竹原火力発電所 新1号機着工
電源開発(株)(東京都中央区銀座、北村雅良社長)は、竹原火力発電所(竹原市忠海長浜、森田健次所長・建設所長兼務)の新1号機設備更新計画に係る環境影響評価手続きが終了し、平成26年3月1日付けで、竹原火力発電所構内に「竹原火力新1号機建設所」を設置し、同所内で建設工事を開始した。
設備出力60万kW、使用燃料は石炭、発電方式は超々臨界圧(USC)微粉炭火力。工事期間は平成26年3月1日から運転開始の平成32年9月の予定で、電力の安定供給を担う最新鋭石炭火力発電所の誕生として期待している。
尾道冷凍工業(株)が福山に箕沖センター着工
水産加工品等の冷凍冷蔵庫業、尾道冷凍工業(株)(尾道市東尾道、徳永素久社長)は、福山市箕沖町、箕沖産業団地に取得した1万392.53㎡に、「冷凍冷蔵倉庫箕沖センター」を建設するため2月25日、同社関係者、施工業者の三和鉄構建設(株)(尾道市)、富士建設(株)(福山市)共同企業体ら関係者が出席して安全祈願祭が挙行された。
同社では水産加工物の船舶荷役取扱量の増加に対応するための増設で、規模は鉄骨造り倉庫棟と一部事務所棟など平屋建て2棟、延べ床面積2918㎡。6月末の完成予定で7月から操業を始める。倉庫棟は倉庫にトラック荷台開口部が直付けでるきる搬出入口、ドッグシェルター8基も完備する。収容能力は5022㌧のF級と1170㌧のC級。
「うら湯」1日から多彩に割引企画
旅館浦島(尾道市美ノ郷町三成、川口新太郎社長)の日帰り温泉施設「天然温泉うら湯」では、3月1日(土)から平日昼間や曜日限定割引などの割引企画を始める。
客数の少ない時間帯の回転率を上げることを目的に各種割引を実施する。月曜日から金曜日までの平日午前10時から午後3時までは「平日昼割」で大人入浴料600円が390円に。また毎日午後9時から10時までは「毎日夜割」で同290円とお得になる。食事サービスの休業日である水曜日は、大人が全日390円。毎日22日は「夫婦の日割引」で、夫婦で入浴すれば片方が無料になる。尾道市が発行している高齢者向けの市内施設利用助成券も併用でき、ますます利用しやすい。
創建ホーム(株) 竹原駅前にビジネスホテル
戸建木造注文住宅建築・販売で業績を伸ばしている創建ホーム(株)(竹原市中央、山本静司社長)は、竹原市中央、竹原駅前にビジネスホテル「グリーンスカイホテル竹原」の建設に、さる1月30日着工した。
規模は同所の敷地面積3466㎡に、6階建て延べ床面積2873㎡、1階にレストランを開設、62席規模、宴会場は立席で最大350人収容、客室はシングル46室、ダブル4室、ツイン26室(ユニバーサルツイン1室含む)、デラックスツイン2室の合計78室。駐車場は73台の収容能力を備えている。オープン予定は12月1日、総事業費は13億円を見込んでいる。
尾道にサイクリスト向け施設 3月22日開設
全国初のサイクリスト向け複合施設「ONOMITHI U2(オノミチユーツー)」が、尾道市西御所町5ー11の県営上屋倉庫2千㎡の改装を終え、3月22日グランドオープンする。
サイクリスト専用ホテル「HOTEL CYCLE(ホテルサイクル)」、自転車ブランド「GIANT STRE(ジャイアントストア)」、自転車に乗ったままサイクルスルーできるカフェの「Yard Cafe(ヤードカフェ)」、瀬戸内海のシーフードを使った料理を提供する「The RESTAURANT(ザ レストラン)」、天然酵母ルヴァン種を使用した焼きたてパンを提供する「Butti Bakery(ブッチベーカリー)」、ライフスタイルショップの「U2 shima SHOP(ユーツーシマショップ)」が出店する。管理会社はツネイシヒューマンサービス(株)(福山市沼隈町、粟根祐司社長)、運営会社は(株)ディスカバーリンクせとうち(尾道市久保、出原昌直社長)。
三原で日本高気圧環境・潜水医学会
第5回日本高気圧環境・潜水医学会(藤原恒弘会長=社会医療法人里仁会興生総合病院理事長)は3月8日(土)12時30分から三原国際ホテルで中四国地方会を開催する。
メインテーマは「今こそ高気圧酸素治療の理解と普及を!」。
同学会は、昭和41年に高気圧環境医学の進歩を図り、学術文化の発展に寄与することを目的に発足。平成21年に専門医制度を整備して一般社団法人日本高気圧環境・潜水医学会が設立された。高気圧酸素治療は、大気圧よりも高い気圧環境の中(カプセルなど)に患者を収容し、高濃度の酸素を吸入させることによって、病態の改善を図る治療。
木曽病院が病室 リハビリ デイケアの南館完成
医療法人社団神田会(木曽照彦理事長)の経営する木曽病院(尾道市神田町、松本光仁院長)は1月26、27日の2日間、新築した南館が完成したことから利用開始を前に内覧会を開いた。
南館は本館、東館と小さな道路を隔てた南側に並ぶ建物で、渡り廊下で上部はつながっている。1階は玄関部分を除き駐車場スペースを確保した4階建て、延べ床面積3110㎡。事業費約8億円をかけた。
尾道にかまど付き高齢者施設「みなりっこ」
介護事業の(株)ゆず(尾道市美ノ郷町、川原奨二社長)は3月1日(土)、同社最初の介護施設としてグループホーム「みなりっこ」(同所)を開所するのに先立ち、2月6日(木)と7日(金)の2日間完成見学会を開き、利用者の募集を行う。
同社は介護福祉業界歴15年で介護支援専門員、介護福祉士、認知症指導者の川原奨二さんが、現場の視点を重視した介護事業を展開しようと昨年1月設立。「みなりっこ」1階にはかまどを設置、料理に活用する。認知症進行予防や健康増進につなげることを目的に、生活自体に五感の刺激やリハビリ、適度な運動、レクリエーションも取り入れ、その核となる場所としてかまどを採用した。かまどを中心に、サービスを受ける人と提供する人、という視点でなく「持ちつ持たれつ」という共生の人間関係を実現できる環境を目指す。