精巧に復元されたアンネの日記、再現されたアンネの部屋、オットーさんが出版のために使用したタイプライターなど世界に1つしかない貴重な資料がある◆ホロコーストの悲劇からユダヤ人を救った日本人、杉原千畝も紹介。当時、ヨーロッパの大使館で人間としての正義を守り、6,000人の命を救った勇気を讃えている。世相に流される人間のおろかさと人間の正義の尊さを同時に伝える施設となっている。

markfw.gif福山自動車時計博物館(博物館)2008年07月20日号掲載

博物館
福山自動車時計博物館
館長 能宗孝さん
住所 福山市北吉津町3-1-22
TEL (084)922-8188
営業 9:00〜18:00
休日 年中無休 Pあり

夏休みを家族で楽しめる博物館

 「のれ!みれ!さわれ!写真撮れ!」をモットーに、親しみやすい体験型博物館の運営を心がけてきた福山自動車時計博物館。7月4日で開館19周年を迎えた◆つま恋コンサートのPRにも使用された1958年式日野ボンネットバスなど古き良き時代の乗り物を再生して、一般道を走れるまでに磨いている。節目節目で入館者対象のボンネットバスの試乗会を実施、8月13、14、15日のお盆休みにも行われる◆館内にはクラシックカーがずらり。映画のロケで使用された車も数多い。最近ではこの秋公開の新藤兼人監督の映画「石内尋常高等小学校 花は散れども」に3台が出演した◆鞆で復活した行事「八朔の馬出し」で使われる人形の馬とよく似たドイツ、イギリスの馬の人形も並ぶ◆時計も様々。塔時計、やぐら時計、からくり時計、ボンボン時計、枕時計など時代も様式も幅広く集められている。江戸時代末期に作られた枕時計は精巧で豪華な逸品。目覚まし、カレンダー機能付きというから驚く◆コレクションは大人も子ども楽しめる幅広いレパートリーが特長で夏休みは家族で楽しめる。

markfw.gifさらすわてぃ(ギャラリー&カフェテリア)2008年07月20日号掲載

ギャラリー&カフェテリア
さらすわてぃ
オーナー 新田久子さん
住所 福山市鞆町後地1381
TEL (084)982-0098
営業 11:00〜18:00
休日 水・木曜日

和風旧家再生で生まれ変わった現代の和

 7月19日の宮崎駿作品「崖の上のポニョ」公開で、今最も注目を浴びている場所、鞆ノ浦。古い町並みの坂を上るとお屋敷の門にギャラリー&カフェテリア「さらすわてぃ」の看板がある。福岡で20年ギャラリーをしていた新田さんに福山物産社長が「大正時代からある母の空き家を復活させたい」と依頼してできた店だ。総ヒノキの床とドイツ製の塗料など現代の材料で渋く落ち着いた旧家が20年ぶりに甦った。生まれ変わった家を見た時のお母様の涙がこの仕事の評価だ◆純和風の門から飛び石で入り口に、広い玄関の先にあるトイレも必ず見て欲しい。かつての縁側はウッドデッキ風、和風庭園を見ながらくつろぐと常連でなくても話がはずむ。二階は畳に15センチほどの低いテーブル、大きな窓からはお目当ての鞆の海、要チェックポイント◆◎コーヒー¥400◎りんごジュース¥500◎抹茶¥600ほかにセットメニューなどもある◆ここに入っただけで時間が緩やかに流れ、魂が癒されるような感じさえする。随時企画展が行われ、ミニコンサートや講演会もある。7月26日龍敬子講演会・26〜8/12龍敬子作品展。

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