シギヤ精機製作所が超精密大型加工機導入
円筒研削盤を主の工作機械メーカー(株)シギヤ精機製作所(福山市)は、最新鋭の超精密門型平面研削盤を導入した。
この平面研削盤は岐阜県関市の工作機械メーカー、(株)ナガセインテグレックスが納入。加工物最大形状は長さ12m、幅2.5m、高さ1.5m、加工物最大重量20tに対応できる大型マシン。
同機の加工精度も1m当たり0.001mmの誤差で真直ぐに加工でき、輝くように高度な面が得られる。平面研削盤を設置した精密加工室は室温を調整することで加工誤差を抑えることができる。また、夜間の無人化運転も可能となる。
同社は平成17年度から工場増設などの設備投資を行い、今回の最新鋭機導入で一連の投資計画を完了した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
青葉印刷(株)がネット通販「かんたん名刺.com」開始
青葉印刷(株)(福山市)は7月7日、インターネットの入力画面から要件を入力するだけで簡単に名刺の注文ができる「かんたん名刺.com」サイトをオープンした。
かんたん名刺.comはインターネットを経由して社名、肩書き、名前、住所などの要件を画面上の空欄に入力した後、モノクロまたはカラーでデザインされた背景を21パターンの中から選択するだけで自動的にレイアウトされた名刺デザインが完成する。約3秒でデザインの確認画面が現れ、納得した上で注文ができる。最短は2日後に宅配便で印刷した名刺が届く。
名刺受注のインターネットサイトは数多いが、同社はデザイン的な操作を可能な限りシンプル化。インターネットに接続でき、文字入力が可能なすべての人に注文ができるよう複雑な操作を排除した。そのためロゴマークや顔写真の入力等はできないが、QRコードは情報入力による自動発生により対応した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
なかた美術館で金の星社「こどもの本の世界」開幕
なかた美術館(尾道市)で、日本最古の子どもの本の専門会社㈱金の星社創業90周年記念「こどもの本の世界」展が始まった。9月21日まで。
7月23日に行われたテープカットには、前日から尾道入りしていた金の星社の斎藤健司社長、来賓の平谷祐宏尾道市長らがテープにはさみを入れた。
金の星社の斉藤社長は「金の星社は祖父斉藤佐次郎が26歳で児童童話雑誌を発刊した大正8年に創業。初代編集長の野口雨情をはじめ、島崎藤村、有島生馬、若山牧水らを迎え、皆さんもよくご存知の『七つの子』『青い目の人形』なども誕生しました。しかし残念ながら創業当時からの資料は非難させた世田谷で空襲によって焼失しました。いま残っているのはその後収集した資料です。資料の展示は今回が2回目。初めて現在の人気作家の原画も集めた企画となりました。多くの方に楽しんでいただきたい」とあいさつをした。
展示は入り口付近に絵本など現在の出版物紹介コーナー、入ってすぐのところに児童童話雑誌「金の船」創刊号からの歴代表紙と一年ほどして「金の星」に改題してからの歴代表紙を展示している。
そのほかの展示では若かりしころの東山魁夷が表紙を描いた塗り絵が長い歴史を物語る。また2階の絵本原画展示ではあきやまただし、飯野和好、長新太、やなせたかしといった著名な現代作家ものが並び、子どもたちに詩の投稿を呼びかけるコーナーもある。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
鐵萬商事(株)出資のクローラクレーン完成
鋼材卸、ショット加工の鐵萬商事(株)(尾道市)とJFE商事造船加工(株)(尾道市)が出資して市内向島町の工場に建設していたクローラクレーンが完成、7月1日から稼働を始めた。
完成したクローラクレーンはJR尾道駅から尾道水道の対岸に見える水切り設備。接岸した船や台船と工場荷捌き場の間で、効率よく鋼板などを入出荷する。幅35m、高さ13.5m、長さ70.6mで、海上に20m張り出している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
興和不動産開発(株)が巖聖水6500発売
興和不動産開発(株)(尾道市)は7月11日、自社取水の名水を詰め込んだペットボトル飲料「巖聖水(がんせいすい)6500」が完成、全国へ向け販売を始めた。
巖聖水は福山市東村町で同社が掘削した源泉からくみ上げる水。成分分析により、日本では珍しいサルフェート成分、ラドン、シリカ、炭酸水素イオンなどの含有量にも優れた名水。
巖聖水は500ml、1.5リットル詰めペッドボトルのほか、樹脂袋に詰めた水をダンボールに入れた5、10、20リットル入りの各バッグインボックスを商品化した。価格は500ml入りペッドボトルで1本180円(当面は発売記念特価で150円で販売)、1.5リットル入りで380円(同350円)。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
ファインテック(有)が尾道弁Tシャツ
産業機械設計などのファインテック(有)(三原市)の山本真義社長は、出身、在住の尾道の方言をデザインしたオリジナルプリントTシャツを企画、ネット通販を始めた。
尾道弁で「俺の」を意味する「わしの」ブランドとして展開する。デザインは2種類。正座を意味する「おじんじょ」、「ぶちすげえじゃん」と「Very Wonderful」をデザインしたTシャツを商品化した。観光客対象のお土産として千光寺売店でも販売している。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
(有)タナカビデオプロダクツが動画と写真を一括制作
ビデオ製作の(有)タナカビデオプロダクツ(三原市)は、結婚式場サービスのDVD製作と、その静止画をデジタルプリントしたフォトアルバム製作を一括受注する事業を展開、カップルに低価格で付加価値の高いサービスを提供したい結婚式場を支援している。
同社は撮影機材にソニーのHDVカムコーダーを採用。その性能から静止画データのデジタルプリントで満足度の高いフォトアルバム製作を発案。静止画データを写真処理に最適なデータに加工するノウハウを確立した。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)
JA尾道総合病院が新築移転計画発表
病院、老人保健施設などを経営している広島県厚生農業協同組合連合会(広島市)は、6月30日開催した通常総会でJA尾道総合病院の新築移転を決めた。
JA尾道総合病院(尾道市)は、施設の老朽化や狭隘化により新築移転を検討していたもので、着工は来年4月、開院は平成23年5月の予定。総事業費は土地・医療機械を含め150億円。
移転先は尾道市平原一丁目で、尾道市ががんセンターの誘致を計画していた土地とJA尾道市の所有地で、現病院から北東に直線で約1.5km。
(詳しくはびんご経済レポート紙面をご覧ください)