道路建設現場で児童が絵画制作
建築・土木工事の井上建設(株)(三原市久井町)は8日、中国横断自動車道尾道松江線の工事現場(世羅町川尻)に近くの町立中央小学校から1-4年生36人を招き、コンクリート構造物(カルバート)の上をキャンバスに絵を描くイベント「尾道・松江自動車道に思い出を刻もう!」を実施した。
現場は甲山インターチェンジ部分で、カルバートは本線の下をくぐる進入路がトンネルとして利用する構造物。上は約14m四方の平らなスペースで、完成すると舗装により本線表面から1mほど下に埋まる。舗装工事が始まるまでの期間を利用して児童たちに思い出に残る絵を描いてもらおうと井上建設が企画した。
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尾道市営バス民営化へおのみちバス(株)創立
尾道市は尾道市営バスを4月から民営化するための受け皿組織「おのみちバス株式会社」の創立総会を14日、市役所内で開いた。
発起人の尾道市と尾道商工会議所(石川悟会頭)の代表者及び発起人以外の出資者いすゞ自動車中国(株)、尾道市農業協同組合、しまなみ信用金庫、鞆鉄道(株)、広島ガス(株)、(株)広島銀行、広島日野自動車(株)、ヨコハマタイヤ中国販売(株)の八団体の代表者らが出席し、定款や役員などを議決した。
同社の取締役には石川悟尾道商工会議所会頭、吉本宗雄市交通局長、加納彰副市長の三人、監査役に恵谷豊昭市代表監査委員が選任され、直後に開かれた取締役会で代表取締役社長に吉本取締役を選んだ。
同社は3月1日付で設立、市議会の承認を得て4月1日から市営バスの事業を引き継いだバス事業がスタートする。
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三原神明市に過去最多31万8千人来場
山陽路に春の訪れを告げる風物詩「三原神明市」が2月8、9、10日の3日間開かれ、三原市東町、館町、本町一帯とJR三原駅周辺でだるまや植木、飲食など約400の露店が並び、多くの来場客で賑わった。来場者は過去最多だった昨年の30万8千6百人を上回る31万7千7百人(主催者発表)だった。
「だるま市」とも呼ばれており、東町には祭りのシンボルでもある高さ4.3mの迫力ある大だるまが据えられたほか、細長い頭に豆絞りをした三原ダルマも本町の一画やだるま工房などで販売。広島大附属三原小学校の生徒も手作りだるまの店を出し、好評だった。また期間中「青山コレクション達磨記念館」が公開された極楽寺では、全国各地の多様なだるまが話題を呼んだ。
また三原商工会議所が主催する「ダルマーレみはら2008」も駅前浮城広場などで同時開催され、陶器市やフリーマーケット、スタンプラリーなどを実施、家族連れでにぎわった。
三原神明市は、三原が港町として栄えていた室町末期、9町が合同で伊勢神宮を祀ったことが起源とされている。備後の春を呼ぶ祭りとして400年以上続く伝統の祭り。
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啓文社が岡山に県内最大規模の書籍店を出店
大型書店を展開する(株)啓文社(尾道市)は岡山市内に「啓文社岡山本店」を3月26日オープンさせる。
家電量販店ベスト電器岡山本店を核とする複合商業施設1階の食品スーパー跡に出店。岡山県内では最大規模となる売り場面積2,310平方m、65万冊の書籍、雑誌を揃えた書籍専門店を構える。営業時間午前10時から午後9時、年中無休の店舗となる。岡山本店の業績をにらみながら、同県内での多店舗化を図る。
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三原に梅1000本の新観光スポット開発
三原市深町に、約1,000本の梅の花が春の訪れを告げる観光農園「満汐梅林」(三原市深町)が2月16日にプレオープンする。
如水館中学高等学校の400m東から南に入って登る「菰口山」(こもくちやま)北側のなだらかな斜面約2万平方mに広がる梅林。運営する万汐農園(尾道市)が道路整備や看板、売店設置などの準備を進めている。
2月下旬からの開花予想に伴い、今期の開園期間は2月16日から3月20日まで。期間中、クイズを楽しむウォークラリー、短歌や俳句、川柳の応募と公開、絵手紙や写真コンテストも計画している。売店も農園入り口に設置し、向島で手がける農産物加工品を販売する。
入園料は大人500円、小学生300円、20人以上は団体割引。駐車場は梅林隣に50台分。
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(株)オクモトが黒米・大豆配合の「美人玄米」発売
米穀卸・小売の(株)オクモト(尾道市)は2月6日、美容と健康によいとされる玄米、黒米、大豆を手軽に食べられるように無洗加工した新商品「美人玄米」を発売した。
玄米の表面を均一に0.2~1%程度削り、水分の吸収力を高めた。1時間ほど浸漬し、1割り程度水分を多めにすると普通の炊飯器で白米と同様に炊ける。美人玄米は玄米75%、黒米20%、大豆5%の割合で配合、栄養バランスの高い主食を商品化した。美人玄米は商標登録出願中。美容と健康に気を配る女性を中心に売り込む。希望小売価格は1kg入り945円。
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成和産業が尾道に物流拠点計画
医薬品卸しの地場大手、成和産業(株)(広島市)は、県営尾道流通団地(尾道市美ノ郷町)に物流センターを建設する。
同団地第三工区内に土地約25,000平方mを取得、鉄骨造り3階建て、延べ床面積約16,000平方mの建物を建設。内部には事務所、物流倉庫を配置し、最新の物流機器を導入する。3月に着工、来年1月に完成させ、設備を行い、5月の操業開始を目指す。
中国横断道尾道―松江線が開業する尾道に大規模物流センターを建設して同社の物流拠点として配送機能を拡充する。
尾道流通団地の1期(19社)、2期(12社)、3期(6社)は次のとおり。
第1期▼広島日野自動車(株)、フジオナッツファーム(株)、(株)山石、(有)フォムス、(株)ユニタック、(有)サントイ、(有)カワダアルミ、(株)アイビック、シノブフーズ(株)、(株)シマモ、(株)山本屋、(有)有田商会、コカ・コーラウエストジャパン(株)、尾三物流(株)、(株)ジョイフル(未着工)、(株)本多、(株)読売新聞大阪本社(工事中)、(株)朋昆、ほかに卸売業が設計中。
第2期▼尾道製麩(有)(工事中)、(株)中国新聞サービスセンター、(株)アステム、社会福祉法人尾道さつき会、丸善製薬(株)、アイサービス(株)、(株)いしい、(株)東化工、長畑工業(株)、(株)ユニオンプレート、備後通運(株)、四国三共運送(株)(工事中)
第3期▼(株)三谷製作所、成和産業(株)、ほかに流通業1社、製造業3社が設計中。
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(株)サンエスが東京の展示会で新製品発表
(株)サンエス(福山市神辺町、℡084・963・1111)は1月16日から18日まで東京ビッグサイトで開かれ、期間中約33,000人が来場した半導体製造装置関連の展示会「第37回インターネプコン・ジャパン」に新製品各種を出展した。
応用機器事業部からは半導体製造の後半工程で必要となる装置数種を出展。従来製品の機能を強化した全自動プログラミングシステム、レーザーマーキングシステムに加え、新開発のICデバイスカウンター(プロトタイプ)などが出展された。
最新の全自動プログラミングシステム「PH―280」は画像処理による全自動位置決めを実現、難易度の高いクラムシェルソケットにも対応し、機種切り替え時の工具も不要としている。
また四月発売予定のレーザーマーキングシステム「MS―900」は最新技術を駆使したグリーンレーザーを搭載、300mmウエハーの一括処理を実現し、立体表面にも対応させた。さらに画像処理による高精度な位置決めに加え、方向にばらつきがあるターゲットへの書き込みも可能にした。
また新開発のICデバイスカウンターは半導体チップをトレーから必要数を小分けにする装置で顧客ニーズを実現するために開発。展示会ではプロトタイプを出展、納入可能時期の問い合わせが相次ぎ、予想以上の手応えを得た。
サンクレスト事業部からは新しく開発した大画面液晶電子看板表示システム「Wonderful Vision(ワンダフルビジョン)」を出展。同製品はテキスト、文字テロップ、静止画、動画などが専用ソフト「ワンダフルビジョンオペレーター」を使えばユーザー自ら自由に編集でき、LANによる自動配信システムも構築できる。ホテルやスーパー、病院などのロービー等でサービス案内、商品広告など幅広い活用が見込まれる。
同商品は可搬型で設置場所を選ばず広告案内表示に最適な縦型と、ビデオ会議システムなどにも使える縦横回転型のタイプがあり、ユーザー専用の外観デザインやカスタムソフトの開発にも柔軟に対応する。価格は130万~200万円。
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