介護賃貸住宅備後NPOセンターが発足
不動産売買・賃貸・管理の(株)タカハシ(尾道市)を経営する高橋大蔵社長はこのほど、特定非営利活動法人介護賃貸住宅備後NPOセンター(同社2階に事務局)を設立した。
同センターは国土交通省が進めている「あんしん賃貸支援事業」に貢献し、高齢者世帯、障害者世帯、外国人世帯、子育て世代など一般的な探し方では賃貸住宅にスムーズに入居できない世帯の入居をサポートするために設立されたもので、「あんしん賃貸住宅」を掲げる空き住宅に希望者がたどりつけるよう、情報を集め、条件整備を行う。
具体的には同センターが空き室の長い部屋や車椅子などでも生活しやすい住宅に改造してもいい部屋もしくは一戸建てを募集、登録することで希望者に紹介、同時に貸主の不安を解消するため、同センターが借り上げ、転貸する。
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しまなみ海道の自転車活用法を発表
尾道市や尾道観光協会などでつくる「尾道市しまなみネクスト観光協議会」の主催で8日、尾道市瀬戸田町のベル・カントホールを会場に、沿線や島内での自転車活用社会実験の成果発表会が開かれた。
尾道大学の稲田全示教授が「しまなみ海道沿線の地域連携」と題して講演。北に位置する御調から南の瀬戸田まで各地の特産品を使った果実リキュールのラベルなど、デザインで尾道を活性化する企画に取り組んできた事例を紹介しながら「無形文化と人のコミュニティでしまなみの『みち創り』を進め、新たな地域遺産にしよう」と呼び掛けた。また「世界中で潮力発電などグリーンエネルギーエコノミーの研究が進む。しまなみには造船をはじめ水に強い会社が多い。ぜひ水流発電の研究所を発足させ、グリーンエネルギーパークをつくればどうか」と話し、環境対策先進地域としてのしまなみ海道の発展を提案した。
発表は7テーマ。自転車活用によるしまなみ海道の観光活性化、沿線の安全確保などの課題に関して、国歩補助事業としてインターネット上の招待制情報交換サイト「おのみっち」で収集、共有した情報などを基にした社会実験の成果も報告された。
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県東部運転免許センター11月開設へ
福山市津之郷町の国道2号沿いに設置している広島県福山自動車学校の敷地内に「広島県東部運転免許センター」を開設する建設工事が進んでおり、11月1日(日)開庁の予定となっている。
東部運転免許センターは、鉄骨造り3階建て。隣接して6層の立体駐車場棟を建設、約340台を収容できる。
直轄エリアは、福山東警察署、福山西警察署、尾道警察署の三署で行なっていた免許更新、再交付、原付試験等を東部運転免許センターに集約する。
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第34回芦辺会友書作展が盛況に開催
第34回芦辺会友書作展が3月12日から16日まで、福山市元町の天満屋福山店8階催場で開かれ、芦辺書苑の指導者ら174人の作品が来場者の目を楽しませた。
入り口正面奥には髙橋会長、中塚博子、藤井壽峰、藤岡松遠の三副会長、大田桂水理事長ら芦辺書苑役員の力作が並び、毎日書会評議員で東洋大学教授も務める書家、三宅相舟氏(東京)から寄せられた作品も出品されていた。
会場には広島、東広島、笠岡、三原、尾道、福山、府中、三次、庄原の各市、世羅町など幅広い地域から芦辺書苑の指導者として活躍している人たちから寄せられた作品が個性を競うように展示されていた。
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啓文社の児玉さんが「尾道坂道書店事件簿」発刊
書籍販売地場大手の(株)啓文社(尾道市)に勤務する商品部部長の児玉憲宗さん(47)がエッセイ集「尾道坂道書店事件簿」を発刊、2月17日から啓文社もちろん、全国の主要書店で販売が始まった。
同書は啓文社に入社して以来、地元出身者の著書から地元を題材にした本までほぼ全てを把握する立場にあり続ける児玉さんが、先輩から聞いた古き良き時代の逸話も含めて本にまつわる多面的なエピソードをつづっている。
同エッセイは出版元の(株)本の雑誌社(東京都)の「WEB本の雑誌」に3年半にわたって連載したエッセイコラムを加筆、修正して出版した。
本が好きで入った仕事現場で出くわすクレーム処理。「棚がかすんでいる」と禅問答のような注意を与える先輩。店舗面積の違う店ごとに違う品揃えの工夫。そして人一倍自信があった体を悪性リンパ種に侵されて始まった闘病と車椅子での生活。作家光原百合さんに指導してもらえる尾道大学の学生と出版された「尾道草紙」への賛意。小林和作と啓文社社長の逸話。漫画家かわぐちかいじ誕生秘話。島田荘司選福山ミステリー文学新人賞に選考委員として関わった感想―など本を販売する立場ならでの視点で本を取り巻く人との出会いを中心に紹介している。
50周年の尾道LCが盛大に高等学校合同演奏
尾道ライオンズクラブは15日、結成50周年を記念した第28回「青少年健全育成のための高等学校合同演奏会」をJR尾道駅前のしまなみ交流館で開催した。
50周年記念となった合同演奏会はNTT西日本中国吹奏楽クラブをゲストに迎え、尾道北高等学校、尾道中学校・高等学校、尾道東高等学校、尾道商業高等学校の吹奏楽関係の演奏グループが出演、4校が競い合うように日頃の練習成果を約600人の聴衆を前に思う存分発揮、盛んな拍手を浴びた。また最後には4校合同での演奏も行った。
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大林宣彦監督と南原清隆さんが舞台挨拶
映画館「シネマ尾道」(尾道市)で11日、上映中の作品「その日のまえに」を手掛けた地元出身の映画監督、大林宣彦さんと、主演した南原清隆さんが舞台あいさつを行い、立ち見も出るなど満員となった観客を前に作品と尾道への思いを語った。
大林監督の「用意、スタート」の声で南原さんが登場。監督とナンちゃん南原清隆さん)は映画製作の思い出や作品に込めた思いなどを話した。
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尾道の第2回スローフードパーティーが盛会
NPO法人おのみちアート・コミュニケーション(尾道市)は1月31日夜、同市潮見町のなかた美術館及びレストラン「ロセアン」を会場に第2回「スローフードパーティー」を開催した。
第1部の岡田菜穂子ピアノコンサートには61人が参加。パリ市立音楽院を一等賞で修了、ディプロマ取得という岡田さんの実力を名画に囲まれ、ピアノが身近に感じられる贅沢な空間で堪能した。
第2部は食談。地元で獲れたイノシシ肉を食材として竹内省三ロセアン料理長が腕を振るい、バラ肉ベーコンのサラダ、ソーセイジのポアレ・キャベツ添え、モモ肉の赤ワイン煮込み、イノシシ肉のカレーなど各部位の特徴を生かして調理した。平谷祐宏尾道市長も含む81人が、ローマ大学文哲学部教授のピノ・マラス氏の話を聞きながら、イノシシの料理を楽しんだ。
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