京泉工業設の新社長に京泉晴洋専務が昇格
船舶用オイルタイトハッチやアンカーチェーンストッパー、ワイヤーリールなど船舶艤装品メーカーとして着実に市場を拡大している(株)京泉工業(尾道市)は、京泉孝男氏が昭和44年創業、49年会社設立から今年で創業40周年、会社設立35周年を迎えた。
創業社長の京泉孝男氏は会長に退き、専務を社長に昇格させた。
新社長の京泉晴洋氏は、昭和35年6月生まれで49歳、前社長の長男。さる7月1日付けで代表取締役社長に就任した。
同社は全国の造船所を取引先に船舶艤装品製造を主に最近年間売上高60億円を計上している。
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(株)寺田鉄工所が太陽熱温水器の新機種発売
プラント機器製造の(株)寺田鉄工所(福山市)は5月20日、太陽光でお湯を沸かす熱交換式太陽熱温水器の新製品「サントップ」と太陽熱調理器の新製品「エコ作」を発売した。
サントップは従来製品の「サナーズ」と違い、他の電気、ガス、灯油使用の給湯器に直結できるようにした。そのためお湯の不足などを心配することなく快適に利用できるシステムとなった。
もう一つの新製品「エコ作」は真空ガラス管と集熱板を組み合わせた太陽熱調理器。太陽光を集め、200度近い温度となるガラス管内で肉や野菜を焼いたり、お湯が沸かせる。従来製品は鉄製の集熱板だったが、樹脂製変更、面積を広げ、軽量化。調理速度も早まった。使用しない時は集熱板を折りたたみ、携帯に便利なボックス型となる。
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小山鋼材が尾道熱処理センター開設
金型材等の特殊鋼専門業者として商圏を拡大している小山鋼材(株)(大阪市)は、中国地方をエリアとする尾道熱処理センターを開設した。
この新工場は県営尾道流通団地内の取得地に、鉄骨造り一部2階建ての建物を建設、尾道熱処理センターとして5月から機械設備の導入を始めており、試運転の後、6月上旬からの操業を予定している。
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アンデックス(株)が空調型塗装ブース開発
自動車塗装ブース製造で国内トップのアンデックス(株)(尾道市)はこのほど、水溶性塗料に対応した自動車塗装ブースのテストプラントを製作、自社の開発センター内に設置した。
同社が開発した水溶性塗料に対応した自動車塗装ブース「CAB―H2」のテストプラントには大手企業の塗装関係者など全国から関係者が続々と詰め掛け、連日各種テストが繰り返されている。
「CAB―H2」は温度、湿度が管理できる実用タイプでは世界初の空調型塗装ブース。水溶性塗料に求められる最適条件がワンタッチで設定できる。ブース内の気流を上下流から水平流に転換することで、労働安全衛生基準を確保しながら設置コストの削減、稼働時の省ネルギー化、高性能化などを両立させた。導入コストも既存のオーダーメード設備に比べ、3分の1程度に抑えられる見込みとなっている。
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北斗電機工業(株)がLED光の新サイン開発
自動制御設備設計・製作、電装工事などの北斗電機工業(株)(福山市)は、動画と音声、LED光で店や商品の魅力を効果的に通行人に伝える低価格のサインを製品化し、4月中旬をメドに発売する。
鉄製の本体に、スクリーンとスピーカー、LED発光部を組み込んだ。商業ビルなどの2階以上にある飲食店やエステといった新規客が入りにくい条件の店でも、階段上り口に置いて店内の様子やメニュー、店主のコメントなどの動画や写真のスライドショーで店の雰囲気を感じてもらうことができる。動画データはSDカードやUSBメモリーなどで交換する。
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日本鋼材(株)が「メタルアウトレット」開設
鉄工所支援を目指す日本鋼材(株)(福山市)は、端材鉄鋼のインターネット上での売買を仲介する「メタルアウトレット」の運営を本格化させている。
鉄工所が従来回収業者に出していた端材や、加工ミスで使用不能となったもの、図面変更などで在庫保管している鋼材を出品し、購入希望者とマッチングさせることを目的に2月に開設した。
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宮地機工(株)が産廃用小型焼却炉全国販売
空調機器、サッシ販売・施工、太陽光発電システム販売の宮地機工(株)(尾道市)はこのほど、画期的なスペックを持つ産廃用小型焼却炉「チリメーサーTG―49」の販売権を取得、沖縄県を除く全国へ本格的に販売を開始した。
チリメーサーは沖縄県の(株)トマス技術研究所が開発、特許技術で燃焼ガス温度等を定めた法律基準に適合させた小型焼却炉。これまでの技術では適合させるための装置部分が大掛かりで、焼却炉が高価につき、小型焼却炉としての導入はコストがネックになっていた。同焼却炉は価格800万円と産廃業者関係者を驚かせる低価格を実現している。
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(株)アドテックプラズマテクノロジーがフロン除害技術
プラズマ用高周波電源装置などを製造する(株)アドテックプラズマテクノロジー(福山市)はこのほど、地球温暖化ガスの一種で分解が最も難しいフッ化炭素などで成るパーフルオロカーボン(PFC)ガスをプラズマで分解して無害化処理する画期的な技術の開発に成功、半導体製造装置の世界的企業、東京エレクトロン(東京)と排出ガス処理装置メーカーのエドワーズ(英国)と共同で処理装置を開発、2社を通じて世界市場に販売することが決まった。
2社が発表した製品「PFCガス除害装置」はコンパクトな設計。半導体のエッチングや洗浄に使うPFCガスを半導体製造装置などから回収、二重構造にしたチューブに水を入れ、内部のガスを高温のプラズマで瞬時に分解、水素とフッ素の化合物が水に溶けたフッ酸などに無害化する。
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