尾道・庄原・竹原・府中・三原 ご当地お好み焼が「広島てっぱん同盟」
「お好み焼き」を中心にした食の地域連携を目指す「広島てっぱん同盟」が3月24日、湯﨑英彦県知事を立会人に迎え、尾道ロイヤルホテルで結成・調印式を開いた。
広島てっぱん同盟に参加する地域は尾道、庄原、竹原、府中、三原の5地域で、地域それぞれの特徴を生かしたご当地お好み焼きの普及に取り組む市民団体が参加した。参加したのは尾道てっぱん料理くらぶ(宇根本茂会長)、庄原焼きプロジェクト連絡会議(西田学会長)、たけはら焼応援隊(土居龍二会長)、備後府中焼きを広める会(粟根克哉会長)、三原てっぱん研究会(大川琢治会長)の5団体。庄原商工会議所内に事務局を置く。地域特性を生かしたお好み焼きの全国発信を行いながら、観光客の周遊性を高め、広域連携の地域づくりを目指した活動を行っていく。
京都相国寺で七類堂天谿個展 日本初雪舟ゆかりの水墨画展
雪舟ゆかりの中国天童禅寺から雪舟再来と認められ、日本で雪舟が修行した京都・相国寺の有馬賴底管長から「天谿」の号を受けた七類堂天谿氏(アトリエ=尾道市潮見町)がいよいよ相国寺の承天閣美術館で国内最初の個展を開く。
副題は「雪舟を超えよ―奕々たるその神彩―」。主催は同美術館と読売新聞社。後援は中国天童禅寺、寧波市天一閣博物館、尾道市、日中臨黄友好交流協会など。6月10日までで会期中無休。七類堂天谿氏は昭和36年尾道市生まれ。大阪芸術大学在学中から水墨画の中の道釈画の研究を始め、その道を究める。平成18年に雪舟ゆかりの中国天童禅寺より雪舟以来となる「天童第一座」の称号を受け、21年6月には同寺のある寧波市で文化の中心的施設となっている天一閣博物館を会場として日本人初の個展も開催。今回の個展はいよいよ雪舟ゆかりの総本山相国寺(金閣寺を持つ寺院)での個展となる。
「福山駅前広場バスのりば」行き先別10バースに専用化
福山市はJR福山駅前広場バスのりばの整備を進めていたが、3カ所に分散しバス会社別だったのりばも10バースに集約、到着専用の2バースと合わせ12バース体制で3月20日から運用を開始した。
のりばは1番が北部方面、2番東部方面、3番高速バス、4番南部方面、5番南西部方面、7番北西部方面、8番北東部方面、9番南東部方面、10番中心部循環線。
駅舎近くにバス案内所、広場南側にバスの待機バースも8台分を開設しており、タクシー乗り場も整理し、29日には現地で完成式を行った。1日約1800便の路線バス、東京、大阪、高知、松江、広島などへの高速バスが発着する「福山駅前広場バスのりば」が完成し、乗降場の全面運用により利用者の利便性も向上している。
情報発信拠点「アヲハタジャムデッキ」4月5日オープン
家庭用ジャムで高いシェアを持つアヲハタ(株)(竹原市忠海中町、野澤栄一社長)は、ジャムを中心にした情報発信の拠点施設として本社工場隣接地に「アヲハタジャムデッキ」を新設した。4月5日(木)来賓や関係者が出席してオープンを祝うテープカットを行い、利用を始める。
鉄骨造り平屋建て約600㎡規模。ミニジャム工場を約2億5千万円かけて改装した。ジャム作り体験室「ジャム工房」、150インチの大画面を備えた「オリエンテーションシアター」、商品ギャラリーやショップ、瀬戸内海を展望できるスカイデッキもある。創業80周年記念事業の一環ともなっている。
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三原出身フォトグラファー冨田寿一郎さん 新宿で4月に個展
三原市東町出身のフリーフォトグラファーで、東京を中心に活動している冨田寿一郎さん(31歳、東京都杉並区)が、4月13日(金)から26日(木)まで新宿のイメージングギャラリーエプサイト(東京都新宿区西新宿、新宿三井ビル1F)で個展を開く。有名雑誌の写真や商業写真撮影で活躍中の冨田さんは広島でも営業活動を始め、近い将来帰郷を計画。個展を東京での活動に一区切り付ける集大成と位置付け、準備を進めている。
実家は冨田酒店(三原市東町)。日本大学芸術学部写真学科を卒業後写真事務所で修業し、独立して5年。東京をベースに、小学館「BE―PAL」や宝島社「田舎暮らしの本」など雑誌の地方ロケ写真や広告写真の撮影を手掛ける。東日本大震災を機に郷土への思いが強まり、将来の帰郷を決め、今までの活動の集大成としてエプソンが運営するギャラリーの公募展に応募した。
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尾道観光協会が因島でイベント「アップ トゥ ライフ」
尾道観光協会しまなみ海道サイクリング事業の主催で17日(土)午前10時から午後3時まで、「さいくるぽーと・いんのしま」(因島マリーナ、尾道市因島重井町)を会場に、健康を考えるイベント「アップ トゥ ライフ」を初めて実施する。後援は地元商議所などのほか、姉妹都市となった松江市、松江観光協会。
午前2講演と紙芝居、午後から3講演のほか飲食、自転車試乗会、子ども楽しめる企画などバラエティ豊か。自転車ブースではアンデックス㈱が開発したオリジナル自転車「凪スピード」の試乗、福山の専門店LIBERTYSがモトクロスバイクの試乗会を行う。その他展示ブースでは、宮地真一さんの似顔絵コーナー、重井出身のコピーライター村上美香さんが手掛けた「しげい帖」の展示、缶バッチ制作体験など。入場無料。
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三原JCが50周年記念事業 18日ポポロで田原総一朗講演
(社)三原青年会議所(三原JC、小林正典理事長)は創立50周年記念事業として18日(日)午後2時30分から三原市芸術文化センターポポロを会場にジャーナリストの田原総一朗氏を講師に迎えて講演会を行う。テーマは「先の見えない時代を読む〜他では聞けないここだけの話〜」。情報が氾濫する時代に、その情報を見極めて生かすヒントを話す。
講師は早稲田大学卒業後、映画会社やテレビ東京勤務を経て独立し、政治や経済、メディアなどに関して活発な評論を行っている。人気番組「サンデープロジェクト」「朝まで生テレビ」などで活躍、98年には「テレビジャーナリズムの挑戦を評価され、「ギャラクシー35周年記念賞」を受賞した。参加無料で定員1,200人。入場整理券を三原商工会議所とポポロで配布中。講師への事前の質問も9日まで受け付ける。
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村上美香さんの「しげい帖」 全国に共感広がる
尾道市因島重井町出身で、現在大阪のデザイン会社に所属するコピーライター村上美香さんが、故郷重井の思い出や愛情を写真や文章で表現した小冊子作品「しげい帖」から新たなムーブメントが起こっている。
コンセプトに共感したデザイナーなどクリエーターが出身地や住んでいる町への思いを詰め込んだ「マチオモイ帖」を集めた展示会「my home townわたしのマチオモイ帖」が26日まで東京ミッドタウンで開かれており、きっかけを生んだ村上さんも運営者側として携わりつつ、今後の広がりに期待を高めている。
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