福山の三菱エンジに中四国最大の電波暗室完成
三菱電機エンジニアリング(株)(東京都)は、福山市に建設していた中国四国地方で最大級の電波暗室曙サイト「EMC西日本センター」が完成し、1月21日から電磁波測定業務を始めた。
この施設は電気・電子機器から発する電磁波を測定するもので、電波暗室は、妨害電波を測定するため天井及び壁に電波吸収体を貼付して、外部からの電磁波の侵入を防ぐと共に、内部で発生する電磁波の反射をなくした暗室で、被試験装置が発生する不要な電磁波を3m及び10m離れた距離で測定することができる。
EMC(電磁環境適合性)規格適合試験を行うための、中国四国エリア最大級の10m法対応電波暗室。特徴としては、建物内に「イミュニティ試験室」を併設。全世界で唯一のiNARTE認定のエンジニアがサポート、コンサルティング、サイト試験等多彩なサービスを提供する。
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三谷製作所が尾道流通団地内に新工場完成
精密機械加工、電気制御盤設計・製作の(株)三谷製作所(尾道市)は、市内美ノ郷町に県が造成した尾道流通団地第三工区内に建設していた新工場が完成、このほど操業を始めた。
工場内には工作機械メーカーの(株)唐津鉄工所(佐賀県)と共同開発した工作機械、五軸CNCターニングセンター、三井精機製、安田工業製のマシニングセンター、西ドイツ製の円筒研削盤、天井クレーン等を導入した。
新工場では夜間の無人稼働も含めて24時間操業体制を整備しており、周辺への遮音性に配慮して工場建て屋壁面は遮音化壁材と遮音工法を採用、環境にも配慮した新鋭工場となっている。
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古川製作所が創立50周年の式典・祝賀会と社員旅行
食品を主とした真空包装機のトップメーカー、(株)古川製作所(本社=東京都、本部広島工場=三原市)は、平成19年6月で創業50周年を迎えた。
さる7月4日、福山ニューキャッスルホテルに全国の取引先、地元経済界、海外取引先、同社関係者約350人が出席して創業50周年記念式典・祝賀会を開催し、半世紀の業歴を祝ったが、その後9月から10月末まで、全社員を4班に分け「北海道一周」「グァム島」「高雄・台北」「北京」の4コースで3泊4日間の旅をプレゼントした。
参加した社員総数は225人。いずれも有名な観光コースで、参加した社員も食べ放題、飲み放題、現地ガイド付きの観光地めぐりを満喫した。
また、10月16日から20日までの5日間開かれた、2年に一度の業界最大規模の展示会「2007ジャパンパック」に主要機種を出展。同社の展示ブースには延べ約1,400人が訪れ、説明に追われるなど成果が期待されている。
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トーヨー塗装が竹原工業・流通団地に工場建設
平成7年に完成した県営竹原工業・流通団地(竹原市)に初の進出企業が決まり、12月10日、三原市内で立地協定調印式を行った。
進出企業は、船舶、印刷機部品、車両等の金属塗装を手掛ける(株)トーヨー塗装(三原市)。
第一期分は来春3月に着工、7月に完成させる計画。同社では、主要取引先の幸陽船渠(株)(同市幸崎町)が海運の活況を背景に新造船建造量が大幅に増加しており、船舶金属部品等の塗装受注量も増大している。こうした状況に対応して塗装能力の規模拡大を図ることになり、同団地へ進出、関連施設の拡充を整備するもの。
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尾道造船がブロック建造の向島工場着工
尾道造船(株)は尾道造船所(尾道市)向島工場新設工事の計画を進めていたが、11月29日市内向東町の建設地で起工式を行い着工した。
向島工場は、旧コスモ石油跡地ほか38,111平方mが建設用地。新工場を建設し従業員約70人を配置して月間約2,000tの船体平行部ブロックを生産する。
向島工場建設において、尾道市の騒音規制値を遵守する工場レイアウト及び構造設計を行い、塗料・粉塵・悪臭等の悲惨についてはブロックの塗装作業はすべて工場内で施工し、集じん機・ダスト回収装置等を設ける。また、日照や周辺の交通など環境対策には万全を期す体制を整備するとしている。
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ホーコス(株)が福山北事業所拡張
工作機械など製造のホーコス(株)(福山市)は、福山北産業団地に開設している福山北工場を福山北事業所に拡大、新たに完成させた工作機械組立工場が12月上旬から本格操業に入る。
工作機械の販売台数増大とマシニングセンタ機種増で本社工場が手狭になっていたため北産業団地への工場増築を決めた。新工場は延べ床面積5314平方mで、加工、塗装、組立などの各エリアで構成され、横型省エネマシニングセンタの汎用機などの加工組立を行う。
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ホーコス(株)がスプレー型湿式集塵機を開発
工作機械など製造のホーコス(株)(福山市)は、食品工場で粉を混ぜる際飛散する粉塵を湿気とともに吸入するスプレー型湿式集塵機を開発、販売を始めた。
粉や調味料、水などを混ぜる鍋や釜を持つ食品工場では、フロアや機器の隙間に飛散する粉末材料を効率的に除去する必要がある。開発した湿式集塵機は、湯気があっても高い捕集性能を維持し、集塵機内の自動洗浄も可能で、さらに単相100Vで運転でき、移動も簡単な点が特徴。
オタクフクソースの要望で試作を行い、捕集効率向上で完成度を高め、正式に納入した。
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尾道のベンチャー企業が足や腕の輪切り映像化に成功
電子回路設計、計測機器製造の㈲MIZOUE PROJECT JAPAN(尾道市)はこのほど、独創的な超音波技術で腕や足の輪切り映像をつくることに成功した。
同技術を利用して医療装置ではなく、フィットネスクラブや福祉現場で利用できる装置として製品化を目指す。CTやMRIなど医療分野の高額装置以外では難しかった輪切り映像が、数十分の一の価格で実現できることから、筋肉の付き具合を観察しながら健康促進を指導する分野で幅広く利用できるとしている。
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