●手 毬

お店イメージ
お好み焼き
手 毬
店主 大石まり子さん
住所 尾道市久保1丁目8-2
TEL (0848)37-1491
営業 11:00〜16:00
休日 木曜日

路地を入れば肝っ玉母さんの明るいお店

 尾道本通り商店街の中に「お好み焼き 手毬」と書いた立て看板が出ている。その細い路地を入るとお店がある。女将の大石まり子さんはかつてご主人と共に漁師をし、魚を売りさばいていた。ご主人が亡くなって平成元年にこの店を開いた。最近はお嫁さんもお手伝いしている。店内には大きな鉄板を取り囲む席があり、テーブル席、座敷にも鉄板が備え付けてある。山本モナさんとの2ショット写真にはニコニコ笑顔いっぱいの女将さんが写っている◆オタフクソースの広島風お好み焼きにはキャベツだけでなくネギやモヤシ、その上玉ねぎが入って、野菜たっぷりのヘルシー系。ボリュームがあって、さっぱりとしている。一番人気のメニューは「特選手毬」1,000円。エビ、イカ、モツ(砂ズリ)全部が入っている。今の季節なら冬季限定「広島産カキ入り」1,000円がお勧め、一度に何枚も出前を注文されることもしばしばあるという。漁師だったまり子さんのこだわりで魚介類も冷凍物は使わない。エビも生を殻むきからこしらえるので旨みが違う。定番の「肉玉」600円。

●ふうらん

お店イメージ
お好み焼き・鉄板焼き
ふうらん
オーナー 三宅朝子さん
住所 尾道市土堂1丁目7-6
TEL (0848)23-8218
営業 11:30〜未定
休日 不定休

具材から季節が感じられるお好み焼き

 尾道の商店街中心に位置する「ふうらん」はやさしい緑の文字が目印のお店◆お好み焼きは薄くのばした生地にキャベツを載せ、鉄板で炒めて味付けしたソバとイカ天、天かす、ネギをのせる広島風。仕上げはカープソースで味を決める。13年前のオープン時から焼いているのは三宅朝子さんとご主人。暖簾を出さなくても知ったお客様は次々と入って来る◆しっかり煮付けた牛スジとコンニャクをたっぷり入れた「スジコン」は1,000円。ご飯を入れ、もっちりした「米コメ焼」は900円。お勧めの「おまかせ」は1,300円。その日、その季節にお勧めの具材を入れてくれるのだが、この時期運がいい人はマツタケに出会えたり、時によってはデザートが付いたりもする◆入り口の棚では「尾道ラーメン」を販売。平打熟成乾麺なので賞味期限も長く尾道のお土産として喜ばれている。千光寺ロープウェーの後ろに尾道水道を望む写真のパッケージは知っている人も多いのでは? 実はこれ、「ふうらん」が10年前から企画販売している商品。スープは魚介と動物系のダシに背脂の入った尾道風で、さっぱり醤油味。2食入りパッケージ500円。

●のぐち

お店イメージ
お好み焼き
のぐち
店主 野口秋治郎さん
住所 尾道市尾崎本町2-6
営業時間  9:00〜17:45
営業 金・土・日曜日
P  あり

手伝ってくれる4代目に5代目誕生!

 浄土寺下の60年以上続く「のぐち」はマスコミにたびたび取り上げられる有名店。外観は古いが鉄板の上にある換気扇フードはいつもピカピカ、皆に「じいじ」と呼ばれ親しまれている秋次郎さんが毎日磨き上げている。最近は体調に合わせ週末営業、娘さんの三阪道子さん、谷ナオコさん、お孫さんの村上裕香さんが随時手伝って切り盛りしている。じいじと亡くなった奥さんはなんと2代目、初代はじいじのご両親で、今年お孫さんに5代目が誕生◆お店のルールで注文は壁のメニューから番号を伝え、うどんかソバを選べ、お餅やこんにゃく(冬季)などがトッピングできる。紅ショウガが苦手な人は事前申告。シャバシャバした生地を広げ魚粉、キャベツ、ソバは尾道風に生のまま重ね、具材がのる。ここに入るスジが大きな特徴で独特のパリパリ感が生まれる。卵は半熟、「原宿」と呼ぶ。苦手な人は良く焼く「代々木」◆「ニューヨークに行く」と言って入浴したり、9番は「おばけのQ太郎」など、ダジャレが横行する店を後にする時は「グッナイベイビー」と声がかかる。「グッナイジイジ」と応えて帰ろう。

●咲ちゃん

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お好み焼き
咲ちゃん
オーナー 対知咲江さん
住所 尾道市三軒家町9-9
TEL (0848)25-4125
営業 11:00〜17:00
休日 月・木曜日

とろろ昆布のダシの効いた独特のサッパリ味

 尾道駅北口から西に向かう小路を行くとすぐに「お好み焼き 咲ちゃん」がある。8年前に店を開いたオーナーは尾道生まれの対知咲江さん。サクエさんと読むのだが、かわいい響きが気に入って「サキチャン」と名付けた。店内にはちょっとした小上がりの座敷と鉄板を取り囲んだカウンター席があり、その上に全国各地の提灯が並んでいるのが目に入る◆ソースは自家製オリジナルブレンドで、甘みを抑えた大人の味。お好み焼きは広島風と関西風があるが、やっぱり人気があるのはお勧めの広島風。クレープ状の生地にキャベツ、モヤシ、ネギ、天かす、鉄板の上で崩して下味を付けたソバを載せるオーソドックスな広島風なのだが、ここからが変わっている。シンプルな肉玉にもコンニャクととろろ昆布が入る。コンニャクはミンチ状にすることで他の具となじみがよくなり、サッパリ感と独特の食感が出る。とろろ昆布からはダシが出て味に深みが増す。肉、野菜、昆布のコラボレーションが忘れられない味となり常連さんも多い。「お好み焼き肉玉」550円。「焼そば」550円。「焼うどん」550円。

●裕

お店イメージ
お好み焼き

オーナー 金山裕子さん
住所 尾道市向島町5552-34
TEL (0848)45-1120
営業 11:00〜19:00
休日 木曜日・第1水曜日

絶品!ふわとろたこ焼きもどうぞ!

 金山裕子さんが、向島、国道沿いにスナック「裕」を開いたのは25年前、お好み焼き・たこ焼きの店になって10年になる。脇の鉄板と窓際のたこ焼き器、店内のカウンターはスナックの頃の名残だ◆裕子さんは大阪出身だが、焼くのは広島風お好み焼き。「我流なんです」と言いながら試行錯誤を繰り返し、美味しさを追求している。クレープ状の生地を丸く流し、干しエビ、キャベツ、ネギ、天かす、イカ、餅、肉を載せる。ソバは焼そば麺と蒸し麺を半分ずつ混ぜている。これが「並」550円というから驚きだ。「関西人は具の種類が多いのが好きなの」と笑う。もちろん具材が全てたっぷり入った「ミックス」750円もある◆加えてのお勧めは尾道では少なくなった「たこ焼き」。ゴルフの大好きなご主人がゴルフボールのように、コロコロと転がしながら焼いてくれる。大阪のお店直伝で、味噌や鶏ガラなど7種類の材料をブレンドした生地はうまみが溶け合う。周りはパリッ、中はトロッと仕上がっているのに全く生の粉っぽさもない。タコも柔らかく味わいがある。関西風もあるが人気を受けてソースは広島風だ。絶品の「たこ焼き」は350円。

●てっぱんや

お店イメージ
鉄板焼
てっぱんや
オーナー 村上直史さん
住所 尾道市東御所町3-10
TEL (0848)24-6670
営業 11:00〜18:00
休日 水曜日

その名もズバリ"てっぱんや"

 今年、NHK朝の連続テレビ小説「てっぱん」の舞台が尾道から始まると発表されてから盛り上がること数カ月、9月5日日曜日には公会堂で初回週の試写会が行われた。このピックアップで続けてきたてっぱん特集、今回のお店はズバリ「てっぱんや」だ。尾道のシンボルの一つ林芙美子像の前、尾道商店街の入り口でドカンと大きな看板を構えて8年目のお好み焼き屋◆7席のカウンターのみ、こじんまりとまとまった店内の長い鉄板の前で焼いているオーナーは大阪から尾道に戻ってきた、逆パターン。クレープ状の生地にキャベツ、モヤシをうず高く載せる広島風でソースはオタフク。もちろんソバ入り。お好み焼きは「肉玉」580円。「イカ玉」630円。「エビ玉」630円。「ミックス」700円とリーズナブル。モヤシがシャキシャキしていてサッパリと食べられる広島風のお好み焼きは野菜が多くとれて、実は健康食品と呼べるかもしれない。ソバのダブルだけでなく、野菜をダブルにしたり、砂ズリなどのトッピングもある◆もちろんお持ち帰りもできるがソバが無くなり次第閉店となる。

●アップルハウス

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お好み焼き
アップルハウス
オーナー 鎰広栄子さん
住所 尾道市栗原西2-6-16
TEL (0848)23-5050
営業 10:00〜14:30 16:30〜19:30(ラストオーダー19:00)
休日 木曜日

お持ち帰りだけではありませ〜ん

 国道184号線沿い、「アップルハウス」は赤いテントの下、小窓から焼いている姿が見え、お持ち帰り専門店のようにも見えるが、横に回ると中でもゆっくり食べられるように入り口がある。ドアを開けるとどこかのお宅に伺ったような感じの小上がりと清潔な店内が目に入る。思わず靴を脱いで上がりたくなるが「土足でどうぞ」とのこと。オーナーの鎰広栄子(かぎひろよしこ)さんは和歌山県出身で尾道生まれのご主人と大阪で知り合い、関西風のお好み焼きしか知らなかったため、広島風のお好み焼きに出会った時にはカルチャーショックを受けたという。お店を始めて12年。「あれ、もっと前からあるような」と思われるが、実は「アップル」というお店を引き継いだのだ◆ソースはオタフク系の広島風。肉・玉の「お好み焼き」500円、「デラックス」740円、「超デラックス」840円。新しいメニューの「自家製ハンバーグのせお好み焼き」700円も試してみたい◆学生さんに人気なのは中にさつまいものペーストを入れて揚げた「きんとんパイ」90円。定番は「たこ焼き」300円、「フライドポテト」200円、「イカゲソの唐揚げ」350円、「ソフトクリーム」200円。

●あそう

お店イメージ
お好み焼き
あそう
代表 麻生敏司さん
住所 尾道市新浜1丁目12-7
TEL (0848)24-2414
営業 11:30〜15:00 17:00〜22:00
休日 未定

人生を変えた麺との出会い

 国道2号線沿い尾道警察署西の「お好み焼き あそう」は7月29日にオープンしたばかり。自動車会社に勤めていた麻生敏司さんは松永出身。出店場所を尾道に決めた理由は、ある麺との出会いがあった。井上製麺所のゆで焼きそばがそれ。麺が少し平たい尾道ラーメンと同じ形状なのが普通の焼きそばと違っている。この麺でお好み焼きを作り食べた時、「抜群にうまい!!」と実感、「絶対にこの味で店を開きたい」と思ったという。逆にいえばこの麺に出会わなければお店を出すなんて思いも寄らなかった◆そば・うどんを選べるお好み焼き「肉玉」「生イカ」「エビ玉」「砂ずり」は全て500円と超リーズナブル。ソースはカープ系、もっと辛い物が好みの方には辛いソースもある。焼き方は尾道風に麺を炒めずそのままのせていく◆お勧めは「尾道麺のカリカリ焼き」550円。前記の井上製麺所の平打ち麺を使いラードでパリパリに仕上がっている。カリカリにするため最後の仕上げの卵は溶いてから掛け、じっくり焼き上げる。スナック感覚でさらっと食べられてしまう。生ビールは450円。

●さっちゃん

お店イメージ
お好み焼き
さっちゃん
オーナー 橋本十三夫さん
住所 尾道市東久保6-27
TEL (0848)37-7772
営業 11:00〜20:00
休日 月曜日

たっぷりキャベツのサッパリ感が美味

 尾道市立中央図書館の前に2年前にオープンした「お好み焼き さっちゃん」。鉄板の前で焼くのは、吉和の叔母さんに手ほどきを受けた奥様のさっちゃんこと、幸美(さちみ)さん。オーナーの十三夫さんはタクシー運転手で、「さっちゃん」は還暦を迎えてから開店したのだという。「店は大変だけど、知らない人、出会えなかったはずの人と知り合えるのがとてもうれしい」と語る◆お好み焼きのソースはオタフクソースのオリジナルブレンド、焼きそばや焼きうどんには別のソースで味付けしている。生地は小麦粉をゆるーく溶くためかなりシャバシャバ、ヘラで反すのが難しいくらいだ。特盛りのキャベツの上にソバ、レンコン、具材、紅ショウガ、ネギ、天かす、そこにスジ油身を載せるため本当に大きい。大盛りを注文するお客様には「普通でも大きいですよ」と注意を促すほど。最大の特徴はレンコン。この歯触りは格別。かなり大きいのだがほとんどが具材で超さっぱり味のため、ペロッと入ってしまう。「お好み焼き 肉玉」600円。「さっちんスペシャル」1,000円。「焼きそば」550円。

●すーちゃん・さっちゃん

お店イメージ
お好み焼き
すーちゃんさっちゃん
オーナー 杉原進さん
住所 尾道市高須4809-13
TEL (0848)47-6301
営業 11:00〜14:00 17:00〜22:00
休日 水曜日

お魚屋さんがお好み焼き屋さんに!!

 「お好み焼き すーちゃん・さっちゃん」はまだ東尾道駅あたりに民家も少なかった13年前からハローズの裏手にある。コテを振るうのはオーナーの「すーちゃん」こと進さんと、奥様「さっちゃん」こと幸子さん、そしてお嫁さん。3人三様、味に微妙な個性が出るらしい◆お好み焼きは薄くのばした生地に大量のキャベツとモヤシ、ネギの入ったオーソドックスな広島風で、ソースはオタフク。「肉玉ソバ入り」580円。辛めがお好みの方はピリ辛にもしてもらえる。肉玉に生イカ、生エビ、餅、帆立、牛スジとこんにゃくを煮込んだスジコン入りの「すーちゃんさっちゃん焼き」1,050円。そしてここにしかない「ピザ風すーちゃん焼き」750円。サラミやピーマンのほかポテトチップスが入る変わり種にトマトソースで食べる◆ランチの「お好み焼きセット」890円にはミニサラダが付き、セットにはおむすび2個か飲み物が選べる◆お昼にも数種の一品料理があるのだが、お勧めはもちろん夜。鉄板による焼き物はもちろん、揚げ物も揚げたて、刺身など豊富なメニューは50種類を超える。元魚屋さんならではのラインナップだ。

●まさこ

お店イメージ
お好み焼き
まさこ
オーナー 村上正子さん
住所 尾道市向東町1804-4
TEL (0848)45-1333
営業 11:00〜18:00
休日 火曜日
P  あり

教え子からも親しまれるお母さんの味

 向島のたんぽぽ幼稚園のすぐそばにある「お好み焼き まさこ」は創業24年、裏通りながら長く愛されている。オーナーの村上さんは元幼稚園の先生で子育ての両立のためにお好み焼き屋を自宅の一角で始めたのだという。末っ子の娘さんの年齢がそのまま営業年数となる。息子さんが学校から帰ったらお母さんとしてきちんと迎えてあげたいという親心。偏食の多かった息子さんが喜んで食べたのがお好み焼きだったという。幼稚園時代の教え子やその親も立ち寄ってくれた。今でも親子連れやお孫さん連れが気軽に立ち寄る気安いお店だ◆お好み焼きは「肉玉シングル」450円、「ダブル」600円、「生イカ玉」500円、「エビ玉」600円と超リーズナブル。広島風の中でもしっとり系なので揚げイカの香ばしさが際立つ。ソースはオタフクを入れているが甘さを抑えたオリジナルブレンドでさっぱりしている。席数は少ないがお持ち帰りも多い◆このお店のもう一つのお仕事はクロネコヤマトの「宅急便」の取次。みかんの季節などは利用者も増えるというのも地元密着の証拠かもしれない。

●トマト

お店イメージ
お好み焼き
トマト
オーナー 山本岸江さん
住所 尾道市東御所町10-1-12
TEL (0848)25-2533
営業 11:00〜21:00
休日 月曜日・第3火曜日

子どもからお年寄りまで愛され続け12年

 尾道駅前のしまなみ交流館の一角にある「お好み焼き トマト」は駅前開発が行われた12年前からずっと地元に愛され続けている。店内にはお客さんから贈られた絵も飾られており、それを見てもわかる。オーナーの山本さんは「トマトでもにんじんでも良かったの。子どもからお年寄りまですぐに覚えてもらえるような名前なら」と名付けた。現在は忙しい時間帯を嫁の晶子さんが手伝ってくれる。嫁姑が仲良しというのも店の雰囲気を優しい空気にしているようだ◆オーソドックスなオタフク系の広島風。丸く伸ばした薄い生地に魚粉、たっぷり山もりのキャベツにモヤシ、そこに具材がのる。肉玉650円。トマトならではの特別メニューは鶏・チーズ・トマト・コーンの入った「スペシャル」900円。ピザのようなイタリアンテイストがお好み焼きにバッチリ。わざわざこれだけを求めて通ってくれるお客さんもいるという。エビ・イカ・タコ・貝柱の入った「瀬戸焼き」1,200円。エビ・イカ・肉入り「デラックス」900円◆鉄板焼きの一品も500円〜あり、夏はかき氷200円〜もお楽しみ。

●□◯商店

お店イメージ
尾道もっちり焼き
□◯商店
住所 尾道市東御所町3-2
TEL (0848)36-652
営業 10:30〜19:30
休日 不定休

早い!うまい!安い!尾道の新名物

 尾道駅前の国道2号線沿いに新しいタイプの鉄板焼き「尾道もっちり焼き」を出す「□◯商店(カクマルショウテン)」がオープンした。「尾道もっちり焼き」は鉄板と鉄板で生地や具材を一緒に挟み込んで焼くお好み焼きの薄いバージョンで、大阪では「イカ焼き」として親しまれている◆生地はダシなどで味を付け、スターチを混ぜ込むことでもっちり感を出している。その上焼き時間は1分弱。魚介などと焼いて尾道らしさも出ているので、新しい尾道名物「尾道もっちり焼き」として広めたいと考えている◆焼き上がったらソースを塗り、紙袋に挟んで食べ歩く、「早い!うまい!安い!」を兼ね備えたお持ち帰りファーストフード。原宿あたりのクレープの持ち帰り感覚だ。味は少し塩けのある生地と具材、ソースがマッチして街を散策しながら食べ歩くのにちょうどいい感じ◆「イカ焼き」「エビ」「豚ほうれん草」いずれも150円。「イカ玉」「エビ玉」各200円。上からトマトソースとチーズのせたもの(250円)はイタリアン感覚。お好みで焼き上がりにマヨネーズをかけてもらうこともできる。

●ブン太

お店イメージ
お好み焼き
ブン太
オーナー 安本伊勢子さん
住所 尾道市天満町4-8
TEL (0848)25-2169
営業 11:00〜14:00 17:00〜22:00
休日 日曜日

キャベツの2度乗せで尾道風にひと工夫

 尾道駅北口側に出て三原の方に向かって歩くと線路沿いにあるのが「お好み焼き ブン太」だ。鮮やかな緑色の暖簾と玄関マットには店の名前の由来であるシーズー犬ペットのブン太君が描かれている。尾道生まれ、尾道育ちのオーナー安本さんは30年ほど前まで尾道の繁華街でスナックをしていたが、長いブランクを経てお好み焼き屋を開き、丸3年を迎えようとしている◆店内はカウンターの一角に鉄板が置かれ、その向かいには15名ほどの座敷もあり、宴会などの予約も受け付ける。お客さんの要望に押されて導入したのはカラオケ。最近は昼間、アルコール抜きでお好み焼きを食べながら練習する人も多いという。お昼のカラオケは2曲で100円、夜は1曲100円◆お好み焼きのソースは定番オタフク。クレープ状の生地にキャベツを乗せ、尾道風にそのまま生麺を重ねるのだが、その上にまたまたキャベツを二度乗せするところが他に無い特徴だ。また、肉を最後に乗せて焼く時間を短くしている。これは肉が固くならないためで、もうひとつの気遣い。肉玉600円。刺身や鉄板焼きの一品も500円からある。

●笑門

お店イメージ
お好み焼き
笑 門
オーナー 日松淳子さん
住所 尾道市栗原西1丁目-1-6
TEL (0848)23-7301
営業 11:00〜20:00
休日 不定休

食べて実感!「笑う門には福来る」

 尾道サティ北出入口の前でオレンジ色の暖簾が明るさを出す「お好み焼き 笑門」は小道の角にあるため、明るい角の意味と、門のカドをかけて名付けた。そのオレンジのように明るく若々しいオーナーは三原出身で、なんと6人ものお孫さんがいるというから驚いてしまう◆お好み焼きのソースはカープソース系のオリジナルブレンド。ソバだけでなくキャベツも鉄板で炒めてから乗せるのが特徴的で、超薄い生地をひっくり返す技には感動する。シンプルな「モダン焼き」630円。高校生以下なら「学生モダン」530円になるのもうれしい。色々入った「スペシャルモダン」(肉・生イカ・エビ・餅・揚げイカ入り)830円。お好み焼きか焼きそばにご飯とお味噌汁の付く「定食」680円はお得でお腹もいっぱいになる◆一品料理で人気なのは定番のホルモンなど。そのほか珍しいのは、牛スジとこんにゃくの煮込みや普通の砂ズリより油の入ったものが美味しい。おやつにぴったりな、野菜と一品と卵だけの「お好み焼き」 530円は小腹が空いた時にお勧め◆食後にはもれなくコーヒーがサービスで付く。

●やなぎ

お店イメージ
お好み焼き
やなぎ
オーナー 岡柳三さん
住所 尾道市栗原町5083-1
TEL (0848)23-2801
営業 11:00〜18:00
休日 月曜日
P  あり

仲間が集まり、ときにカラオケ教室に変身!

 184号線から尾道大学に向かう旧道にある「お好み焼きやなぎ」には開店の1時間も前からモーニングコーヒーを飲みに中高年の方が集まってくる。コーヒー一杯350円。それはこの店の、女将の、ご夫婦の気安さからだろう。熊本天草から集団就職で福山に来て尾道に嫁いできた奥様・幸子さんがご主人・柳三さんの会社「岡インテリア」の一角を仕切り、お好み焼き屋を開いてから30年近くにもなる◆お好み焼きは定番「オタフクソース」、豚玉530円、特製お好み焼き(生イカ・生エビ入り)750円、スペシャルジャンボ(生エビ・生イカ・のしイカ・餅の全部入れ)900円と超リーズナブル◆かなりゆる〜い生地の上にキャベツがたっぷりの広島風、仕上げにエプロンから卵を出しサッと半熟気味に焼き上げる。特に是非入れて欲しいのはお餅!普通はそのままトッピングして蒸し焼きにするが、先に鉄板でじっくり焼いてから入れるため、もっちり感に加えてカリッとした食感も味わえる◆ここに集まる仲間たちには別のお楽しみがある。毎週月曜日には三原から先生を招き、夫婦二人の大好きなカラオケ教室がにぎやかに開かれ、このときはリズミカルな笑顔があふれるお好み焼き店に変わる。

●キャビン

お店イメージ
お好み焼き
キャビン

住所 尾道市久保2丁目9-1
TEL (0848)37-6484
営業 11:00〜22:00
休日 月曜日

自分で焼くのも楽しい関西風専門店

 尾道の繁華街・新開のメーンストリートにあるお好み焼き「キャビン」は尾道では珍しい25年ほど前からある関西風専門のお店。オーナーは叔父叔母から8年前に引き継いだ。座敷席にもテーブル席にも鉄板があり、東京や関西ではおなじみの自分で焼くタイプだ◆キャベツと卵の基本に自分の好みのトッピング(豚・エビ・イカ・揚げイカ・餅)を色々な組み合わせで選んで混ぜ込む文字通りのお好み焼き。トッピングは150円。お好み焼きを焼く時にはお好み焼き奉行が生まれ、「まだまださわるなよ」「もう、ひっくり返せよ」「押さえるな」「押せ」「ソースをかけてから焼け」などそれぞれのこだわりが出て面白い。何が正しいのかは決まってないが、生地に練り込む関西風ではキャベツから発生する水蒸気でフワフワするため、押しつけない方が良いようだ。もちろん、自分で焼かなくてもマスターに頼めばきちんと焼いてもらえるのでご安心を◆焼きそばを上にのせるとモダン焼き。焼きそばやうどんを中に混ぜ込むと空気が入ってフワッとするので是非一度試してほしい。

●としくん

お店イメージ
お好み焼き
としくん
オーナー 岩井俊憲さん
住所  尾道市栗原西1丁目1-1
TEL (0848)24-5004
営業 11:00〜19:30
休日 日曜日

笑顔の絶えない明るいテラス

 尾道サテイの前にあるお好み焼き「としくん」で10年間ずっとコテを振るうのは笑顔の絶えない岩井明美さん。店内は明るい喫茶店のように白いレースのカーテン、出窓の前のテーブルにはお花が飾られ、壁にはお孫さんの絵が貼ってあり、アットホームで落ち着く◆お好み焼きのソースはオタフクソースをオリジナルブレンドしている。基本のお好み焼き500円に100円からのトッピング(豚肉・生エビ・生イカ。揚げイカ・餅など)を加えることができる。薄いクレープ状の生地にキャベツやソバをのせる広島風にかまぼこのスライスがのるのが特徴◆生イカ・生エビ・肉・卵と盛りだくさん入ったフワフワの「関西風お好み焼き」でも750円と超リーズナブル◆お持ち帰りは普通のサービスだが、尾道には珍しく来店できないお客様向けに出前もやっている。もちろん夜の部だけ、ご近所だけのサービスで、お店にいらっしゃるお客さんが優先となる。常連さんが集い笑いの絶えない明るいお店だが、本当の常連になると鉄板の上で温められているコーヒーを飲むことができたりする。

●山ちゃん

お店イメージ
お好み焼き
山ちゃん
代表 山内篤さん
住所 尾道市向東8626-8
TEL (0848)41-2883
営業 11:00〜14:00 17:00〜23:00
休日 月曜日 第1・3火曜日
P  あり

生春巻きなど鉄板焼き以外のメニューも豊富

 向島の向東小学校前の「お好み焼き 山ちゃん」は山内さんが2年前に瓦職人から脱サラしてオープンした。鉄板のテーブルが並んだ掘り炬燵式のお座敷は50席ほどあり、宴会に使われることも多い◆お好み焼きはカープソース、麺に唐辛子が練り込まれたピリ辛(プラス80円)もできる。◎豚玉580円。辛いもの好きの方は唐辛子を混ぜ込んだオリジナルマヨネーズをかけるとより美味。隣の因島ではお好み焼きにこんにゃくを入れるのは珍しくないが、ネギ焼きにも入れている。◎ネギコン豚780円◆メニューにはお好み焼きや鉄板焼きだけでなく居酒屋のような一品料理もあり、ホワイトボードに書かれたおすすめも合わせると100種類を超える。おすすめはエビにレタス・キャベツ・玉ねぎ・水菜など野菜をたっぷり使った「生春巻き」(550円)は甘酸っぱいアジアンテイストのチリソースで女性に大人気◆気になるのは「ビッチ」という変わった名前のメニュー。例えば、ナスビッチはナスの上にケチャップやチーズをのせて焼いたもの、和風イタリアンという感じでオリジナリティーあふれる一品だ。

●みつわ

お店イメージ
お好み焼き
みつわ
オーナー 子迫千鶴さん
住所 尾道市三軒家町13-5
TEL (0848)22-8680
営業 11:00〜22:00
休日 不定休

フワフワでとトローッの明石焼もお勧め

 尾道駅北口にほど近いお好み焼き「みつわ」の入り口には「学割」の文字が書かれている。◎たこ焼き400円→300円◎お好み焼き大600円→480円◎お好み焼き小500円→380円。20年以上前に学生さんが自分たちで書いて通って来ていたそうだ。そんなざっくばらんな女将さんは昭和37年に久保の新涯にお好み焼き屋を開き、62年から現在の場所に移った。不定休とあるが常連さんには「やってないのは元旦や大晦日くらいよ」と言われ、昼休みも無い超働き者。お店がお家のようにくつろげる◆尾道風のお好み焼きにレンコンが入りフワフワの中にも歯触りのいいサクサク感がある。ご希望でゆるいマヨネーズをたっぷりかけてもらえる◆お勧めは尾道では珍しい「明石焼」400円。外はパリッとして中がフワフワでトローッとしたたこ焼きをだし汁に浸けて食べる。今では有名な明石焼きだが、神戸で働いていた女将さんがレシピを持ち帰りやり始めた頃はだし汁だけを飲んでしまったり、ダシに入れる三つ葉をつまみにしてしまう人もいたらしい◆おつまみの一品やおでんもあるので焼いている間に一口どうぞ。

●まり

お店イメージ
鉄板焼き
まり
オーナー 内海満里子さん
住所 尾道市新浜1丁目13-32
TEL (0848)24-5300
営業 11:30〜14:00
   17:00〜20:30(ラストオーダー)
休日 月曜日・第3日曜日

ひき肉と溶き卵で更に引き立つお好み焼き

 尾道警察署に近い国道2号線沿いの鉄板焼き「まり」。7年前にオープン、娘のトモちゃんと親子2人で切り盛りするアットホームなお店だ。カウンターと座敷席には鉄板が備え付けられている◆広島風のお好み焼きにはひき肉が入り、府中焼きのテイストが入る。ソースはカープソースのオリジナルブレンドでしっかりした辛めの味。卵は「半熟」か「よく焼く」を選べる。鉄板に卵を割り、すぐお好み焼きをのせ、ひっくり返すのが一般的な半熟だが、ここでは焼き上がったお好み焼きにソースを塗った後、溶き卵がかけられる。ほぼ生の卵の甘みでお好み焼きがまろやかになる。シンプルな「肉玉」(そばorうどん)620円、お勧めの「まりスペシャル」890円は肉玉・いか・えび・揚げイカ入り。トッピングはどれでも1品100円◆鉄板焼きの売れ筋はオープン当時からずっと「ホルモン」650円◆お昼に食べたい「まりのランチ」700円は牛肉か豚肉かを選べる鉄板焼き定食。付けタレは焼き肉のタレかポン酢を選べ、ごはん・味噌汁・小鉢・漬物がセットになっている。ご飯の大盛りもサービスなのでうれしい。

●あぐさ

お店イメージ
お好み焼き
あぐさ
女将 あぐさまつこさん
住所 尾道市久保2丁目7-6
TEL (0848)37-3897
営業 12:00〜23: 00
休日 不定休

戦後から受け継がれている母娘の味

 尾道の繁華街・新開の入り口、「祇園祭」や「かんざし燈籠」で知られる「八坂神社」に向かう参道にお好み焼き「あぐさ」がある。こじんまりしたお店でコテを振るまつこ女将はかわいいおばあちゃま。実はこのお店、終戦後間もない昭和20年から女将さんの母が切り盛りする「二三吉」という割烹料理屋なのだ。女将さんが一人で切り盛りするようになってからお好み焼き「あぐさ」になった◆肉玉は600円。魚粉たっぷり尾道風、ソースも数種類ブレンドされている。豚の背脂も入り、パリッとしっかり焼かれた感じと色々な味が複雑に絡み合い本当に美味しい!◆スジやズリ(砂肝)などの焼き物のおつまみはもちろん、その日に入る材料を使ったバリエーションもあるのが、若いころから割烹を手伝っていた女将さんならではの特徴だ。旬の野菜の煮物や尾道名産のワケギと貝やタコを酢味噌で和えたぬたなどの一品もうれしい。ホワイトボードに書かれた「アナゴのワタ」は穴子の肝で作った自家製の塩辛で、他では見られない特別なメニュー。他にも色々なつまみが楽しめ、予約をすれば2階の座敷で宴会もできる。

●てっぱん茶食楽

お店イメージ
鉄板焼き
てっぱん茶食楽
オーナー 橘高佳代さん
住所 尾道市栗原西2丁目1-1
TEL 080-1946-0450
営業 11:30〜14:00 18:00〜22:00
休日 不定休
P  2台

ゆるやかな時間!自分らしさの演出!

 栗原通りの新しい鉄板焼き屋「茶食楽」。「お客様の要望には出来るだけ応えたいんです。メニューにない注文も言える店にしたい」と言うオーナーの橘高さんは、ヨガやインドの健康法などで体の中心を走ると言われる「チャクラ」から店名をとった◆木で統一された店内はカウンターとテーブル席、カウンターの一角には鉄板がある。昼間は主にお好み焼きで◎肉玉550円。子どもの頃からのおやつとして気軽に食べれたお好み焼きを求める気持ちから、学生には◎学割500円のワンコインとしている。お薦めは◎茶食楽焼き850円。豚ではなく牛のホルモンとズリが入っているのが珍しい。ソースは辛めのカープに4つの秘伝をブレンド。辛い物好きの方は唐辛子を練り込んだソバを使ったピリ辛をどうぞ◆夜にはカウンターの上におばんざいの大皿が並び、週末にはレバ刺しも加わる。茶食楽焼きに使う牛のホルモン、ロースやレバ刺し、ズリなど焼き物が充実しているのも、オーナーの実家が尾道駅北口前の「肉の中村屋」だからである。食べたいものがあったらぜひ我がままを言ってみたいお店だ。

●一味

お店イメージ
鉄板焼き
一味(カズミ)
オーナー 笹井和巳さん
住所 尾道市栗原西1丁目8-16
TEL (0848)24-5670
営業 18:00〜23:00
休日 日曜日

健康・元気にこだわる鉄板焼き

 栗原通りから少し入った住宅街にある「一味」はママの和巳さんの名前から「カズミ」と呼ぶアットホームなお好み焼き屋さんだ。10年前、スナックのカウンターに鉄板をはめ込み、鉄板焼きのお店にした◆お好み焼きは広島の定番の一つオタフクソース、ソバはそのまま重ねる尾道スタイル。干しエビの粉が入って香ばしい旨みが特徴、油はオリーブオイルを敷く。居合わせた女性のお客さんが「キャベツもきれいに洗うし、たくさん入っていてサッパリ。満腹でも食べられちゃうの」と言うお好み焼きは600円。カキなど季節に合わせた焼きものもある◆食べたい物があるとき「『肉じゃが食べたい』とか電話で頼むと作ってくれるのが超うれしい」言う常連さんもいる。ママは「材料が手に入って出来る物だけですけど…」と要望に応えるのが楽しいらしい◆洗剤は口に入っても安全なものを使用、料理や飲み物に使用するのはアルカリイオン水。アルコールを飲まない方にはママが煮出したルイボスティを出す。これはノンカフェインで安眠・解毒作用が期待できると言われる健康茶で夜飲んでも平気。健康志向もこの店の魅力だ。

●村上

お店イメージ
お好み焼き
村 上
店主 村上紀美子さん
住所 尾道市久保2丁目1-15
TEL (0848)37-3100
営業 12:00〜20:00
休日 水曜日

地元の人が集う味柄、通う人柄

 尾道の繁華街・新開にある「お好み焼き 村上」は鉄板1枚を囲む小さなお店。路地を下るとある「村上」は45年ほど前から紀美子さんの両親が営んでいた。閉じていたが、15年ほど前に紀美子さんが復活させた。現在は商店街に面した場所に移って5年になるが、地元ではお馴染みの味◆実はこのお店、ちょっと取材嫌い。というか「おばちゃんて、ちょっとお客さんが増えるとすぐよその店を紹介しちゃうんだよね」とお客さんが言うほど紀美子さんはのんびりマイペース。その人柄に惹かれ、いつでも賑やか、ピークを過ぎた夕方前でも後ろの椅子に順番待ちが出るほど◆薄くのばした生地にこれでもかと刻みキャベツが盛られ、尾道風にそばもそのまま重ね、ネギも入る。珍しい「びぶとんソース」にしっとり感としゃっきり感、間に入ったネギの風味が効いてくる。シンプルな肉玉は500円。砂ずりも大人気◆今、広島風とは別に尾道風お好み焼きの波も来ている。お人好しの紀美子さんを心配して店に「現金払い」の張り紙をしてくれた子息の英次さんは大阪で「尾道風」のお好み焼き屋を開いていて、まるでリアルの「てっぱん」ストーリーのようだ。

●いのうえ

お店イメージ
お好み焼き
いのうえ
店主 井上寿子さん
住所 尾道市土堂1-16-9
TEL (0848)22-3375
営業 11:30〜17:00
休日 火曜日、日・祝日

安くないですか〜ミックス450円!

 尾道海岸通りのお好み焼き「いのうえ」はカウンターだけのこじんまりしたお店。仕込みから焼きまで一人で切り盛りする店主の寿子さんは20年ほど前、地元で長年お好み焼き屋を営む友人から手ほどきを受け、自宅を改装、この店を開いた。のれんを掛ける前から近所の人が話しに来たり、「いつもの」と言いながら入って来るお客さんや持ち帰りの電話注文などで大忙し、店内も明るく賑やかになる◆焼き方はクレープ状の生地にキャベツ、そば、具材、玉子を載せていくのだが、そばを鉄板の上で少し炒め、下味を付ける広島風とは違いそのままそばを載せていく、尾道では主流の焼き方だ。ソースは甘めのオタフク、そばも昔から使っている物にこだわっている◆基本メニューは全部入った「ミックス」450円だけ。肉、玉子に生エビ、生イカが入ってこの値段。やはり生エビ、生イカは食感が違う。常連さんが「これでも去年値上げしたのよね〜」と笑う驚きのリーズナブルプライス。ミックスだけでもオプションはある。大はプラス50円。餅入りもプラス50円。うどんか、そばかも選べる。それでもまだ安くないですか!

●たかす亭

お店イメージ
てっぱん焼き
たかす亭
オーナー 上村一矢さん
住所 尾道市高須町大新5239
TEL (0848)46-1531
営業 11:00〜15:00 17:00〜22:00
   日祝日 11:00〜22:00
   ラストオーダー 21:30 P  あり

広島風にします?大阪風にします?

 今秋から放送のNHK連続テレビ小説「てっぱん」の舞台が尾道と大阪、テーマがお好み焼きと発表された。「広島風と大阪風ってどうちがうんじゃろ?」という方にお勧めが国道2号線沿いの「たかす亭」だ。椅子席と座敷席、カウンター席があり、コテをふるう上村さんは母から受け継いだ2代目、創業から36年になる。全ての席に鉄板があり、アツアツが楽しめる◆ソースは広島のカープソースをオリジナルブレンドしたものでちょっと濃い目の大人の味。お好み焼きは練った小麦粉の生地に具材を混ぜ込んで焼く大阪風と小麦粉をゆるく溶いたクレープ状の生地にキャベツ、広島風の特徴であるソバ、具材、卵を積み上げてミルフィーユ状に焼く広島風が選べる◆鉄板焼系おつまみも充実。今話題の「ホルモン焼」750円では、後でそのまま、その味のまま、焼きうどんにするのもプチブームとか。鉄板横のおでん鍋は冬に限らず1年中湯気を昇らせ、どれでも100円とリーズナブル。待ち時間無し◆試してほしいのは地元漁師さんの要望で始めた裏メニュー「尾道焼」600円〜。こんにゃくや牛スジ、玉子などおでんの具を刻んで入れる。お持ち帰りもよろしく!

●いわべぇ



お店イメージ


いわべぇ
経営 藤井央・旦枝さん夫妻
住所 尾道市十四日元町1-23
TEL (0848)37-2325
営業 11:30〜15:00
   17:00〜19:30(オーダーストップ)

休日 木曜日



一晩寝かせた生地を16mmのてっぱんで焼く



 長江口から駅方面に商店街を入ってすぐのところに立派な土蔵造りの漆器店「油岩」があり、その脇に暖簾がかかる。経営は「油岩」と同じ藤井央さんと奥さんの旦枝さん。江戸時代後期から続く漆器店を守りながら、20年ほど前にお好み焼き店「いわべぇ」を開業した◆鉄板の厚さは16mm。厚い鉄板から放たれる熱はじわじわと生地に挟まれた具材を焼き上げ、素材そのものが持つ旨味を凝縮していく。生地は小麦粉を水で溶いただけではない。8種類の素材を組み合わせ、じっくり一晩寝かせたものを使う。お好み焼きの味を決めるのは生地ばかりではなく、新鮮な具材、キャベツ、深みのあるソースと焼き方、それぞれに心を配る◆関西方面から毎年のように顔を覗かせるお客さんなど、味と人情に魅せられたリピーターは遠方にも多い。お好み焼きの原点といわれる「一銭洋食」も10年ほど前からメニューに加わり、懐かしさからビールのあてに欠かさず注文する年配のお客さんもいるとか。いか天、ずり、かきなど豊富な具材を自由な組み合わせで楽しめる。