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尾道市のお店紹介

markfw.gifおのみちecoライフ館(ギャラリー)2012年07月20日号掲載

お店イメージ
ギャラリー
おのみちecoライフ館
館長 森島寿夫さん
住所 尾道市東御所町1-5-3
TEL 0120-485-308
営業 10:00〜18:00
休日 無
P  なし

地元に還元・地球に還元で恩返し

 尾道駅前ビル2階のテラスで三和鉄構建設㈱が運営する「ecoライフ館」は、太陽光発電の紹介など暮らしに役立つエコ情報やアイテムを展示するほか、エコに関わるワークショップやイベント行うエコ情報発信基地。中には個人やグループのアート作品の発表の場としてギャラリーやイベント情報、近隣店舗を紹介するスペースもある。スペースは、地元企業の地域還元として無料で提供している。また「エコライフ館通信」という折込チラシを発行し、情報発信にも注力。現在、最大200万円の補助金を受けられる「備後地区ケア連携安全・安心リフォーム推進事業」の相談窓口にもなっている。

markfw.gif爽籟軒(観光スポット)2012年06月10日号掲載

お店イメージ
観光スポット
爽籟軒
庭園管理者 尾道市教育委員会文化振興課文化財係
住所 尾道市久保町2-6-6
TEL 0848)25-7367
開園 土・日曜・祝祭日・1月2日・3日
開園時間 10:00〜17:00(4/1〜10/31)
     10:00〜16:00(11/1〜3/31)

時を超えた空間演出

 尾道の国道2号線交差点に表記のある観光スポット「爽籟軒庭園」は江戸時代の豪商・橋本家の別荘で、尾道市名勝に指定されている。橋本家の当主は代々「吉兵衛」を名乗り町年寄など尾道奉行の下で要職や県内初の銀行・第六十六国立銀行の初代頭取などを務め、慈善事業でも尾道に貢献した。尾道市重要文化財「明喜庵」茶室は、京都山崎にある国宝「妙喜庵待庵」の写しで日本に数例しかなく歴史資料としても貴重なもの。季節により変化する日本庭園や茶室はゆっくりと時間が過ぎるようで、尾道の繁栄の歴史を物語っている。入園料は大人100円、中学生以下無料、茶室使用料は3,000円。

markfw.gifうきしろロビー(観光案内所)2012年02月10日号掲載

お店イメージ
観光案内所
うきしろロビー
(社)三原観光協会
住所 三原市城町1−1−1
TEL (0848)67−5877
営業 平日8:00〜19:00 日・祝10:00〜18:00
休日 なし
P  有料

久保等さんが手掛けた三原だるまの遺作展を開催中

 三原の伝統工芸、三原だるまの復活とPRに尽力した久保等さんが昨年10月に惜しまれながら亡くなった。三原だるまは頭が細長く、豆絞りの鉢巻を巻き、鈴などの鳴り物が入る。三原の冬の風物詩「神明市」で家族の人数分買い、名前を書いて神棚に供えて健康や繁栄を祝ったという伝承がある。三原駅構内のうきしろロビーホールでは、市内港町の「三原だるま工房」工房長でもあった久保さんが手掛けてきた創作だるま約80点を展示する遺作展が12日まで開かれている。神明市の期間中でもある11日(土)、12日(日)は午前10時から午後3時まで、だるま面相書体験教室も開催。参加費は500円。

markfw.gifCat ch. 22(ライブハウス&バー)2011年12月01日号掲載

お店イメージ
ライブハウス&バー
Cat ch. 22
オーナー kazさん
住所 尾道市久保2-14-3
営業 20:00〜
休日 検討中

プロミュージシャンの本格ライブハウス&バー

 プロミュージシャンKazさんがライブハウスとバーの店「Cat ch. 22」をプレオープンした。東京やNY、LAでライブ活動を中心に、99年には寺山修司さんの遺族から依頼され楽曲を提供するなど本格的な音楽活動を展開していたが、父の他界がきっかけで今年8月出身地の尾道に帰郷した。1階はカウンター席を中心に10席。ベルギーやドイツなど各国の選りすぐりのビールやワイン、ウイスキー、カクテルが揃う。2階はライブハウスとしてライブの時だけオープン。「東京など全国展開しているプロミュージシャンの本物のライブを身近に感じて欲しい」とKazさん。12月初旬と年末にはカウントライブも同店で開催。Kazさんのライブもありオルタナな歌声も響く。

markfw.gif旅館つつ井(宿泊・宴会)2011年06月10日号掲載

お店イメージ
宿泊・宴会
旅館つつ井
㈲筒井旅館専務 筒井信さん
住所 尾道市瀬戸田町瀬戸田216
TEL (0845)27-2221
営業 宴会は基本的に19:00〜22:00
P  あり

瀬戸田ならではの和の食事処にリニューアル

 瀬戸田特産品のレモンを輪切りにして湯船に浮かべる名物「レモン風呂」が人気で、テレビ取材で多くの芸能人も訪れる旅館つつ井は、創業100年の節目に2階大広間を改装。室内庭園を思わせる100人収容の食事処としてリニューアルオープンした。全面ガラス張りの窓から、今年3月に新しい建屋となった瀬戸田港を中心に高根島との間の水道を行きかう船の風情ある風景を楽しめる。タコをはじめ瀬戸内の新鮮な魚介類をふんだんに使った活魚料理と、瀬戸田の魅力をぎゅっと凝縮した「レモンの香るモダンな和」をコンセプトとした新しい空間が、宿泊客や予約の宴会客(1人4000円〜)に喜ばれている。

markfw.gif因島フラワーセンター(ミュージアム)2011年03月10日号掲載

お店イメージ
ミュージアム
因島フラワーセンター
副園長 村上実さん
住所 尾道市因島重井町1182-1
TEL (0845)25-1187
営業 9:00〜17:00
休日 火曜日
P  あり

写真コンテストと除虫菊展を企画

 表情を変える四季折々の花が迎えてくれる因島フラワーセンター。写真を通じて施設の魅力を紹介するフォトコンテストの作品募集を20日からスタート。因島特産の除虫菊をPRしようと除虫菊の写真や絵、デザイン作品も公募する◆フォトコンテストは園内で撮影した未発表作品を募集し、アマチュアのみ応募可能。規格は自由。入賞者には季節の花鉢を贈る。賞は最優秀賞と優秀賞、佳作。1人何点でも応募できる◆除虫菊展では、花や風景の写真やポストカードのほか除虫菊をモチーフとしたイラストや絵、手芸や木工作品、文芸などどんなジャンルの作品でも良い。昨年は貼り絵作品の応募もあった。プロアマ問わず応募でき、応募者全員に除虫菊の苗1株と年間パスポートをプレゼントする。何点でも応募可◆いずれも応募期間は3月20日から6月20日。フォトコンテスト作品は七月に園内に展示、除虫菊展は4月から随時展示し7月に全作品を展示する◆入園料は大人500円、中学生以下と65歳以上は無料。除虫菊の種プレゼントには東北から九州まで全国から申し込みがある。

markfw.gif千光寺の水琴窟(仏閣)2011年02月10日号掲載

お店イメージ
仏閣
千光寺の水琴窟
住職 多田義信さん
住所 尾道市東土堂町15-1
TEL (0848)23-2310
ロープウェイ、千光寺公園駐車場より徒歩

恋人、夫婦の愛を響かせる水琴窟が登場!

 尾道観光の魅力の一つに「心やすらぐまち」がある。都会の喧騒を離れ、ぼんやりと町並みを眺めるとなぜか心が落ち着く。尾道水道を眺める絶景とともに「文学のこみち」の散策などで楽しめる千光寺公園。その観光の中核をなす千光寺境内に昨年末、「水琴窟(すいきんくつ)」が登場した◆水琴窟は日本庭園で手水鉢や蹲居(つくばい)の流水を利用した音響装置。瓶を埋め、空洞をつくり、そこにしたたり落ちる水が反響して琴の音色に聞こえるようにした仕組み。千光寺の水琴窟(鐘楼横)は瓶を土に埋めず、地上の瓶に水が落ちるように工夫された珍しい信楽焼の水琴窟となっている◆東京在住の阿部定雄さんが「思い出の場所、尾道の千光寺に記念の品を置きたい」と提案、費用を寄付され、水琴窟を開発した信楽町の業者が設置した。水琴窟の音色は夫婦で尾道をよく訪ねた阿部さんにとって思い出の扉を開くカギ。数年前に亡くなった奥さんとともに42年前に眺めた千光寺からの風景を蘇らせ、いつまでも響きあう夫婦の絆を確認できる音色となっている◆千光寺の水琴窟は恋人、夫婦の愛を響かせる音色としてこれからも多くの人の心を温めていきそうだ。

markfw.gifみつぎふれあいアートギャラリー(ギャラリー)2011年02月10日号掲載

お店イメージ
ギャラリー
みつぎふれあいアートギャラリー
オーナー 添田紀恵さん
住所 尾道市御調町市1211-2
TEL (0848)76-2079
営業 9:00〜16:00
休日 火曜日

ゆっくり のんびり 活性化

 御調町商店街の中ほどの「みつぎふれあいアートギャラリー」が昨年11月リニューアルオープンした。このギャラリーは15年ほど前、商店街の活性化を目的に、商工会が運営費を出し、管理をオーナーのお母様に依頼していたが、向島町、向東町、瀬戸田町の商工会との合併で尾道しまなみ商工会となったのを機に閉館していた。今回はかつての利用者や作品を作っている人々からの依頼を受け、「作品を見せる楽しさ、見る感動を皆さんと味わいたい」「せっかくの作品を発表する場を提供したい」という添田さんの好意で再び開かれるようになった◆みんなが集まれる「いこいの場」らしく、中にはコタツもある。まったりとくつろぎながら作品を鑑賞し、心温まる会話も楽しむことができるので、ぜひ気軽に立ち寄っていただきたい◆ギャラリーの展示使用料は無料。作品に対する規制も無いので、写真・絵画・書道・手芸など発表の場が欲しい方はどなたでも相談に応じてもらえる。前回は書道家がギャラリー内で作品を書くパフォーマンスも行った。これからもアイデアによってさまざまな利用方法が生み出されると期待されている。

markfw.gif海福寺(仏 閣)2011年01月20日号掲載

お店イメージ
仏 閣
海福寺
住職 安藤慈善さん
住所 尾道市西土堂町14-1
   尾道商業会議所記念館より北へ
TEL (0848)23-2914

首より上の病を癒す三ツ首様をまつるお寺

 「三ツ首様」と呼ばれ、親しまれている祠が境内にある海福寺。尾道本通り商店街の尾道商業会議所記念館辺りから国道2号線に上がると線路を渡るための陸橋が見える。古いレールを組んだ陸橋は千光寺山斜面に上がるシンボルにもなっているが、その陸橋を渡ってすぐ左にあるのが海福寺◆「三ツ首様」の由来にはおもしろい物語がある。1828(文政10)年の頃、尾道地方に想兵衛、亀蔵、利助という3人の盗賊がいたが、常に盗んだお金を貧しい人に施していた。つかまって処刑されたが、ときの堪応住職の夢枕に三人の霊が現れ、「我々三人の首を埋葬供養されたら、首より上の病を癒すであろう」と告げた。住職はそのお告げ通りに三人の首を本堂の横に埋葬し、戒名を刻んでねんごろに供養した。それからの霊験はまことにあらたかで、「三ツ首様」としてお参りする人が増え、線香が絶えることがないという◆海福寺は時宗。嘉暦3(1328)年他阿上人の開基で本尊は阿弥陀如来。南の土塀は家屋との境が分からない一体化構造となっており、珍しい。

markfw.gifおのみち歴史博物館(博物館)2010年11月20日号掲載

お店イメージ
博物館
おのみち歴史博物館
管理 尾道市文化振興課
住所 尾道市久保1-14-1
TEL (0848)37-6555
営業 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休日 火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始
P  なし

「尾道人物伝—高橋玄洋の世界」開催中

 おのみち歴史博物館で特別展「尾道人物伝—高橋玄洋の世界」を開催している。来年1月10日までの会期。入館料は一般200円、中学生以下無料◆高橋玄洋氏は尾道で青春時代を過ごした劇作家・芸術家。尾道では画家小林和作に出会い強い影響を受けた。連続テレビ小説「てっぱん」で盛り上がる尾道だが、歴代の連続テレビ小説で最高視聴率55.2%を記録した「繭子ひとり」の作者が玄洋氏◆最盛期には年間100本のドラマ脚本を書き「視聴率の魔術師」と呼ばれたが昭和55年頃から現場を離れ、小説や随筆、書、陶芸などの制作に勤しむ◆特別展ではそうした芸術作品とともに直筆の原稿や小林和作から受け取った手紙なども展示。著作した台本2000冊を400冊に製本した高橋玄洋脚本集成のうち約半分の221冊も展示されている◆「三男三女婿一匹」(1976年、TBS)、「野々村病院物語」(1981年、TBS)、「さよなら三角またきて四角」(1982年、TBS)などが代表作。ドラマ「尾道千光坂登り口」(約46分)は館内で放映中で視聴できる。

markfw.gif三蔵稲荷神社(神 社)2010年11月10日号掲載

お店イメージ
神 社
三蔵稲荷神社
宮司 石川紘彦さん
住所 福山市丸之内1-8-7
TEL (084)922-1569
P  あり

ミス三蔵稲荷で知られる備後の守護神

 福山城の北側に位置する三蔵稲荷神社は、福山の開祖、水野勝成公が福山城を築城する時に、守護神として祀った神社。備後の国の守護神として代々の城主がお祀りしてきた。三蔵稲荷の名前は伝承に基づく。江戸後期、城下の武士がよく強盗に襲われたが、その度、いかめしい武士が助けた。あるとき名前を訊ねると「城北でやっかいになる三蔵」と答えたため、稲荷神社のお使いギツネ様であるとされたという◆ご祭神は人が生活する中で欠くことの出来ない衣・食・住の神「宇賀魂大神」、田畑山林・縁結び・交通安全・安産・入学など人々を良い方向に導く神「猿田彦大神」、演芸・歌劇・茶道・華道の守護神とされ、商売繁盛・一家の親睦・社交・和合を司る創作の神「大宮女大神」◆11月15日まで公募の「ミス三蔵稲荷」3人は神社の顔として有名。11月23日に境内の能舞台で行われる公開審査(13時〜)で来年の新しいミスが決まる。当日は献茶式(9時30分〜)、祭典、福引き、ビンゴゲーム(14時30分〜)なども行われる三蔵稲荷神社感謝祭でにぎわう。

markfw.gif尾道市立美術館(美術館)2010年11月01日号掲載

お店イメージ
美術館
尾道市立美術館
館長 青木 平さん
住所 尾道市西土堂町17-19
TEL (0848)23-2281
営業 9:00〜17:00
休日 月曜日
P  千光寺公園駐車場利用で当日券1人分を割引き

30年辿る和作展 シネマ尾道ともコラボ

 昭和55年「小林和作の生涯」展で開館、このほど文化勲章も受章した安藤忠雄氏の設計で7年前にリニューアルオープンした尾道市立美術館で、「小林和作展〜収蔵コレクションで辿る開館30年の歩み〜」が始まった。12月12日まで◆開館以来作品蒐集と節目毎に展覧会を開催してきた小林和作に焦点をあて、尾道美術界が旺盛を極めた和作を取り巻く作家たちとの交流を紹介。代表的な収蔵コレクション約70点を展示して小林和作を多面的な切り口から紹介してきた展覧会の歩みを振り返り、30年にわたる美術館の歴史を紹介する企画展。大人一般300円、高校大学200円ほか◆なお11月28日午後2時からは学芸員による解説、また同14日と12月12日午後2時から3時は中学生以下対象の「わいわいがやがやおしゃべり鑑賞会」。さらにシネマ尾道とのコラボ企画「画家と映画」では、和作展のチケットと11月12日まで上映中の「カラヴァッジョ/天才画家の光と影」の鑑賞チケットが相互割り引き。文化の秋を感じてもらう企画となっている。

markfw.gif邦玲窯(焼き物)2010年10月20日号掲載

お店イメージ
焼き物
邦玲窯
オーナー 桑田玲子さん
住所 尾道市向島町1110-1
TEL 0848)45-3511
休日 不定休

気になったらお立ち寄りを!

 向島、東西橋から干汐に続く道にちょっと気になるスポットがある。普通の民家のようにも見えるが門扉の上には「邦玲窯」(ほうれいがま)の看板、外壁には「グレースフラワー教室」・喫茶「陶和茶」など色々なメッセージが出ている。「邦玲窯」は尾道高校の校長を務めたご主人の邦敬さんと玲子さんの一文字ずつからとって名付けた。流木に書かれた看板はご主人の手作り◆陶器は信楽の土を使うと「信楽焼」、備前の土を使うと「備前焼」となる。こちらの「邦玲窯」は普段信楽の土を使用することが多いようだ。工房には数台のろくろや窯があり火曜日と金曜日には陶芸教室が行われている。土に触れたい方は、月謝5,000円プラス材料費とお手軽だ◆飲み物を提供する喫茶は桑田にちなんで「陶和茶」(くわちゃ)。中には小物から大物まで多数の陶器、グレースフラワーや紙粘土など、たくさんの手作り作品が展示販売されている。自家製の器で出される飲み物を注文して食べ物は持ち寄り楽しいひと時を過ごせる。定休日や営業時間などは特別設けていないので、さらっと立ち寄ってみて欲しい。

markfw.gif本因坊秀策囲碁記念館(観光施設)2010年09月20日号掲載

お店イメージ
観光施設
本因坊秀策囲碁記念館
館長 村上和弘さん
住所 尾道市因島外浦町121-1
TEL (0845)24-3715
営業 10:00〜17:00(入館は16:30まで)
休日 毎週火曜日(祝祭日の場合は翌日)
P  あり

尾道市の市技「囲碁」ゆかりの秀策を顕彰

 尾道市の市技は囲碁。盛んな囲碁だが、江戸末期に「150年来の碁豪」と言われた本因坊秀策は尾道市因島外浦町の生まれ。生まれ育った場所には平成20年9月「本因坊秀策囲碁記念館」が開館している◆館内には常設展示室、企画・囲碁展示室、展示ホール、囲碁情報ブース等があり、母子愛用の碁盤や自筆の扇も展示している。資料館の裏手にある生家は、和室6畳2室、4畳半1室、4畳1室、台所、物入れ、湯殿などを現存する旧生家家相図を元に再現しており、秀策の子ども時代を偲ぶことができる◆本因坊秀策は文政12年(1892)、父桑原輪三と母カメの二男として生まれ、7歳で三原城主浅野甲斐守忠敬と対局で認められ、9歳で江戸の本因坊家に入り、21歳で将軍の御前対局、13年間で19連勝負け無しの偉業を遂げた。また近代布石の基礎を築いたといわれ、棋聖と仰がれる天才棋士として知られるが、コレラの流行により34歳の若さで急逝した◆平成22年7月には因島文化協会創立40周年記念の銅版「母の教」(吉田正浪製作)が寄贈され、展示されている。

markfw.gifOYE COMO VA(ダイニング&ライブハウス)2010年09月10日号掲載

お店イメージ
ダイニング&ライブハウス
OYE COMO VA
オーナー 江頭徹さん
住所 尾道市久保1丁目5-18
TEL (0848)37-3001
営業 17:00〜24:00
休日 日祭日(イベントで営業の場合振替)
http://www.geocities.jp/oye_como_va_etoh/

僕のリズムを聞いとくれ !!

 尾道の飲食店街「新開」(しんがい)のビルの2階にある「LIVE MUSIC&DINING OYE COMO VA」(ライブ&ダイニング オエコモヴァ)が10月29日で丸5周年となる。「オエコモヴァ」はオーナー江頭徹さんが大好きなサンタナの曲のタイトルで、スペイン語で「僕のリズムを聞いとくれ」ということ。ドラムやギター、ヴォーカルをこなすオーナーの気持ちを表している◆店内の壁にかかるグッズなどデコレーションの多くがアメリカン・テイスト満載。奥にはライブスペースがあり、プロ、セミプロ、アマチュア、全ての音楽好きに開放している。特に木曜日は「モク?アコDAY」と称し、演奏者は1,000円(1ドリンク付き)で誰でも発表できる◆お勧めは「スペアリブ」1,400円(特製醤油味・バーベキュー味・塩味)、「チーズバーガー」900円だが「オムライス」850円も大人気。火曜日はレディースDAYで女性は食事をオーダーすると1ドリンクサービス◆これからのメーンイベントは9/18 「tamKore」 (田村直美・是方博邦)。9/25「HOME TAWN JAZZ LIVE」。10/7「金子マリ&石田長生」など。生の音をぜひ聞いてほしい。

markfw.gif金蓮寺(寺院)2010年09月10日号掲載

お店イメージ
寺院
金蓮寺
住職 飯島孝基さん
住所 尾道市因島中庄町寺迫区3225
TEL (0845)24-0393
P  あり

因島村上水軍の墓所もあるゆかりの地

 南北朝から室町・戦国時代にかけて活躍した村上水軍。曹洞宗・金蓮寺(こんれんじ)はその村上水軍の菩提寺で青陰城主だった村上備中守吉資の創立といわれる。裏には尾道市史跡の村上水軍の墓地があり、村上水軍歴代の宝筺印塔十八基や五輪塔が多数ある。金蓮寺は中庄町の東南・外浦町の谷間にあったが、その後現在地に移り、それまで分散していた石塔類を集めたと伝わる。そのため誰の墓塔か分からなくなっているが、水軍一族とその家臣の墓石群とみられている◆金蓮寺横の峰には因島水軍城が資料館として建設されており、境内からもよく見える。村上水軍の武具、遺品、古文書など歴史資料が展示されている◆境内には千体観音を願掛け、お礼参りに奉納する堀出観音のお堂が建つ。また水子地蔵、航海安全を祈願する天龍弁才天、因島八十八ケ所霊場の八番札所藤井寺もある◆また山門右手の石段を上がった同じ境内にはぼけ封じ観音があり、そのありがたい姿に思わず手を合わせたくなる。さらに山門前には左右に珍しい仁王の石像もある◆参道横には因島資料館もあり、その前の広場では9月19日に因島水軍城まつりも開かれる。

markfw.gif烏須井八幡神社(神社)2010年08月20日号掲載

お店イメージ
神社
烏須井八幡神社
宮司 宮本基さん
住所 尾道市西則末町11-31
TEL (0848)23-6823
P  あり

広島からも駆けつける「願い玉」が人気

 尾道バイパスの南、国道184号と栗原通りの間にこんもりとした森が残っている。この森は日本武尊が滞在したとも伝わり、古くは御調郡尾道、向島東村・西村、三成村、本郷村、栗原村の五箇町村の氏神で「五箇社頭八幡宮」とも称された由緒正しい烏須井八幡神社の森。天文年間(1532-55)には氏子分離の争いがあり、木梨、三成、吉和、木門田等の氏子が本殿内の品々を各村へ持ち帰り、分祀したという◆いまも広く信仰を集めており、お盆には栗原八町内の氏子1,000人近くが鐘太鼓踊りを奉納、石畳の境内のにぎわいは圧巻となっている。この鐘太鼓踊りも450年以前から行われていると伝わっている◆三間社流造の本殿は火災にあった翌年の明治38年に再建。いまでも十分に立派だが、明治11年登録の本殿は2倍の大きさだったという。残念な火災だが、県重文の紙本墨書大般若経112巻だけは焼失を逃れている◆霊験あらたかな神社はいま、オリジナルの縁結び「願い玉」が話題。口コミで広がり、広島、福山方面からのリピーターも増え、大願成就後に返される玉は数百個ほどになっている。

markfw.gif東尾道彫刻公園(公園)2010年04月01日号掲載

お店イメージ
公園
東尾道彫刻公園
管理 尾道市まちづくり推進課
住所 尾道市東尾道 「東尾道中央緑地」
   (尾道地区総合トラックセンター隣)

尾道市内初の彫刻を集めた公園が完成

 尾道市の卸団地ベイタウン尾道東側の「東尾道中央緑地」が市内では初めての彫刻を集めた公園「東尾道彫刻公園」に生まれ変わった。細長い敷地約2,600平方mの公園内には寄贈された現代作家の作品6点が並ぶ。並ぶのは寄贈を呼びかけた尾道大学芸術文化学部の児玉康平教授を含む5人の彫刻家がアトリエに秘蔵していた作品等◆児玉教授は公園のシンボルサインとなる「RED WAVE—ONOMICHI」(左下)と自然との共生を表現した「東の尾道とろけ石」(右上)の2点を、同じ尾道大学芸術学部からは桜田知文准教授の「飛翔 おのみち」、その他学外から大阪芸術大学美術学科山本哲三教授の「かぜのかみさん_04」(左上)、倉敷芸術科学大学濱坂渉教授の「日向石㈼」、京都市立芸術大学上田弘明教授(故人)の「無題」(右中)が審査会の選定を受けて設置されている◆公園の整備費200万円は寄付金。彫刻公園を提案した亀田良一前市長からの叙勲のお祝い返しと東尾道商工団地連合会(協同組合ベイタウン尾道、東尾道工業団地協議会、横浜ゴム(株)尾道工場、(株)尾道総合食品地方卸売市場)の寄付金を充てた。尾道産業会館から東へ約250m。

markfw.gif風のおくりもの サナリー(インテリア作品)2010年03月20日号掲載

お店イメージ
インテリア作品
風のおくりもの サナリー
制作者 安松正彦さん
販売場所:まきの 尾道市瀬戸田町沢209-26
TEL (0845)27-3032
営業 11:00〜14:00、17:30〜20:00
休日 水曜日
P  あり

わずかな風味方に「幸せ」運ぶ

 冬は温風器などのわずかな気流で、夏は扇風機やエアコンの風で回り続ける癒し系インテリア作品「風のおくりもの サナリー」が話題を呼んでいる。手掛けるのは尾道市瀬戸田町在住の安松正彦さん◆一昨年秋に制作を始め、最初の150個は知人に配ったが「無料では申し訳ない」の声で1個1000円に。昨年平山郁夫美術館駐車場で開かれた尾道門前市でデビューし、20個を2時間程度で完売。その後も販売窓口の日本料理店まきので観光客らが購入するなど既に150個以上が売れた◆ビール缶などアルミ缶にカッターで切り込みを入れて曲げ加工し、針金製のスタンドにかける。置いたり壁にかけたりモビール風に飾れたりと見せ方も工夫できる。制作時間は1個6〜7時間。サイズの違う缶を使い3連、4連で飾るタイプにもオーダーで対応する。奥さんが英字新聞で作るバックで持ち帰りを◆ネーミングはサポーター役のまきのが担当。安松さんの奥さんの名前「早苗」に、幸せを運びながら回ることイメージした「re」を組み合わせた。正しくは「風」でなく、中の「虫」を「幸」に替えた当て字。

markfw.gifなかた美術館(美術館)2010年02月10日号掲載

お店イメージ
美術館
なかた美術館
館長 中田冨美さん
住所 尾道市潮見町6-11
TEL (0848)20-1218
営業 9:00〜17:30(入館は17:00まで)
休日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)

奥山民枝 油彩画展「いのちを描く」開催中

 日本の現代美術を代表する作家、奥山民枝さんが尾道大学芸術文化学部で後進の指導にあたっている。その奥山さんの画業を回顧する展覧会がなかた美術館で始まり、訪れる多くの人を魅了している◆奥山さんは20代から欧州、中近東、南北米など世界各地を旅し、そこで得た感銘や自身の宇宙観を軸に、「いのち」に対する感動や神秘を表現してきた。全ての作品がやわらかな光を放ち、体温とも思える温度を持っている。鮮やかな作品、神秘の霧に包まれたような作品、鉛筆だけで生命体の艶まで表現した「手のなかのいのち」シリーズなど、東京オペラシティアートギャラリー所蔵品を中心に、版画や日本画の素材を使った作品も含め全100点が展示されている◆館内の常設コーナーにはマリー・ローランサン、ルオーなどの世界的な名画や小林和作の豪快な作品など同館コレクションの中から展示されている◆「いのちを描く」の会期中にはギャラリートークなどイベントも企画されており、3月7日と5月3日は奥山さんが自作を解説する◆入館料は一般700円、中・高・大学生300円、団体(20名以上)500円。

markfw.gif真言宗西国寺派総本山 西国寺(仏閣)2010年02月01日号掲載

お店イメージ
仏閣
真言宗西国寺派総本山 西国寺
住職 麻生章雄さん
住所 尾道市西久保町29-27
TEL (0848)37-0321
休日 土・日・祝日・年末年始
参拝者用の駐車場あり

春は豆まき、桜のトンネル、秋は芸術の寺

 尾道三山の一つで中央に構える摩尼山に位置し、朱色の金堂と三重塔が美しい西国寺。真言宗のこの寺の開基は天平の時代(729-765年)と伝わる。国重文の金堂の回廊から裃姿の福男たちが豆をまく「節分会」は尾道に新しい春の到来を告げる恒例行事。毎年2月3日に老若男女千人以上が福を求めて集まる。1月8日には珍しい「火渡り法要」も営まれ、信者らが無病息災を願いながら素足で火の道を渡った◆またここ数年は芸術的な試みも始まり、秋には尾道大学の学生らによる石像彫刻展も期間を設けて行われるほか、一流の能楽師を招いた観月能も金堂を舞台に試みられている◆尾道市役所あたりから北へ散策すると、長い参道を経て大きなわらじが特徴の仁王門が出迎える。門をくぐると尾道名誉市民山口玄洞翁が寄進した洗心堂があり、その一帯は桜が続き、春は美しい桜のトンネルとなる。長い石段を上がって金堂前、さらに上って不動明王像前。小林和作画伯の見事なふすま絵もあり、石段上の墓所には画伯のお墓、石段下の墓所には尾道名誉市民山口玄洞翁のお墓もある。

markfw.gif北村洋品店(サロン)2010年01月20日号掲載

お店イメージ
サロン
北村洋品店
運営:NPO法人尾道空き家再生プロジェクト
住所 尾道市三軒家3-23
TEL 080-6323-9921
営業 平日10:00〜16:00
休日 土日祝日は不定休

再生で生まれた「子づれママの井戸端サロン」

 尾道の魅力の一つは古いものを大切に使い、今に生かしていること。昔はどこにでもありそうな名前だった「北村洋品店」は今、日本中を探してもここにしかないオリジナル性にあふれている。◆NPO法人尾道空き家再生プロジェクト(豊田雅子理事長)が半分壊れかけていた空き家を大改装。物好きな職人と奉仕の意味を考える前に「手伝いたい」という純心から集まった学生、パパさん、ママさんの力を借りて再生され、最後は「尾道が好き」という共通点以外はまるで違う個性的なアーティストが寄ってたかって柱、床、壁、天井などを表現の場として仕上げた。近所の子どもたちも玄関にタイルで海の底をイメージして表現した◆この施設は入場無料。昼間は子どもたちが自由に過ごす。ママさんたちも1階の居間に置かれたちゃぶ台を囲んで1杯100円のセルフドリンクを飲みながら井戸端会議に参加する。2階は小物や子ども服の販売コーナーがあり、1カ月1スペース500円で出品もできる。子育てに関する教室、会合などにも主旨の理解者に低料金で部屋貸しする。

markfw.gifシネマ尾道(映画館)2010年01月20日号掲載

お店イメージ
映画館
シネマ尾道
支配人 河本清順さん
住所 尾道市東御所町6-2
TEL (0848)24-8222
営業 9:30〜22:00(作品時間により変更)
休日 火曜日
P  なし

「精神」山本医師 24日舞台挨拶

 シネマ尾道で23日から始まる、精神診療所のドキュメンタリー作品「精神」公開に合わせ、24日午前10時からの上映後、映画の舞台となった岡山の精神診療所代表の山本昌知医師(右下写真)によるトークイベントが行われる。30年前尾道の精神科診療所に勤務していた縁から実現した◆作品は想田和弘監督がタブー視されてきた精神病の世界に挑んだ画期的なドキュメンタリー。岡山の精神科診療所「こらーる岡山」の患者の精神世界を通して、日本人の精神のあり方を探ると同時に、精神科医療の課題にもスポットを当てる。モザイクなしの素顔で出演する患者にカメラを向け、ナレーションや説明テロップを使用しない独特なスタイルで被写体を描き出す話題作。そこに透けて見える社会の縮図…。「病気でなく人を看る」「本人の話に耳を傾ける」「人薬(ひとぐすり)」をモットーに、患者が地域で暮らせる方法を模索する山本医師は、精神科病棟の鍵を取り除く運動にも力を入れてきた現代の「赤ひげ」でもある◆前売り1,000円、当日券は一般1,800円、大学高校生1,500円、小・中・60歳以上1,000円。

markfw.gif荒神堂サロン(ふれあいサロン)2010年01月10日号掲載

お店イメージ
ふれあいサロン
荒神堂サロン
運営 尾道市ボランティア連絡協議会
住所 尾道市土堂2丁目5-7
開館日 月曜〜土曜日
    (第5週は全休)
開館時間 10:00〜16:00
P  あり

安らぐ くつろぐ みんなの交流広場

 尾道の商店街の小路のひとつ、荒神堂通りに毎日笑い声やおしゃべりが聞こえる一角がある。空き店舗を利用して全ての人が集まれる場所を作ろうと8年前に始まった「荒神堂サロン」は個人や団体のボランティアで運営されている◆尾道のがんこ豆や竹炭なども販売し、収益は運営費にしている。利用するのは尾道の人だけでなく観光客などにもお茶を振舞い、尾道の話をしたりもする◆水曜日には「どんぐりの会」による「手作業と健康体操」、土曜日は「ほおずきの会」の「手芸・小物作り」、第1・3火曜日はお茶席(200円)などバリエーションも豊富だ◆木曜日には精神保健福祉ボランティア「コスモス」の「心の相談」、金曜日は認知症家族会や在宅看護職の会の「認知症相談・血圧測定・健康相談」、第2・4火曜日には「おのママサポーターズ」による「子育て中のお母さん いらっしゃ〜い」がある。孤独に陥ってしまうときも、誰かに相談したり同じ悩みを知ったりすることで解消されることがある。ただ話すだけでも気持ちが楽になる。「楽しくおしゃべり」がモットーの気軽なサロンに立ち寄ってみよう!!

markfw.gif大宝山権現院千光寺(仏閣)2009年12月20日号掲載

お店イメージ
仏閣
大宝山権現院千光寺
住職 多田義信さん
住所 尾道市東土堂町15-1
TEL (0848)23-2310
ロープウエー、千光寺公園駐車場
より徒歩

尾道水道を眺める景勝地のお寺

 NHKの「ゆく年、くる年」でも紹介された除夜の鐘は俚謡に「音に名高い千光寺の鐘は一里聞こえて二里ひびく」と謡われるほど余韻が楽しめるが、除夜の鐘のときはさすがに人気。午後10時から整理券(約400枚)を配り、10時30分から除夜の鐘が響き始め、行列が続いていても深夜0時で終わり、そこから8つ鳴らして新年を迎える◆尾道観光のシンボル的存在の千光寺。開基は大同元(806)年と伝わり、朱色の舞台造りの本堂は享保3(1686)年の建立で、そこからの景色は正に絶景となっている◆本堂と玉の岩を挟んで並ぶ大師堂にはお守りや念誦などの販売コーナーがあり、参拝者の人気を集める。オリジナルの目出しダルマ、六瓢(無病)息災、縁結びなどを求める人が多く、小さなお願い地蔵も人気が高い◆本堂下の西国三十三観音堂前には108個の玉の大念誦が吊り下げられ、念じながらカチカチと音を立て回すと煩悩厄除の願いが叶うという◆千光寺公園は同寺の寺領を明治36年に寄付したことに始まり、昭和33年に約1万坪を市に管理委託して現在の姿になった。

markfw.gif御調八幡宮(神社)2009年11月20日号掲載

お店イメージ
神社
御調八幡宮
宮司 桑原邦雄さん
住所 三原市八幡町宮内13番
TEL (0848)65-8652
営業 9:00〜17:45
P  無料駐車場あり

歴史をたどる紅葉の季節の散策スポット

 備後総鎮護の扁額がかかる御調八幡宮は和気清麻呂の姉・和気広虫が所持していた円鏡がご神体。広虫姫が769年に当地へ流され、777年には社殿が造営されたとの記録が残り、後に石清水八幡宮の別宮となった由緒ある神社◆木造の狛犬一対は足利義政の寄進と伝わり、国の重要文化財。そのほか3種の板木が重文で、文化財としても貴重な宝物がたくさん伝わっている◆11月8日の日曜日は秋季例祭が行われ、厳かな神事と境内ではコンサートや餅まきなどでにぎわった。コンサートはNPO法人フォレストサポートクラブ主催の第7回「森林のコンサート」。地元八幡小学校児童の八幡太鼓や地元グループによる沖縄三線の演奏、バンド演奏などがあった。招福餅まきと写真コンテストは三原商工会議所内に事務局を置く「やはた川自然公園と御調八幡宮を愛する会」の主催で行われた。もみじが色づく一帯は自然公園で、上田宗箇流のお茶席もあり、七五三で訪れる家族らを和やかにもてなした◆やはた川をまたぐ屋根つきの赤い橋を渡ると長い石段。その上あたりに「豊臣秀吉お手植えの桜樹」の立て札がある。いまは枯木の大株の一部を残すのみだが、この地が歴史上で果たした役割を垣間見ることができる。

markfw.gif尾道白樺美術館-尾道大学(芸術作品発表施設)2009年11月10日号掲載

お店イメージ
芸術作品発表施設
尾道白樺美術館[尾道大学]
運営 尾道大学芸術文化学部
住所 尾道市久保3-4-11
TEL (0848)20-7831
営業 10:00〜18:00
休日 火曜日・水曜日(祝日開館)
P  あり

尾道大学美術学科の関係者が作品を展示

 武者小路実篤、中川一政、梅原龍三郎といった白樺派の芸術作品を展示する施設から、がらりと趣を変え、尾道大学美術学科の関係者が作品を発表する場となった尾道白樺美術館。運営主旨は変わっても芸術を愛する気持ちから人間社会に貢献しようという芸術に対する基本理念は受け継がれている◆この11月8日までは「尾道デザイン作品展」が開かれ、美術学科デザインコースの学生が「尾道」をテーマに取り組んだ作品を発表した。尾道水道の護岸に今年完成した「おのみち海辺の美術館」の看板。市内で行われたイベント告知の各種ポスターなど。また市内御調町のみちの駅で販売されている飲料「かきすせそーだ」「うるわしそーだ」の商品名、ラベルデザインも学生ならではの若い感性から生まれた。JA尾道が販売する「おのみちワイン」のラベルデザインも学生の作品。造船所クレーンや尾道鉄道のペーパークラフトもあった。ここでは地域に根ざした取り組みが地元の産業に生きている様子を伝えた◆11月26日からは日本画を専攻した大学院修了生と先生による作品展「揺藍展(ようらんてん)」が始まる。

markfw.gif汐待亭(観光施設・ギャラリー)2009年11月10日号掲載

お店イメージ
観光施設・ギャラリー
汐待亭
店主 小合均さん
住所 尾道市瀬戸田町瀬戸田425
TEL (0845)27-2008(瀬戸田町商工会)
開館時間 日・祝日の10:00〜16:00
P  なし

ギタリスト菅大祐さんのライブ会場に

 瀬戸田の観光、交流拠点のひとつとしてしおまち商店街内にある白塗りの「汐待亭」。元郵便局の母屋だった旧家を公開した味わいのある建物で、近隣の観光パンフレットが集まっており、地元の人たちの作品展示や雛飾り展示など、賑わい創出に向けイベント会場としても活用されている◆その汐待亭では、11月23日(祝)午後7時から、東京を中心に注目を集めているギタリスト、菅(かん)大祐さんのコンサートが行われる。「瀬戸内ツアー2009」の一環で、「海の近くでライブをしたい」との思いから同所が会場に選ばれたもの。CMやドラマの曲を手がげるほか、 京都の一保堂茶舗プロモーション音源などを制作している管さんの心地よいアコースティックギターのメロディーを瀬戸田で楽しめる。さらにゲストとして京都を中心に活躍している写真家の石川奈都子さんが招かれ、演奏中に新作映像を流す。チケットは当日販売で1,500円。なお前日の22日(日)には福山市柳津町のソファーメーカー、(株)心石工芸のショールーム「カーロ」でも午後7時からライブが行われる。

markfw.gif圓鍔記念館(彫刻美術館)2009年11月01日号掲載

お店イメージ
彫刻美術館
圓鍔記念館
館長 宮迫卓督さん
住所 尾道市御調町高尾220
TEL (0848)76-2888
営業 9:00〜17:00(入館16:30まで)
休日 月曜日・12月29日〜1月3日
P  あり

圓鍔勝三の彫刻芸術に浸る憩いの空間

 尾道市御調町のふれあいの里にある圓鍔記念館で、11月29日まで秋の特別展「圓鍔勝三 彫刻の世界」が開かれている。大きさも素材もテーマも様々で、彫刻の表現力をじっくりと鑑賞することができる。彫刻のほかシルクロードの旅で描いたスケッチや花・仏像のデッサンなど巨匠の絵心にも触れることができる。また「佛の顔も二度三度」といった書の味わい深い作品もある。彫刻作品の展示は、作品名とともに制作意図の説明文が付いており、作品をより身近に感情移入して観ることもできる◆圓鍔勝三氏は明治38年御調町で生まれ、昭和5年帝展初入選。その後文展、日展特選、日展審査員、勲三等瑞宝章受章、日本彫刻会理事長、文化勲章受章など芸術界の巨匠としてふさわしい経歴を重ね、平成15年逝去した。記念館は圓鍔氏の作品を保存し、文化の発信源となることを目的に平成5年にオープン。広大な公園とともに心の平安を求める来館者のオアシスともなっている◆入館料一般400円、高校生300円。歩いてすぐ近くに天然温泉施設の尾道ふれあいの里がある。

markfw.gif尾道学研究会(調査研究・発表)2009年09月10日号掲載

お店イメージ
調査研究・発表
尾道学研究会
会長 天野安治さん
住所 尾道市東土堂町8-45
TEL 080-5612-9108
FAX (0848)37-0505
URL http://onomichig.com/
E-mail jimu@onomichig.com

尾道学研究会が公式サイト開設

 「地域を知る、学ぶ、考える」をテーマに地域の歴史文化の掘り起こしと発信に取り組む「尾道学研究会」がホームページを本格稼働させた◆ホームページ開設を望む声に応えて昨年末から準備を始め、7月から試験公開していた。これまで地域としては市内中心、ネットワークとしては会員内に限定されていたが、今後は全国レベルでの尾道発信と情報共有、交流を進める。内容は「デジタルアーカイブ」「ミュージアム」「尾道学アイテム」など5テーマ◆「デジタルアーカイブ」は、事業の核でもある資料のデータベース。絵葉書や古地図、写真、郵便資料などを解説とともに公開する。「ミュージアム」ではおのみち街かど文化館で定期的に開いている企画展を紹介。現在は昨年行った尾道鉄道の紹介企画「タイムスリップ・レール…尾道」を公開中。10月31日まで。「尾道学アイテム」では、刊行物を掲載、古写真、絵ハガキを収録した「尾道…セピア色の記憶」、イベントで販売する渡船ペーパークラフトについて紹介している◆なお、おのみち街かど文化館で「私の尾道遺産展」を実施中。

markfw.gif平山郁夫美術館(美術館)2008年10月10日号掲載

お店イメージ
美術館
平山郁夫美術館
館長 平山助成さん
住所 尾道市瀬戸田町沢200-2
TEL (0845)27-3800
営業 9:00〜17:00
休日 会期中無休
P  あり

絆強く「前田青邨 平山郁夫 師弟展」

 平山郁夫美術館で4日、秋の特別展として「前田青邨(せいそん) 平山郁夫 師弟展—心の系譜—」が開幕した◆平山郁夫さんは昭和27年に東京美術学校卒業後、師である前田青邨(1885年〜1977年)の抜擢で副手として日本画の研究室に残り、引き続き画業に勤しんだ。貴重な文化財の保護事業にも二人で携わっており、今も「自分があるのは青邨先生のおかげ」と敬う熱い絆がある。会場では、ともに約四半世紀を過ごす中で青邨から平山郁夫さんに引き継がれた遺志も表現された師弟二人の代表作が紹介される◆展示されているのは青邨の代表作の一つで昭和4年の「洞窟の頼朝」、同34年の「お水取り」、同44年の「異装行列の信長」など、武者絵をはじめとした歴史画など16点や、写生帖から太刀や兜など武具のスケッチなども紹介されている。平山さんの作品は「日本美術院血脉図」や「卑弥呼壙壁幻想 小下絵」、師への追悼作品「画禅院青邨先生環浄図」など20点。初日は平山郁夫さんが来館者に作品を解説した。11月24日まで。一般1000円ほか。

markfw.gifおのみち歴史博物館(博物館)2008年08月01日号掲載

博物館
おのみち歴史博物館
尾道市教育委員会運営
住所 尾道市久保1-14-1
TEL (0848)37-6555
営業 10:00〜18:00(入館は17:30まで)
休日 会期中無休 P市営有料駐車場近く

知られざる尾道仏教美術—因島編

 平成19年から始まったシリーズ企画「知られざる尾道仏教美術」の因島編が尾道市役所に近いおのみち歴史博物館で始まった。市制施行110周年記念特別展として行われており、9月7日まで無休で開館する◆村上水軍の里、因島には信仰の拠点は多く、明治45年には「島四国」として八十八カ所の霊地が島民奉仕で設けられている。その霊地の写真をパネル化して展示、一目で約84kmの行程が理解できる◆また今回は島内18カ寺中5カ寺から寺宝を借り受け、永享4(1432)年の木造聖観音座像(善徳寺)や市重要文化財の厨子(福泉寺)などなかなか観ることができない貴重な像が並ぶ。明徳寺の涅槃図は鎌倉時代に村上水軍が中国から持ち帰ったと伝わり、成願寺の涅槃図は江戸時代(元禄14年)の作。並べて展示され、比較して観るまたとない機会となっている◆浄土寺のハッサクの原木も見物で日本中に広まった最初の樹には原点の迫力がみなぎっている◆ほかに県無形民俗文化財、椋浦の法楽おどりに関する資料と映像も紹介されている◆入館料は一般200円、中学生以下無料。

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