食品模型の㈱川崎フードモデル スイーツ分野に
食品模型製造の(株)川崎フードモデル(竹原市港町、川﨑伸野社長)はこのほどスイーツ分野の食品模型製造に進出、菓子店や季節限定のスイーツフェアを行うコンビニなどからの受注を目指す。
同社は特医療用、栄養指導用食品模型分野で国内シェアトップ。樹脂を原料に実物大サイズ、重量でリアルな質感が強い説得力を生み、高い評価を得ている。スイーツ模型では果物のみずみずしさやクリーム類の光沢も再現し、オーダーメードで和洋菓子店やコンビニ、ファストフード会社などから受注を受けている。ディスプレイ関連商社からの注文も多い。インテリアやノベルティでの利用も想定、川﨑伸野は「2年後にはスイーツ部門で5千万円の売上げを目指す」と意気込む。
(株)エフピコが開発・研修棟建設進行
食品トレーや弁当・惣菜容器の業界最大手、(株)エフピコ(福山市曙町、佐藤守正社長)は、新素材の研究や新製品開発のスピードアップと品質の向上を図るため、本社ビル隣接地に開発・研修棟の建設工事を進めている。
規模は、敷地面積3,150㎡に鉄骨造り4階建て建築面積1854㎡、延べ床面積6,597㎡、高さ24.15m。12月の稼働を目指している。設計は(株)日立建設設計(熊谷直紀)、施工は業界最大手の1社(株)大林組(東京)広島支店(広島市中区)。
シーピー化成(株)福山に大規模工場完成
プラスチック簡易食品容器製造大手のシーピー化成(株)(井原市東江原町、三宅勉社長)は、福山市駅家町の市営福山北産業団地内の所有地に建設していた新工場が完成した。
新工場は鉄骨造り平屋建て一部2階建て、約1万㎡となる大規模な工場と一部事務所などを設けている。県東部地区の同社工場は福山市神辺町の神辺工業団地内に神辺工場があり、広島県内には2カ所の工場立地となる。
ヤスハラケミカル(株)3月期増収増益
テルペン系粘着テープ、接着剤、香料、電子材料など天然油テルペン化成品製造では国内唯一のヤスハラケミカル(株)(府中市高木町、安原禎二社長)は平成26年3月期決算を発表、増収増益だった。
国内需要の低迷や価格競争の厳しさが続き、原発停止に伴う燃料費増加、円安による原材料の上昇の影響を受けるなど厳しい経営環境が続いた。同社では期中で、高付加価値製品の開発や国内外の新規市場開拓、生産性の向上、コスト削減に取り組んだ。主力のホットメル接着剤が輸出を中心に好調で、売上高は113億2900万円で前期比2.6%増、営業利益4億1700万円で同109%増、経常利益5億1700万円で91.6%増、当期純利益3億600万円で同245.5%増となり、増収増益を計上した。
工房「ゆめ月」が和モダン照明発売
都内に事務所を構えJAL機内誌のアートディレクターなどを手掛けていたデザイナーの西本松広さんが地元竹原に帰郷してプロダクトデザイン工房ゆめ月(竹原市下野町)を開設、今月から和紙を使った和モダン照明の販売を始めた。
イメージは「いい夢が見られそうな月あかり」。プライウッドの行灯にプリントした和紙の提灯をかぶせる。光源は省エネにもなるLED。薄い和紙から透けて炎のようなゆらぎも感じられ、癒しを演出する。デザインも多様。月と妖精の顔のイメージや、水平方向のラインにアクセントをつけた「白影」「フォー・ユー・ブルー」などのシリーズ、こけしシリーズ、蓮の華のような山並みをイメージしたものなど約40点が揃う。和洋どちらの空間にも相性が良く、飲食店や各施設の受付などにも合う。西本代表は「プチ盆提灯のスタンダードを目指したい」と話す。高さは54cm、行灯と提灯セットで税込み19,940円、提灯のみ5,400円。
横浜ランドマークに「SPINGLE MOVE」
スニーカーブランド「SPINGLE MOVE(スピングルムーヴ)」を企画・製造・販売する(株)スピングルカンパニー(府中市府中町、内田貴久社長)は2月8日(土)、パイロットショップとして横浜ランドマークプラザ2階に出店した。
同店はファクトリーブランド「SPINGLE MOVE」「SPINGLE nima」「SPINGLE Biz」を広くユーザーに紹介し、「府中のものづくり」を発信する拠点となる。同店ではスピングル全ブランドのラインナップを揃え紹介するとともに、新商品の発表やイベントを行い、全国の販売店と協力・連携して、各種情報サービスを提供する。
マルケイ木工(株)と佐々木木工(株)が共同直販セール
マルケイ木工(株)(橘高延幸社長)と佐々木木工㈱(川本一徳社長)は12月6日(金)から8日(日)の3日間、「府中家具史上初!!2大家具メーカー共同直販セール」を開催する。
両社は府中家具を代表する老舗の製造メーカーとしてライバルという関係だが、府中家具を販売する業者が少なくなったことで市場に府中家具の流通が減ったことや、中国産の安い家具の参入や住宅環境の変化などにより需要が低迷していることから、府中家具トップ2社が協力して、展示直販会を開く。情報発信力を高め、多くの来場者に府中家具に触れて、良さを再認識してもらう目的で、今後は製造メーカーを募って、府中家具直販事業組合(仮称)を組織化し、家具祭という位置づけで展示即売会を継続を目指す。展示場は各メーカーの展示場で、開館時間は午前10時から午後6時30分まで。
(株)カサリンカップスが化粧品発売
健康茶、化粧品製造販売などの(株)カサリンカップス(福山市三之丸町、若井香社長)はこのほど3種の天然植物オイルを配合し皮脂バランスを整える化粧品「カサリンオイル」を製品化し、福山市内の店舗などで販売を始めた。
成分は、皮膚呼吸を促し細胞の再生作用を高めるオリーブスクワランと、活性酸素を除去し老化防止に寄与するローズヒップオイル、肌を柔軟にし繊維の老化を防ぐアルガンオイル。希少性が高く、効果も認められたオイルを配合し、配合率の調整など製品化までに3年をかけた。無香料無着色、防腐剤不使用で、天然由来のさわやかな香りがある。肌にべたつかず、しなやかな浸透を実感できる柔らかい感触で、皮脂と親和し乾燥しやすい肌を守る。
竹原の工業団地に長野の㈱東信鋼鉄が進出
広島空港に近い竹原工業・流通団地に(株)東信鋼鉄(長野県上伊那郡箕輪町、清水輝美社長)の工場進出が決まった。同団地では、一昨年の㈱ビットアイル、昨年のジャペル㈱に次いで3年連続で立地企業進出が決まった。
8月26日(月)進出企業の東信鋼鉄と県、竹原市の三者が出席して立地協定を締結した。(株)東信鋼鉄は資本金1億3千万円、特殊鋼、普通鋼、非鉄金属などのカスタムプレート加工販売で、金属の2次、3次加工、熱処理加工を主に、平成24年5月期売上高68億600万円を計上している。従業員190人、会社設立は昭和42年4月。長野県に千曲支店、東京都に八王子支店、新潟支店、宮城県に東北支店を開設している。
シーピー化成(株)中部物流センター開設
プラスチック簡易食品容器製造のシーピー化成(株)(井原市東江原町、三宅勉社長)は岐阜県土岐市の工業団地に物流センターを建設する。
計画では同所の工業団地内に約4万㎡を取得。鉄骨造り2階建て、延べ床面積約2万6千㎡規模の倉庫を建設、一部に事務所も開設する。従業員15人規模で10月の操業開始を予定し、将来は20人規模に増員する。関東、中部、近畿地方向けに食品容器の供給が増加していることから、少量でも指定の日時に即納できる体制を整備し、災害時でのリスク分散も図る。これまで同地域への配送は福島県内の物流センターと井原市から供給していた。最近では少量、多品種、即納を必要とするニーズが増加、ユーザーニーズに応える体制作りを強化する。投資額は約40億円を見込んでいる。
(株)ニチマン プラハ発の靴販売
履物メーカーの(株)ニチマン(府中市府中町、内田貴久社長)は、昨年世界に向けて発売されたチェコ・プラハ発の、カラフルなメッシュシューズ「ROCK SPRING」の販売権を昨秋に取得。今春より日本の販売元として全国展開を開始、夏に向かい予想販売数の2倍以上を売り上げ、好調な滑り出しをみせている。
昨年イタリアの展示会で商品を見かけた同社スタッフが持ち帰り、社内での評判もよく、同社での取り扱いに至った。現在ヨーロッパを中心に20カ国で販売。アジアでは中国、韓国に次ぎ、今シーズンより日本での販売となる。
府中家具技術生かした楽器好評
NPO法人いこるdeBINGO(府中市元町、府中商工会議所3階、真田光夫理事長)は、府中家具の技術を活用して作った打楽器「カホン」を6月に発売。メディア取材もあって市外から問い合わせが相次ぎ、これまで50台を販売するなど話題を呼んでいる。
8月24日にPOM府中市こどもの国で親子対象に開催する「カホンの制作体験教室」の参加者はすでに定員に達し、締め切られた。同教室では、尾道在住のパーカッション奏者河野直博さんが演奏指導をする。南米ペルー発祥のカホンは、木製の直方体の打楽器。楽器にまたがって前面をたたいて音を出す。都心などではストリートミュージシャンが、ギターと一緒に演奏したり、アコースティックライブなどでも使われ、近年人気の楽器。「府中タンスの技術と音楽、文化を融合した楽器を作り、音楽で町を元気にしよう」とメンバーから声が上がり、カホンの開発に至った。
(株)ホンダカーズ広島が福山西店建設へ
(株)ホンダカーズ広島(広島市南区、舘野幸宏社長)は、県東部市場の拡大を目指す福山市内2店舗体制が始動した。
福山市内の市場は同市引野町3―3―12、国道2号沿いで営業している東福山店1店舗でエリア拡大を目指していたが、2号店となる福山西店の建設が決まった。計画では福山市南本庄町602―1の国道2号沿い上り線沿い、ベッセルホテル向いの福山冷凍㈱本社跡地で、敷地面積3734㎡に、鉄骨造り2階建て一部平屋建て4棟、総延べ床面積1519㎡、内工場を併設したショールーム棟が延べ1135m、車庫棟、展示場棟などがある。
備後の異業種交流からのものづくり
各企業の技術力やノウハウを結集して、新しい価値観を創造するものづくりを進める備後の異業種交流グループ「コリャ・ボーレェ会」の会員同士の共同開発で、新感覚の棺が誕生した。
棺には木材加工会社の広島銘木産業(株)(府中市栗柄町、藤原召壽社長)が手掛ける家具の表面装飾に使われるツキ板を使い、棺製造販売の(株)共栄(福山市新市町、栗原正樹社長)が製造した。ツキ板には、規格外のため今まで廃材となっていたオークやナラ、サクラなどの高級木材を使用。濃淡の縞模様が美しい、斬新なデザインとなっている。近年葬儀の多様化に伴い、家族や親族の思い、故人の人柄や生き様などが表現できるような個性的な棺が求められる傾向にあり、今回のコラボレーションにつながった。
ローツェ(株) ベトナムに新会社
ウエハ搬送装置開発・製造・販売等が主力のローツェ(株)(福山市神辺町、崎谷文雄社長)は、2月22日、ベトナムに現地法人JIKA JIKA CO,LTD.(ベトナム・ハイフォン市、ハイタイン工業団地)を設立した。同社の概要は取締役社長中村秀春(ローツェ取締役)、資本金5千万円(出資比率はローツェ99%、ジイエムシーヒルストン1%)で、ネオジム磁石及び磁石応用製品の開発、製造・販売を手掛ける。
新会社は、同社の主力製品である搬送装置に使用する1軸ロボット及びシャフトモータの重要な材料である磁石で、現在は外販品を使用しているレアアースの安定的な調達と低価格な磁石を生産することが目的。
(株)アルライトがダンボール製太陽光集熱調理器
ダンボールやプラスチックフィルム等包装資材製造の(株)アルライト(笠岡市茂平、橋口幸造社長)は、太陽光集熱能力の高い段ボール製調理器「ダンパラボシリーズ」を開発、2月から販売を始めている。
この調理器は、ダンボールにアルミニウム蒸着フィルムを貼合した素材を型抜きし、折込によって近似放物形(パラボラ型)を実現、これによって従来の厚紙、ダンボールを主材料とする太陽熱製品に比べ飛躍的に集熱効率を高めることを可能にした。これまでのパラボラ型はアルミなど強度の高い素材を使い、高価で複雑な構造になっていたが、ダンパラボの集熱板は折り込み罫線入り一体物であるため、道具を使わず組立、分解が容易で、収納や運搬性に優れ、安定性の高い太陽熱集熱器・調理器であるとしている。
大信産業(株)緑化部新社屋が尾道流通団地に完成
農薬、肥料、農業資材販売の大信産業(株)(尾道市山波町、田中康貴社長)は1月17日午前11時から、尾道市美ノ郷町本郷1-36尾道流通団地内で同社緑化部の新社屋落成式を開いた。
同社緑化部は、敷地面積2962.47㎡に、事務所棟、検査室、整備室、倉庫棟、車庫を建築。検査室は病害虫検査や土壌分析検査などを行い、適切な肥料や薬剤をよりスピーディに提供。従来通り外部からの検査依頼にも応じる。また、車輛等の整備室もあり、販売から施工、メンテナンスなど一環したサービス体制を整えている。
小泉誠氏が若葉家具㈱がショールームデザイン
家具製造販売の若葉家具(株)(府中市高木町、井上博昭社長)は同社の3階建てショールームの1階全フロアを改装し、家具や雑貨など生活の道具を取り揃えた「のとこ」として昨年12月8日にオープンさせた。
「のとこ」は「生活道具のとこ・手しごとのとこ・だんらんのとこ」というように「〜の場」「〜のところ」を意味する。空間デザインは家具デザイナー小泉誠氏(Koizumi Studio代表、東京都)が手掛けた。同氏は、若葉家具が市内の家具メーカーと福岡県大川市の家具メーカー2社と協同で製造販売するアメリカ広葉樹を使ったオリジナルブランド「kitoki」のデザイナーのひとり。美術大学でデザインを教える傍ら、生活に関わる全ての道具を広義の家具と捉え、伝統技術や素材にこだわった、古きよきものを現在の生活に取り入れたものづくりの活動を行なっている。
県営びんごエコ団地にERジャパン進出
家電量販店大手の(株)エディオン(大阪市、久保允誉社長)が筆頭株主となり今年4月に設立した(株)イー・アール・ジャパン(広島市、松山保夫社長)が、県営びんごエコ団地に進出を決めた。
10月24日県庁北館第2委員会室で開かれた立地協定調印式には、イー・アール・ジャパンから松山保夫社長、湯崎英彦県知事、立地する福山市から開原算彦副市長が出席した。
22日 尾道ニュービジネス発表会で4組プレゼン
尾道商工会議所、尾道市は22日(木)午後6時30分からグリーンヒルホテル尾道(尾道市東御所町)で「尾道ニュービジネス発表会」を開く。
尾道での新規事業に取り組む事業者によるプレゼンと、専門家らによるアドバイス、交流会を実施。今回は4組がプランの発表や事業提携を呼びかける。聴講無料、午後8時30分からの交流会は参加費4千円。
竹原工業・流通団地にジャペル(株)立地
ペットフードやペット用品などの関連用品卸しで業界最大手のジャペル(株)(愛知県春日井市、片岡春樹社長)は10月2日、竹原工業・流通団地に進出するため竹原市、広島県、リース会社の4社で立地協定調印式を行った。
計画では、間接リース方式で進出するもので、竹原市の永井建物リース㈱が土地、建物を取得し、ジャペルにリースする。ジャペルの事業内容はペットフード、同用品の卸売、ペット関連商品の開発及び輸出入、ペット専門校の運営。
ポリカ製パネル生産能力倍増へ㈱レニアスが工場増築
ポリカーボネート製品製造の(株)レニアス(三原市沼田西町、前田導社長)は、主力の建設機械向け樹脂パネルの伸長や海外の電気自動車向け製品の新規採用に対応して本社工場を増築し、年間の生産能力を既存の2倍に増強する計画を進めている。
増築しているのは本社横、延べ床面積4500㎡で2階建ての工場棟。シルク印刷から熱成形、ハードコート処理、3次元NCルーターによるトリミングまで行うポリカ樹脂製品の一貫生産ラインを、従来の1ラインから2ラインに増設する。建設機械キャビンのサンルーフをはじめ主力の建機向け受注が拡大しているほか、台湾の電気自動車メーカーから窓素材としての新規受注もあり、生産能力の拡大を決めた。投資金額は約20億円。今後の積極的な営業展開と併せ、現在45億円の年商規模を5年後に100億円台に乗せる。
佐々木木工(株)が低融点金属流し込みで新工法
佐々木木工(株)(府中市鵜飼町、川本一徳社長)は家具製造に使用する木材にある「節穴」や「割れ」と呼ばれる部分に同社が開発した「低融点金属」を流し込み、研磨を施して表面を円滑化させ製品化する今までには無い家具材の画期的な製法を開発、このほど特許庁へ特許出願した。
この特許申請には公益財団法人ひろしま産業振興機構、広島県立総合技術研究所東部工業技術センターの技術協力を得た。低融点金属を流し込むインゴット製法を利用した場合は60から70%以上の活用が可能で、歩留まり率は飛躍的に向上する。また使用する金属部分が家具のキャラクターマークやアクセントとして個性的な表情となる。
府中家具3社がヨーロッパ市場向け新商品開発
府中家具の産地組合、府中家具工業協同組合(府中市中須町、高橋正美理事長)は中小企業庁のJAPANブランド育成支援事業の指定を受け、ヨーロッパ市場向け新製品作りに取り組んでいたが、このほど新商品を完成した。
佐々木木工(株)、高橋工芸(株)、(株)松創の3社が開発に取り組んだ新商品のデザインは、永い歴史と伝統で知られるヨーロッパ家具の代表的産地、イタリアのミラノで活躍しているデザイナーのカルロ・タンポリーニ氏とフィリップ・ニグロ氏、沖縄生まれでミラノデザイン工科専門学校を卒業し、現地で家具などのデザインをしている太城健作氏に依頼した。9月には新商品をミラノに出荷する。
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中国メディアがアンデックス(株)スポーツサイクル事業部視察
アンデックス(株)(尾道市東尾道、田邊耕造社長)のスポーツサイクル事業部に中国国営通信新華社が出版している雑誌「環球」の胡俊凱編集長が訪問。しまなみ海道をサイクリングで盛り上げようとする同社の取り組みと自社ブランドとして開発し販売している自転車「凪」を視察した。
田邊社長が社員の高橋要一さんが自社ブランドの自転車を企画開発し販売するという提案を社内ベンチャーで採用し、スポーツサイクリング事業部を立ち上げた経緯を説明。胡俊凱編集長は、同社のベンチャービジネスに対する考えや、地域活性化の取り組みに共感していた。
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新会長に(株)夢笛の高橋英樹社長 日創研福山経営研究会
日創研福山経営研究会は福山市内のリストランテクラブヴィアージュで例会を開き新体制での活動を始めた。2012年度の高橋英樹会長((株)夢笛社長)は「ありがとう経営、増益経営の実践の強化」を基本方針に、会員企業会員企業の全社が黒字化を目指す取り組みと、会員企業100社への拡大などを呼びかけた。副会長は小林英樹さん((株)東洋額装社長)、岡本廣一さん((株)明正不動産常務)。
1月23日(月)午後7時からまなびの館ローズコム(福山市霞町)で(株)アイ・エスの金子和斗志社長を迎え「日本一の感動を創造するウエディング企業」をテーマに講演会を開く。参加費は一人2,000円、申込みは問い合わせは・084・932・7265へ申し込む。
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NPO府中ノアンテナと㈱トイロが親子で机作り体験企画
府中市の活性化を目指して活動を行っているNPO法人府中ノアンテナ(平地緑代表理事)と家具企画、ネット販売などの㈱トイロ(府中市高木町、龍田昌樹社長)は「親子で体験する、府中ノ学習机づくり。」を初めて共同企画し、募集を始めた。
親子で家具職人の指導を受けながら、4本脚で飽きが来ず大人になっても使用できるシンプルなデザインの学習机を作る。デザインは家具のネットショップ「家具の里」を運営する㈱トイロが手掛けた。伐採風景、家具工場見学などを含め3カ月かけて制作し、来年の最終日の3月11日に完成後、父から子への「贈呈式」もある。参加費は親子1組で12万5000円、定員は15組。
家具の里が「(株)トイロ」へ商号変更 3年後中国市場へ
家具企画販売、ネットショップ運営の家具の里(株)(府中市高木町、龍田昌樹社長)は10月10日、商号を「(株)トイロ」に変更、シンプルながら多様な意味を込めた社名とし、3年後には中国市場への本格進出を目指す。
同社は昭和8年に製材業で創業、家具製造、小売と業態転換し、ネット通販黎明期の2000年に楽天市場でネットショップを開店。ヤフー店、自社サイトのネット通販専業で事業展開し今期は前期比110%、約6億円の売上げを見込む。新商号のトイロは十人十色から。価値観の多様性を尊重した商品戦略と、個性的なスタッフが新しい価値観を生み出す自由な社風を表す。3年後に本格進出する計画を進めている中国を含め、世界市場でも印象に残りやすい発音でもある。家具の里」で知名度のあるネットショップは小売部門の商号として継続する。
(株)アルライトが「クレド」作成 16項目の「ベーシック」
プラスチックフィルム、ダンボール製造販売などの(株)アルライト(笠岡市茂平、橋口幸造社長)は、全社員の選抜メンバーでつくる作成委員会が経営理念を行動指針にかみくだき文章化した「クレド」を作成、運用を始め、コミュニケーションやアイデア提案活発化など効果が出始めた。
クレドはリッツカールトンやジョンソン・エンド・ジョンソンの事例で著名。研修会社の紹介で導入を決め、今年1月から3月までの土曜日を主に、ダンボール部製造二課リーダー藤井康男さんを委員長に討議を進行。経営理念「心豊かな暮らしのお手伝い」を実現する基本行動指針を「情報収集でニーズを掴み、開発プロジェクトで技術を磨き、アイデア提案で新商品を創造する」「朝礼で気づきを発表し人間力・モラルを向上、ルールの妥当性を検証しつつルールを守り品質安定を図る」など16項目の「アルライトベーシック」に集約し、常に携帯できるよう名刺サイズのカードも制作した。
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鉄マンガン除去剤・芳香剤を製造販売 ㈱赤坂ボーリングが新事業
(株)赤坂ボーリング(尾道市御調町、赤坂光太郎社長)は、クリーニング用鉄マンガン除去剤と芳香剤の製造販売事業を本格的に始める。
クリーニング剤を仕入れていた製造会社の代表が高齢で廃業を検討。既に市場がある上、用途も自動車、船、建物、電気設備など幅広く、提案営業で市場を拡大できることから赤坂ボーリングが製造事業を引き継ぐことを決め、赤坂雅士専務が研修を経て製造ノウハウを取得し、製販体制を整えた。またトイレ、事務所、工場向け芳香剤の製造方法も学び、同様に製造を始めた。効果持続期間や香り別に数種類の商品があり、ビルメンテ会社などへ販売する。
近い将来、芳香剤製造で障害者雇用も目指している。
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福山市が新事業開拓認定 平和建設(株)と(株)三共冷熱
福山市は1日、新設した「新製品による新事業分野開拓事業者認定事業」の1回目の新事業分野開拓事業者に、平和建設(株)(福山市川口町、岡田吉弘社長)の備後いぐさボードと、(株)三共冷熱(福山市松浜町、宮本大輔社長)のIH万能調理器を認定した。
中小企業の新事業や新商品の開拓を推進することが目的。市が購入する際、入札によらず随意契約が可能となる。
備後いぐさボードは平和建設(株)が危機に瀕する備後いぐさの復興を目指して開発。畳表にならず捨てていたいぐさをボードにし掲示板として使用するもので、地産地消と環境配慮の両面から認められた。㈱三共冷熱の開発した業務用IH厨房機器は熱伝導性の良いアルミ鋳物釜を使用したもの。
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コンプレッサーと現場改善を提案 ㈲山陽メンテナスが実績拡大
コンプレッサー販売、各種機械修理、据え付け工事などの(有)山陽メンテナス(三原市久井町、門田司社長)は、省エネ型のインバーター付きコンプレッサーの提案営業に、導入前後の電力量と料金比較を組み入れ、説得力のある営業で導入先を増やしている。
同社は工場に訪問して現状分析を行い、導入前の電力・エアー圧力を測定、適切なレシーバタンク設置を併せ導入後の予測データと一緒にコンプレッサーメーカーに送って正確なデータを取得。年間電力量を金額に換算して再提案するという説得力の高い営業活動を進めている。神戸製鋼所の製品を中心に5年間で約70台を販売した。県内中心に岡山、山口でも営業し、飛込み営業の成約率は40%を超える。初取引で1台を同社提案のコンプレッサーに代替した直後、2台目追加の予約も受けるなど、確かな手応えを得ている。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
伝統工芸(株)が新カテゴリー「壁面家具・雑貨」創出
額縁、屏風など製造の伝統工芸(株)(府中市上下町、藤岡恵志社長)はインテリア製品の新カテゴリー「壁面家具・雑貨」を設定し、写真や服などの対象をより魅力的に「魅せる」家具・雑貨の商品開発に力を注ぐ。
マンションの増加など床面積が狭くなる住宅事情を背景に、壁面からの空間演出製品を手掛けてきた強みを活かし、床に対し大きな面積を占める家具でなく「空いている」壁面にスポット当てた。6月1日にホームページ(アドレス=http://www.dentou-kougei.co.jp/)をリニューアルし、ハンガーやワインボトルフレームなど新製品群を発売した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)エフピコが過去最高の増収増益達成
(株)エフピコ(福山市曙町、佐藤守正社長)は5月10日、平成23年3月期決算を発表した。
汎用製品及び軽量化製品の拡販に加え、新デザイン製品等も好調で、エコトレーを中心とした再生製品も大手量販店が採用を決めるなど好調。M&Aも進んだ。連結売上高は1407億2千万円で前期比12.6%の大幅増収を達成、過去最高の売上高を記録した。利益面では、製品売上高の増収及び新製品売上も好調だったことに加え製品の軽量化、素材の切り替え、アイテム数の絞込み、商品取扱量の増加、さらに生産、物流をはじめグループ全体でのコスト改善が進んだことなどから、経常利益は134億6500万円で前期比1.2%、当期純利益は79億5900万円で11.9%増となりいずれも過去最高益を達成した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
備後デザインサロン 4社で「HAZAIプロジェクト」
備後のものづくり活性化を目的に、製造業や素材メーカー、デザイナーらが交流する「備後デザインサロン」をきっかけに集まった4事業者が「HAZAIプロジェクト」を共同で立ち上げ、4月1日に初の商品となるソファの端材を使ったiPhone保護本革シールが発売された。
メンバーは、サロン参加者でソファ製造業の(株)心石工芸(福山市柳津町)と屏風製造業の(株)泰山堂(同多治米町)、デザイナーのクワダヤスヒサさん(同市)に、紹介で加わったシール製造業の丸天産業(株)(同東手城町)。心石工芸のソファ製造過程で出る良質な国産オイルレザーの端材を「もったいない」の精神から商品に再生して販売する企画を練り、試験販売と調整期間を含め5カ月で発売にこぎつけた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
佐々木木工(株)が新作家具展 「環境と健康」コンセプト
佐々木木工(株)(府中市)は4月5日から8日までの4日間同社「中須ショールーム」で新作発表会を開催する。「環境と健康」をコンセプトに新商品開発に取り組んでいる。
森林認証された「フェアウッド」の使用を高め、。「グリーン購入法」の精神により、環境に優しい木材として北米さんのブラックウォールナット材、ブラックチェリー材、ホワイトオーク材、ハードメープル材の4種を予定している。節木目なども使い、端材がなるべく出ないようなデザインの家具作りに取り組む。接着剤や塗料などは低VOCのものを使い、低ホルムアルデヒド。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
家具の里(株)が軽量・シンプルな家具卸事業スタート
家具の里(株)(府中市)はオリジナル家具の企画と卸し販売の事業を始めた。2年前にBtoB事業部の家具の里プロダクト研究所を立ち上げ、オリジナル家具の企画開発を開始。軽い桐や檜の無垢材を材料としたすのこベッドを昨年の「インテリア ライフスタイル リビング」展に初出展して既に15店と販売契約し、手応えを得ている。
ベッドは桐製と檜製の2種で、檜のナイトテーブルも販売。今後は地元のアパレルや桐加工メーカーと共同で商品開発を進め、ラインナップを充実させる。来年6月までに販売店を100社に増やし、卸事業で売り上げ1億円台を目指す。現在の年商は5〜6億円規模。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
陽備産業(株)が「ナチュラルソフト」中国で拡販
オイルフェンス、発泡緩衝材など製造の陽備産業(株)(府中市)は3月、同社のオリジナル緩衝材「ナチュラルソフト」納入先の国内大手ベアリングメーカーが中国上海に大規模工場を稼働させるのに併せ、近隣に合弁会社による発泡工場を開設して供給体制を整えるなど中国市場の開拓に力を入れる。
ナチュラルソフトは小麦の皮のフスマを使った自然に優しい発泡緩衝材で、主要納入先は大手ベアリングメーカーのNTN(株)(大阪府)。NTNが3月から上海で大規模工場を稼働するため、陽備産業との合弁会社の塩城陽備包装材料有限公司(塩城市)が新工場の近くに発泡工場を開設し、NTNに供給する。なお塩城市の工場には中古の二軸押出機を輸出し、昨年10月から稼働している。
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(株)ビュートリスのアパレルが東京とデンマークの大型見本市へ
(株)ビュートリス(福山市)が手掛けるアパレル製品が繊維業界紙主催の新興ブランドコンペを通過し、東京ビッグサイトで来年1月26日から開かれる「JFWインターナショナルファッションフェア」と、2月にデンマーク・コペンハーゲンで開かれる国際ファッション見本市「CPH Vision」に出展されることが決まった。同社の海外出展は初。
村上社長が「村上慧麗々(えりい)」名義でアパレル企画を手掛け、「女性、子どもを元気に」をコンセプトに、岐阜で生産される圧縮ウールを素材とし、黄色や紫などカラフルな色遣いが特徴。開業3年で海外出展というビッグチャンスを掴んだ。
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伝統工芸(株)が屏風や行燈などオーダーフォトフレーム
伝統工芸(株)(府中市)は屏風、行燈などユニークなアートフレームで作品発表を目指す写真家を支援する新事業を始めた。
デジタルカメラの普及で写真愛好家が急増中。市場拡大も期待でき、自社技術を活かして付加価値の高いフォトフレーム類のフルオーダーに力を入れる。ウォルナット製の細いフレームを、木の風合いを引き出す自然塗料で仕上げるアートフレームのほか、世羅町在住の写真家・中元紀子さんの個展では、和紙プリント写真を屏風や行燈に貼るというアイデアを形にするなど、作品の見せ方を工夫。将来は作家との共同企画によるOEM供給などビジネス化を目指す。
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アトム・ワラビーデザインによるヘルメットがGマーク
作業用手袋製造のアトム(株)(竹原市)は9月29日、(財)日本産業デザイン振興会主催の「2010年度グッドデザイン賞」でゴム張り作業用手袋「エアテクターエックス」がグッドデザイン賞(Gマーク)を受賞、特別賞の中小企業庁長官賞も受賞するダブル受賞に輝いた。使用者に「安心感と作業性の良さを実感してもらえる手袋」を目標に開発に取り組んだ。
またプロダクトデザインの(株)ワラビーデザイン(府中市)がデザインを手掛けた、産業安全衛生品製品大手のミドリ安全(株)(東京都)の「侍ヘルメット」もグッドデザイン賞を受賞した。同社は3年前、東京から地元府中に戻った寺延匡昭さんが独立開業。墓石、電動工具、家具、作業車外装など多様なデザインを手掛けている。
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アトム(株)が福祉機器展に砂浜裸足ウォーキングシューズ
アトム(株)(竹原市忠海東町)は、世界の福祉機器が出展される「第37回国際福祉機器展」に県立広島大学保健福祉学部の大塚彰教授と共同で開発した「砂浜裸足ウォーキング用シューズ」を出展。
通常、裸足で歩くと、足指を使った本来の歩き方ができ、足を刺激することにより、土踏まずの形成や、外反母趾や巻爪などの予防に効果があると言われているが、ケガなどの危険が伴う。開発したシューズは裸足で歩いた場合と同様の効果を得るため、伸縮性素資材を使用し、ケガを防ぐためにベース靴下に天然ゴムをごく薄くコーティングした。
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北川精機がソーラー工場建設
プリント基板プレス機、FAシステム、合板プレス機等の北側精機(株)(府中市)は、本社工場近くに太陽光発電システムの需要拡大を見込み、ウエハーを製造するソーラー工場の建設に着工した。
12月には完成し年内の操業開始を予定している。
ソーラー工場(仮称)は、本社工場に隣接する同社東工場の東側でニチマン(株)(同市)所有地を賃借して建設している。
同社のシリコンウエハー加工の売上高は平成21年で10億円強、新工場が本格稼働を始めると2倍以上の売上高を見込む。平成21年6月期連結売上高は70億5千6百万円。
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(株)無垢が発泡スチロールリサイクル提案
環境関連事業を展開する(株)無垢(ムーク、三原市)は飲食店や一般家庭向けに、使用済み発泡スチロールを専用液で溶解、ゲル化して減容し、ポリスチレン(PS)原料として再資源化する発砲スチロールリサイクルシステムの提案を本格化させている。
同社が提案するのが、石油系溶剤のメーカーとの提携による発砲スチロールリサイクルシステム。
契約先の商店など事業所や家庭に溶剤を配達し使用済み発泡スチロールを入れ、溶かしてゲル化。発泡率で異なるが約100分の1に減容できる。最長6カ月の期間を限度に回収する。提携工場で分解、油化され、再び溶剤とPS原料(インゴット)として再利用される。再生PSは工場でペレット化して出荷され、ハンガーや家電部品などの原料になるという。
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尾道造船が過去最高の増収増益更新
尾道造船(株)(本社神戸市、中部隆社長)は、このほど平成22年3月期決算をまとめた。
期中は過去最高の建造量を記録し売上高は930億1500万円を計上、大幅な増収を達成した。これは期中より工事進行基準の適用となり、仕掛り工事が工事の進捗度に応じて売上高に計上されたことが要因となった。
利益面でも新基準適用による固定費の回収増や設備投資の有効活用による効率化及びコスト削減効果で、経常利益は80億2800万円、当期純利益は47億3200万円を計上、前期に達成した過去最高の売上高、利益を大幅に更新した。
同社では昨年、船体ブロック製造の因島工場、パイプ加工の松永工場、尾道造船所の鋼材水切りクレーン新設等の大型投資を完了しており、同社独自の企画力、開発力を活かして国内他社や国外各社への競争力をさらに高めるとしており、着実に新規受注を確保している。
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府中家具3年ぶりの単独展示会開催
府中家具工業(協)(府中市)は、創立60周年を記念して同所の府中家具協同会館で、5月19日、20日の2日間、単独開催は3年ぶりとなる府中家具展示会「大府中展」を開催した。
府中展には組合員企業のうち14社が「ブライダル~新しい婚礼のカタチ~」をテーマに会場2階に新作家具を展示し、売れる婚礼家具を提案した。
新作家具を展示した14社は▼宇野木工(株)▼桑田家具(株)▼佐々木木工(株)▼皿田木工(株)▼高橋工芸(株)▼土井木工(株)▼(有)東洋美術家具▼松井木工(株)▼(株)松創▼マルケイ木工(株)▼村上木工(株)▼森岡家具工業(株)▼森本木工(株)▼若葉家具(株)。
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(有)府中工芸社がカープのテーブル発売
店舗家具、建材製造などの(有)府中工芸社(府中市)は広島東洋カープのマスコットキャラクター「カープ坊や」を天板にデザインしたローテーブルを開発、球団公式グッズの認可を受けて発売した。
テーブルは部品数を絞った組立式。材は木質繊維を成形した中質繊維板で、塗装はホルムアルデヒドやトルエンなどを含まないエコウレタン塗装。楕円形の天板に、カープ坊やをシルクスクリーン印刷した塩ビシートを圧着する。価格は1台3万9千円。
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吉岡システムが木材ブラスト新技術普及へ
はつり工事、ブラスト処理、オリジナル工具販売などの(株)吉岡システム(福山市)は、独自のブラスト工法「モイスチャーブラスト」の派生技術として、木の木目が浮き出る古来の技法「浮(う)造り」を現代版で再現、装置販売とロイヤルティ収入を見込み、技術普及につなげる木製品加工を始めた。
技術の知名度を高め、木工業者などを対象にブラスト装置販売とリース、技術使用のロイヤルティ収入につなげる。
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岡崎工業がオーダーメード家具の新事業開
船舶艤装品製造などの(有)岡崎工業(尾道市)は3月1日から、金属と木を組み合わせ店舗什器などをオーダーメードで製作する新事業を始めた。
企画・デザイン、受注窓口として独自のアパレルブランドも持つセレクトショップ「マザーアース」(福山市)と連携。金属加工技術を活かし、鉄やステンレス、銅、アルミと、木材なら足場板から銘木まで予算と要望に応じて最適な素材を提案、家具リフォームにも応じる。既に装飾棚、大型棚受けなど什器類や建具、ステンレスを切り抜いた表札などを制作した。
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「マリンリーフ」がパリコレで輝く
フランスのウェスティンパリで1月27日、日本の先駆者でトップを走り続けるウェディングデザイナー桂由美氏の2010年パリオートクチュール(通称パリコレ)が華やかに開かれ、メーン素材として「尾道マリンリーフ」が輝いた。
世界でも認められている桂由美氏のパリコレ。今年は「魅惑の森」と題され、メーンに人気モデル三姉妹の一人道端ジェシカが出演。昨年のパリコレでブーケを飾ったマリンリーフを今回のショーではドレスやベールなど全般に採用し、自然から贈られた新素材として世界一流のファッション業界に一挙に発信した。
マリンリーフは鯛のうろこの美しさに魅せられた田中京子氏が5年前から着色や脱臭の研究を専門家に依頼するなど試行錯誤を繰り返し、3年前に尾道を発信地として活動を始めた。その斬新さと芸術性に「ひろしまベンチャー大賞助成金」も贈られている。
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コーコス信岡がトップの若返り
ワーキングウェア等製造の(株)コーコス信岡(福山市)は、3月12日に開催した取締役会で信岡正郎社長の会長就任などのトップ交代を決定した。
今回の異動は、同社を取り巻く経営環境に対応するため社長交代による若返りを図り、代表者2人体制によりさらに強固な営業基盤を確立し、さらなる業績の向上に向けた取り組みを推進する、としている。
代表取締役社長信岡正郎氏が代表取締役会長に退き、最高経営責任者に就任する。新しく代表取締役社長最高執行責任者には、専務取締役経営企画室長兼営業一部長兼ワークショップ営業推進室長営業・生産統括執行役員の塔本泰広氏が就任した。
塔本泰広社長は、兵庫県西宮市出身の60歳。伊藤忠商事(株)から平成15年4月コーコス信岡入社。
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(株)秀和が高級タイシルク製品卸し開始
家具小売、雑貨店経営の(株)秀和(三原市)は、手織りの高級タイシルクを使ったベッドリネンや衣類などの卸事業を新たに始めた。
同社が取り扱うシルク製品は広島の繊維製品メーカー(株)TTJ(広島市安佐南区)が製造。タイ現地工場で職人が手織りするシーツ、布団カバー、枕カバーなどベッドリネンとパジャマ、ニット製品などの衣類、まゆ玉やブラシなど美容関連商品のトータルブランド「ゴールデンシルクNo11」を扱う。
美容商品は百貨店などで販売されているが、リネンや衣類を加えたトータルな品揃えは全国でも同店のみという。
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(株)協和産業が住友林業グループと住宅内装品共同開発
高級家具塗装、自動車部品塗装などの(株)協和産業(府中市)は、特殊塗装の実績を活かして大手住宅メーカー住友林業グループと住宅内装品の共同開発を進めており、この春の発売が決まった。
同社は府中家具の高級家具塗装で創業し、今年で三十周年。「ピアノ塗装」と呼ばれる塗装技術を昇華させてきた。昨年3月には住宅産業大手の住友林業(東京都)のグループ会社と業務提携し、住宅内装品の新商品開発を進め、この春から発売される予定。
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(株)オガワエコノスがPB破砕洗浄機導入
一般・産業廃棄物収集運搬処理、RPF固形燃料化処理などの(株)オガワエコノス(府中市)はこのほど同市内本山工場でペットボトル(PB)破砕洗浄機の本格稼働を始め、輸送効率が従来の約10倍となり、CO2排出の低減による環境負荷低減を促進する。
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(有)和産業が葬儀の納棺向け新商品
ドア、木製品製造の(有)和産業(福山市)は、葬儀における納棺に故人の趣味の愛用品などを入れる習慣から葬祭品商社の要望に応え、高齢者で愛好家が増えている軽スポーツ「パークゴルフ」の木製イミテーションクラブの製造を開始、今後は他のスポーツグッズなどへの展開を目指し提案を本格化させる。
葬祭時の納棺では、空いたスペースに故人を偲ぶ品を入れる習慣があるが、金属が入ったクラブなど燃焼に向かないものは本来厳禁。そこで木製イミテーションクラブの製造を始めた。
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(株)エコログ・リサイクリングがコラボレート衣料
衣料品リサイクルネットワーク運営の(株)エコログ・リサイクリング・ジャパン(福山市)は、有名高級セレクトショップ、バーニーズニューヨークが展開する環境に優しい新商品企画にエコログ企画が採用され、10月1日から首都圏の3店舗で発売された。
再生ポリエステル素材で作られた芯地や中綿、スレキ、ボタンを使った新商品「JOIN THE RECYCLING NETWORK-ECOLOG」シリーズとして展開する。
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土木の(株)永井組が農業資材製造強化
土木工事などの(株)永井組(尾道市)は、農畜産物の収量増や品質向上につながると注目されている乳酸発酵竹粉を、農業用資材、飼料添加物として製造、販売する事業を本格化させる。
同社は公共工事が減少する中、造成や開墾など土木工事の強みを活かせる新事業を模索。竹害に悩む地域住民の話から、竹粉末を活用する事業の研究を2年前に始めた。計画では破砕機で処理した粉末を乳酸発酵後に袋詰めして農業資材、飼料添加物として販売する。また将来は後継者不足に悩む農家の畑を借り、無農薬での農業も手掛けたいとしている。
微生物を多く含む竹粉末は乳酸発酵しやすく、農産物の糖度向上と硝酸値低下で甘みが増すと想定される。
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(株)レニアスが遠赤外線遮断ポリカの新製品
ポリカーボネート成型加工では国内トップの(株)レニアス(三原市)はこのほど、赤外線を遮る新技術のポリカーボネート製品の量産準備に入った。赤外線遮断の製品はポリカーボネートの表面に施していたハードコート(硬化膜)に、新たに開発したタングステン系複合化合物の赤外線吸収剤を混ぜて実現。可視光は80%を透過させ、赤外線の透過率は10%以下。同社が行った実験では従来製品と比べて赤外線遮断の製品は最高で15度以上、温度上昇を抑えた。
既に昨年12月から特殊車両への採用が進み始めており、今後、採用車両の増産や採用車両種の拡大などに合わせて生産量が増えていく見込み。
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制服を「マイバック」にリサイクル
繊維リサイクルシステム運営の(株)エコログ・リサイクリング・ジャパン(福山市)は、コンビニの「サークルKサンクス」を全国展開する(株)サークルKサンクス(東京都)の旧ユニフォームをエコバッグにリサイクルし、5月14日に全国のサークルKサンクスの店舗で無償配布された。
サークルKサンクスは昨年、エコログ・リサイクリング・ジャパンが企画したユニフォームを採用。6月まで使用したユニフォームを同社が回収して再生原料としてペレット化し、再生糸45%、強度を高める普通糸を55%使用したポリエステル100%の「サークルKサンクスオリジナルマイバッグ」32万枚を製造した。
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中谷木工(株)がみやげ開発事業で新製品
別注家具製造の中谷木工(株)(府中市)は、府中商工会議所の府中みやげ開発事業で、木工の指物に使われる「蟻組み継ぎ」をデザインに取り入れたスパイスラックとフォトフレームを開発した。
側面に台形の凹凸を切り出し、連結させる継手を採用するなど特徴を持たせた。
ブランド名は府中の技術を広く知らせたいという思いを込めた「Goroziro(ごろうじろ)」。木の温もりを感じられる商品群を今後も増やしていく。2月に開かれた東京ギフトショーに出展し、通販業者などから引き合いがあったという。
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広島化成西部物流センター完成
ゴムプラスチック製品製造の広島化成㈱(福山市)は、同市大門町五丁目に建設していた、西部物流センターが完成した。
同物流センターは鉄骨造り三階建て、延べ床面積約8,800平方m。物流センター事務所や入出荷場などを整備しており、これまで分散していた製品用倉庫を集約化、物流機能の合理化と能力増強を図る。
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府中家具のそば打ち道具ネット販売で人気
「府中家具」の里、府中市の家具業者が加盟している府中家具工業協同組合では、組合員企業を主に製作した、こだわりの木製品や小物家具、アイデア商品などをネット販売して順調に売り上げを伸ばしている。
多くの商品の中で日本そばの手打ち道具の受注が前年比1.5倍の売り上げを記録して人気商品となっている。この道具は包丁を除く、こま板、捏ね鉢、麺板、のし棒で、伝統の高級家具づくりの木工技術と家具材などの良質な木材を使い、乾燥技術による優れた製品が低価格で買えると人気で全国から注文が相次いでいる。受注先はそば打ち愛好者やグループ、そば打ち教室、そば店などで売上高の約20%を占めている。
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竹野木材㈱が瑕疵担保保険説明会
木材・建材販売、プレカット加工などの竹野木材㈱(福山市)は10月29日午後1時から3時30分まで福山市緑町のウエルサンピア福山を会場に、工務店向け「住宅瑕疵担保責任保険『あんしん住宅瑕疵保険』&工務店様向けサポートシステム説明会」を開くため、参加者を募集している。
法改正で工務店の新たな義務となった「住宅瑕疵担保責任保険」のほか、業務効率化や正確な構造計算、性能表示チェックを可能とする「工務店向けサポートシステム」、同社が今年から始めた「デコスドライ工法」について説明する。
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「府中家具木工資料館」が再開
府中家具工業協同組合(府中市)は、3月末に閉館した「府中家具木工資料館」を10月19日に再開することを決めた。
旧資料館は、土地・建物を所有する県が府中市への無償貸与を打ち切ることで閉館に追い込まれたもので、今回の再開には同組合が所有する府中家具協同会館1階を1部改装してオープンする。
同組合では江戸時代から明治、大正、近代までの家具と古くから職人が手づくりしていた当時の家具作りの道具類など約600点を保存しており、10月19日、府中市中心市街地活性化協議会と府中商工会議所が主催して開く「第1回ふちゅう玉手箱市」の開催日に合わせて再びオープンする。
入場は無料で、土・日・祝日は休館する。
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(株)サンエスのベトナム新工場が完成
電子機器・作業服などを製造する(株)サンエス(福山市)は電子部門の海外生産拠点拡充に力を入れている。
今年7月末には、ベトナム子会社(WSE)がビンズン省ベトナム・シンガポール工業団地内に建設していた第3工場が完成、同じ工場団地内にある第1、第2工場と合わせてアジアの生産拠点化が進んだ。
規模を拡大して建設した第3工場は延床面積約24,900平方m。クリーンルーム対応の仕様で、建設費は約800万ドル。
同社はベトナムに平成8年に繊維製品の工場を建設して進出、電子部門は同17年に第1工場を建設してベトナムに初めて進出した。翌年には同じ工業団地内の少し離れた場所に敷地を確保、第2工場を完成させている。今回の工場は第2工場に隣接、連絡通路で結ばれた第3工場となった。
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アトムのゴム長靴がグッドデザイン賞2次審査へ
作業用手袋を主に履物製造等のアトム㈱(竹原市)は、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」に出品した田植作業用ゴム長靴の新製品「らくらく長靴大地」が第一次審査を通過し、第二次審査にノミネートされた。
同二次審査会後の会場を公開して8月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催される「グッドデザインエキスポ2008」にも出展する。このイベントは、新製品を中心に、生活用品から乗用車、建築用品まで、あらゆるデザイン2,000点が一堂に展示される。
同社が出展する「らくらく長靴大地」は田植作業を主な用途にした農業用長靴で、「使う人にやさしい長靴」をコンセプトに開発した商品。従来の商品と比較すると、胴体部分のゴムシートが約70%薄く、全体の重量で約10%軽量になった。
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JFE環境の福山RPF工場が稼働
環境リサイクル事業のJFE環境㈱(横浜市)は福山市で、工場から出る廃プラスチックを主原料とするRPF(固形化燃料)製造工場が稼働した。
西日本地区の製造業を中心とした工場から排出される産廃プラやJFEスチール西日本製鉄所構内から出る混合プラを主原料として、破砕・造粒、成形の処理を行ないRPF固形化燃料を製造、JFEスチール西日本製鉄所の製鉄原料やJFEミネラル㈱倉敷製造所の燃料、各製紙会社向けのボイラー燃料として販売を計画している。
福山RPF工場は、福山市箕沖町の敷地に、工場棟、事務所棟などを建設した。処理能力は年間18,000トン。
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ポリカーボネートの㈱レニアスが赤外線カットの新製品
ポリカーボネート成型加工では国内トップの㈱レニアス(三原市)は赤外線を90%遮断するポリカーボネート加工技術を開発。10月にも量産が始まる。この技術は、ガラスに比べて傷がつきやすいデメリットを持つポリカーボネートの表面処理技術を発展させた技術。成型だけでなく、皮膜処理、シルク印刷まで一貫処理ができる国内唯一の生産ラインを持つ同社ならではの技術。既にポリカーボネートは紫外線を100%カットしており、今回の技術で紫外線も赤外線も同時にカット。快適な室内環境づくり等に欠かせない、ガラスの半分の軽さで驚くほどタフな透明樹脂が生まれることになる。
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広島化成(株)が水素を使った化粧水商品化
ゴムプラスチック製品製造販売の広島化成(株)(福山市)は研究開発を進めていた水素入りの化粧水、美容液、清涼飲料水を商品化し、Iネットで販売を始めた。
5年前に新エネルギーの研究開発を進めていた過程で、液中に水素を封入し安定させる技術を確立できたことから、新分野での商品開発に着手。水素の酸化還元作用が注目されていたこともあり、清涼飲料水と化粧水、美容液を検討し、県立広島大学生命環境学部(庄原市)、福山大学と研究をスタート。水道水の約5万倍、電気アルカリイオン水の8~12倍水素が溶け込んだ水の安定化に成功し、その技術を生かして開発した。
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尾道帆布の彩工房が起毛素材で新商品
帆布製品製造販売の彩工房(尾道市)はこのほど、尾道帆布を起毛しソフトに仕上げた新素材を開発、同素材と備後地域の特産品とを組み合わせた新製品の販売を始めた。
起毛した尾道帆布はこれまでのごわごわした手触り感がスエード調の手触りに変わり、丈夫さはほとんど変わっていない。ベンガラ染めで独自の風合いに仕上げた。
新製品は松永のゲタ、世羅町の帽子、トートバッグ、備後絣と組み合わせた巾着袋、府中の木工技術と組み合わせ、帆布を張った木製トランク、エプロン、ジャケット等のウエアなど7アイテムを「備後浪漫シリーズ」として商品化した。
商品化には松永下駄工房(有)(福山市松永町)、ニシナ(株)(世羅町)、(有)渋谷産業(福山市芦田町)、(有)ハートインテリア(府中市)、ブルームーンカフェ(福山市駅家町)、サン・プランニング工房(同)が協力している。
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ヤスハラケミカル福山第2期工事が完成
ヤスハラケミカル(株)(府中市)は福山工場(福山市)に建設を進めていた第2期工事が6月に完成、7月から試運転を始めて8月から本格稼働する。
第2期工事では精留設備の建設を急いでいたもので、輸入されるリモネンやガム油の不純物を取り除いてより純度の高い原料に精製する装置で、3塔の精留塔を主にタンクやパイプ類等のプラント設備を完成した。
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府中家具工業協の新理事長に高橋正美氏
府中家具工業協同組合(府中市中須町)は6月28日、市内府中町の末広殿で第58回、平成19年度総会を開き、退任した川本一徳理事長の後任として副理事長だった高橋正美氏を選任した。
高橋正美理事長は高橋工芸(株)社長、昭和23年8月生まれで58歳。
さる4月10日から5月31日まで、一般募集していたブランドロゴマークには全国から2,134人が応募、応募点数3,598点と予想を上回る応募があった。
先日開いた選考委員会で審査を行い、新ブランドマークには東京都のフリーデザイナー、千石精一さん(61)の作品を選んだ。
デザインは、府中家具の英文名称の頭文字「二つのF」をモチーフに、「Fのセリフ」を代表的な伝統木工技法「蟻形接ぎ」と見立てて組み合わせた。ブランドカラーは、府中家具の婚礼家具やブライダルマーケット等「祝祭」にちなみ「シャンパンゴールド」としている。
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アトム(株)の防振手袋2種がISO・JIS認定
作業手袋メーカーのアトム(株)(竹原市)が開発した防振手袋がこのほど(独)労働安全衛生総合研究所(神奈川県)の防振性能評価試験で国際基準の「ISO10819:1996」の認定を受けた。また同ISOに準ずるとされる日本工業標準委員会の「JIS T 8114」新規格にも適合し、1社で2つの製品が同時に両規格の認定を受けた初の例となった。
防振手袋は、刈り払い機やチェンソーなどの振動工具により受ける振動を軽減し、振動障害予防を目的とした機能性手袋。
認定を受けた「TK―505」は軍手タイプの手袋に発泡ゴムシートを貼ったもの。また「TK―808」は薄手の手袋に同様のゴムシートを貼った手袋を、インナーとしても利用したゴム手袋。現在は試作段階ながら、近く正式に商品化し早期発売を目指す。
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エフピコが新本社事務所の建設を計画
発泡ポリスチレン食品容器、弁当容器等の大手メーカー、(株)エフピコ(福山市)は、同所の本社事務所前の福利厚生施設を取り壊して新本社屋を建設する。
計画では4月中に取り壊し作業を完了し、5月20日に建設工事に着工する予定。新本社は鉄骨造り3階建て、延べ床面積5252平方m。完成は11月20日の予定で、年内にも新本社で業務を始める。
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府中家具のブランド・ロゴマーク募集
府中家具工業協同組合(府中市)は、産地ブランドの「府中家具」の商標を特許庁で登録出願が認められたのを記念して、府中家具の統一ロゴタイプと新しいシンボルマークの募集を始めた。
要項は、「府中家具」の伝統、新たな挑戦などをイメージさせ、わかりやすく、見る人に訴えかけるマーク及びロゴタイプ。方形、円形など形は問わない。デザイン画またはPDFデータで応募する。ロゴマークは二cm四方程度に縮小しても見えづらくないもの。応募期間は四月十日から五月三十一日まで。六月に選考委員会を開いて決定、下旬にホームページ等で発表する。
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株式公開目指す(株)西日本護謨が拡大戦略
ゴム、プラスチック、配管資材等を取り扱う(株)西日本護謨(尾道市)は一昨年のみずほ銀行、昨年の広島銀行に続き1月、愛媛銀行からの私募債を発行、将来的な株式公開を見据えた成長路線を歩んでいる。
同社では自社ブランド商品であるウレタンゲルの半導体や自動車、造船、精密機器等の工業部門でのシェア拡大を目指し、4月から熊本営業所を開設。また、今年度中に京都営業所の開設を予定しており、半導体製造工場が集中する両地域での営業を強化する。
また企業買収に注力しており、他分野の製造業を中心に自社へ取り込み、一からの業務構築と比較して時間の短縮を図っていく計画。
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(株)シジアスがオーダーシャツ通販
人材派遣、ネット通販の(株)シジアス(福山市)は三月一日、ネット通販を強化するため「ヤフー!ショッピング」で新たにネットショップ(アドレス=http://store.yahoo.co.jp/sijias-info/)を開設し、目玉商品として三枚一万円と低価格ながら高品質の男女オーダーシャツを発売した。
縫製技術の高さを示す「AAA」を取得している中国の縫製工場とのルートを確立したことで、メンズ、レディースともシャツ三着一万五百円、五着以上なら一着三千円と従来の市場価格から大きく引き下げた。一着のみの注文は五千二百五十円。
選べるデザインは豊富。メンズシャツのスタイルはレギュラー、クレリックAとBの三種、襟はレギュラー、ワイド、セミワイド、ボタンダウン、ドゥエボットーニ、ドゥエボットーニボタンダウンの六種、前立は表前立と裏前立の二種、袖口はラウンド、角落ち、ダブルカフスの三種など選択肢が豊富。
生地は綿、ポリエステル混紡の色や柄が異なる十二種で、今後も種類を増やす予定。
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マナックの箕沖工場内本社事務所完成
難燃剤、医薬品、電子材料など製造の臭素化合物総合メーカー、マナック(株)(福山市)は、開発製造の拠点施設である箕沖工場(同市箕沖町)に建設していた本社事務所が完成した。
同市西町の福山商工会議所ビル九階に置いている本社事務所を全面移転して製造現場と本社事務所の一体化を図り、業務の効率化を進める。
本社役員、社員など約二十人が全面移転し、四月一日から新事務所で業務を始める。
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(株)サンエスと(株)マツオカコーポレーションが戦略協定
作業服・カジュアル製造販売、電子機器事業などの(株)サンエス(福山市)と、フォーマル・カジュアル・作業服など製造の(株)マツオカコーポレーション(福山市)はこのほど、作業服、カジュアル部門の資本提携、OEM契約を含めた「製販同盟」で中長期的な戦略提携を結んだ。マツオカの海外生産拠点とサンエスのマーケット分野を活かして得意分野で連携、アパレルの流通改革を進める。
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府中家具工業組合がラスベガス出展
米国ラスベガスで1月30日から2月2日まで開催された国際家具展示会に出展した府中家具工業協同組合は現地での反応に強い手応えを持ち帰っている。
約7万人の来場者が訪れた同展示会には、府中市の家具メーカーである佐々木木工(株)、松岡家具製造、松創の三社がジャパニーズモダンをコンセプトとした「日本の家具」を出展。30社以上からの問い合わせと約20社との商談の申し込みを得たほか、会場となったワールドマーケットセンターラスベガスの最高責任者からは「府中が展示しているのは家具ではなく芸術品である」とのコメントが寄せられた。
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日東製網が小林宏明氏の社長就任で新体制
日東製網(株)(東京都港区、主力工場=福山市)はさる1月16日、福山市の病院で死去した小林嗣宜社長(62歳)の後任に、長男で取締役社長室長の小林宏明氏が就任した。1月17日開いた臨時取締役会で、代表取締役社長に選任した。
小林宏明社長は、昭和50年7月12日生まれで31歳。立教大学経済学部卒。平成12年4月広島銀行入行、14年に日東製網入社、社長室長から17年7月取締役に就任、同役を務めていた。
同社は、漁網メーカーで、合繊製無結節網の大手で、明治43年8月普通綟網製造販売を目的に、西備綟織(株)を設立して創業、業歴97年目を迎える老舗。昭和38年4月名古屋市の東洋組網工業(株)と合併、現在の日東製網(株)に社名変更した。
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岡本太郎氏のデザインがサッカーボールパズルに復活
府中で長年眠っていた、芸術家の岡本太郎氏(1911~1996年)によるデザインが復活。いきいきとしたマークをレーザープリントした木製玩具が誕生する。
1970年、府中家具工業協同組合が岡本太郎氏に府中家具のシンボルマークの製作を依頼。十年程度使用され、刷新に伴いその後は同組合が保管していた。偶然そのデザインを発見、ものづくりのまちのシンボルマークとして自社の木製玩具製品に使用したいと考えたのが和産業(有)(福山市)の塚元和則社長。同組合の了承を取り付け、「木izm」ブランドで展開中のオリジナル製品の一つ、サッカーボール型立体パズルにレーザー印刷した製品を近く発売する。
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(株)オンラインが学生服販売事業「スクールキャロッツ」を開始
ユニフォームデザイン・ソフト開発・経営コンサルティング業を行う(株)オンライン(福山市)は十二月二十日、加茂町から会社を移転。十一月に広島県の経営革新支援企業に承認されたことを追い風に、学生服の安価での販売を行うスクールキャロッツ事業部(℡084・944・7820)の周知を加速させている。
通常、素材メーカー、商社、アパレルメーカー、卸や問屋、小売店や量販店の流通を経て学校で販売されている学生服を、無駄な流通を省き、より安価で販売するのが同事業の趣旨。
流通過程の省略やヤマト運輸(株)との提携など徹底したコスト削減を行い、商品によっては通常価格の半額以下での販売を可能にした。
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ザ・インクテックの笠岡工場完成
印刷インキを主に印刷用ワニス、化成品等製造、販売のザ・インクテック(株)(東京都千代田区)は、笠岡工場(笠岡市美の越、笠岡中央内陸工業団地内)に建設していた新工場が完成、操業を始めた。
この新工場では液晶表示装置(LCD)向けフィルムコート剤等を製造する。プラズマテレビやパソコンなどの好調な需要を背景に生産設備を増強して対応する。
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松川繊維がレーシングスーツ「ソニエル」拡販
衣料製造、卸を行う松川繊維(株)(福山市)は今年四月の広島県中小企業経営革新支援事業への承認を追い風に、同社が展開するレーシングスーツ、つなぎ製造販売ブランド「ソニエル」とエプロン製造販売ブランド「ブルームーンカフェ」の販路拡大、オリジナルブランドの確立を目指している。
ソニエルが製造するレーシングスーツはサーキット走行を楽しむ一般消費者向けのもので、イージーオーダーが可能なスーツ。オリジナルデザインでの仕立ても受け付ける。
ブルームーンカフェが取り扱うエプロンは備後絣を用いたものやレーザー加工によるプリントが施されたものなど多彩なラインナップ。尾道帆布と絣を掛け合わせたバッグや衣服の開発、製作も行う。
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(株)小畠の薪ストーブイベントに5百人
国外十数メーカーの暖炉、薪ストーブなどを中四国を中心に販売、施工する(株)小畠(福山市)は十月二十一日と二十二日の二日間、同社展示場と屋外広場を会場に「ウッドストーブフェア2006」を実施し、アウトドアファンの家族連れら五百人以上が楽しんだ。
薪ストーブの普及に努めているアウトドア業界の著名人、ポール・キャスナー氏を講師に招いて実用的なアドバイスやメンテナンス講習に耳を傾け、焼き上がったパンや出来立てのスモーク料理を味わった。
同イベントの来場者数は毎年確実に増加しており、新たなアウトドアファンの開拓のほか、既存客とのコミュニケーションを深める機会として盛り上がりを増している。
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竹野木材が南松永に本社移転
木材輸入販売・製材・加工の竹野木材(株)(福山市)は、同市南松永町四丁目五―六の松永木材工業団地内に新本社事務所と倉庫棟を完成し、旧事務所から全面移転して十月三十日から業務を始めた。約四十年間、同社の拠点だった明神町からの移転となった。
新社屋は所有地に事務所棟、倉庫棟二棟を建設した。
今回の新築移転は、旧本社隣接地に開業している家電量販店最大手、ヤマダ電機(株)(前橋市)テックランド福山店が西隣りに出店する同じ家電業界で急成長している(株)コジマ(宇都宮市)との競合に備えて増築を計画、竹野木材が本社敷地の土地賃借要請を受け入れたもの。
同社は、南松永町三丁目に製材工場、同四丁目にはプレカット工場、乾燥工場を開設しており、本社移転により、CAD室、工場、倉庫と一体化が図られることになり、業務の効率化が進展する。
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上海の家具展に県東部の家具五社が出展
財団法人備後地域地場産業振興センター(福山市)は、日本貿易振興機構(ジェトロ)の平成十八年度地場産業展示事業を活用し、地場の家具メーカーに呼びかけ、中国の上海新国際博覧中心を会場に開かれる「第十二回中国国際家具展覧会」に出品を決めた。
昨年初めて四社の家具会社を取りまとめて出品したが、今年は五社が参加し、中国市場の中でも富裕者層をターゲットに優れた技術を生かした日本製家具の販路開拓を進める。
今回は五社共同で「JAPAN BINGO」の統一ブランドを立ち上げ、日本語と英語による製品の総合カタログを作成、カラー写真で五社の作品を紹介している。
出展は(株)中山家具、(有)常盤家具製作所、宇野木工(株)、高橋工芸(株)、平井木工(株)の五社三十九点。
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備後絣を着た人形みの里が人気
インテリア企画・施工等を行うみのり工商(有)「手作り布人形みの里」(福山市)が製作する、お爺さんとお婆さんの日常生活をモチーフにした手作り布人形がインテリアや贈り物として人気を呼んでいる。二年間の開発期間を経て、現在は新聞やインターネットなどで人形の優しい表情を全国に発信中。
お爺さんの人形は立ち姿で身長三十五cm〜三十七cm、中腰で三十cm〜三十二cm。お婆さんの人形は立ち姿で三十五cm〜三十七cm、座り姿で二十三cm〜二十五cmのサイズ。人形の手足の指一つ一つまで全て手作業。
人形の着物には備後地方の特産品である備後絣を使用。帯やわらじの鼻緒など細部にも絣が用いられており、絣の持つ独特の色味や風合いが、人形の柔らかな雰囲気にマッチしている。 価格は「麦畑」=二万九千四百円、「孫〜喜び」=二万七千三百円(二体一組。各税込)。
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マナックが箕沖工場内に本社移転
臭素化合物の総合メーカー、マナック(株)(福山市)は、八月四日開いた取締役会で、本店を市内箕沖町九二の同社箕沖工場内に移転する事を決めた。
工場敷地内に社屋を設置して製造現場との一体化による業務の効率化を図る。現在の事務所は閉鎖して全面移転する。
新しい事務所での業務は平成十九年四月一日からの予定。
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(株)エコログ・リサイクリング・ジャパンが中国にポリエステルペレット輸出
ポリエステル製造、再生加工、販売などの(株)エコログ・リサイクリング・ジャパン(福山市)は、ポリエステル製品原料として再生しているペレットを素材不足の中国市場に投入する。現地の加工会社を通じて販売拡大を目指す。
早ければ九月に二十tを輸出し、現地のリサイクル会社が糸などに加工してポリエステル製品メーカーに販売。衣料品の一部や自動車内装品の原料になると見ている。ペレットに再生する衣料品回収には、コープハモンズ(福山市駅家町)が協力。月三十tの衣料品回収実現と安定供給を目指す。
同社は東レ(株)、伊藤忠商事(株)、(株)アイリスと(株)ワッツの出資を受け平成六年に設立。ドイツのリサイクル業者と提携し、天然繊維混紡商品の循環体制を目指して事業を開始。出資会社と倉敷繊維加工(株)、東海サーモ(株)、YKK(株)、小林織ネーム(株)、(株)三景、島田商事(株)、地球商事(株)、アゼアス(株)の資材提供業者、アパレルメーカー二十三社、販売や回収を担う小売店企業二十五社で「エコログ・リサイクリング・ネットワーク」を構築している。当初一般衣料で展開したが、イメージアップにもつながる企業ユニフォームにシフト。全国の自治体やセブンイレブン、ローソンなどのコンビニチェーン、味の素、松下電器産業など大手にポリエステル百%の「エコログ」認定ユニフォームとして採用され、使用済みユニフォームはボタンやファスナー、芯地、中綿にリサイクルされている。
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福山市に国内トップの「ニトリ」
大衆向け家具・インテリア販売チェーンの国内トップ、(株)ニトリ(札幌市)が福山進出を決めた。
県内では、十一月に広島インター店、十二月には広島西店を相次いでオープンさせ、広島県内での展開が本格化する。
計画によると、福山市明神町二丁目の国道二号沿いの旬菜厨房など複合飲食店舗跡に進出するもので、店舗の取り壊し作業が始まった。敷地面積は六千百六十七平方m、店舗内の売場面積合計五千百八十三平方m、駐車場の収容台数百三十三台。
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