(株)啓文社が神辺の大型商業施設に出展計画
書店の(株)啓文社(尾道市)は、福山市神辺町南之丁に11月オープンする予定の複合商業施設「フレスポ神辺モール」に、大型複合書店「啓文社コア神辺店」を出店する。
フレスポ神辺モールの南エリアに出店する啓文社コア神辺店は2階建て、総売場面積2,936平方mの規模。福山市北部への大型書店出店の要望に応えたもので、書籍、雑誌を中心に、CD、ゲームソフトなどを販売し、ビデオやDVDレンタル、インターネットカフェも併設する。府中以北、井原市周辺、福山市内中心部からの集客を目指す。コア店は春日店、福山西に続いて三店目。
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アトムのゴム長靴がグッドデザイン賞2次審査へ
作業用手袋を主に履物製造等のアトム㈱(竹原市)は、財団法人日本産業デザイン振興会が主催する「グッドデザイン賞」に出品した田植作業用ゴム長靴の新製品「らくらく長靴大地」が第一次審査を通過し、第二次審査にノミネートされた。
同二次審査会後の会場を公開して8月22日から24日まで東京ビッグサイトで開催される「グッドデザインエキスポ2008」にも出展する。このイベントは、新製品を中心に、生活用品から乗用車、建築用品まで、あらゆるデザイン2,000点が一堂に展示される。
同社が出展する「らくらく長靴大地」は田植作業を主な用途にした農業用長靴で、「使う人にやさしい長靴」をコンセプトに開発した商品。従来の商品と比較すると、胴体部分のゴムシートが約70%薄く、全体の重量で約10%軽量になった。
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山陽工業㈱が売上高100億円目標に社員大会
管工機材加工・販売及びホテル経営の山陽工業㈱(尾道市)は13日、経営する尾道国際ホテルで第12回社員大会を開催した。
大会では髙橋社長がまとめ中の平成20年6月期決算について、大型物件の工期ずれなどから売上高は94億4千万円前後となるが、利益は前年並みを確保できる見通しとの報告を行った。
また、髙橋社長はジグソーパズルを例に「各ピースを積み重ねてできる図は経営計画の完成予想図。道に迷ったときの地図のように、ミッション(M)、アクション(A)、パッション(P)の頭文字をとったMAPとともに心に描いて目標に向かって努力してほしい」と呼びかけた。
同社は平成9年から売上高100億円を目標に中期行動計画「2150プロジェクト」など3~5年ごとに行動計画を掲げ、現在は17年から21年までの「ダントツ・ステージ2010」を遂行しており、100億円達成の最終段階に向かっている。
ホテルは尾道ロイヤルホテル、尾道第一ホテル、尾道国際ホテルの3ホテルを尾道市内で経営。同社は平成22年に創業60周年を迎える。
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「府中みやげ」開発へ菓子製造業者を募集
府中商工会議所は昨年11月の「恋しき」リニューアルオープンを機に観光客が市内を訪れる機会が増えたことを機に、お土産ニーズに応えようと新しいお菓子の土産品開発に取り組むプロジェクトをスタートさせ、参加事業所の募集を始めた。
中小企業庁の補助を受けた事業で、名称は「地域資源∞全国展開プロジェクト 『恋しき』を活用した観光資源発掘事業」。商品開発やマーケティングの専門家が協力し、府中らしいお菓子を企画、地元菓子製造業者と一緒に商品化を目指す。開発するのは洋菓子、和菓子、氷菓子。条件は府中商工会議所会員の菓子製造業者。アドバイザーへの謝礼は商工会議所が負担し、材料費や試作開発に必要な費用は自己負担。(既に募集終了)
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広島アートディレクターズクラブ設立へ
デザイナーを始め幅広いジャンルのクリエーターでつくる会員組織でレベルアップや作品発表を目指す「広島アートディレクターズクラブ(広島ADC)」設立の準備委員会が組織され、正会員と賛助会員の募集が始まり、来年秋の年鑑発行に向けた作品募集もスタートさせた。
広島ADCは、県内のクリエーターの自己啓発、レベルアップを目指す非営利組織。会員が自主運営する「クラブ活動」と位置づけ、互いの切磋琢磨で刺激を与え合う場を創出する。具体的には年1回の作品公開審査会とその授賞イベント、年鑑の発行。
対象はアートディレクター、クリエーティブディレクター、CMディレクターほかグラフィックデザイナー、コピーライター、イラストレーター、フォトグラファー、ウェブデザイナー、プログラマーなど広告、出版、映像、デジタル関連に従事するクリエーター。年鑑に名簿が掲載され、一部は無償配布される。また作品出品手数料が優遇されるなどの特典もある。
県東部ではキューブ意匠事務所(福山市)高下ノボル代表とナッツデザインスタジオ(同)高橋伸幸代表が準備委員として活動中。
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リョーインが福山でパーツカタログ制作セミナー
マニュアル制作、印刷などの(株)リョーイン三原営業所(三原市)は9月8日、福山商工会議所を会場に「パーツカタログ制作セミナー」を開くため、参加者の募集を始めた。
パーツカタログとは部品カタログやパーツリスト、部品表とも呼ばれ、製品の販売店や代理店、修理工場などで使われるサービス資料。部品構成や分解図を示し、定期交換部品や破損部品の特定、発注が容易になることから、資料整備の重要性が高まっている。
第1部では、各種製造業のサービス部門の課題と解決の方向性、設計形態に合ったパーツカタログの作り方を解説。第2部では3Dデータ活用をテーマに、3Dデータから分解イラストを作成する方法、3Dビューアソフトの紹介を行う。
同社では親会社三菱重工業の印刷機械のパーツカタログ制作で培ったノウハウを活かし、産業機械、農業機械、家庭用機械など多様な分野で実績を拡大中。好評だった取扱説明書制作に関するセミナーに続き、パーツカタログ制作をテーマとしたセミナーは同営業所初となる。
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笠岡のスーパー「ワシン」が廃業
笠岡市の地場スーパーとして知られる「ワシン」が8月2日に最終の売り尽くしセールを行ない47年間の業歴を閉じた。
経営会社(株)和信(笠岡市)は、昭和36年3月3日、福山市内の店舗の進出に対抗して笠岡市内の商業者らが共同出資して設立した。笠岡駅前通り沿いに「殿川店」、同市三番町には「番町店」を開設、その後井原市内と里庄町に進出し、4店舗体制と事業を拡大した。最盛期には年間4,000万円以上の利益を計上する高額所得法人に名を連ねる優良企業になった。しかし、その後は笠岡市内にも複合商業施設がオープンするなど競争が厳しさを増しており、最近では赤字経営が続くなど影響を受けてきた。
一方、殿川店のある笠岡駅前商店街では署名運動を行い、市や商工会議所へ、地域のスーパーの存続を陳情している。殿川店を取得して地域のスーパー経営を継続して欲しいと訴えている。
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県労働基準協会が県東部初の技能講習施設
社団法人広島県労働基準協会(広島市)は、福山市瀬戸町山北(広島県東部花き地方卸売市場と太陽家具の隣接地)に県東部では初の施設となる「広島県労働基準協会福山教習所」を開設する。
事務所棟は講習等の教室や県協会の教習所事務所と、現在福山商工会議所ビル5階に開設している福山支部の事務所が移転して入室する。実技棟はガス溶接など技能講習の実技に使う。敷地内にはフォークリフト運転実技の3コースも設けられる。
建設中の建物は9月15日に施設の引渡し、10月から利用を始める予定で準備を進めている。
最近は受講者数が増加を続けており、平成19年度の福山支部実績では、講習会開催回数79回、3,570人が受講している。
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