シネマ尾道がネットで基金協力募る
NPO法人シネマ尾道(河本清純代表理事)は、映画作品のデジタル化に対応してデジタル映写機を昨年末に導入、その際の設備投資資金が運営に重くのしかかっており、存続を目指してインターネットを通じて基金を募る「クラウドファンディング」による協力を呼びかけている。
今年春に映画館のデジタル化が終了する見込み。フィルム配給はなくなり、デジタル化に対応できない映画館では上映が不可能に。対応には新たにデジタル映写機やサーバーなどの設備が必要となる。昨年末、廃業を決めた同業者から420万円で中古製品を譲り受けたが、急な負担増が経営を圧迫。存続を目指し、ネットを通じて基金を募るクラウドファンディングのサービスを提供しているサイトに登録。1月1日から、全国の映画ファンらに向けて基金協力の呼びかけを始めた。目標は導入資金の一部の300万円。5月1日までの4カ月間で集まった金額が渡される。基金提供者には金額により様々な特典がある。
因島商議所が「ゆるキャラ」選挙
因島商工会議所は、因島のシンボルとして島の魅力をPRするイメージキャラクターのデザインを募集、全国から823件が集まり、最終候補を8作品に絞って、10日からホームページなどで投票の受付を始めた。
最終候補は、八朔や村上水軍、囲碁、除虫菊などをモチーフとした8作品。投票ページで、それぞれの生い立ちや性格などを解説している。まだ名前はなく、投票する人に考えてもらう。最優秀作品に選ばれた作品に投票した人の中から商品券1万円分を3人に、またゆるキャラ名が採用された人も抽選で1人に1万円分をプレゼントする。
黒田官兵衛テーマ 府中法人会女性部会が講演
(公社)府中法人会女性部会は25日(土)午後2時から府中商工会議所を会場に2014年のNHK大河ドラマの主人公黒田官兵衛をテーマとした新春講演会を開催する。
講師は兵庫県立大学特任教授で播磨学研究所所長の中元孝迪氏。演題は「戦国最強のナンバー2 秀吉に天下を取らせた男」。講演会の前にはお茶会を開く。いずれも入場無料。会員以外でも参加できる。戦国時代、竹中半兵衛と並び、豊臣秀吉の参謀として活躍した黒田官兵衛は、調略や諸大名との交渉、築城などでその類まれな能力を発揮した名軍師。黒田官兵衛を主人公としたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」の放送も5日からスタートしている。問い合わせは℡0847・46・3343事務局。
おのみち海の駅活性化委員会が船のイルミネーション
おのみち海の駅活性化委員会(桑田文隆会長=尾道商工会議所副会頭)は12月22日、にぎわい創出のため、尾道商工会議所に近い尾道中央ビジター桟橋おのみち海の駅の清掃とイルミネーション飾り付け作業を行った。
作業には桑田会長、山田幸一、村瀬保文両副会長をはじめ会員ら12人が集まり、星型やイルカ型の電飾、LEDロープライトを会員が協力して係留したヨット、ボートに飾り付けた。日没から午後10時までの毎夜、1月4日まで続けられる。
因島商工会議所創立60周年で移転
因島商工会議所(尾道市因島土生町、村上祐司会頭)は創立60周年を迎え、11月12日(火)、同町のホテルいんのしまで記念祝賀会を開催し、平谷祐宏尾道市長、地元選出の松浦幸男県議会議員、藤本友行尾道市議会議長、各種団体代表ら来賓と会議所議員ら約90人が出席した。
議員改選で選任された3役就任披露の後、村上祐司会頭の挨拶、市長、議長、県議会議員が祝辞を述べた。12月10日(火)には記念行事として夫婦漫才大助・花子の、宮川花子さんを講師に招き記念講演会を開催する。12月16日(月)には、現在の会議所ビルのすぐ近くで同市土生中央区の元広島県信用組合因島支店の土地、建物を取得して全面改装しており、現在の会議所ビルから全面移転して新しい会議所ビルとしてオープンする。
ミカンの皮から石鹸「Ja‐Pom」で向島活性化
向島中央小学校の元保護者グループが2年前から向島の活性化を目的に研究開発してきた、しまなみ地域特産のミカンを原料に使って作る石鹸がこのほど完成し、商品化した。
ミカンの皮の粉末を原料として作る石鹸で、製造は石鹸製造で実績のある(有)ライフベストテクノ(福山市松永町)健康事業部に依頼。皮の再利用はエコにつながり、また自然の成分だけで作られるので安心。ミカンの皮に含まれる成分のリモネンは油を落とす効果があり、洗浄力も強い。ブランド名は、柑橘を表すスペイン語の「ポン」と日本の「ジャパン」をかけて「Ja‐Pom」とした。価格は1554円で、尾道福屋1階で販売中。問い合わせは「Ja‐Pom」代表の吉田真里さん(得本医院院長、尾道市向島町)で、FAX(0848・45・0506)かメール(japomsmukaishima@yahoo.co.jp)で受け付けている。
向島出身の海軍中将 安保清康の顕彰DVD発売
尾道市向島町出身で、坂本龍馬や西郷隆盛とともに活躍、日本海軍創設に半生を捧げた海軍中将、安保清康を顕彰するDVD「男爵と呼ばれた男 安保清康 〜坂本龍馬と西郷隆盛、そして安保清康〜」が発売され、予約を受け付けている。
DVDは11月にも千枚限定で発売。安保清康は鎌倉幕府の御家人からの系譜を持ち安保氏の研究では第一人者として知られる伊藤一美さんが監修。尾道市文化財保護委員でもある榊原恒治さんらが調査、編集に当たり、代表を務めるメディアOufe(株)(尾道市三軒家町)を発行元として(有)花本書店から発売される。予約価格は1部税込6,279円。安保清康は1843(天保14)年に現在の尾道市向島町で、3代にわたって医者を業とした林金十郎の四男として生誕。しかし林家3代は医業を成すとき林家を継ぐためか安保姓を林姓に改姓しており、元は安保姓。鎌倉幕府の御家人安保刑部丞実光を祖先として向島に逃れてきた安保家(現在の当主は向島に4人が土着して15代目の安保清和さん)が知られるが、最初に土着した4人とは別筋で少し後に同じように向島に土着した安保一族の流れを汲んでいる。
「府中ノ木育フェスティバル」23・24日に出口公民館で
NPO法人府中ノアンテナ(府中市府中町、平地緑理事長)の主催で23日(土)午前10時から午後5時、24日(日)午前10時から午後4時までの2日間、出口公民館(旧府中市立西小学校、府中市出口町)を会場に木のおもちゃを一堂に集める「木とあそぼう。府中ノ木育フェスティバル」を開く。
地場産業の一つとして家具製造業者が多く立地する府中で、木のおもちゃとの触れ合いを通して豊かな感性を育む「木育」を推進すると同時に、地場産業に興味を持ってもらうことが狙い。東京おもちゃ美術館の協力で、バラエティ豊かな木のおもちゃを展示、実際に触って遊べる。木工職人から技術を学ぶワークショップや、おもちゃ作家による体験コーナー、飲食などのブースもある。