日東製網が小林宏明氏の社長就任で新体制
日東製網(株)(東京都港区、主力工場=福山市)はさる1月16日、福山市の病院で死去した小林嗣宜社長(62歳)の後任に、長男で取締役社長室長の小林宏明氏が就任した。1月17日開いた臨時取締役会で、代表取締役社長に選任した。
小林宏明社長は、昭和50年7月12日生まれで31歳。立教大学経済学部卒。平成12年4月広島銀行入行、14年に日東製網入社、社長室長から17年7月取締役に就任、同役を務めていた。
同社は、漁網メーカーで、合繊製無結節網の大手で、明治43年8月普通綟網製造販売を目的に、西備綟織(株)を設立して創業、業歴97年目を迎える老舗。昭和38年4月名古屋市の東洋組網工業(株)と合併、現在の日東製網(株)に社名変更した。
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岡本太郎氏のデザインがサッカーボールパズルに復活
府中で長年眠っていた、芸術家の岡本太郎氏(1911~1996年)によるデザインが復活。いきいきとしたマークをレーザープリントした木製玩具が誕生する。
1970年、府中家具工業協同組合が岡本太郎氏に府中家具のシンボルマークの製作を依頼。十年程度使用され、刷新に伴いその後は同組合が保管していた。偶然そのデザインを発見、ものづくりのまちのシンボルマークとして自社の木製玩具製品に使用したいと考えたのが和産業(有)(福山市)の塚元和則社長。同組合の了承を取り付け、「木izm」ブランドで展開中のオリジナル製品の一つ、サッカーボール型立体パズルにレーザー印刷した製品を近く発売する。
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(株)オンラインが学生服販売事業「スクールキャロッツ」を開始
ユニフォームデザイン・ソフト開発・経営コンサルティング業を行う(株)オンライン(福山市)は十二月二十日、加茂町から会社を移転。十一月に広島県の経営革新支援企業に承認されたことを追い風に、学生服の安価での販売を行うスクールキャロッツ事業部(℡084・944・7820)の周知を加速させている。
通常、素材メーカー、商社、アパレルメーカー、卸や問屋、小売店や量販店の流通を経て学校で販売されている学生服を、無駄な流通を省き、より安価で販売するのが同事業の趣旨。
流通過程の省略やヤマト運輸(株)との提携など徹底したコスト削減を行い、商品によっては通常価格の半額以下での販売を可能にした。
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ザ・インクテックの笠岡工場完成
印刷インキを主に印刷用ワニス、化成品等製造、販売のザ・インクテック(株)(東京都千代田区)は、笠岡工場(笠岡市美の越、笠岡中央内陸工業団地内)に建設していた新工場が完成、操業を始めた。
この新工場では液晶表示装置(LCD)向けフィルムコート剤等を製造する。プラズマテレビやパソコンなどの好調な需要を背景に生産設備を増強して対応する。
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松川繊維がレーシングスーツ「ソニエル」拡販
衣料製造、卸を行う松川繊維(株)(福山市)は今年四月の広島県中小企業経営革新支援事業への承認を追い風に、同社が展開するレーシングスーツ、つなぎ製造販売ブランド「ソニエル」とエプロン製造販売ブランド「ブルームーンカフェ」の販路拡大、オリジナルブランドの確立を目指している。
ソニエルが製造するレーシングスーツはサーキット走行を楽しむ一般消費者向けのもので、イージーオーダーが可能なスーツ。オリジナルデザインでの仕立ても受け付ける。
ブルームーンカフェが取り扱うエプロンは備後絣を用いたものやレーザー加工によるプリントが施されたものなど多彩なラインナップ。尾道帆布と絣を掛け合わせたバッグや衣服の開発、製作も行う。
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(株)小畠の薪ストーブイベントに5百人
国外十数メーカーの暖炉、薪ストーブなどを中四国を中心に販売、施工する(株)小畠(福山市)は十月二十一日と二十二日の二日間、同社展示場と屋外広場を会場に「ウッドストーブフェア2006」を実施し、アウトドアファンの家族連れら五百人以上が楽しんだ。
薪ストーブの普及に努めているアウトドア業界の著名人、ポール・キャスナー氏を講師に招いて実用的なアドバイスやメンテナンス講習に耳を傾け、焼き上がったパンや出来立てのスモーク料理を味わった。
同イベントの来場者数は毎年確実に増加しており、新たなアウトドアファンの開拓のほか、既存客とのコミュニケーションを深める機会として盛り上がりを増している。
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竹野木材が南松永に本社移転
木材輸入販売・製材・加工の竹野木材(株)(福山市)は、同市南松永町四丁目五―六の松永木材工業団地内に新本社事務所と倉庫棟を完成し、旧事務所から全面移転して十月三十日から業務を始めた。約四十年間、同社の拠点だった明神町からの移転となった。
新社屋は所有地に事務所棟、倉庫棟二棟を建設した。
今回の新築移転は、旧本社隣接地に開業している家電量販店最大手、ヤマダ電機(株)(前橋市)テックランド福山店が西隣りに出店する同じ家電業界で急成長している(株)コジマ(宇都宮市)との競合に備えて増築を計画、竹野木材が本社敷地の土地賃借要請を受け入れたもの。
同社は、南松永町三丁目に製材工場、同四丁目にはプレカット工場、乾燥工場を開設しており、本社移転により、CAD室、工場、倉庫と一体化が図られることになり、業務の効率化が進展する。
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上海の家具展に県東部の家具五社が出展
財団法人備後地域地場産業振興センター(福山市)は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の平成十八年度地場産業展示事業を活用し、地場の家具メーカーに呼びかけ、中国の上海新国際博覧中心を会場に開かれる「第十二回中国国際家具展覧会」に出品を決めた。
昨年初めて四社の家具会社を取りまとめて出品したが、今年は五社が参加し、中国市場の中でも富裕者層をターゲットに優れた技術を生かした日本製家具の販路開拓を進める。
今回は五社共同で「JAPAN BINGO」の統一ブランドを立ち上げ、日本語と英語による製品の総合カタログを作成、カラー写真で五社の作品を紹介している。
出展は(株)中山家具、(有)常盤家具製作所、宇野木工(株)、高橋工芸(株)、平井木工(株)の五社三十九点。
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