まちかどピックアップ --------2009年3月10日号掲載
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春の訪れ伝える梅の花見楽しんで
昨年初めてオープンした梅農園「満汐梅林」が、今年は好天が続いて開花も早まり、2月21日に開園した。なだらかな斜面に広がる約1000本の木が白い花を咲かせて春の訪れを伝えており、香りや風情を楽しむ来場者で賑わっている◆既に3月1日ごろから満開を迎えており、中旬までが最盛期と予想。梅に関するクイズに答えてもらうウォークラリーを実施しているほか、短歌や俳句、川柳、フォトコンテストの作品も募集している。新名物「うぐいす梅蒸し饅」もお披露目となった。12日は大通寺で午前11時から「彼岸慰霊祭」で、参拝者に限りこの日は梅林の入園が無料となる◆期間中の入園料は大人500円、小学生300円。飲食物の持ち込みやペット同伴も可能なので、お弁当を作って持ち込み、白い花に囲まれながら家族でのんびりと過ごせる。ホームページにあるパンフレットを印刷して持参すれば、特製の梅ホットドリンクをサービス。来年以降を見据え、紅い梅や黄色い水仙も植え込んだ。道路拡張工事も含めてこつこつと作業を積み重ね、広く愛される観光名所を目指す。
まちかどピックアップ --------2009年3月10日号掲載
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新春企画展「雛祭」を開催中!
朝鮮通信使の行き交った昔から景勝地として名高い鞆の浦。湾を見下ろす小高い丘に福山市鞆の浦歴史民俗資料館がある。3月3日を挟んで鞆のまちでは「鞆・町並ひな祭」が開催されており、まちのいたるところにひな人形がかざられている。祭の実行委員会事務局を務める同資料館でも新春企画展「雛祭」を3月22日まで開催中◆圧巻は江戸時代の七段飾り。鞆の商家に伝わる道具類が約140点もそろった豪華なもの。ほかにも玄関を入ったロビーに飾られている明治期の大規模で精巧な御殿飾りや大型の古今雛、押絵雛、立雛、流し雛など様々な雛飾りを紹介。館内には男雛と女雛のお内裏様が40組ほど並んでいる◆また廿日市市の人形コレクターからの出展には江戸時代の高さ約50cmという国内最大級の次郎左衛門雛、江戸時代の貴重な享保雛・有職雛、明治天皇雛などがある◆2階には鞆の穏やかな海を琴の名曲「春の海」に表現した宮城道雄の生涯を伝えるコーナーがあり、3月22日まではその周辺に全国公募で集まった「ひな祭・絵手紙」の作品580点がずらりと展示されている。
まちかどピックアップ --------2009年3月10日号掲載
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人気高騰!話題のフィットネススタジオ
石畳の尾道通り商店街の小路をちょっと入った場所。江戸時代の雰囲気がまだ残るこの場所に、「効果がすぐでる」と口コミで人気が集まるフィットネススタジオ「楽家」がある。「以前は血糖値が高いことで病院通いが苦痛でしたが、ここでスタッフの効果的な指導により、血糖値がどんどん下がっていきました。体力的にも精神的にも苦無く結果が出ることで、今では定期的な健康診断結果を楽しみにしています」と60代の女性会員は喜びの声を語った◆効果が表れる一番の秘訣は、指導するトレーナー全員がアメリカの健康予防スポーツ医学に基づいて指導するAFAA公認の認定ライセンスを取得していること。トレーナーは会員それぞれ違う個性に合わせ、医学的裏づけのある効果的な指導をプロデュースし実施できる。効果が出るから、また通いたくなる。通うことで病気に強い体を維持できる◆「ここには笑顔溢れるトレーナーと会員がたくさんいます。会員の結果が表れるから、トレーナーも嬉しくなり指導に熱が入る。プラスの循環が発生しています」と代表の藤井広子さんは笑顔で話す。
まちかどピックアップ --------2009年3月10日号掲載
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みかんの花咲く丘の上でおばんざい
尾道大橋を向島に渡って左、隠れ家のようにのれんのが出ているおばんざいの店「あんこ」。その響きのように柔らかなお店だ◆◎ランチ¥1,000。毎朝玄米を精米したものに、玄米・黒米・赤米・緑米・押麦・はだか麦・はと麦・あわ・ひえ・きび・大豆・黒大豆・コーン・アマランサスなどをブレンドした15穀米はおかわり自由、もっちりとして美味しい。かごの中には小さな器が6個、サラダや煮物、ぬた、おひたしなどのおばんざいが入り、その脇には茶碗蒸し、お漬物、天ぷらなど盛りだくさん。汁物と竹原から取り寄せているよもぎこんにゃくの刺身が必ず付く。柔らかくこんにゃく独特のにおいもしない◆どれも手の込んだ手作りで女性なら感動もの!店主の大高さんは、かつて普通の料理を振舞う店を構えたが、自身の病気をきっかけに趣向を変えた。おばあちゃんが作るような節分や節句など季節の料理も出される。ゆったりとした店内はテーブルも広く時を忘れる。法要や祝い膳などの会席やパックなども受け付ける。スローフードと共にエコへの感心の高さから春からマイ箸のポイントカードも計画中だそうだ。
まちかどピックアップ --------2009年3月1日号掲載
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おしゃれなお花屋さん
お祖父さんとお父さんがお花屋さんだったという花屋の血統。花の魅力いっぱいの環境で育ったサラブレッド、『アイビー花物語』の店主小川美穂さん。今から9年前に尾道市高須町に店舗を構え、営業を開始した◆これからは桃の節句の「ひな祭り」から、「卒業式」、「入学式」、「母の日」と喜び溢れるイベントが続くと同時に、色鮮やかな花が旬となる時期を迎える。こんな時期だからこそ花束や寄せ鉢など、フラワーデザイナーがプロデュースするセンス溢れるギフトはプレゼントに最適◆さらに「手作りのフラワーギフトを贈りたい」という欲張りなお客さんにはこんなのはいかが?『アイビー花物語』ではフラワーアレンジメント教室を実施しており、初心者でも素敵な花の作品ができるように楽しく指導してくれる。午前、午後、夕方、土曜など、ライフスタイルに合わせた教室を開講中。何しろ『アイビー花物語』は社団法人日本フラワーデザイナー協会公認の教室。お花屋さんの裏技を伝授できる◆4月からの教室は「母の日」をテーマに開講予定。日ごろお世話になっている感謝の意をこめ、手作り花の贈り物はいかが?
まちかどピックアップ --------2009年3月1日号掲載
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プロ目指す地元作家の支援拠点へ
福山を中心とした地元作家を応援するコミニュケーションサイト「アーティストバンク ちょこはぴ倶楽部」(アドレス=http://chocohapi.com/)を運営する三藤直子さん(写真)。医療秘書として勤務後、ラッピングコーディネータ資格を取得し、創作活動に取り組む人たちとの交流が深まる中で、作品発表の場が少ないと実感、「自分たちの手で発表の場を作ろう」と奮起し3年前に立ち上げた◆市内を中心にギャラリーやカフェ、ホテル、商業施設を会場に登録アーティストの作品を紹介するイベントは近く20回を数える。1月には天満屋福山店で「新春アートフェア」も開いた◆現在の活動の拠点は昨年10月にオープンした「ちょこはぴ倶楽部in福山LOTZ」。登録作家38人のうち15人のプロフィールをパネルで紹介しており、ものづくりをきっかけに「人と人」「人と作品」「作品と作品」の出会いを提供する。イベント時の作品販売やワークショップ、個展、ライブなどで共感の輪を広げており、多様なジャンルの若いアーティストがプロを目指すための支援拠点として一層の成長を目指す。
まちかどピックアップ --------2009年3月1日号掲載
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幸せは 昔から 甘いものから
尾道北部にある道の駅「クロスロードみつぎ」で常に人気の上位にいるのが近藤製菓店のどら焼き。前駅長が1年がかりで口説き落として並んだ商品だ。休日などは増産の要請があっても一人で手作りしているため数に限りがある◆製造販売している店は国道184号線の府中分かれの交差点の近くにある昭和の匂いのする木枠のガラス戸の店で、店番はお母さん。近藤製菓店はオーナーの近藤修司さんの父昇さんが昭和30年に煎餅屋として創業、その「みつきせんべい」は小麦粉で作る和風のビスケットのようで、現在でも御調名物として茶の子などにも使われている◆どら焼きは24、5年前から始めた。タイミングがよければ、お店の鉄板の上でどら焼きの皮を焼いたり、煎餅を作っている近藤さんの姿を見ることができ、焼き立てを食べられる◆どら焼きの特徴は昔ながらの優しい甘さ。「甘いのは甘いもの」というようにちゃんと甘さを出していて、甘いものを食べた満足感と幸せが残る。◎みつきせんべい(4枚入り)1袋¥80、箱入り(8袋入り〜)¥750〜◎どら焼き1個¥105。
まちかどピックアップ --------2009年3月1日号掲載
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備後絣の伝統を伝承する市民の活動拠点
備後絣の歴史を伝え、文化を伝承する拠点となっている「福山市しんいち歴史民俗博物館」。展示室では現在「織りとパッチワーク展」が3期に分けて開催されており、3月7日から4月5日までは第3期の展示が始まる◆富田久三郎が1853(嘉永6)年に考案した「井桁絣」。明治元年に「備後絣」と名付けて大阪へ出荷され、一大産業への基礎がつくられた。そんな時代を感じさせる機織り機も展示され、機織り技術の伝承のため、実機を使った講習会も定期的に開かれている。平成20年に「あしな文化財センター」を隣接して新築、一体的に使用できる1階には機実演室や研修室も完備され、以前は点在していた伝習会【はたおと】の研修会場として、またパッチワーク・創美会の活動拠点となっている◆備後絣だけでなく、遺跡の発掘調査で見つかった石器、土器などは主に2階に展示され、旧石器時代から古墳時代へと心を誘う。文化財センターの収蔵庫(非公開)にはおびただしい数の土器破片などがあり、別室で「大地2号遺跡」「矢立遺跡」の出土品を中心に分析、組み立て再現など地道な作業が続いている。