(株)阿藻珍味 生産工場を集約
煉製品製造販売、飲食店経営の(株)阿藻珍味(福山市鞆町後地、阿藻盛之社長)は今年8月に創業65周年を迎えるにあたり、人事の新体制と事業計画を発表した。
計画としては今年6月下旬を目標に阿伏兎工場を本社工場に集約し、効率化を図る。
昭和40年代には練製品製造に関わる人員が約9割を占めていたが、現在は直営の店舗販売や小売部門の人員が7、8割になり、製造と小売の枠を超え商品開発に重点を置く。
(株)やまみが新商品7種投入 提案型へ
豆腐、油揚など大豆製品製造販売の(株)やまみ(三原市沼田西町小原袖掛、山名清社長)はこのほど「プチサイズがちょうどいい国産大豆絹とうふ6パック」「国産大豆 豆キッズプチとうふ6パック」など7種類の提案型新商品を発売した。
風味だけでなくパッケージの金型やパッケージデザインを工夫した製品を増やした。国産大豆100%の濃縮豆乳を原料とした「プチサイズがちょうどいい国産大豆絹とうふ6パック」は薬味などをトッピングしやすいよう半球のくぼみのついた小分けタイプ。広くなったパッケージ面を活かしトッピング事例写真を掲載し食べ方を提案する。同様に濃縮豆乳を使う「国産大豆 豆キッズプチとうふ6パック」は、かけた醤油が星やハートなど絵の輪郭にたまり浮かび上って見える楽しい仕掛けを施した子ども向け。
(株)ドルチェと(株)椿き家 豆乳ジェラート
ジェラート製造販売の(株)ドルチェ(尾道市瀬戸田町林、髙下功社長)は、豆腐製造の㈱椿き家(三原市南方、折笠廣司社長)が生産する豆乳を原料とした健康志向の豆乳ジェラートを1月から発売した。
昨年1月、ドルチェが百貨店から豆乳フェアのジェラート企画の打診を受けたのがきっかけ。「地元の会社と一緒に」との考えと品質の良さから椿き家の豆乳の使用を検討し、試作を開始。完成度も高く、オリジナルジェラートとしての販売を決め、1年かけて商品化した。椿き家の豆乳を使ったジェラートは既存商品もあるが、豆乳を60%も使用したのはドルチェが初という。豆乳の濃厚な風味、香りを生かす4種での味、豆乳が苦手な人にも喜ばれる。カップもオリジナル。1個120ml入り、各3個ずつを詰め合わせた12個セットは3675円で、ギフト需要も見込んでいる。ドルチェ本店と尾道店、福山店、福山ポートプラザ店、楽天ショップ、ドルチェネットショップで1月から販売を始めた。
(株)阿藻珍味がちりめん山椒店で関東進出
(株)阿藻珍味(福山市鞆町、阿藻盛之社長)は1月15日、神奈川県鎌倉市にちりめん山椒専門店「鎌倉とも乃」をオープン、関東に進出した。
同社は創業65年。関東進出は長年の課題だった。1号店を拠点に、関東での店舗展開を目指す。「素にして贅沢、鎌倉の朝」をテーマに、相模湾や駿河湾を中心に近海で獲れたしらすを天日干しにして、鎌倉の実山椒と地元の調味料で丁寧に炊き上げたしらす山椒の商品「かまくらの朝」など、日本の朝食で昔から食べられてきた伝統的なご飯のともとなる商品を販売していく。同店にはギャラリーも併設されている。
食品業界の「備友会」新年賀詞交換会
備後地域の食品業界で構成する備友会は1月7日(火)午後3時から、福山ニューキャッスルホテルで新年賀詞交換会を開催し、備後地区を中心に広島市、岡山市、などから多数の業者が出席した。
備友会の豊田康裕会長((株)桑宗、副社長)は、「今年度から備友会の会長に就任した。昨年度はアベノミクス効果で大企業の業績が上がったようですが、地方企業は実感できない。消費税も8%に上がり、非常に厳しい時代が到来する。一方、ITの技術革新は目まぐるしい、食品においても製品や販売方法の革新がありますが、どのように使うかは人にかかっていると感じる。昨年の世相を漢字一文字で表したのが『輪』。オリンピック東京招致、東北、フィリッピンの震災支援の輪。この厳しい時代に小売、メーカー、卸が一つの輪になって、立ち向かっていかなければならない。輪を作るのは人。この会が、人と人とのコミニュケーションの場になればと思います」とあいさつした。
(株)醉心山根本店着実に受賞吟醸など販売伸びる
日本酒製造販売の(株)醉心山根本店(三原市東町、山根雄一社長)は、全米日本酒歓評会や熱燗コンテストなど数々のコンテストで着実に受賞を続けていることを背景に、受賞した純米大吟醸や純米酒の販売が伸びている。
今年夏にハワイで開かれた全米日本酒歓評会では「究極の大吟醸」が精米歩合40%以下の大吟醸A部門で金賞を受賞。(独行)酒類総合研究所指導の下、審査員約10人が350銘柄を目隠しで審査する一審と、高得点を得た上位半分を対象とした二審で高得点を獲得した。超軟水仕込みで、口あたりも優しく、ふくよかできめ細かい味わいが特徴。なお同酒は「ワイングラスで美味しい日本酒アワード2012」でも金賞を受賞している。
(有)YMG 高齢者向け介護食宅配
宅配給食、仕出し弁当販売の(有)YMG(尾道市東尾道、井口友稀社長)はデイサービスやグループホームの高齢者向けおかず用食材を配達する事業を本格的に始めた。
高温高圧殺菌した朝、昼、夕食用の食材を真空パックにした冷凍と冷蔵の2温帯で、届いた食材は調理法を参考に湯煎して盛りつける。施設で用意するのは、味噌汁やご飯、牛乳、おやつ等で、職員は一人で約40食が約1時間で調理でき、買い物に行く負担や食材の廃棄量が軽減できる。井口社長はメニューの特徴として、ラーメンや日本そば、うどん、冷やし中華、焼そばなどの豊富な麺類と、高温高圧殺菌した食材の柔らかさは、咀嚼が難しい高齢者に安心して提供できると話す。
(株)高延 末広殿がオリジナルブランド
鮮魚、水産加工食品の販売などの(株)高延(府中市府中町、岡崎浩二社長)ではこのほどグループ共通のオリジナルのブランド「SETOUCHI DINING」を立ち上げ、同社宴会事業部の末広殿(同町)による神石高原ポークを使った「特製ソースカツ」の販売を始めた。
同社は大正元年創業。明治45に現本店の鮮魚店を創業、その後給食部や外販部など、鮮度にこだわった仕入れと自社での食品一環加工を軸に事業を拡大してきた。同社とタカノブ食品㈱、末広殿、不動水産㈱からなるグループ共通プロジェクトとして始動した新ブランド「SETOUCHI DINING」では、地元に愛されてきた伝統の味を、現在の価値観に合った食文化、ライフスタイルとして提案していく。
アヲハタ(株)が青島に子会社設立
ジャム類や調理食品類のアヲハタ(株)(竹原市忠海中町、野澤栄一社長)は、中国国内で果実等の栽培から加工、販売までの一貫体制を構築するため、このほど現地法人青島青旗食品有限公司を9月中旬に設立すると発表した。
所在地は中華人民共和国山東省青島市城陽区正陽路196号銀盛泰国際商務港8楼805室、日本で会長に当たる薫事長兼総経理は森本和宏氏。資本金はアヲハタが100%を出資し、110万USD。中国での原料栽培から加工、ジャムの販売までの一貫体制の確立を目指しており、中国の商社から調達していたものも切り替えるなど自社運営によるコスト削減と安定調達を図る計画。同社は家庭用ジャムでシェア34%を超える。調理食品類22%、産業用加工品類28%等。
三原市に高砂香料西日本工場㈱が新工場
香料製造で国内1位の高砂香料工業(株)(東京都、井垣理太郎社長)は8月7日(水)、広島県庁北館を井垣理太郎社長他の会社役員が訪問し、湯崎英彦知事と天満祥典三原市長が出席、県営三原西部工業団地(惣定地区)への新工場進出に伴い表敬訪問した。
同社は国内向け製造を担当している主要な平塚工場が4月に発生した火災で全焼しており、リスク分散化と生産効率の向上等を図るため、西日本の製造拠点として三原市への香料工場の建設を決めた。計画では同所の土地約5万2,300㎡に、香料(フレーバー)の製造設備と物流施設、事務所等の施設を建設。最新の設備を導入して平成27年前半での操業開始を目指す。工場の従業員については来春の新卒者から現地で採用を検討しており、採用人員については未定。
(株)ヨシケイ福山が高齢者施設向けの惣菜宅配サービス
夕食材料販売宅配の(株)ヨシケイ福山(福山市明神町、住吉正光社長)は、ケアハウスやグループホームなどの高齢者施設向けの惣菜宅配サービス「ヨシケイキッチン」を6月17日から福山市内全域で開始する。
同社が加盟するヨシケイ開発㈱(本部静岡市駿河区)の専属栄養士が厚生労働省の食事摂取基準をもとにオリジナルメニューを開発。高齢者が好む和食を中心に、栄養バランの良い料理が簡単に作れるレシピと食材を3人分から毎日施設へ届ける。
せんチャンファーム自然薯とむかごのオーナー募集
自然薯生産、加工品販売のせんチャンファーム((有)仙石組、三原市久井町、仙石一博社長)は、今年秋に収穫する自然薯とむかごのオーナー募集を始めた。
自然薯収穫体験を楽しみ、1・5kg相当の自然薯2本とむかご1kg以上を持ち帰ってもらうコースは、三原市内の飲食店「おか西」店主が作る自然薯ランチと自然薯アイスクリーム付きで1口1万円。植え付けから収穫までの管理全般はせんチャンファームに任せ、季節毎に自然薯の成長の様子を写真、メールなどで知らせてもらえる。11月中旬に開催予定の収穫祭に招待され、参加すればオーナーが手掘りで収穫を体験できる。収穫祭不参加の場合は、自然薯2本とむかご、自然薯入りそうめんを自宅に発送する。
天野実業(株)が東京にアンテナショップ
フリーズドライ食品で着実に市場を拡大している天野実業(株)(福山市道三町、吉岡信一社長)は、東京都千代田区丸の内、JPタワー地下1階「KITTE GRANCHE(キッテグランシェ)」内の地下1階に同社としては初のアンテナショップ「アマノ フリーズドライステーション」を3月21日オープンする。
同社が製造販売するアマノフーズブランドのみそ汁やスープ、にゅうめんなど多彩なフリーズドライ食品を販売するもので、同店でしか購入できない限定商品もある。店内には給湯設備を設けており、購入した商品を試食することもでき、フリーズドライ食品のおいしさや便利さなどを発信し、アマノ商品のファンづくりに取り組む。
(株)ドルチェが「カープジェラート」
ジェラート製造販売などの(株)ドルチェ(尾道市瀬戸田町、髙下功社長)はこのほどプロ野球の広島東洋カープ公認ジェラート「カープジェラート」を商品化した。球団公認アイスはドルチェが初という。
パッケージはカープ坊やをデザインしチームカラーの赤が基調。味は広い世代に好まれるミルク味のラッテ1種で、120ml入り。白星もイメージしたという。ホームゲームを意識した白地パターンのパッケージ追加も検討中。3月末の開幕に合わせマツダスタジアムのほかJR広島駅、広島県内のイオン7店、山口県内のイオン数店などで販売する。マツダスタジアムでは1個350円で販売。カープとの試合が組まれた他球団の球場への販路拡大も考える。初年度10万個の販売が目標。
丸ビルでの展示会に竹原商議所が2商品
日本商工会議所は、中小企業庁補助事業による「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」によって開発された新たな地域産品のテスト販売会「feel NIPPON 新しい『食』と『技』」を1月19日から24日まで丸ビル1Fイベントスペースで開催した。
広島県内では竹原商工会議所から「生たけのこピクルス」と「たけのこカレー」の2ブランドが出品。生たけのこピクルスを開発したのは仕出し専門の「たんげ」を経営する竹原給食㈱(竹原市港町)の丹下忠雄社長。第9回グルメ&ダイニングスタイルショーで大賞を受賞したたけのこピクルスをベースに、今回は採れたての生のたけのこを漬け込んだ「生たけのこピクルス」として限定販売した。
尾道浜問屋協同組合が伝統の初市開催
300有余年の伝統を誇る尾道浜問屋協同組合(片岡文彰理事長=(株)カタオカ社長、34組合員)の恒例初市が5日、尾道市土堂2丁目の住吉神社境内で開かれた。境内には関係者約110人が集まり、仲買人らの威勢のいい競り声が響いた。
境内に並んだいりこ、ちりめん、昆布、えび、するめなど40品目の海産物を囲み、掛け声に応じて次々と競り落とした。今年の出来高は品目を限定(57品目から40品目)したため、昨年より約8千キロ(29.6%)少ない1万9千キロ。金額も21.9%減の3,469万円だった。北海、剣先といったするめは夏の不漁のため品薄で価格は高くなっている。ちりめんは秋漁が好調のため昨年に比べて値下がり。いりこは秋の不漁のため高くなっている。その他は例年並みだった。
尾道に(株)神明の中四国工場が完成
米穀卸最大手の(株)神明(神戸市中央区、藤尾益雄社長)は、尾道市美ノ郷町本郷の県営尾道流通団地内に取得した土地約5,430㎡に、大規模精米工場を完成した。
同所の取得地に鉄骨造り平屋建て床面積3,549㎡の主食用米の精米工場として建設したもので、年間精米能力は3万㌧、設備投資は約20億円。完成した精米工場は「神明精米中四国工場」の名称で、同社の子会社(株)神明精米(東京都中央区、藤尾益雄社長)が操業を担当する。
中四国地区には全国規模の米卸業者が少なく、大手量販店の品揃えを増やしたいとのニーズに対応できないといわれていることから、同社が中四国への物流拠点として有利な尾道流通団地への進出を決めた。
オクヒロ食品(株)が広島県食品自主衛生管理認証
オクヒロ食品(株)(三原市皆実、奥延浩寿社長)は11月1日付けで広島県食品自主衛生管理認証を煮豆・佃煮製造業部門で取得した。
同社では平成15年から食品をシステム的に衛生管理し、安心安全に供給する目的でいち早く社内で取り組んでおり、今回は長年の取り組みの確認の意味も含め、広島県食品自主衛生管理認証を申請した。 自主衛生管理のデーターベースと保健所との日頃からのつながりや、社内でも衛生管理の意識共有もされていたことから、スムーズに認証された。
府中市に新風「町屋Cafe&Dining恋しき」オープン
心のふる里恋しき(府中市府中町、松坂晃太郎社長)は18日(日)、「町屋Cafe&Dining恋しき」をオープンした。同店を運営するのは、福山市内や国内外で飲食店を経営する(株)夢笛(福山市霞町、高橋英樹社長)。
「町屋Cafe&Dining恋しき」は日本家屋の佇まいを活かし和食店として、地元の野菜や特産の味噌などを使い、ランチやディナーを中心に、ブライダルや宴会のプランも提案する。収益力や集客力を確保し、初年度売上高4千万円から5千万円を目標にし、3年後には7千万円から8千万円の目標を掲げる。営業時間は、昼午前11時から午後2時まで、カフェタイムは午後2時から午後5時まで、夜は午後5時から午後10時まで。
(有)新栄商事グループが業務用食品のネット通販
葬祭、食品卸などの(有)新栄商事グループ(三原市本郷町船木、中嶋修身社長)はネットショップを開設、業務用食品のネット通販事業を始めた。
珍味などを取り扱う食品卸事業の仕入れルートを活かし、一般向けに業務用食品を提供していく。ショップ名は「SSG WebMart」。現在は粉類やスパイス、調味料、乾物、酒、漬け物のほか、4年前にスタートし今も販売実績が拡大を続けている地元本郷町産米も販売している。主な販売先と見込むのは同社の葬祭事業「フォレストセレモ新栄」で募っている「友の会」会員で、市内を中心に2万人以上が登録。DMや歳末の食品売り出しイベント、同社主催のグラウンドゴルフ大会などでネット通販を告知し、利用を呼びかける。
(株)八天堂が空港隣接地に新工場 私募債も
「くりーむパン」を柱にスイーツパン専門店の(株)八天堂(三原市港町、森光孝雄社長)は、スイーツパン事業、賞品開発事業、販売開発事業、地域貢献事業を柱に着実に事業を進展させているが、このほど信用保証協会保証付私募債を発行した。
発行額は3千万円、発行日は9月28日、期間は2年。資金使途は設備資産で、引受銀行は広島銀行が単独で受託した。9月6日には、広島臨空産業団地へ新工場を建設するため、広島県、三原市と同社の三者で立地協定書の交換式を行っている。
オクモトのレモンケーキ 広島駅構内10店に販路
洋菓子製造販売の瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町、奥本隆三代表)は主製品のレモンケーキ「島ごころ」の販路をJR広島駅内の土産品店などに拡大。6月の倉庫拡張に続く設備投資で今月には生産ラインも拡充、増産体制を確保する。
今年6月に2千万円の融資を受け倉庫を拡張。増産に伴い、さらに2千万円を投資して今月には自動搾り器と自動包装機、ミキサーなども導入し、年商2億円規模の生産量まで対応可能な体制とする。
天野実業(株)が防災など自治体や企業向け長期保存みそ汁
フリーズドライ食品の天野実業(株)(福山市道三、吉岡信一社長)は、賞味期限が3年6カ月の「長期保存用、おいしいおみそ汁」を15日(月)から新発売する。
東日本大震災後から災害時の常備食への意識が高まっており、保存や調理が便利なレトルト食品の売上高が過去最高を記録するなど、日常でも食べながら長期保存も可能な食品の消費が増加している。そのことを背景に、同社では非常用の備えとして軽さと製造後の賞味期限3年6カ月を保証する長期保存用食品を発売する。
(株)山本屋 県食品自主衛生管理認証取得
和菓子製造の(株)山本屋(尾道市美ノ郷町、山本浩矢社長)は9日1日、広島県が推進している「広島県食品自主衛生管理」の認証を受けた。
同制度は平成16年に創設。食品事業者が食品関係法令を遵守し、日々取り組んでいる自主的な衛生管理を積極的に評価するもので、第3者機関が県の定めた認証基準を満たしている施設を認証し、認証書と認証マークを交付している。県東部での認定事業所は少なく、同社の認定は、生菓子部門で県内で6社目、県東部では2社目の取得となる。
(有)共楽堂が高級「ひとつぶのマスマット」
和洋菓子製造販売の(有)共楽堂(三原市港町、芝伐敏宏社長)は看板商品「ひとつぶのマスカット」に通常使用するマスカットの約2倍の大粒の実を使った「特選ひとつぶのマスカット」を期間限定でネット通販している。
通常は14g以上の粒を使うが、同社ではインパクトを求めて2倍サイズでの商品化を検討。倉敷の契約農家で4年前から試験的に栽培を始めた。28g以上に生育する実は1房につき1〜3粒と歩留まりも悪いが、50セット程度まで対応できるメドがついたため販売に踏み切った。5個入りで特製の紙箱を桐箱に詰め、マスカットをイメージした黄緑色の風呂敷に包み、シリアルナンバー入り認定証と一緒に贈る。価格は1セット10,500円。
味噌隠し味 浅野味噌(株)が「ご当地バーガー」4種
浅野味噌(株)(府中市府中町、浅野利夫社長)は、味噌を隠し味に使ったえびクリームコロッケやささみチーズカツをバンズで挟んだテイクアウトの「ご当地バーガー」4種を5月に発売、夏休み本番を迎え親子連れや帰省客への話題作りとして店頭での紹介などに力を入れる。
直営店「鷹屋」(中須町)で販売する。メニューは、生パン粉を使い手作りにこだわるえびクリームコロッケ(340円)、ささみチーズカツ(360円)、えびカツ(440円)、じゃが芋のコロッケ(300)。ソースの隠し味も味噌。特にえびカツ用の白味噌を加えたタルタルソースは、しっかりした酸味で最後まで油っぽさを感じずに食べることができる。基本的に注文後に揚げるため、予約すれば受け取りもスムーズ。揚げ物単品や味噌の売上増にも期待する。
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ジンジャーダイヤモンドのシロップとジャム「TAU」でも販売
生姜加工食品製造販売のジンジャーダイヤモンド(福山市西町、中尾寛嗣代表)は、福山市駅家町服部で生産する生姜と尾道市瀬戸田町のレモンを使ったジンジャーシロップとハニージンジャージャムの2商品が、7月16日にオープンした広島県ブランドショップ「TAU」で採用され、首都圏での知名度アップと販路拡大に弾みをつける。
シロップはお湯で割るほか紅茶、牛乳、ジンジャーエールなどに向く。三、四〇代の女性を中心にファンが増加。ジャムは生姜、レモン、国産リンゴやはちみつをブレンド、シナモンを加え、自然な甘さはてんさい糖で出す。生姜のしゃきしゃきした食感も楽しめる。9月中には「TAU」での試飲販売の計画もある。
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尾道流通団地に(株)神明が中四国工場着工
米穀卸最大手の(株)神明(神戸市、藤尾益雄社長)は、尾道市美ノ郷町本郷の県営尾道流通団地内に取得した約5430㎡で、大規模精米工場の建設に着手した。
計画では同所の敷地に鉄骨造り平屋建て約3300㎡の主食用米の精米工場を建設する。年間の精米能力は3万㌧、設備投資額は約20億円を見込んでいる。
この新工場は同社の子会社(株)神明精米(東京都中央区、藤尾益雄社長)が中四国工場(仮称)として操業するもので、神明の各社が分担していた中四国向け精米分を新工場に全面移管する。
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(株)オオニシの「若鶏の手羽 ブロイラー」 テレビで紹介
加工食品製造販売の(株)オオニシ(尾道市三軒家町)は、人気定番商品「若鶏の手羽 ブロイラー」がバラエティー番組で取り上げられることになり話題となっている。
同社は、オオニシ商店として昭和48年創業、平成元年6月法人成りした海産珍味、珍味、食品卸業者。創業間もなくから「若鶏の手羽 ブロイラー」の自社生産を始め、ロングセラーの人気商品となった。「若鶏の手羽 ブロイラー」はガーリック風味で食べやすく一本ずつ真空パックしてあり、低温殺菌してあるため消費期限は約4カ月。県内の駄菓子屋をはじめ、リカーショップが中心で販売しているが、卸先の関係で北海道から沖縄まで流通しているという。
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三原臨空商工会が「えごま」「玉ネギ」ドレッシング2種
三原臨空商工会(本所=三原市本郷南、梅本秀明会長)は道の駅みはら神明の里(三原市糸崎)のオープンに合わせ、地元農産品を活用したオリジナルドレッシングを商品化して発売、4月中には約1000本を販売するなど好調なスタートを切っている。
発売したのは化学調味料、保存料無添加の「黒酢入りえごまドレッシング」と「玉ねぎドレッシング」の2種。農商工連携事業で広がった生産者とのネットワークを活用、オリジナル商品として開発した。同商工会がドリンク酢の開発に取り組んだ経験も活かした。えごまは大和町の特産品で、同町の近廣農産(大和町上徳良)が生産。タマネギは農事組合法人ユートピアかみなか(大和町大草)が扱う。地元産品を原料とし、無添加酢の製造で定評のある広島市のセンナリ㈱に加工を委託。1ロット2000本の契約でスタートした。
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(株)純正食品マルシマが(株)ハーストリィプラスと「くらしマルシェ/365」
自然食品の卸、小売販売業の㈱純正食品マルシマ(尾道市東尾道、杢谷正樹社長)は10日、広島市西区に食材マーケット「くらしマルシェ/365」を本格オープンする。
「くらしマルシェ/365」は広島の主婦を中心としたマーケティング調査会社の(株)ハーストリィプラス(広島市西区草津新町、佐藤緑社長)と共同で出店する。
くらしマルシェマルシェは約90平方メートルの店内に「安全」「おいしい」をコンセプトに主婦が作った手づくりの昼食や惣菜、弁当を販売する「ハウスマルシェ」と㈱マルシマの食材を販売する「まるマルシェ」から成る。
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オクヒロ食品(株)がカープ応援商品「燃えろ!広島むき甘栗」
オクヒロ食品(株)(三原市皆実)は3月中旬から広島カープの応援商品として「燃えろ!広島むき甘栗」の販売を始めた。道の駅みはらや市内土産物店で販売している。今後はキヨスク、マツダスタジアム売店、空港などの販路を開拓、拡大する。
広島市内で開催された信用金庫ビジネスフェアに出展した際、同会場に出展していた広島東洋カープのブースに立ち寄り、むき甘栗とのコラボレーションを思い付いたという。
奥延社長は、むき甘栗は手軽に簡単に食べる事ができ、つまみやおやつとして人気が高いため、野球観戦中やお土産とし需要が伸びると見ている。
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スープ ストック トーキョーがJA三原にレモン苗木1600本寄贈
日本一のレモン生産地として知られる瀬戸田のレモンが寒波の影響でここ2年苦戦を強いられる中、レモン農家と協力しながら復活を目指す三原JA柑橘事業本部(尾道市瀬戸田町)に朗報が届いた。同JAの減農薬レモン「エコレモン」の販売先「スープ ストック トーキョー」(㈱スマイルズ、東京都目黒区)がレモンの苗木1600本を寄贈。6、7日の2日間、第一弾として800本が届き、組合農家が善意に感謝しながら植え付けした。
レモン収穫量は例年1600t前後で推移し、平成21年度が1800t。しかし厳しい寒波の影響から22年度は約900tに半減、23年度も900tを切る予想もある。「スープ ストック トーキョー」は首都圏を中心にスープ専門店約50店を展開、エコレモンを使用した「瀬戸内レモンのレモネード」が人気商品で、年間約4、5トンを使用する。店頭POPに「瀬戸田」の文字も入り、瀬戸田レモンのPRに一役買った関係から減産が続く瀬戸田のレモン農家の現状を危惧。復活への願いを込め寄付を決めた。
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(株)コウノグループ「尾道船弁Sugamiya」オープン
(株)コウノグループ(尾道市高須町、吉田スガミ社長)は3日、尾道市土堂に「尾道船弁Sugamiya」をオープンした。産地直送の厳選素材にこだわり、もち米入りの寿司飯に、タコや穴子、太刀魚など瀬戸内で獲れる鮮魚を使った押し寿司をはじめ、蛸めし、じゃこ飯、鯛めしをテイクアウト用に包んで販売している。
尾道の食材を使った新ブランドを3年前から考案。昨年9月から店舗を構え、メニューや内装の企画を練っていた。尾道に珍しいメニューで、価格帯も手頃でお土産としても使ってもらえるテイクアウト商品として押し寿司にした。酢飯にはもち米を配合し、タコは柔らかく味も楽しめるように煮付けてある。このほか、型くずれしにくく素材そのものの味を壊さない様に試行錯誤の末、尾道船弁の押し寿司が誕生した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
天野実業(株)フリーズドライ工場増設 売上高198億円見込む
フリーズドライ食品製造販売の天野実業(株)(福山市道三町、吉岡信一社長)は里庄第一工場(浅口郡里庄町里見・国道2号沿い)敷地内にフリーズドライ製造工場の増設工事に着工した。計画では同所に鉄骨造り2階建て一部3階延べ床面積1万50㎡を建設、10月の稼働を目指している。
新工場増設により主力の固形みそ汁など製造能力は4,000万食増えて1億8,000万食に引き上げ、安定供給を目指す。1階をフリーズドライ製造フロアとして固形みそ汁増産のため、真空凍結乾燥機の最新鋭省エネ型2基を導入する。2階には第一工場内の事務部門を一カ所に集約して合理化を図る。3階は当面従業員の厚生施設として休憩室などを設ける。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
「ぶんちゃんのこざかなくん」(株)カタオカが通販
海産加工品製造の(株)カタオカ(尾道市東尾道、片岡文彰社長)は、30年間に及ぶ人気商品「ぶんちゃんのこざかなくん」の通信販売を本格的に開始した。
同商品は、日本近海で獲れた新鮮なかたくちいわしを甘辛く味付けし、ごまとアーモンドを加えた、栄養価の高いシンプルなおやつ。学校給食で採用され、一般販売はしていなかったが、今後は自社ブランドの通信販売やインターネット通信販売にも力を入れる。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(株)オクモト「美人玄米」をレトルトパックに
(株)オクモト(尾道市東尾道、奥本浩之社長)は、玄米を手軽に食べれるように開発したレトルトパックの「美人玄米ごはん」の販売を昨年11月から始め、順調に販路を拡げている。3年前に発売した雑穀米の「美人玄米」をレトルトにしたもので、玄米と黒米、大豆を配合し、ふっくらと柔らかく炊き上がっている。電子レンジで1分から1分40秒加熱するだけで、栄養価が高く食物繊維が豊富なご飯が食べられる。
配合している大豆は「黒千石」と呼ばれる希少価値の高い北海道産で、大豆をチップ状に割ったものを使用。栄養成分は、タンパク質は若干少なめだが脂質は多く、ナトリウムは国産大豆の5倍、ポリフェノールは、小豆の約2倍が含まれるという。玄米は広島県産、黒米は大分県産の黒米を配合している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
「尾道らーめん天華三原須波店」(株)誠和 2店目で外食事業強化
(株)誠和(尾道市新浜、開原洋示社長)の外食事業部は、同社が運営する尾道らーめん天華(尾道市新浜1)の2号店となる天華三原須波店(三原市須波町、藤原和徳店長)を11月28日オープンした。
尾道らーめん天華は1号店を平成21年にオープン。「あっさりした中にコクがあり、誰からも愛されるラーメン」をコンセプトにスタート。味の改良とメニューの開発を進め、当初目標としていた売上げを今春達成し、2号店出店を計画していた。三原須波店は国道185号線沿いの海に面した眺望の良い店舗で、鉄板焼きの店舗を改装。席数は1階が47席、2階は10から12席の座敷で、宴会にも利用できる。三原須波店オリジナルの「台湾ラーメン」やお好み焼きなどの鉄板焼きメニューもある。
川原食品(株)が「生姜昆布」新発売 海外進出も展開
佃煮、ふりかけの製造販売業の川原食品(株)(尾道市東尾道、川原浩太社長)は高知産の生姜と昆布を炊いた佃煮「生姜昆布」の発売を開始した。
生姜ブームから健康に関心が高い中高年向けに生姜と昆布を柔らかく炊きあげ、ピリッとしたさわやかな香りが特長。400g1280円と200g700円の2商品を天満屋福山店地下1階の直営店「佃松」や福屋尾道店、同社通信販売カタログ、同社販売サイトで販売している。
同社は創業65年。佃煮、ふりかけ 、惣菜 、お茶漬け、昆布 、乾物 、珍味の製造販売業者で、通販カタログや同社ネットショッピング、直営店を展開。2年前から香港、シンガポール、台湾、ブラジル、アメリカなどのスーパーや飲食店に納入。川原社長が自ら現地に出向き、店頭試食販売も行っている。来年東京ビッグサイトで開かれる「第46回スーパーマーケットトレードショー2012」にも出展する予定。
(有)共楽堂が管内地場企業初の「県食品自主衛生管理認証」
和洋菓子製造販売の(有)共楽堂(三原市皆実、芝伐敏宏社長)は、広島県食品衛生協会三原支所管内の地元企業では初となる「広島県食品自主衛生管理」の認証を取得した。
HACCPの考え方に基づく一定水準の食品衛生管理を行っている事業者を認証するもの。三原管内地場企業では申請、認証とも初のケース。
同社は和生菓子、洋生菓子の2営業品目の自主衛生管理を10月に申請。広島県食品衛生協会の審査員がマニュアル審査、11月25日に実地審査と認証審査を行い、今月1日に認証書が発行された。人気商品「ひとつぶのマスカット」をはじめ新商品「広島チョコラ」など同社で製造販売するほとんどの菓子で認証が適用される。
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(株)山本屋 「誕生餅」の注文販売を本格的に開始
菓子製造業の(株)山本屋(尾道市美ノ郷町、山本浩矢社長)はこのほど、「誕生餅」の注文販売を本格的に開始した。
山本社長は、満一歳の子どもが餅を背負いやすく、後々思い出に残る入れ物がないかと考えていたところ、NPO法人工房おのみち帆布が販売している幼児用リュックサックとの組み合わせを思いついた。丸形のリュックサックタイプ(直径約20㎝、厚み10cm)とひょうたん形のショルダータイプ(縦27cm、最大幅17cm、最小幅12・5cm、厚み7cm)の2通りを作成。バックは19種類の色から好きなものを選んで注文できる。
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(株)マーベラスジャパンクッキー生地でマシュマロ挟む「ウーピーパイ」
全国の商業施設内でアイスクリームショップ「マーベラスクリーム」をチェーン展開する㈱マーベラスジャパン(福山市曙町、伊藤慶太社長)は新食感のスイーツ「ウーピーパイ」を第一弾商品として販売する新ブランド「M+マーケット(エムマーケット)」を立ち上げ、9月29日に東京、神奈川などに常設の四店舗を同時オープンし、話題のスイーツを提案していく。
イメージキャラクターにはウーピーパイの大ファンという人気女優の木下優樹菜さんが就任。同日に東京都のマルイシティ渋谷で就任発表会を行い、自らがプロデュースした「バナナ&ストロベリー」など3種を女性読者モデル30人が審査員となって試食し、人気1位となった商品は限定商品としてマルイジャム渋谷の期間限定店で販売を始める。
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アヲハタ(株)が中国へ海外子会社 ジャム製造の生産ライン新設
ジャムなど製造のアヲハタ(株)(竹原市、福山二郎社長)は7月20日開催した取締役会で、中国に製販子会社の設立を決め発表した。
計画では、8月に中華人民共和国浙江省杭州経済技術開発区に、杭州碧幟食品有限公司を設立する。資本金は約1億7千万円、代表者中久尊司、アヲハタが100%出資する。
海外進出は初。同社の大株主でグループのキユーピーが杭州市に開設している工場の約500平方mを確保して、ジャムの製造ラインを新設する。現地で原材料を調達して1日2tのジャムを生産する。ジャムはキユーピーの現地法人の販売網にのせて中国のパンメーカーを中心に販売する。
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「尾道ジャンボニンニク」元気丸(株)が新ニンニク販売
尾道市御調町の耕作放棄地を活用してジャンボニンニクを生産、特産品化を目指している元気丸(株)(尾道市御調町、上田龍男社長)が今年収穫した「尾道ジャンボニンニク元気丸」を生ニンニクとしては初めて出荷し、道の駅クロスロードみつぎや市内の三谷屋、ゆきひろストアなどに並んだ。
「元気丸」は通常の五〜六倍の大きさ。辛みや刺激、匂いがマイルドでうまみ成分のグルタミン酸が多く含まれている。1個5〜600円。地元御調町をはじめ市内の学校給食に使われ、地産地消を推進している。すりつぶしたジャンボニンニクやニンニクの芽の粉末を入れて焼きあげた「尾道ジャンボニンニクせんべい」も開発、クロスロードみつぎで販売を始めた。冷凍ジャンボニンニク餃子も販売中。
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レモンケーキのオクモト 百貨店や進物店など販路急拡大
瀬戸田特産のレモンを使った菓子を製造販売する瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町、奥本隆三代表)は、今年4月から主力のレモンケーキの卸先が急拡大、従来の2店から県内百貨店や高速道PAなど十数店に増え、瀬戸田の土産から「広島の土産」へのステップアップを目指す。
昨年末に工場を拡張。GW前から引き合い増加が本格化した。瀬戸田PAに加え大浜上下PAで販売開始。百貨店も福屋をはじめ県内の8店で取引。広島の進物店の大進でも中元カタログの通販がスタート。近く山陽道下りの小谷SAでの販売も始まる。月7〜8千個だった生産量を現在は1万4千個に引き上げ、卸しはうち3割程度まで増した。
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浅野味噌㈱が「鷹屋」をリニューアル ゆずみそソフトも発売
府中味噌の老舗メーカー浅野味噌㈱(府中市府中町、浅野利夫社長)は7月8日、市内中須町の直営店「鷹屋」(浅野裕子店長)をリニューアルオープンさせた。同2、3日にはプレオープンイベントで店舗前の駐車場にテントを張り、味噌を隠し味に共同開発したオリジナル商品「ささみチーズカツ」などをその場で揚げて特売、多彩なイベントを行った。
またユズと府中味噌を使った特製ソースをソフトクリームにかけた「ゆずみそソフト」(300円)をリニューアル記念として発売。白味噌にユズを加え、甘酒でほのかな甘さに仕上げた特製ソースが特徴。バニラソフトクリームにトッピングのようにかける。奥行きのあるほのかな甘味とユズの香りが絶妙にマッチしており、爽やかな味わいが人気を呼んでいる。
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(有)YMGのベッチャーらーめんとつけ麺がモンドセレクション金賞
弁当、介護食製造販売の(有)YMG(尾道市東尾道、井口友稀社長)は「モンドセレクション」に出品した「尾道ベッチャーらーめん」と「尾道ベッチャーつけ麺」で金賞に輝いた。同社は過去二年連続で「尾道ベッチャーらーめん」で金賞を受賞しており、今回「尾道つけ麺」も金賞を受賞。ダブル受賞で話題を呼んだ。
同社が運営する尾道駅前の「尾道ベッチャーらーめん」のメニュー「ベッチャーらーめん福盛」としても人気。店内ではお土産用ラーメンに使われている乾麺と大差なく食べられるよう生麺でありながら乾麺の食感に近いものを作りだすのに試行錯誤したと井口友稀社長は話す。
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今川玉香園 昭和30年代の味復活へ日本一の農家と企画
茶卸販売などの今川玉香園(尾道市久保、今川吉弘代表)は5月20日(金)から22日(日)まで同店土蔵を開放して新茶を楽しんでもらうイベント「新茶CAFE」を開く。
初登場のオリジナル茶葉は、昭和30年代に消滅してしまった、香りが高くすっきりしていたという味の再現を目指すもの。ファンが増えている「尾道紅茶」など、紅茶を含めて多様なお茶を研究してきた今川さんと、キロ30万円と日本一高い茶を生産する若い農家がタッグを組んだプロジェクト。茶摘みまでの気象条件を記録し、茶摘み後の工程で太陽光や気温を管理しながら、萎凋時間をコントロールすることで香りや爽やかな味に近づけていく。今回はその第一弾の新茶も選べる。
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瀬戸田のオクモト監修JA三原がオリジナルレモンケーキ
JA三原(三原市)は1日、瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町)監修の高級オリジナルレモンチーズケーキを発売、注文の受付を始める。
JA三原柑橘販売事業本部せとだ直販センターからの提案で、島内業者との初連携でオリジナル商品を発売する試みが実現。「瀬戸田レモンチーズケーキ プレミアムレモン」は地元産減農薬レモンの果汁とすりおろした皮を多く使ったスフレタイプ、直径15㎝のチーズケーキ。ネット通販の環境も整え、中旬からケーキの注文を受ける。年間2000個の販売が目標。
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せんチャンファームが自然薯とむかご収穫オーナー募集
せんチャンファーム((有)仙石組、三原市久井町)は22日から「自然薯&むかご収穫オーナー」の募集を始める。
オーナー権には自然薯2本と11月下旬の手掘り体験、むかご獲り放題と「自然薯ランチ」の食事が含まれ、料金は1万円。苗植え付けから栽培、管理はせんチャンファームが行う。苗にはオーナーの名札を付け、季節ごとに成長の記録写真を封書やメールで送る。受付は6月30日まで。収穫体験に来られない人には、自然薯やむかごのほか、ランチの代わりに自然薯入りそうめんを送料無料で送る。
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パティスリーオクモトの「まごころ」が日本観光協会会長賞
瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト(尾道市)のレモンケーキ「まごころ」が日本商工会議所と全国観光土産品連盟主催の全国推奨観光土産品審査会で「日本観光協会会長賞」を受賞し2月10日に東京で開かれた表彰式に奥本代表が出席、賞状と盾を受け取った。
「観光土産品にふさわしい」「郷土色が豊か」「品質・包装が優れている」「価格が適正」などの基準から審査が行われ、517点が応募した「菓子の部」で同社の「まごころ」が大臣賞、日本商工会議所会頭賞、全国商工会連合会会長賞に次ぐ日本観光協会会長賞を見事受賞したもの。広島県からの入賞はオクモトだけだった。
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(株)やまみ「もっちりやわらか絹厚揚げ」日経MJで全国6位に
豆腐製造の(株)やまみ(三原市)は完全自動化ラインで製造する絹厚揚げ「もっちりやわらか絹厚揚げ」が日本経済新聞社発行「日経流通新聞(MJ)」のPOS分析「新製品週間ランキング」で昨年12月3日付に初めてランキング入りし、12月17日付では6位まで上昇するなど全国ブランドの商品がひしめくランキングで大健闘している。
「もっちりやわらか絹厚揚げ」は4年前に開発したシュークリームのような味わいが特徴の絹厚揚げ。2個パックで平均単価100円前後。
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瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト規模拡大し拡張し移転
パティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町)は11月27日、旧店舗に近いコメリ瀬戸田店向いに移転し、「瀬戸田檸檬菓子工房パティスリーオクモト」としてリニューアルオープンした。
開業2年半での移転となった販売スペースは飲料の自動販売機とテーブル三卓を備えた飲食コーナー、チャイルドルーム、トイレを設置。しまなみ海道を楽しむサイクリング客増加に対応、ゆっくり休憩できる空間とした。またJA三原と提携。加工品の販売量増加とレモンを含む柑橘類の需要拡大を目指し、互いの販路を活用するほか、両社製品を組み合わせたギフト企画もスタートさせている。
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(株)グッドウインが福山に「ピザ・ロイヤル スター」1号店
コンビニ、移動販売飲食事業をグループで手がける(株)グッドウイン(尾道市)は10月28日、福山市南蔵王町に「ピザ・ロイヤル スター」1号店をオープンした。
ピザは新しい食材の組み合わせと自家製のトマトソース、サクサクと食べられる薄いクリスピー生地が特徴。パスタはペペロンチーノ、ミートソース、アラビアータ、海老とイカのジュノベーゼなど16種類。オムライスやサラダ、若鶏の唐揚げ、たこのガーリックトマト煮込みなどもある。宅配エリアは西の福山東警察署付近から東のJR東福山駅越え辺りまでと北は山陽自動車道福山東IC付近から南は入江の海辺りまで。多店化を目指す。同社は尾道市因島でコンビニ2店、大阪名物イカ焼きの移動販売車2台を運営するなど多角的な経営をしている。
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(株)純正食品マルシマと「すだちや」コラボ 新調味料でメニュー
(株)純正食品マルシマ(尾道市)の10月発売の調味料「和のこころ」を使った新メニューを福山市今津町の和風料理店「すだちや」が考案、実際に店舗で提供するという珍しいコラボレーション企画が始まった。
小豆島伝統の有機純正醤油をベースに、鹿児島産のさとうきびでできたコクや複雑な味を持つ粗糖、国産の米だけで作られる三河みりん「九重櫻」を配合、1カ月以上寝かせて熟成させ、まろやかな商品に仕上げた本格派調味料。11月1日から月末までの期間限定メニューとして因島青果(株)(尾道市因島土生町)運営の「すだちや」松永店と東深津店、海鮮寿司居酒屋「すだちや」西新涯店の3店で「和のこころ」を使ったメニューを提供する。
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(株)醉心山根本店が6年ぶりに横山大観作品を無料公開
(株)醉心山根本店(三原市)は創業150周年記念企画の一環として7日、「」醉心」を終生愛した日本画家、横山大観の作品を無料公開する。
6年ぶりとなる展覧会では、「漁火」など軸や絵巻物を中心に横山大観の作品など二十五点を紹介予定。見どころは約22mの大作「宇治川絵巻」で、3分の1程度を公開する予定。会場は社内の土蔵「大観記念館」と座敷で、茶席も設ける。大観記念館は昭和26年建造で、現社長の曽祖父、3代目の山根薫さんと交流が深く醉心を「主食」にしていた大観の作品が保管されている。入場無料。観覧できるのは中学生以上で、撮影は不可。駐車場はなく、公共交通機関での来場を呼び掛けている。
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(有)桂馬商店がさんすて福山に福山店オープン
(有)桂馬商店(尾道市)は10月1日、JR福山駅構内のさんすて福山一階フードテラスに福山市内初となる「桂馬蒲鉾 福山店」をオープンさせた。福山店には昔ながらの定番商品や季節商品に加え、月替わりで発売する「おやつ天・おつまみ天」や新商品が並ぶ。
同社は本店に加え、尾道福屋地下1階と三越広島店に桂馬蒲鉾コーナーがあるほか、三越日本橋店地下1階に金曜日限定販売の取り扱いコーナーがある。またインターネット店での販売にも力を入れている。
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(株)醉心山根本店が全米日本酒歓評会で金賞
日本酒製造販売の(株)醉心山根本店(三原市)は、8月にハワイで開かれた第10回全米日本酒歓評会の純米吟醸部門に出品。なめらかな辛口が特徴の「醉心」は純米吟醸の部にノミネートし、100銘柄の中から金賞に輝いた。日本酒需要が伸びている米国への輸出に弾みをつける。
米国、日本で開かれる一般向け利き酒イベント「ジョイ・オブ・サケ」でも披露され、ブランド力を高める。
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ハローズ早島物流センター来春稼働
24時間営業の食品スーパー、「ハローズ」を展開する(株)ハローズ(福山市)は、先に開いた取締役会の決議として、岡山県都窪郡早島町で山陽自動車道早島インターチェンジすぐ近くに建設中の「ハローズ早島物流センター」の稼働について、当初予定していた平成22年11月オープンから、同23年1月稼働に変更すると発表した。今年春の着工が計画より遅れたことによる。
なお、ハローズ早島物流センターに併設する事務所棟には、広島、岡山、香川三県で展開しているドミナント化を確立するため、福山市神辺町に設置している本部機能を、三県エリアの中心部に位置する同センターに併設する事務所棟に全面移転する。
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三原JAがはちみつレモン飲料「ごっきゅん」
JA三原(三原市)は3日、瀬戸田産の減農薬レモン「エコレモン」を使ったペットボトル入りはちみつレモン飲料「ごっきゅん」を発売した。尾道大学芸術学部芸術学科の高岡陽講師の生徒が商品名やラベルデザインを制作したコラボ商品。レモンの香りと爽やかな甘酸っぱさが郷愁をそそる新商品で、瀬戸田産レモンのブランドを高める。
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アンデックス(株)「生姜のこつぶ」発売
自動車塗装ブースで国内シェアトップのアンデックス(株)(尾道市)はこのほど、ショウガを原料としたタブレット状の食品「生姜のこつぶ」を開発、尾道の新しい土産品として販売を始めた。
ショウガを原料に使った食品メーカーは尾道市内に多く、ショウガパワーで健康づくりをはかる尾道のイメージを商品になぞらえた。
商品はショウガの粉末に果汁を加えて味を調え、甘酸っぱい舌触りから清涼感とともに辛味があとから広がる清涼菓子。レモン味とリンゴ味の二種類を用意した。
パッケージには「おのみち」の文字と猫のキャラクターを入れ、レモン味はしまなみ海道の橋を、リンゴ味には浄土寺の多宝塔をイラストであしらった。40粒入り200円。
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パティスリーオクモトが東京でレモンケーキ出品
菓子製造販売のパティスリーオクモト(尾道市瀬戸田町)は、レモンの皮を使った新感覚の焼菓子「まごころ」を、西部池袋百貨店で6月16日から22日まで開かれる「ヤフー!」のグルメショップ企画で販売する。
同店は香りと独特な歯応えを残す皮に着目、皮の油包と呼ばれる部分を壊さないよう手作業で五㎜角に刻んで、三、四回のアク抜きを経て煮込み、レモンジャムにして生地に混ぜ込む。
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(株)日本農園の第2野菜工場が落成
ボストンレタス(サラダ菜)の水耕栽培で国内トップシェアを握る(株)日本農園(世羅郡世羅町)は6月2日、第2野菜工場落成式を現地の特設会場で開催した。
落成式にはハイテク農業を国の立場で支援する長尾正彦経済産業省中国経済産業局長、前田安正中四国農政局生産経営流通部園芸特産課長のほか、山口寛昭世羅町長、平谷祐宏尾道市長、石川悟尾道商工会議所会頭のほか、流通取引先、地元金融機関、河原社長と親交のある地元備後地域の有力企業経営者ら約90人が来賓として出席。式典に続く、工場見学、祝賀会にも参加した。
落成式のはじめに、河原社長(尾道市の(株)河原会長)が「0.5haの栽培面積の増設で、約2haでの栽培が可能になった。効率も40%上がり、年間出荷量も681tの計画になる。路地栽培だと野球場200個分の栽培面積が必要。」と第2野菜工場の生産概要を説明した。
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(有)仙石組が自然薯入りそうめん発売
農業に進出した土木建設業の(有)仙石組(三原市)では、同所の農場「せんチャンファーム」で栽培している自然薯の粉末を練り込んだ「自然薯入りそうめん」を発売した。
同社は一昨年末農業に進出し、事務所隣接で田を深耕して畑に整備、自然薯栽培を始めた。
自然薯手掘り体験やむかご採り体験などイベントも計画中。
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尾道てっぱんグランプリ2010開催
尾道みなと祭の2日間、尾道青年会議所(鍜治川立章理事長)は市役所南側駐車場を会場に「尾道てっぱんグランプリ2010」を初めて開催、B級グルメで人気の模擬店が全国から集まり、地元店と合わせて20店舗が腕を競った。
会場には静岡の富士宮焼きそば、岡山の津山ホルモンうどん、福岡の小倉焼きうどん、今治の焼豚玉子飯、焼き鳥、呉の焼きカレー、竹原の竹原焼、地元尾道のいかフライ焼きなどが並び、来場客が食べ終わった箸で投票した。
初のてんぱんグランプリは今治の焼豚玉子飯が選ばれた。
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万田発酵(株)が新農場「万田びっくりファーム」
健康食品など製造販売の万田発酵(株)(尾道市)は、本社敷地内の駐車場だった土地を新農場としてリニューアル、農業分野での情報発信強化を目的に、4月13日「万田びっくりファーム~健康農法~」としてオープンした。
同社が「健康農法」をキーワードに農業に関する情報発信を強化する目的で開設した。約3千3百平方mの敷地でハクサイなどの野菜類や現在11種類nのハーブ類など育てるほか、重さ20㎏を超えるジャンボ大根も展示した。
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エブリイが100円ベーカリー1号店
広島、岡山県で食品スーパーを展開する(株)エブリイ(福山市)はこのほど、(株)阪急ベーカリー(大阪府池田市)と業務提携し、100円(税込み105円)に価格を統一したインストアタイプのパン販売店「100円ベーカリーショップ」第1号店を4月16日に本庄店(福山市南本庄1丁目)内にオープンする。
人気の高いウインナーデリカ、明太フランスなどに、定番のミニバケット、ガーリックフランス、メロンパン、クリームパン、惣菜パン、クロワッサンなど60アイテム以上のパンが並ぶ。
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桂馬蒲鉾商店がかまぼこスイーツ第3弾
(有)桂馬蒲鉾商店(尾道市)は2月2日からかまぼこスイーツ第3弾「ちょこわんず」を新発売した。2月28日までの限定販売。
月替わり天ぷらのシリーズ商品で1月は「あずきわんず」で好評を得た。バレンタインデーのある2月の「ちょこわんず」はすり身と卵をベースにカカオバターを加えたふんわり生地に、アーモンドチップをのせたデザート感覚のかまぼこ。チョコレート菓子のように見えるプラスティックケース入りで5個入り500円。
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尾道造酢(株)が飲用酢の2商品発売
酢製造販売の尾道造酢(株)(尾道市)は2月下旬から、飲用酢「尾道銘酢」シリーズとして新商品を開発、イチジクが原料の「無花果酢(す)いーと」と、既存の柿酢ドリンクをリニューアルした「柿酢いーと」の2商品を投入し、地元から販売を始める。
ブランド構築からコピー、パッケージデザインは尾道大学芸術文化学部日本文学科と芸術学科が担当。同社とJA、大学の有機的な連携で新商品が誕生した。
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尾道浜問屋協同組合が伝統の初市開催
300年以上の伝統を誇る尾道浜問屋協同組合の恒例初市が5日、尾道市土堂2丁目の住吉神社境内で開かれ、関係者約100人が集まる中、仲買人らの威勢のいい競り声が響いた。
晴天の境内では、開始とともにいりこ、ちりめん、昆布、えび、するめなど57品目の海産物が次々に競り落とされていった。
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三原の(株)酔心山根本店が福山土産向け新発売
日本酒製造販売の(株)酔心山根本店(三原市)は12月から福山の観光土産向けに観光名所などをパッケージに採用した日本酒「福山めぐり」の販売を始めた。
福山の観光土産として日本酒のバラエティが少ないことに着眼した。福山の観光名所の写真と解説を掲載したパッケージで、新たな福山土産を目指す。パッケージには「江戸時代の名城」として福山城と桜、「100万本のバラの町」としてバラ公園や福山ばら祭、「潮待ちの港町」として鞆の浦の景観や対潮楼からの風景写真を掲載。ラベルにもバラの写真を採用した。
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尾道造酢(株)が「いちじく酢」を発売予定
尾道造酢(株)(尾道市)は地産地消の流れを受けて果物を原料とする酢づくりを進めている。
ドリンク「完熟柿酢」を昨年春に自社商品として開発、続いて年内にはイチジクを原料にしたドリンク「いちじく酢」を発売する計画で試作品を完成させた。
「完熟柿酢」は柿酢を原料に飲みやすいドリンクに調合、5倍程度に薄めておいしく飲める。
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(株)八天堂が「くりぃむぱん」で急成長
パン製造、卸、販売からスイーツパン製造販売に業態転換し、第一弾の商品「くりぃむぱん」が各種メディアで取り上げられ大きな話題となっている(株)八天堂(三原市)は10月10日、神戸市中央区元町に同社初の県外直営店「八天堂くりぃむぱん神戸元町店」をオープンした。
同店の「くりぃむぱん」はスイーツのようなクリームパンに仕上げている。情報番組にも頻繁に取り上げられ、関東の百貨店やJR駅構内でのセミ常設店舗で人気商品に急成長した。
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浅野味噌(株)が蔵祭り
府中味噌の老舗、浅野味噌(株)(府中市)は府中市内で玉手箱市など多彩なイベントが開催された10月3、4日、協賛イベントとして同社駐車場などの特設会場で初めてとなる第一回「蔵祭り」を開催した。
国産原料だけを使った無添加の蔵出しみそをどこまで詰められるか挑戦してもらった「味噌詰め放題」やフリーズドライ味噌汁のつかみ取りなど、お買い得イベントも用意、味噌商品の特別価格での販売、新商品「ささみチーズカツ」の実演販売など盛りだくさんの内容で、大勢の人出でにぎわった。また味噌汁の振る舞いや味噌蔵の見学もあった。
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福利物産3点がモンドセレクション金・銀受賞
「味付けちりめん」で知られる福利物産(株)(尾道市)の製造する食品3種が今年度モンドセレクションの金賞2点、銀賞1点を受賞、受賞を記念し7月1日から特別セットの販売を始めた。
初めて出品したモンドセレクションで丹波産黒豆を丁寧に仕上げた煮豆「べっぴんさん」が金賞、くるみと小女子を組み合わせて炊き上げた「くるみ小女子」が金賞、くるみをカリッとした食感に黒砂糖と生姜で仕上げた「くるみ黒糖」が銀賞を受賞した。
記念の3点セットは限定500個を販売。受賞商品それぞれ1点と同社が営業している直営店舗の北前亭で販売しているオリジナル絵ハガキ4枚を付録、価格を2,100円とした。
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(株)ヨシケイ福山と(株)エブリイが周年祝賀会
(株)ヨシケイ福山(福山市)の創業30周年と(株)エブリイ(福山市)の創業20周年を祝う周年記念祝賀会が5月27日、福山市のホテルで開かれ、両社の関係者や取引先など約400人が集まって、創業期を振り返り、ますますの社業発展を祈念した。
(株)ヨシケイ福山は夕食材料の宅配業。福山、尾道、三原、倉敷を拠点に、近年は北大坂方面にも進出している。また事業所向け給食事業「フレッシュランチ39」も手がけ、年商30億円規模。(株)エブリイは食品スーパーを多店舗展開。業務スーパーと生鮮食品スーパーの併設業態で快進撃を続けており、年商200億円規模へ拡大している。二社と(株)ホーミイダイニング、(株)けんこう応援団の合計4社でホーミイグループを形成している。
巖聖水6500がモンドセレクション最高金賞受賞
興和不動産開発㈱(尾道市)が福山市東村町で掘り当てた名水を詰め込んで販売しているミネラルウォーター「巖聖水(がんせいすい)6500」が欧州の世界的な食品品評会「モンドセレクション」2009年で最高金賞に輝いた。
巖聖水は福山大学の北側(山陽自動車道北側道沿い)に位置する福山市東村町の同社敷地で深層から汲み上げる水。ペットボトルなどに詰めて商品化している。
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クニヒロが「牡蠣餃子」新発売
カキ業界トップのクニヒロ(株)(尾道市)は、商品開発を進めていた牡蠣餃子(カキギョーザ)を4月25日から発売を始めた。
同社では「牡蠣のクニヒロが、尾道名物」として商品開発に取り組んだもので、日本一の生産量を誇る広島産の牡蠣にこだわり、まるごと一つの牡蠣を入れ、皮にも、タレにも牡蠣を使って仕上げている。10個入りで税込み1050円、土産品や贈答用で化粧箱入り、送料は別。お買い得品として簡易包装20個入り(2800円)などもある。
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広島ステーションビルに手むすびの膳七オープン
米穀卸・小売の(株)オクモト(尾道市)の関連会社、(株)膳(同社長)は3月11日、広島市南区の広島ステーションビル地下一階食品売り場内に「手むすびの膳七アッセ店」をオープンした。
「手むすびの膳七」はおむすびのテイクアウト店。こだわったお米を使い、丁寧に手で一つ一つおむすびにする。世羅町の特別栽培米こしひかりに蒲刈町の藻塩を使う。具にはウメ、サケ、音戸チリメン、エビ天など旬の食材を使う。オクモトで売り出している栄養価の高い「美人玄米」を使ったコラーゲン入りおむすび(1個160円)もある。
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昭和20年の商都尾道・旧築出町の地図復元
戦前(昭和20年以前)の尾道市土堂二丁目界隈(旧築出町)の地図を当時そこに住んでいたお年寄りの記憶を基に復元した「尾道のヘソ、建物疎開で消えた町―築出町内会復元図」が3月26日、完成、福利物産㈱の店舗「北前亭」(尾道市土堂二)内のサロンで展示が始まった。
「味付けちりめん」で知られる福利物産(株)(尾道市東尾道、福島光宏社長)は自社発祥の地に創作珍味の直営店「北前亭」を昨年三月にオープンさせ、店舗脇の小路に旧町名の築出町の守り神だった築姫稲荷も復活させている。北前亭の開設プランを煮詰める中、自社発祥の地への思いを深めていた福島社長は同じように築出町に深い思いを持つ人たちが健在であることを知り、文化の伝承に意味深い復元を決意する。戦後63年以上が経過、当時の記憶が風化して行く中、今しかできないと福島社長が呼びかけ、13人のお年寄りが参集、「尾道・築出町マップ復元の会」を結成して復元された。
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浅野味噌㈱が「瀬戸内伍郷」を共同開発
明治37年に創業した府中味噌の老舗、浅野味噌(株)(府中市)はこのほど、県外の同業者四社と米味噌を共同開発、「瀬戸内伍郷」と名付けて販売を始めた。
共同開発したのは浅野社長が十年ほど前に全国味噌協同組合連合会青年部の役員を務めた縁で、交流を続けていた仲間。
米は岡山県産「朝日胚芽米」、大豆は兵庫県産「夢さよう」、塩は徳島県産「鳴門のうず塩」を採用、芦屋市の六甲みそ工場で昨年六月に一トンを仕込み、5社が200kgずつを持ち帰ったうえで、自社の蔵に居つく発酵菌などを含む種味噌(たねみそ)10kgを加えて熟成させ、各社ごとに最終商品を完成させた。
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(株)東洋医研が高吸収率の青汁を新発売
(株)東洋医研(福山市)は運営する「蘇生工房~健美道~」を通じてオリジナルブランドの青汁食品「グリーンエンザイムゴールド」を発売した。
グリーンエンザイムゴールドはアメリカ・ユタ州の広大な大麦畑で育った大麦若葉が原料。海抜約1500mに広がる約200万坪の大麦畑の横には製造元の専用工場があるだけという恵まれた自然環境があり、刈り取って約2時間でエキス加工されている。粉末にしただけでは消化を妨げる食物繊維が栄養素を囲んでいるため、エキス加工した上で水溶性食物繊維(軟消化性デキストリン)を後から加えている。そのため青汁成分が濃縮され、吸収されやすいという特徴がある。さらに霊芝、アガリスク成分も加えた。
楽天市場の健美道で購入できる。
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第1回尾道牡蠣祭りが盛況
生カキ、冷凍カキなど扱い量で日本一のシェアを占める、クニヒロ(株)(尾道市)は2月22日、同社近くのJA尾道市経済部敷地で「第1回尾道牡蠣(かき)祭り」を開き、会場が人で埋まるほどの大賑わいとなった。主催者は約1万人が来場したものとみている。
焼き牡蠣コーナーでは殻付き焼きカキ2000個(1000人分)の無料提供があったが、引換券を求めて午前8時から長蛇の列ができたため、開会時刻10時からの提供を9時に繰り上げて対応した。また焼きカキ、カキフライ、カキバター焼き、カキめしなどその場で調理する何種類ものカキ料理が販売され、いずれの販売コーナーにも長蛇の列が続いた。
(株)マーベラスジャパンがFC展開加速
アイスクリーム製造などの(株)マーベラスジャパン(福山市)は2月5日にFC29店舗目となる「マーベラスクリーム ゆめタウン高松店」(香川県)を出店した。また創業から3年弱で30店に迫るハイペースな出店に対応するため、先月からは新工場を本社地に稼働させて万全の供給体制を整え、海外も含めた出店を一層加速させている。
同社が展開する「マーベラスクリーム」は北海道産の高品質ミルクと、高果汁をベースとした多種のアイスクリームを、マイナス一六℃に冷やした大理石上で混ぜ合わせた新しい食感のアイス。本場フランスの風味にこだわりレシピを開発した。
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坂本米穀の坂本卸市場店長がお米マイスター取得
米卸小売の坂本米穀(笠岡市)では、卸市場店の坂本清士店長が「お米マイスター」資格を取得し、理想の研ぎ方、炊き方で味わってほしいとニュースレターやブログでの情報発信を強化している。
3代目の坂本店長はスーパー勤務を経て六年前家業に入り、平成18年9月に出店した同店を任された。その間、日本米穀小売商業組合連合会のお米マイスター認定資格で、米の特性を見極め商品開発に活かす能力を認定する試験に合格。一般顧客と業者向けに内容の異なるニュースレター「坂本米穀通信」を不定期で発行していいる。
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(株)八天堂が風景写真で新尾道土産菓子発売
パン製造卸小売りの(株)八天堂(三原市)は、尾道の観光名所写真を可食インクでプリントしたお土産のせんべい「尾道八景 思い出忘れませんべい」を発売、またオリジナル写真のプリント要望にも応えるサービスも始め、インパクトの強いノベルティとして活用できると企業への提案にも力を入れる。
同商品は昨年9月発売の三原版、広島版に続く第三弾。尾道ラーメン、浄土寺、尾道水道、坂のまち、瀬戸田耕三寺など8種類のカラー写真を可食インクで吹き付けた。
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YMGが「尾道ベッチャーらーめん」発売
給食弁当製造の(有)ワイ・エム・ジー(YMG、尾道市)は11月1日、尾道市の民俗文化財にも指定されている尾道ベッチャー祭りを題材に「尾道ベッチャーらーめん」を発売した。
パッケージはベッチャーの鬼神が持つ「祝い棒」風で、六角形の棒状。元気を感じる色合いと「ベッチャーらーめん」の文字が躍るイメージに仕上がっている。
中身のラーメンは「ささら棒」を思わせる手延べ乾麺。さっぱりしたしょうゆ味のスープ。尾道産の磯のりと唐辛子、小魚をミックスしたオリジナルの薬味が添えられる。3食入りで1箱1,380円。
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桂馬蒲鉾商店が「甘味・柿果」新発売
(有)桂馬蒲鉾商店(尾道市)は9月9日、これまでにない和菓子のような練り物「甘味・柿果(かきか)」を発売した。
柿果は最近需要が高まっているお茶請けの食べ物として開発、桂馬のすり身に愛媛県産あたご柿のピューレ、刻んだ干し柿の実を練り込んだスイーツ感覚の一品。甘柿の自然な甘さのなかに桂馬ならではの潮味をほのかに生かし、従来の練り物とは違った味に仕上げた。お茶請けに利用しやすい風味を大切にした。
柿果の価格は4個入り900円、8個入り1,800円。
大正2年創業の蒲鉾店として今も栄える桂馬蒲鉾店はグチ、エソ、ハモ、イカなど、厳選した生魚を原料に職人が丁重につくり上げる老舗蒲鉾店として知られ、文豪志賀直哉も愛好した尾道土産の代表格。
アシードが不動産事業に進出
自動販売機運営のアシード(株)(福山市)は、10月1日付けで持株会社制に移行するが、このほどグループで保有する不動産の開発や運用、売買等を行なう、全額出資会社「アオンズエステート(株)」を8月21日設立したと発表した。
本社所在地は同所、資本金五千万円、代表者はアシード取締役執行役員経営企画部長の橋本義徳氏。新会社はグループが所有する不動産の有効運営を始め、不動産の開発、売買、賃貸事業等も手掛け、不動産事業による収益の拡大を図る。
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「府中みやげ」開発へ菓子製造業者を募集
府中商工会議所は昨年11月の「恋しき」リニューアルオープンを機に観光客が市内を訪れる機会が増えたことを機に、お土産ニーズに応えようと新しいお菓子の土産品開発に取り組むプロジェクトをスタートさせ、参加事業所の募集を始めた。
中小企業庁の補助を受けた事業で、名称は「地域資源∞全国展開プロジェクト 『恋しき』を活用した観光資源発掘事業」。商品開発やマーケティングの専門家が協力し、府中らしいお菓子を企画、地元菓子製造業者と一緒に商品化を目指す。開発するのは洋菓子、和菓子、氷菓子。条件は府中商工会議所会員の菓子製造業者。アドバイザーへの謝礼は商工会議所が負担し、材料費や試作開発に必要な費用は自己負担。(既に募集終了)
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興和不動産開発(株)が巖聖水6500発売
興和不動産開発(株)(尾道市)は7月11日、自社取水の名水を詰め込んだペットボトル飲料「巖聖水(がんせいすい)6500」が完成、全国へ向け販売を始めた。
巖聖水は福山市東村町で同社が掘削した源泉からくみ上げる水。成分分析により、日本では珍しいサルフェート成分、ラドン、シリカ、炭酸水素イオンなどの含有量にも優れた名水。
巖聖水は500ml、1.5リットル詰めペッドボトルのほか、樹脂袋に詰めた水をダンボールに入れた5、10、20リットル入りの各バッグインボックスを商品化した。価格は500ml入りペッドボトルで1本180円(当面は発売記念特価で150円で販売)、1.5リットル入りで380円(同350円)。
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尾道ラーメン壱番館が袋詰め全国3位に
フジレックス(株)(尾道市)は全国放送のランキング番組で袋詰めラーメンが全国3位に輝いた。
同社の「尾道ラーメン壱番館・尾道しょうゆ生ラーメン」(3食入り730円)は、5月30日全国放送のTBS系テレビ番組「ランキンの楽園」で3位に入賞した。番組は全国34都道府県からご当地を代表する袋詰めラーメンを集め、大食いで知られるタレントのギャル曽根さんが食べ比べる企画。販売店推薦から広島県の代表となった尾道ラーメン壱番館が見事3位に選ばれ、尾道で収録された店の行列の様子も放送された。スタジオでは袋詰めラーメンが先にできて人気となり、その人気が実店舗を生んだとして、開店経緯も話題となった。
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天野実業がアサヒビールと資本・業務提携
フリーズドライ食品、粉末調味量、レトルト食品等製造で国内トップレベルの技術力を持つ天野実業㈱(福山市)は、6月24日開催した取締役会において、アサヒビール㈱(東京都)との資本・業務提携を決議した。
同社は、アサヒビールグループの和光堂㈱から受託の業務としてベビーフードを永年にわたり生産供給するなどの関係があった。今回の提携内容は、資本提携についてアサヒビールは平成20年7月をめどに同社の発行済み株式の80%を取得、同社は連結子会社となり、取締役の派遣を受け入れる。業務提携については、研究開発、原材料の調達、物流その他の各機能面における協業に加えて、同社とアサヒビールグループ相互の技術力および営業力を活用した協力関係を構築することで乾燥食品事業分野での圧倒的なトップグループとなることを目指す。
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チャイサロン・ドラゴンが「尾道チャイダー」発売
チャイサロン・ドラゴン(尾道市)は5月1日、ご当地ドリンクとして売り出し中のお茶味のサイダー「尾道チャイダー」ボトル版を発売する。
「こどもびいる」でヒットを飛ばす㈱友桝飲料(佐賀県)へ生産を試験的に委託した。ボトル版は国産緑茶の抽出原液とサイダーのブレンドでそのまま飲める。95ml入りで1本390円、3本セット1390円。
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浅野味噌が府中味噌ラーメンリニューアル
明治37年に創業した府中味噌の老舗、浅野味噌㈱(府中市)はこのほど、「府中味噌ラーメン」をリニューアル、新商品として販売を始めた。
「府中味噌ラーメン」は平成14年に府中味噌を使ったバラエティー商品の一つとして開発。このほど、核となるスープの味は変えず、こまでの太麺をより味噌スープが麺にからむちぢれ麺タイプに変更、府中味噌の特徴である風味の濃い味噌あじがしっかりと感じてもらえる商品になった。
1袋315円。ギフト用に用意した3袋入り化粧箱セットは1箱1050円。
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(株)いしいの石井社長がタコ飯の特許取得
事業所向け給食弁当製造・調理受託の(株)いしい(尾道市)の石井照章社長がこのほど、タコ飯とその製造方法に関する特許を取得した。
タコ飯はイカ飯と同様にタコの頭部をくり抜き、味付けしたごはん類を詰め込んだ食品。しかしイカと違って船形の骨がないタコの頭部は身が厚く硬いため、おいしいタコ飯の製造方法は難しかった。石井社長は頭部の身を薄く削って製造する方法などを故平岡健一氏(当時(有)ジャパンテクノ社長)と考案、平成11年7月に特許申請していた。
石井社長は「詰めるお米の種類などおいしさを追求し、ほかの特産品との組み合わせも考え、尾道の特産になるタコ飯を商品化したい」と今後の計画を話している。
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味付けちりめんが観光土産品として日本商議所会頭賞受賞
福利物産(株)(尾道市)が製造する味付けちりめんが本年度の全国推奨観光土産品審査会で農林大臣賞に次ぐ日本商工会議所会頭賞を受賞した。
第48回を数える同審査会は全国観光土産品連盟と日本商工会議所が主催。受賞した「味付けちりめん四種詰め合わせ」(1,260円)は食品部門622点の中から選ばれた。広島県内の会頭賞以上の受賞は平成14年度に続く5年ぶり。
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本郷町商工会が東京ギフトショーで手応え
本郷町商工会(三原市本郷町)が、一昨年6月の「地域資源∞全国展開プロジェクト」採択で製品化を進めている、コーヒー殻・茶殻原料の健康酢などを2月5日から8日まで東京ビッグサイトで開かれた東京ギフトショーに出展し、大きな手応えを得た。
展示品は飲料工場の産業廃棄物だったコーヒー殻を独自製法で醸造する無添加100%醸造酢「コーヒービネガー」と、はとむぎ、玄米など12種の健康茶の茶殻を使う「ティービネガーⅠ」、緑茶の茶殻を使う「ティービネガーⅡ」、茶殻などを詰めた多目的発泡材「にょろちゃん」。健康酢は調味料、ドレッシングのほか薄めて飲料用に、発泡材は手芸材料として開発した。
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(有)アグリインダストリーが農業コンサル事業本格化
農業生産法人の(有)アグリインダストリー(福山市)はこのほど、生産工程管理の手法「JGAP」の認証取得に取り組む農場を支援する「JGAP指導員」資格を社員の2人が取得した。
JGAP(ジェイギャップ)は、NPO法人日本GAP協会(東京都)が、消費者への安全な農産物供給と農場経営の確立を目指して普及に努めている農業生産工程管理の手法。工場などのISOや、食品業界のハサップに類する考え方で、同様に第三者機関が審査して認められる。生産から出荷の段階で起こる可能性のある事故や危害を、多様なチェック項目の実施で未然に防ぐリスク管理を実践する。チェックは、土、水、農薬、肥料、種苗などのトレーサビリティに関する項目からなる「生産物の安全」のほか、「環境への配慮」「生産者の安全と福祉」「農場経営と販売管理」の4テーマ、計129のチェック項目からなっている。
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(株)サミットがブレインフード「忘れん健のう」開発
健康食品製造販売などの(株)サミット(三原市)は、脳の栄養として注目を集めているホスファチジルセリンを主成分とした健脳食品「忘れん健のう」を開発し、販売を始めた。
ホスファチジルセリンは、脳細胞、神経細胞膜に含まれるリン脂質の一種。神経細胞の機能発現に深く関与していると言われる。「忘れん健のう」には、大豆から抽出したホスファチジリセリンを使用。3粒で同成分100㎎を摂取でき、これは大豆3.5㎏分から抽出した量と同程度という。ほかにEPA、DHAを含む精製魚油、ローヤルゼリー、αリポ酸などを配合した。1カ月分を目安とつぃた90粒を瓶詰めし、希望小売価格1本8,450円で販売する。卸先の開拓も進める計画。
同社は平成8年、市内館町にローヤルゼリー製造販売の(有)サミットとして設立。中国で良質の原乳を仕入れ、静岡の医薬品メーカーに生産を委託し、品質の高さを武器に顧客を開拓した。12年に現住所に移転後、増資して株式会社に改組し、新商品開発をスタートさせている。
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世羅の物産として12点を「お宝」認定
世羅町商工会(世羅郡世羅町)は1月21日、農園観光の振興などを背景に商品の充実が進んでいる町内の観光土産を審査し、「お宝」として認定することでさらなる観光振興につなげようと「花と果実にまつわるお宝審査会」を実施し、審査の結果応募してきた12品全てを認定した。
中小企業庁「地域資源∞全国展開プロジェクト」の一環。順調な推移を見せる入り込み観光客数の割りに観光に付随する消費額が振るわない課題を克服するため、近く開設予定の新サイトで「観光コンシェルジェ」として集客機能を持たせる一方、世羅の花や果樹園の魅力を活かした特産品を「認定」して全国に売り出し、実際の購買につなげることを目指すもの。昨年11月に商工会が世羅の物産を使った物産、飲食店メニュー、サービスなどを募り、ワインやゼリー、フェアなど七事業者から12点の応募があった。
「お宝」に認定された商品と事業者、特徴は以下の通り。
【物販部門】
▼「せらワイン」(赤・ハニービーナス・白)、(株)セラアグリパーク。世羅産ぶどう100%使用。
▼「のど梨飴」(農)世羅大豊農園。梨はノドに良いと言われ、農園で収穫した梨の果汁にハチミツを混ぜて直火釜で炊き込んだ。
▼「梨ジャム」、同。農園の幸水梨、豊水梨を100%使い、甘さ抑え、ヘルシーなジャムに仕上げた。
▼「梨ゼリー」、同。幸水梨、豊水梨の果肉をゼリーで包んだ。食感、舌触りも良く世代を問わず好まれる。
▼「せらなしのドレッシング」、(農)世羅幸水農園。世羅梨を自然発酵させて作った梨酢をベースに、梨のすり身とタマネギを加えた、あっさりとしたドレッシング。
▼「せらなしの保命酒・梨楽(りらく)」、同。福山市鞆の浦の名産保命酒に、世羅梨の果汁を幸水10%、豊水10%の比で加えた。梨の甘みで、まろやかで飲みやすい味に。
【飲食部門】
▼「春のエスプリ 香り苺のリゾット」、カフェテラス絵麗顔都。農園自慢の手摘み苺と世羅米を使った、春を告げるリゾット。
▼「晩秋の贈り物 洋梨の赤ワイン煮」、同。果樹園ブランドのラ・フランスに地元の赤ワインなどを染み込ませて煮込んだデザート。
▼「フルーツとチョコレートの香り彩り イチゴのアフォガード」、同。地元の苺を使ったドリンク。
▼「世羅産なしとぶどうの手作りスイーツフェア」、アクアハウス今高野。地元の梨、ブドウを使うシャーベット、コンポート、ムース、ケーキなどを期間限定フェアとして開催。
▼「トマト懐石」、料理旅館玉乃家。世羅菜園の三種のトマトを使ったトマト豆腐、トマト寿司など10品の創作和懐石。
【サービス部門】
▼「フレッシュハーブティ」、すずらんホテル木原。朝昼食時に世羅で採れた4種のハーブを使ったハーブティーを提供。生葉に熱湯を注ぐ。
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(株)ドルチェが道後温泉隣接地にFC店オープン
ジェラート製造の㈱ドルチェ(尾道市瀬戸田町)は12月1日、愛媛県松山市の観光地、道後温泉隣接の一等地にFC店「ドルチェ坊ちゃんの湯広場店」をオープンする。
道後温泉本館「坊ちゃんの湯」入り口すぐ、多くの観光客が記念撮影する好立地。ジェラートは既存商品のほか伊予柑、栗、宇和島の桃など愛媛産品ジェラートを展開する。カフェも併設。地元老舗ホテル古湧園が運営するFC店。同時にオープンする土産物店「みかんの木」内の併設店として営業する。
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藤徳物産が新福山支店完成
食品卸しを主に食品製造の藤徳物産(株)(倉敷市)が福山市新市町の新市工業団地に建設していた福山支店が完成し、11月12日から操業を始めた。
同市東深津町に開設していた福山支店を全面移転し、備後地域における物流拠点の拡大と物流機能の強化を図るもので、新福山支店には物流センターを併設、最新のカートシステムを導入し、計量技術を活用し、ピッキング同時検品を実現、商品入れ間違い、個数間違いを根絶できる。
施設の設計・施工は、(株)藤木工務店倉敷支店、計量・包装・物流・POS・検査システム機器は(株)イシダ・山陽イシダ(株)、日本NCRビジネス・ソリューション(株)、ラック保管システムは日本ファイリング(株)・芙蓉総合リース(株)、情報通信設備工事はコムパス(株)。
同社は明治13年、煮干などの海産物商を創業、「藤屋の徳さん」で親しまれていた呼び名が由来。
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(株)あけぼの食品が新社名(株)ホーミイダイニングに
食材宅配の(株)ヨシケイ福山(岡崎雅廣社長)を中核とするHOMEYグループの一社(株)あけぼの食品(福山市)は十一月一日、社名を「株式会社ホーミイ ダイニング」に変更、組織体制も強化して新事業「ワールドビュッフェ」をスタートさせる。
同社は事業所向け給食弁当の「フレッシュランチ39福山店」と惣菜食品を製造販売する食品惣菜課を束ねる食品惣菜事業部と、焼肉店「食辛房東尾道店」、豆腐料理と鉄板料理の「つるべ南蔵王店」、居酒屋「囲炉裏長屋つるべ川口店」、新事業の「ワールドビュッフェ」など飲食店を束ねる外食事業部の2本柱。
ワールドビュッフェは来年3月ごろ、倉敷市内に同社1号店(倉敷掘南店)を開店させる準備を進めている。超大型店舗にはパスタ、ピザ、ベトナム料理のフォー、インドカリーなど世界の美食約60種を集める。
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天野実業(株)がフリーズドライ新商品攻勢
フリーズドライ(FD)加工食品トップの天野実業(株)(福山市)は設立60周年の節目を超えたこの秋、一部の百貨店、スーパーと自社通信販売を中心にしてきた味噌汁など好調なFD加工食品の全国向け販売網拡充に力を入れ始めた。
FD加工食品はお湯を注ぐだけで気軽に手作りと同じ風味が楽しめるのが特長。同社ではこれまでに味噌汁、スープ、雑炊、おかゆ、お茶漬け、そばスプラウト青汁など110種類以上のアイテムを提供しており、この秋は本物素材で大き目の具にこだわった高級志向商品に注力、続々と新商品の投入を始めた。
店舗向けには、味噌汁三種を新発売。ズワイガニと加賀味噌を使用した「加賀みそ・かに汁」、温泉熱で醸造した津軽味噌を使用した「津軽みそ・ほたて汁」とサイズを特長とした「とうふのおみそ汁」を発売した。
味噌蔵紀行は、小売価格で一食分95円から147円という従来の味噌汁商品と違い、高級志向に応える倍近い315円シリーズ。平成16年に同価格商品を通信販売で発売、累計で百万食を超えるヒット商品となっていることから店舗向けに投入した。
そのほか大きな豆腐が入った「とうふのおみそ汁」、通販商品にも健康志向に応える「五穀おこげスープ・京水菜」「五穀おこげスープ・根菜」、さらに国産雑穀を使った「古代米雑炊」「十穀米粥」「発芽玄米雑炊」を新発売した。また「山芋とろろ」もリニューアル発売。八甲田山に近い奥入瀬町の長芋が水を注ぎかけ混ぜるだけで気軽に楽しめる。
同社は昭和15年12月に創業、同22年5月に法人設立している。
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(株)ヨシケイ福山が特保青汁「キトサン生活」10月販売
(株)ヨシケイ福山(福山市)は10月20日、厚生労働省認可特定保健用食品の第2弾「明日葉ハツラツ キトサン生活」を発売する。
「キトサン生活」は夕食食材宅配のヨシケイフランチャイズ本部のヨシケイ開発(株)(静岡市)が手掛けた特定保健用食品(トクホ)の青汁第二弾。コレステロールの吸収を抑えるキトサンを青汁に配合した。脂っこいものが好きな人や血中コレステロールが高い人にお勧め。「葉を摘んでも明日には葉が出る」と言われる明日葉は栽培期間中、農薬を一切使わないものを使用。超微粉砕製法の加工に抹茶を加え、スッキリ飲みやすい味に仕上げた。
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丸善製薬が三原市内に直営農園
天然有用成分の抽出精製では世界トップクラスの丸善製薬(株)(尾道市)はこのほど、三原市内の農場を借り受け、自社原料を生産するための農業に進出することを発表した。
借り受ける農地は世羅町境に近い久井町の七万二千七百六十二平方m。農業外企業による農業参入は三原市では初めて。
直営する久井農園(仮称)では医薬、化粧品、食品添加物などの原料となる約二十種類の植物をブロックに分けて生産。社内に専任を含む三人のスタッフを配置し来春から土壌づくりを始める。
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かんきつジェラート(有)ドルチェが東京進出
ジェラート製造販売、FC展開の(有)ドルチェ(尾道市瀬戸田町)は十月上旬に東京都内の初FC店舗となる新業態店「尾道ドルチェ」(仮称)をOLの街、東京・九段下に出店、以降多店化を進める。
同店はイタリアンを基本とし昼時にはランチやデザート、夜はパスタのほか各種ドリンクを楽しめる新業態、ジェラテリア&バールの店。国産レモン発祥の地である瀬戸田のレモンほか柑橘を使った手造りジェラートや手絞りジュース、地元の有機無農薬野菜を使うサラダ、瀬戸内産の海産物をふんだんに使うメニューを用意する。
昨年一月からは、最後の一口までジェラートとコーンのハーモニーを楽しんでもらおうと口の大きなオリジナルコーンに変更したことで、コーンの廃棄が激減した。本店には今年のお盆も日に千人から千五百人が来店。五月の大型連休も満員の日が続くなどドルチェが瀬戸田に新しい人の流れを作っている。
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(株)醉心山根本店が3m南に移動完了
酒造業の(株)醉心山根本店(三原市)は本社社屋を特殊な工法「曳き家工法」でほぼ現存のまま移動させる改築工事を終えて営業を再開すると同時に、限定生産した記念の日本酒を発売した。
三原の春の風物詩として定着しているお祭り「神明市」のメーンの通りに位置する同社では昨年、面している市道の拡幅工事を受け、築約100年の木造社屋を建替える計画を進めていた。しかし周辺住民から風情が消えるのを惜しむ声が相次いだことから、社屋をほぼ保存したまま移動させることを決めた。昨年11月、採用した曳き家工法で南に3m移動。庭の工事を残すのみとなった。
また発売した記念の日本酒は、県内の酒米「千本錦」を100%使った贅沢な純米大吟醸。社屋をデザインしたオリジナルラベルを付け、500ml入りで販売している。
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(株)いしいが東京へ健康料理出荷開始
事業所向け宅配弁当・食堂給食受託運営の(株)いしい(尾道市)は調理済み健康料理を宅配する東京の会社と提携、尾道流通団地内にあるHACCP対応の最新鋭工場で高温高圧真空調理した商品の出荷を始めた。
提携したベンチャー企業は現代人に多いメタボリックシンドロームや糖尿病、高脂血症、高血圧などの生活習慣病予防を気にかける人や退院した人のために、カタログから選んだ料理メニューを宅配で取り寄せることで実現できるシステムを事業化。カロリー制限食や低たんぱく・低塩分食、二百カロリー以下に抑えたダイエット食のカテゴリー別に一食六百円台から九百円前後までの調理済みメニューを調理例写真のカタログに掲載、全国どこでも宅配する。
いしいはそのうち冷蔵食を引き受け、肉じゃが、酢豚、白身魚の甘酢煮、さんまの蒲焼き、ロールキャベツなど約三十五種のメニューを商品パッケージとして出荷している。
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丸善製薬が中国・上海に拠点開設
天然有用成分の抽出精製では世界トップクラスの丸善製薬(株)(尾道市)は4月16日、中国の上海市に現地法人丸善貿易有限公司を設立した。
丸善貿易の資本金150万USドル(約1億8千万円)は丸善製薬が全額出資、日暮彰文社長が薫事長に就任した。従業員は現地採用一人を含め三人。7月から営業を本格化させる。中国には豊富な植物原料が存在している。丸善製薬は丸善貿易を通じて中国の原料を輸入し、また日本で生産した自社製品を中国企業へ販売する。
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都吹の新工場がフル操業始める
ふんわり豆腐などの豆腐商品、今川焼、鶏肝しぐれ煮等のヒット商品の受注が拡大している食品製造の都吹(株)(三原市)は、同所の県営久井工業団地内の主力工場、久井工場の増設工事が完成し、フル操業を始めている。
1階は甲山工場から製造ラインを全面移転した今川焼の専門工場。甲山工場で生産していた年間1200万個を、一日10万個、年間2000万個体制に引き上げる。2階には製造の現場事務所に特化した事務所と従業員の厚生施設を設ける。
甲山工場は新製品の生産工場に転換する予定。
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御調の河野園芸でイチゴ摘みが人気
イチゴ、バラなどを栽培する河野園芸(尾道市御調町)では、今年も糖度の高いイチゴが育っており、学校の春休みシーズンからイチゴ狩りと摘み取り体験が活発化する。
同所のイチゴは五種。イチゴ狩りは予約不要で六月頃まで。既に家族連れや大学生らが訪れ始め、春の味覚を楽しんでいる。
切花専門だった河野園芸がイチゴ栽培に挑戦したのは五年前。一品種の栽培からスタートした。広島県立農業技術センターが研究していた、もみ殻を培地に撒く「ピートモス」を採用、湿度調整や扱いやすさに優れるなどメリットの大きな農法で収量アップや高品質を実現。
二年前からイチゴ食べ放題や摘み取り体験で消費者に直接触れる機会を増やした。
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桂馬蒲鉾商店が酒とのコラボ春商品発売
桂馬蒲鉾商店を経営する(有)桂馬商店(尾道市)はかまぼことお酒のコラボレーションで季節ごとに限定販売する春向け商品セットの予約受け付けを開始した。
セット名は「桜色のにごり酒と蒲鉾お詰め合せ」(2千8百円)。「雨後の月」で知られる相原酒造(株)(呉市)が限定生産する純米にごり酒「さくら」とのセット。出荷は3月から5月末の期間で2百セットを限定販売する。
お酒とのセット商品は四季に合わせて年4回企画。通販限定の酒販免許を取得し平成17年秋に顧客への通販で初めて売り出し、店頭での酒販免許も取得した昨年秋から店頭販売も始めた。
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徳永製菓(株)がスペイン業者との商談を本格化
竹炭豆などで知られる明治二年創業の老舗、徳永製菓(株)(福山市)は現在、同社商品「野菜・果物チップス」のスペインへの輸出を目指し、現地業者との商談に力を注いでいる。
今回の輸出構想は昨年三月、千葉県の幕張メッセで開催されたアジア最大規模の食品見本市「FOODEX(フーデックス)」への商品の出展がきっかけとなり、視察に訪れていた業者から話を持ちかけられたもの。スペイン国内では主にレストランなどでの利用が見込まれており、同社では初の試みとなる海外への商品輸出の実現に向けて意気が上がっている。輸出に関する実務的なアドバイスは(株)ロップ貿易事務所(同市)が担当。
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伝統食のくじらジャーキーをお酒とセット販売
飲食品卸小売業の(株)ヒラオカ福山支店(福山市)はこのほど、(株)中島商店(御船町)が企画した「くじらジャーキー」と自社で取り扱う酒類をセットにした商品を発売した。
セットのお酒は東城町産の米を使用した生粋の広島産純米酒「鴨祭」や(株)アシードブリューの本格芋焼酎「帝王」、スパークリングワインなどから選択が可能。価格はジャーキー四袋とお酒がセットで三千百五十円。
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中屋本舗が長江口店を新築
菓子製造販売の(有)中屋本舗(尾道市)は十二月十二日、同社で最も古かった長江口店を創業七十周年記念として新築オープンさせた。
長江口店は一階に菓子の販売コーナー、二階に作品展示と喫茶の「中屋菓寮」を設け、オープン記念として来年一月十五日まで女流画家の宮谷順子さんの作品展を開いている。
二階の中屋菓寮は気軽な作品展示場所として絵画や版画、キルトなど壁掛け型の展示スペースとして利用してもらう。喫茶は二十八席。
長江店(℡0848・37・2580)の営業は菓子コーナーは午前九時から午後六時、中屋菓寮は午前十時から午後六時まで。
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平和建設(株)関連会社が食育実施
平和建設(株)(福山市)の関連会社、農業生産法人(有)アグリインダストリー(同所)は十月九、十日の二日間、同社が笠岡市と岡山県から借り受け、笠岡干拓で運営する農場「海の畑」で、自生する野草を使用した摘み菜収穫イベントを行った。
摘み菜料理研究家として京阪神で活躍中の平谷けいこさんを講師に招き、約十種類の野草を収穫。へんろ茶屋「湯場」(同市神島)で天ぷらや和え物に調理し、参加者らはできたての摘み菜料理を堪能した。
同じく平和建設(株)のグループ会社(株)紫萌堂(同所)が運営する喫茶、食品雑貨販売店「オープンスペース紫萌堂」が十月二十四日、プレオープンを迎え、ハーブティーやコーヒー、ケーキなどが無料で振る舞われた。正式オープンは十一月二日を予定している。同店では福島県のパン製造業者、銀嶺食品工業(株)と連携し、中四国九州では初となる同社製品「地ぱん」の取り扱いも開始、紫落花生など地域の特産品を生かした福山ならではの「地ぱん」作りを計画している。
平和建設とアグリIの二社は十月、二社同時に環境省が策定した環境経営システム「エコアクション21」を認証取得。アグリIの取得は農業生産法人では全国初となる。
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藤本食品が三原市に工場進出
破産手続きを進めている、とりごえ食品㈱(三原市)の本社工場跡地に、惣菜、弁当、めん類製造の藤本食品㈱(和歌山市)が進出し新工場を建設する。
すでに本社工場の取り壊し作業が終わり、整地作業が進んでいる。計画によると、工場建屋を購入、敷地約は地権者と借地契約を結び、新工場を建設する。
新工場の規模、人員などは未定で、一部は旧機械設備も活用しながら、めん類や惣菜等を製造する。同社としては初の中国地方への工場進出となる。
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