外国人観光客誘致「ビジット尾道」好評
民間レベルで尾道への外国人観光客誘致に取り組む「ビジット尾道プロジェクト」の第一弾が十月九日に実現した。豪高校生二十四人が研修旅行の一環で尾道を訪れ、尾道帆布の絵付け体験や尾道ラーメン、茶席、海産物試食などを満喫し、生徒や引率の日本語教師からも「充実した体験だった」と好評を得た。
午前は工房おのみち帆布でコースターに絵付け、妙宣寺(長江一)で説法や落語を味わい、 艮神社(同)で日本の国技の相撲も楽しんだ。尾道ラーメンとおにぎりの昼食後、慈観寺(同)で裏千家淡交会尾道支部会員の高垣宗園さんが茶席でおもてなし。最後は(有)藤本乾物で海産物を試食してもらった。
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サンライフ藤井川24時間サービス入居開始
(株)サンライフ(広島市)が建設を進めていた介護付き有料老人ホーム「サンライフ藤井川24時間サービス」(尾道市)が十月一日完成、入居が始まった。
同施設は鉄骨三階建て四十五部屋全個室で定員四十五人。一階にサロン、キッチン、大浴場などの共有スペース、他の階に一人用、介護用浴室がある。
入居時に要支援1から要介護5の認定を受けている人が対象で、一年以内といった短期入居も可能。入居者は低料金で食事、洗濯などの生活支援サービスも受けられる。
既に七割ほどの入居があり、順調なスタートを切った。
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多田デンタル工房がかみ合わせ調整治療をバックアップ
「虫歯は削る」という歯科医の常識が、実は体の各所の異変の原因―との研究成果に影響を受けた歯科技工士が、現在の「歯科治療」に警鐘を鳴らしている。
多田デンタル工房(因島中庄町)代表の多田宣夫さんは、福井県の歯科技工士、市波治人氏の主張に熱く賛同、「噛むことは脳を中心としたトータルなシステムである」という市波理論を前提に、顎関節症をはじめとした諸症状の改善を目指すかみ合わせ調整のための義歯作りに取り組んでいる。
多田代表は歯科技工士歴十四年、現住所で五年前に開業した。型に使う石膏も膨張率が定まった硬石膏を使用するなどグレードにこだわる。台も温度、湿度など気候を考慮し微妙に量を調整しながら三種を配合、患者の自然なかみ合わせ実現を支援するため神経を使い、地元の歯科と福井の歯科に納入する。
欧州で評価の高いサンドブラスト、石膏模型を削るモデルトリマー、金属打ち込み機械など個人ラボながら必要な設備は全て揃えた。下請けのイメージの強い技工士から脱却を目指し、提案型ラボとしてかみ合わせ治療に理解のある歯科医の開拓に力を入れる。
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尾道市中心部初の大型温泉施設着工
本格的日帰り温泉施設の来年五月オープンを目指し、尾道市の中心部に近い住宅団地の平原台で工事の無事を祈る起工式が行われた。
オープンを目指す温泉施設は仮称「尾道湯屋 つかりゃんせ」。総木造建て平屋の温泉施設で、オープンは来年連休明けの五月前半あたりを予定。
尾道市内で百台以上の大駐車場を完備する温泉施設は旧市街では初めて。同施設は国道二号バイパス平原インターから近い好立地となる。
外国人観光客誘致の「ビジット尾道」計画
国土交通省が外国人旅行者の訪日促進を目的にグローバル観光戦略として打ち出している「ビジットジャパンキャンペーン」。尾道では、市が観光パンフの四カ国語翻訳、NPOを中心とした「どこでも博物館」の多言語化計画などで外国人誘致推進に向けた活動を進めている。
第一弾は、広島の業者から依頼のあったオーストラリア・パースの高校生二十四人の一行の研修旅行コーディネート。広島市の旅行代理店、ジャパンツゥリスト㈱が組んだ九月三十日~十月十二日までの日程の内広島県を訪れる十月九日、尾道の商店主らが協力して体験型観光コースを設定し、日帰りながら、尾道らしい企画でもてなす計画が進んでいる。
日中情報システム(株)が貿易支援システム開発
システム開発などの日中情報システム(株)(福山市)は、貿易書類作成システムを半パッケージ化。他のシステムやホームページ製作、印刷物と組み合わせ、提案の幅を広げている。
データベースソフト「アクセス」で開発し、親会社の作業服メーカー、リミット(株)(同所、同社長)などに納品済み。直接貿易を行う同社に対し、煩雑で時間もかかる手書きによる通関書などの作成を合理化。データの取り込みはエクセルから。契約情報を入力するだけで契約書、パッキングリスト、領収となるインヴォイスなどを容易に発行できる。
(株)ミウラ(福山市)や(株)システムズ・アイ(同)などシステムコンサルタント会社と提携、販路を拡大する。営業本格化は来年春からを予定。
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青葉印刷(株)がPマーク取得
青葉印刷(株)(福山市)は個人情報保護法に対応した社内体制を整備、このほどプライバシーマーク認定を取得、同時にダイレクトメールを用いたセールスプロモーションを企画運用する専門スキルを持つことが認定されるDMMエキスパート認定も取得した。
八月一日から使用を始めたプライバシーマーク(Pマーク)は日本情報処理開発協会が認定する制度。平成十年四月一日から運用が始まり、全国で五千社余りが取得しているがまだ備後地区では珍しい。
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尾道クリニック新ビル竣工
尾道クリニック新ビル竣工
人工透析専門の医療施設、尾道クリニック(浜口直樹院長)を運営する医療法人社団仁友会(尾道市)は、同クリニックのすぐ近く、新浜二丁目、国道二号沿いの古浜橋東詰め南側に建設していた新しい施設が完成した。
九月十八日(月)から新しい医療施設に全面移転して業務を始める。今回の新築移転は、施設や駐車場が手狭になったため、利用者の増床や初の入院床の設置などを目的に、最新の医療機器や関連施設を導入し、新築移転に踏み切ったもの。
建物は鉄骨造り一部五階建て、延べ床面積四千八十一平方m。二階は透析室で、ワンフロアに九十二床を設置している。三階に入院床も設置、総合計百十一床となる。
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