まちかどピックアップ --------2007年8月20日号掲載
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かんきつ類を学び、調香体験ができる公園
しまなみ海道の開通イベントに合わせて平成11年に完成。有料で入園する施設だったが、入園者の減少から15年1月に公共の公園として再オープンした。約600種類のかんきつ類(シトラス)を収集、展示する「シトラスパーク瀬戸田」はわが国初のかんきつ公園◆園内にはかんきつ類の歴史や種類を学びながら植物園で観賞できるシトラスパビリオンもある。自販機以外の飲食施設は休館中だが、ゴミを持ち帰る約束でお弁当の持ち込みができ、広大な園内は食べる場所に困らない◆また園内には香りの館があり、香水やお香の文化を知ることができる。一画には調香教室の設備があり、人数がまとまれば予約で調香体験もできる。さまざまな香りを組み合わせ、世界に一つのオリジナルコロン作りができる調香教室(参加料2,000円)は月に一回程度、指導者を招いて行われており、8月19日にあったばかり。次回は9月16日。11時から15時の間で所要時間は20~30分ほど。2名以上で1週間前までの予約がいる。ほかに石けん作り体験もある。
まちかどピックアップ --------2007年8月20日号掲載
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家族でゆっくり楽しむ海と緑と爽やかな風の国
オートキャンプ場(59区画)を中心にグランドゴルフ場、ショットゴルフ場、サッカーグラウンド、プライベート釣り桟橋といったアメニティー施設がそろう「神島なびっくLAND」。瀬戸内海の雄大な景色を前に芝の緑が一面に広がる◆経営は東京本社の大新土木?。42.1ヘクタールの敷地は正にランド。アウトドアライフを満喫できる◆グランドゴルフ場は子どもでも楽しめ、専用クラブ、ボールは総合管理棟でレンタルしてくれるので手ぶらでOK。ショットゴルフ場は55ヤードから190ヤードまでのパー3ホールが9ホール。池やバンカーも配置され、チャレンジ精神をかきたてる本格派。サッカーグラウンドは手入れの行き届いた高麗芝の国際公認級サイズのサッカーコート。プライベート釣り桟橋は中国地方でも屈指の施設。美しい瀬戸内海に向かって長く伸びており、家族で安心して釣りが楽しめる◆神島(こうのしま)といっても今は笠岡湾の干拓で陸続き。入江をまたぐ神島大橋を渡るとカブトガニ博物館も近い。
まちかどピックアップ --------2007年8月10日号掲載
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市民参画の名物で三原をPR
嘉永元(1847)年に創業、今年で160年を迎え、三原市内では最も古い老舗として知られる乾物卸の?石田政造商店は、干しダコの新ラベルに市民が描いた絵手紙を採用した。地元を巻き込む特産品作りで、「タコの三原」を強くPRしていく◆協力したのは、毎月第一土曜部に地元活性化イベント「さんさん土曜市」を行っている帝人通商店街にある中核施設、ケアハウス「サンライズ港町」の入所者。普段絵手紙教室を楽しむメンバーに、タコをモチーフとして思い思いに和絵の具で描いてもらった25種類が新しいラベルとなった。8月4日に開かれた「さんさん土曜市」に同社も初めて出店し、新しいラベルの干しダコを市民に披露。ラベルを手がけた入所者も大いに喜び、またバラエティ豊かなタコの表情が「どのタコを買おうか?」と来場者の目を楽しませていた◆市内のジャスコやフジグランなどで販売されており、小売価格は100g入り525円。酒の肴としてあぶって食べたり、手軽に作れるタコ飯の具としても利用できる。
まちかどピックアップ --------2007年8月10日号掲載
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和ごころを大切にした優しいイタリアン
尾道海岸通りの住吉神社近くに今年3月オープンした「イタリ庵 西山亭」。落ち着いた雰囲気の中、その名の通りイタリア料理を和風の心で提供する◆オーナーシェフの西山章彦さんは大阪北新地の割烹で6年、兄が経営する尾道の和食処にしやまで7年、和食の心を学び、尾道と福山のファンダンゴで14年、イタリア料理の神髄を極めた。加えて西山別館の料理長を務めた父の背中をみて育ち、料理人のDNAを秘めている◆「現地の味をそのまま持ち込むとやっぱり日本人にはしんどい。日本人に合う味を追求したい」という西山オーナーシェフの生み出した傑作の一つは「白玉団子のニョッキ白味噌クリームソース」(980円)。もちの食感をゆずの香が利いたクリームソースで楽しめる逸品で女性に人気。また「しば漬とちりめんじゃこの柚子胡椒風味のスパゲティー」(980円)は地元の食材を意識した健康的メニュー。「はもの湯引き粒マスタードソース」(980円)もツーンとした風味が新しいはもの食べ方を提案している。
まちかどピックアップ --------2007年8月1日号掲載
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自然を感じて運気もアップ パワーストーンがそろう店
水晶、ラピス、タイガーアイなどのパワーストーンをはじめ、約60種の天然石がずらりと並ぶ。ブレスレット、ストラップ、ネックレスなどに加工したアクセサリーも豊富。平成8年から福山カントリークラブの入口近くの山合いに移転オープンした「ゲットアロング」◆石が好きだった代表の西本好伸さんがネパールやミャンマーから直接仕入れたものばかり。運気を高める石の選び方は「自分が一番気になる石」だそうだ。迷う人にはアドバイスもしてくれるが、あくまでも自然に魅かれる石こそ運気を高める◆もう一つの店の顔は自然食品の販売店。調味料から食材、お菓子まで台所で必要なものは大抵揃う。その奥にはコットンなどナチュラル素材の衣類や帽子が並び、ブティックの一面ものぞかせる◆ログハウス風の建物はテラスでそよ風を楽しみながら喫茶ができる。もちろん有機栽培のコーヒーや玄米コーヒーなど。水晶に浸けた水「開運水晶水」でいれたコーヒー(600円)も人気。自然にこだわった食材の天然酵母パンセット(880円)はお昼どきのお勧め。
まちかどピックアップ --------2007年8月1日号掲載
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使っても飾っても楽しめる東欧アジア雑貨
尾道市の商店街にあるラーメン屋「みやち」から海岸通りのセブンイレブンに抜ける小路「うきみどう小路」の中ほどにある「monolom:(モノロム)」。東欧雑貨、古道具、ほうろうキッチン用品のお店◆古い2階建ての民家にセンスよく並べられた雑貨はどれも50年くらい前に製造されたもので、旅行用のエスプレッソマシーンや庭鋏などヨーロッパの古道具やタイの家庭で使われているほうろうの食器やスプーンなど使っても飾っても楽しめるものばかり◆ほんわかとした店内の明かりの中でキラリと光るのは店主の作る手作りのアクセサリー。アクセサリーのパーツは主にタイで仕入れたアンティークガラスや自然石、シルバーなど。特にアンティークガラスは600年前のものがあり、独特の味わいがある。そんな古いパーツと新しいものとの組み合わせで、新しいオリジナルのアクセサリーが生まれる。オーダーメードでも製作しているので自分の好きなパーツで組み合わせてもらうのも楽しい。
まちかどピックアップ --------2007年7月20日号掲載
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長期出張者に抜群のリピート率
「灯台は、リラックススペースを照らす道しるべ」。そんなアットホームなおもてなしの心と「清潔・安心・低価格」で高いリピート率を誇っているビジネスホテルが「ホテルトーダイ」。ホームページ(アドレス=http://www9.plala.or.jp/TODAI/)では予約状況の確認もできる◆JR三原駅南口から東方面に徒歩4分、買物に便利な大型ショッピングセンターのジャスコ三原店には徒歩1分の好立地。三原市内への出張や研修などの長期滞在時など特に旅なれた人からの人気が高いという。部屋のインテリアはシンプルで、現在の利用料金はシングルAが一泊4,500円、同Bが5,200円、ダブル7,300円、ツイン9,000円でいずれも税・サ込み。現金払いならポイントカードを登録日に即日発行しており、10泊の利用で1泊分の宿泊料金が無料となる。ほかにもポイントカードを提示すればシングルBが5,000円で宿泊できたり、学生対象の割引サービスなど特典も豊富。また1食200円のシンプルな朝食も好評◆1階に設置してある長期滞在者に便利な大型コインランドリーは、地元の利用も多い。
まちかどピックアップ --------2007年7月20日号掲載
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誠心誠意をモットーに任せて安心の店づくり
昭和元年の創業。といっても創業地は台湾の彰化市。現在の店主辻力夫さんの祖母辻ウメさんが呉服の商いを始めた。戦後、父親の辻幸七さんが現在地で再スタートを切り、昭和55年から力夫さんが三代目として引き継いだ◆呉服は女性が客筋。奥さんの和見さんがそれぞれの家の事情を頭に入れてアドバイス。要望に応じて柄を選び、仕立てる。娘さんがいる家にとっては、お茶事が多い尾道の事情なども頭に入れて相談に乗るため、任せて安心というお客さんが多い。呉服の適正価格は見えにくいため、信用が一番。「誠心誠意」をモットーに夫婦で地域の呉服需要に応えてきた◆主に京都、岡山の一流品を扱い、呉服のほか小物、バッグ、宝飾を揃える。気軽に店に入ってもらえるよう、見て楽しめる商品を店頭に並べる◆2年ほど前には昔使っていた5つ玉のソロバン大小10種を店頭に展示、珍しさが話題になった。今年6月まで尾道交通安全協会会長として子どもたちの安全指導にも尽力した力夫さん。地域ボランティアとしても活躍している。