尾道にマリンリーフ館がオープン
食紅で着色した鯛のうろこ「マリンリーフ」を使用して、様々なアート作品を生み出す日本マリンアート協会(三原市)の田中京子会長は三月三日、尾道市内にアトリエ兼ギャラリーの「マリンリーフ館」(尾道市十四日元町)をオープンさせ、海の恵みを生かした新素材での作品制作を精力的に行っている。
約二年間の研究を経て、美しい着色を実現する方法を発見し、特許を取得。赤青黄の三色を調合して着色するリーフの種類はおよそ三十色を数え、混ぜる加減によって色は無限に変化する。また食紅に漬ける時間が短ければ華やかなグラデーションに、長ければ深みのある濃い色に変わり、四季や山海などを描く素材となる。
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尾道市商連女性部が尾道商店街界隈路地マップ作製
尾道市商店街連合会女性部はこのほど、商店街を中心とした観光地図「尾道商店街界隈路地マップ」を製作し、三月三、四両日に同市商業会議所記念館広場で開催された物産イベントで配布を行った。商店街の女性店主らの情報を蓄積した地図として、市内外の人々に利用を呼びかけている。
路地マップは商店街に無数存在する路地の名前や寺、神社の位置を掲載。またトイレや駐車場といった実用的な場所、優れた景観地点、シャッターポイント、写生地などをそれぞれのアイコンで表示し、併せて地元住民ならではの商店街周辺にまつわる逸話やお勧めの店舗、場所を紹介している。
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御調町商工会青年部が40周年で熱気球
御調町商工会(尾道市御調町)青年部(高田展明部長)は創立四十周年を迎えることから、三月十日に天然温泉尾道ふれあいの里で記念式典、十一日には同所のグランドで熱気球を飛ばす記念イベントを開いて節目を祝う。
十日は記念式典。熱気球のデモフライトで、バーナーの炎が周囲を幻想的に照らす演出を楽しむ。
翌十一日は熱気球イベント。フライト時間を可能な限り長く取ろうと、午前七時からのスタート。高さ二十五m、直径二十m、容積三千立方mの熱気球。パイロットのほかに二~三家族が搭乗でき、地上三十m程度まで上昇、眼下に広がる景色を楽しむ。料金は子ども三百円、大人七百円。午後一時までの予定で、五百人程度の搭乗を予想。
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ペアシティ東館建替え決まる
三原市城町、JR三原駅前の商業ビル「ペアシティ三原東館」は、昨年三月に天満屋三原店閉店の後、地元専門店十八店が営業を続けていたが、二月二十八日に閉店した。うち六店舗は西館内のスーパーマーケット内に移転することが決まっている。
また、二月二十二日には地権者総会が開かれ、同ビルの建替え計画を承認した。三原市も同館の所有分の土地、建物を開発業者に売却する財産処分案を可決しており、これにより建替えに向けた準備が加速されることになる。
開発業者のライフコート(株)(東京都千代田区)は、平成二十年中に解体、二十一年秋完成を目途に商業棟とマンション棟の建設を行い、三原駅前に新施設を完成させる。
東館建替えにより、県東部では最高層となる十九階建てマンションビルが登場する。
現在の東館は、七階建て延べ床面積約三万五千三百平方m。昭和五十六年駅前再開発ビルとして完成し、福屋と競合した天満屋三原店を核に、専門店が入店してオープンした。
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「筆文字工房すゞり」飲食向け講座が人気
書道教室経営、筆文字デザイン製作などの「筆文字工房すゞり」(福山市)は、今月から飲食店を対象としたメニュー作成講座を開講、事業者向けサービスの拡充を図る。
既存フォントの活字と異なり、表現力豊かな筆文字デザインによるメニュー作成指導で、飲食店のブランド力、訴求力アップを支援する。
毎週木曜日午後七時~九時まで福山市民参画センターで「表現を楽しむ総合書道講座」も開く予定。
バイクイベント「人楽交感まつり」や「夢現乃翔舞」のポスター用筆文字製作をきっかけに、一昨年夏から筆文字の会社ロゴや商品、イベントロゴの受注が増加。福山市の「和処なかくし」の弁当箱に「宝箱」のコピー提案も採用され、ビジュアル表現だけでなく感性の評価も高い。
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ご購読者経営環境アンケート結果
ご購読者の協力を得て毎年十一月末から十二月初めにかけて実施している経営環境アンケートの結果は次の通り。今年は百二十六社の方から回答をいただいた。
毎年恒例の設問「新年度あなたの業界の見通しについて」には、「よくなる」とする会社が二七・八%あり、昨年の二三%からわずかに増加した。しかし同時に「悪くなる」とする会社も一六%から二三・〇%へ増加、「よくなる」まで僅差に迫った。このまま景気回復が地方に及ぶことなく、戦後最長の景気が萎むのか、気になる景気の見通しは難しくなった。
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尾道白樺美術館が閉館
財団法人清春白樺美術館(山梨県北杜市)の分館として運営されてきた尾道白樺美術館(尾道市)が一月末で閉館することになった。
同美術館で十二月二十一日、記者会見が行われ、吉井理事長が「歴史的景観を守る運動を機に建設された美術館だったが、一定の役割を果たした」と閉館理由を説明、石田館長が経緯を説明した。
閉館後、所蔵品は全て清春白樺美術館へ戻され、平成十七年三月までに市へ寄贈されている敷地(約八百九十平方m)と洋画家・梅原龍三郎の旧居を復元した平屋の建物(鉄筋コンクリート造り)は、市が絵のまち尾道四季展の作品展示など文化振興に活用する方向で検討する。
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三原で地域SNS「みはらのもんよ」スタート
共通の趣味や話題の仲間作りなどを目的に、Iネット上で日記形式のブログや掲示板などで情報交換するコミュニティ型サイト「ソーシャルネットワーキングサービス」(SNS)。十二月二十一日には、三原でも地域SNS「広島県三原市のソーシャル・ネットワーキングサービス みはらのもんよ!」がスタートした。
この実験的な試みを主導するのは、三原商工会議所職員で、情報化推進室担当として会員らのIT化を支援している有志グループ「MML(Mihara Mailing List)の会」。自由なテーマでの情報交換を活発化させる場を提供することで行政や観光団体も参加しやすくなり、市民にとって身近に感じられるようになるうえ、まちおこしグループやボランティ団体なども活動情報を発信しやすくなり交流が促進される、と効果に期待する。
会員になれば、ブログ形式で自分の日記を書いてほかの会員に自由に公開でき、コメントを受けられるほか、会員が立てる各テーマの討論に参加可能。気の合う人同士で友達登録すれば、同じテーマに関心のある人たちと交流できるチャンスも広がる。
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