浅野味噌㈱が「瀬戸内伍郷」を共同開発
明治37年に創業した府中味噌の老舗、浅野味噌(株)(府中市)はこのほど、県外の同業者四社と米味噌を共同開発、「瀬戸内伍郷」と名付けて販売を始めた。
共同開発したのは浅野社長が十年ほど前に全国味噌協同組合連合会青年部の役員を務めた縁で、交流を続けていた仲間。
米は岡山県産「朝日胚芽米」、大豆は兵庫県産「夢さよう」、塩は徳島県産「鳴門のうず塩」を採用、芦屋市の六甲みそ工場で昨年六月に一トンを仕込み、5社が200kgずつを持ち帰ったうえで、自社の蔵に居つく発酵菌などを含む種味噌(たねみそ)10kgを加えて熟成させ、各社ごとに最終商品を完成させた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)東洋医研が高吸収率の青汁を新発売
(株)東洋医研(福山市)は運営する「蘇生工房~健美道~」を通じてオリジナルブランドの青汁食品「グリーンエンザイムゴールド」を発売した。
グリーンエンザイムゴールドはアメリカ・ユタ州の広大な大麦畑で育った大麦若葉が原料。海抜約1500mに広がる約200万坪の大麦畑の横には製造元の専用工場があるだけという恵まれた自然環境があり、刈り取って約2時間でエキス加工されている。粉末にしただけでは消化を妨げる食物繊維が栄養素を囲んでいるため、エキス加工した上で水溶性食物繊維(軟消化性デキストリン)を後から加えている。そのため青汁成分が濃縮され、吸収されやすいという特徴がある。さらに霊芝、アガリスク成分も加えた。
楽天市場の健美道で購入できる。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
第1回尾道牡蠣祭りが盛況
生カキ、冷凍カキなど扱い量で日本一のシェアを占める、クニヒロ(株)(尾道市)は2月22日、同社近くのJA尾道市経済部敷地で「第1回尾道牡蠣(かき)祭り」を開き、会場が人で埋まるほどの大賑わいとなった。主催者は約1万人が来場したものとみている。
焼き牡蠣コーナーでは殻付き焼きカキ2000個(1000人分)の無料提供があったが、引換券を求めて午前8時から長蛇の列ができたため、開会時刻10時からの提供を9時に繰り上げて対応した。また焼きカキ、カキフライ、カキバター焼き、カキめしなどその場で調理する何種類ものカキ料理が販売され、いずれの販売コーナーにも長蛇の列が続いた。
(株)マーベラスジャパンがFC展開加速
アイスクリーム製造などの(株)マーベラスジャパン(福山市)は2月5日にFC29店舗目となる「マーベラスクリーム ゆめタウン高松店」(香川県)を出店した。また創業から3年弱で30店に迫るハイペースな出店に対応するため、先月からは新工場を本社地に稼働させて万全の供給体制を整え、海外も含めた出店を一層加速させている。
同社が展開する「マーベラスクリーム」は北海道産の高品質ミルクと、高果汁をベースとした多種のアイスクリームを、マイナス一六℃に冷やした大理石上で混ぜ合わせた新しい食感のアイス。本場フランスの風味にこだわりレシピを開発した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
坂本米穀の坂本卸市場店長がお米マイスター取得
米卸小売の坂本米穀(笠岡市)では、卸市場店の坂本清士店長が「お米マイスター」資格を取得し、理想の研ぎ方、炊き方で味わってほしいとニュースレターやブログでの情報発信を強化している。
3代目の坂本店長はスーパー勤務を経て六年前家業に入り、平成18年9月に出店した同店を任された。その間、日本米穀小売商業組合連合会のお米マイスター認定資格で、米の特性を見極め商品開発に活かす能力を認定する試験に合格。一般顧客と業者向けに内容の異なるニュースレター「坂本米穀通信」を不定期で発行していいる。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)八天堂が風景写真で新尾道土産菓子発売
パン製造卸小売りの(株)八天堂(三原市)は、尾道の観光名所写真を可食インクでプリントしたお土産のせんべい「尾道八景 思い出忘れませんべい」を発売、またオリジナル写真のプリント要望にも応えるサービスも始め、インパクトの強いノベルティとして活用できると企業への提案にも力を入れる。
同商品は昨年9月発売の三原版、広島版に続く第三弾。尾道ラーメン、浄土寺、尾道水道、坂のまち、瀬戸田耕三寺など8種類のカラー写真を可食インクで吹き付けた。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
YMGが「尾道ベッチャーらーめん」発売
給食弁当製造の(有)ワイ・エム・ジー(YMG、尾道市)は11月1日、尾道市の民俗文化財にも指定されている尾道ベッチャー祭りを題材に「尾道ベッチャーらーめん」を発売した。
パッケージはベッチャーの鬼神が持つ「祝い棒」風で、六角形の棒状。元気を感じる色合いと「ベッチャーらーめん」の文字が躍るイメージに仕上がっている。
中身のラーメンは「ささら棒」を思わせる手延べ乾麺。さっぱりしたしょうゆ味のスープ。尾道産の磯のりと唐辛子、小魚をミックスしたオリジナルの薬味が添えられる。3食入りで1箱1,380円。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
桂馬蒲鉾商店が「甘味・柿果」新発売
(有)桂馬蒲鉾商店(尾道市)は9月9日、これまでにない和菓子のような練り物「甘味・柿果(かきか)」を発売した。
柿果は最近需要が高まっているお茶請けの食べ物として開発、桂馬のすり身に愛媛県産あたご柿のピューレ、刻んだ干し柿の実を練り込んだスイーツ感覚の一品。甘柿の自然な甘さのなかに桂馬ならではの潮味をほのかに生かし、従来の練り物とは違った味に仕上げた。お茶請けに利用しやすい風味を大切にした。
柿果の価格は4個入り900円、8個入り1,800円。
大正2年創業の蒲鉾店として今も栄える桂馬蒲鉾店はグチ、エソ、ハモ、イカなど、厳選した生魚を原料に職人が丁重につくり上げる老舗蒲鉾店として知られ、文豪志賀直哉も愛好した尾道土産の代表格。