福山の三菱エンジに中四国最大の電波暗室完成
三菱電機エンジニアリング(株)(東京都)は、福山市に建設していた中国四国地方で最大級の電波暗室曙サイト「EMC西日本センター」が完成し、1月21日から電磁波測定業務を始めた。
この施設は電気・電子機器から発する電磁波を測定するもので、電波暗室は、妨害電波を測定するため天井及び壁に電波吸収体を貼付して、外部からの電磁波の侵入を防ぐと共に、内部で発生する電磁波の反射をなくした暗室で、被試験装置が発生する不要な電磁波を3m及び10m離れた距離で測定することができる。
EMC(電磁環境適合性)規格適合試験を行うための、中国四国エリア最大級の10m法対応電波暗室。特徴としては、建物内に「イミュニティ試験室」を併設。全世界で唯一のiNARTE認定のエンジニアがサポート、コンサルティング、サイト試験等多彩なサービスを提供する。
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(株)サミットがブレインフード「忘れん健のう」開発
健康食品製造販売などの(株)サミット(三原市)は、脳の栄養として注目を集めているホスファチジルセリンを主成分とした健脳食品「忘れん健のう」を開発し、販売を始めた。
ホスファチジルセリンは、脳細胞、神経細胞膜に含まれるリン脂質の一種。神経細胞の機能発現に深く関与していると言われる。「忘れん健のう」には、大豆から抽出したホスファチジリセリンを使用。3粒で同成分100㎎を摂取でき、これは大豆3.5㎏分から抽出した量と同程度という。ほかにEPA、DHAを含む精製魚油、ローヤルゼリー、αリポ酸などを配合した。1カ月分を目安とつぃた90粒を瓶詰めし、希望小売価格1本8,450円で販売する。卸先の開拓も進める計画。
同社は平成8年、市内館町にローヤルゼリー製造販売の(有)サミットとして設立。中国で良質の原乳を仕入れ、静岡の医薬品メーカーに生産を委託し、品質の高さを武器に顧客を開拓した。12年に現住所に移転後、増資して株式会社に改組し、新商品開発をスタートさせている。
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世羅の物産として12点を「お宝」認定
世羅町商工会(世羅郡世羅町)は1月21日、農園観光の振興などを背景に商品の充実が進んでいる町内の観光土産を審査し、「お宝」として認定することでさらなる観光振興につなげようと「花と果実にまつわるお宝審査会」を実施し、審査の結果応募してきた12品全てを認定した。
中小企業庁「地域資源∞全国展開プロジェクト」の一環。順調な推移を見せる入り込み観光客数の割りに観光に付随する消費額が振るわない課題を克服するため、近く開設予定の新サイトで「観光コンシェルジェ」として集客機能を持たせる一方、世羅の花や果樹園の魅力を活かした特産品を「認定」して全国に売り出し、実際の購買につなげることを目指すもの。昨年11月に商工会が世羅の物産を使った物産、飲食店メニュー、サービスなどを募り、ワインやゼリー、フェアなど七事業者から12点の応募があった。
「お宝」に認定された商品と事業者、特徴は以下の通り。
【物販部門】
▼「せらワイン」(赤・ハニービーナス・白)、(株)セラアグリパーク。世羅産ぶどう100%使用。
▼「のど梨飴」(農)世羅大豊農園。梨はノドに良いと言われ、農園で収穫した梨の果汁にハチミツを混ぜて直火釜で炊き込んだ。
▼「梨ジャム」、同。農園の幸水梨、豊水梨を100%使い、甘さ抑え、ヘルシーなジャムに仕上げた。
▼「梨ゼリー」、同。幸水梨、豊水梨の果肉をゼリーで包んだ。食感、舌触りも良く世代を問わず好まれる。
▼「せらなしのドレッシング」、(農)世羅幸水農園。世羅梨を自然発酵させて作った梨酢をベースに、梨のすり身とタマネギを加えた、あっさりとしたドレッシング。
▼「せらなしの保命酒・梨楽(りらく)」、同。福山市鞆の浦の名産保命酒に、世羅梨の果汁を幸水10%、豊水10%の比で加えた。梨の甘みで、まろやかで飲みやすい味に。
【飲食部門】
▼「春のエスプリ 香り苺のリゾット」、カフェテラス絵麗顔都。農園自慢の手摘み苺と世羅米を使った、春を告げるリゾット。
▼「晩秋の贈り物 洋梨の赤ワイン煮」、同。果樹園ブランドのラ・フランスに地元の赤ワインなどを染み込ませて煮込んだデザート。
▼「フルーツとチョコレートの香り彩り イチゴのアフォガード」、同。地元の苺を使ったドリンク。
▼「世羅産なしとぶどうの手作りスイーツフェア」、アクアハウス今高野。地元の梨、ブドウを使うシャーベット、コンポート、ムース、ケーキなどを期間限定フェアとして開催。
▼「トマト懐石」、料理旅館玉乃家。世羅菜園の三種のトマトを使ったトマト豆腐、トマト寿司など10品の創作和懐石。
【サービス部門】
▼「フレッシュハーブティ」、すずらんホテル木原。朝昼食時に世羅で採れた4種のハーブを使ったハーブティーを提供。生葉に熱湯を注ぐ。
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三谷製作所が尾道流通団地内に新工場完成
精密機械加工、電気制御盤設計・製作の(株)三谷製作所(尾道市)は、市内美ノ郷町に県が造成した尾道流通団地第三工区内に建設していた新工場が完成、このほど操業を始めた。
工場内には工作機械メーカーの(株)唐津鉄工所(佐賀県)と共同開発した工作機械、五軸CNCターニングセンター、三井精機製、安田工業製のマシニングセンター、西ドイツ製の円筒研削盤、天井クレーン等を導入した。
新工場では夜間の無人稼働も含めて24時間操業体制を整備しており、周辺への遮音性に配慮して工場建て屋壁面は遮音化壁材と遮音工法を採用、環境にも配慮した新鋭工場となっている。
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広島経済同友会三原支部が三原市へ提言書
広島経済同友会三原支部(三原市)は、同支部の提言作成特別委員会(勝村憲明委員長)がまとめた「快適都市三原をめざして」の提言書を昨年12月17日、村上正司支部長、勝村憲明委員長、本井俊一副委員長が市役所を訪れ、五藤康之市長と真嶋智議長に提出した。
提言書は、まえがき、基本的な考え方、現状の問題点と望まれる姿では福祉分野、経済活性化分野、観光分野について述べ、最後に提言をまとめている。
村上正司支部長は「福祉・経済・観光に絞って問題を検証することにより、今後あるべき姿を考察した。その結果、産・学・官及び市民を自由につなぐことのできる組織を中心としたリーダーが必要であるとの結論を持って提言書を作成した。この提言の種子を行政、経済界、大学、市民の皆様に広くご理解を頂き、21世紀の三原市のより豊かな市民生活や快適な都市作りに役立てていただきたい」と述べている。
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ケーブル・ジョイとエネルギアコムが光Iネット等で提携
ケーブルテレビの(株)ケーブル・ジョイ(府中市)と(株)エネルギア・コミュニケーションズ(広島市)は放送と通信のサービスを一体的に提供する業務提携を結び、サービス開始の準備を進めている。
対象地域はCCJの提供エリアである府中市と福山市新市町、エネルギアコムの提供エリアである府中市の、共通している府中市エリア。業務提携で、CCJのCATV放送サービスと、エネルギアコムによる光インターネットサービス「メガ・エッグファイバー」、光電話サービス「メガ・エッグ光電話」の三種を提供する。具体的には、CCJがエネルギアコムの代理店としてメガエッグの販売、宅内工事、サポート、料金請求業務を行う。エネルギアコムはCCJの光ファイバーを活用し、メガエッグファイバーを提供する。中国地域で光インターネット事業者とCATV事業者の業務提携は初。
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4月開学の師友塾高等学校が記念講演会開催
教育特区に基づき今年4月に開校する通信制・単位制高等学校「師友塾高等学校」の開校記念講演会が16日、しまなみ交流館で開かれた。
講演会に先立ちは師友塾生による師友塾高等学校校歌のコーラスと和太鼓演奏があり、平谷祐宏尾道市長がお祝いのあいさつを行った。
講師は筑波大学の村上和雄名誉教授。「生命(いのち)の暗号~あなたの遺伝子が目覚めるとき~」をテーマに講演。話題はアメリカで教鞭をとっていた頃の体験やナチュラルキラー細胞、ダライ・ラマ、吉本興業まで多岐にわたり、満席会場からはたびたび笑いや感嘆の声があがった。村上氏は昭和58年に高血圧の黒幕であるレニンの遺伝子解読に成功、世界的な脚光を浴びている。
第2部は「スイッチオンの人生」というテーマで師友塾高等学校の大越俊夫理事長が聞き手となって対談が行われた。
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スパー駅家南店がふくやまブランド農産物登録店に
ふくやまブランド農産物推進協議会(福山市経済環境局農業振興課内)は、12月25日付けで福山市駅家町で営業中の「スパー駅家南店」をふくやまブランド農産物のアンテナショップの登録店に追加した。
今回の追加登録でアンテナショップは市内に天満屋福山店、ニチエー新市店など十店舗となった。
ふくやまブランド農産物は地産地消・食育を推進するため、市民が安心して市内産の農産物を購入できるよう、優れた農産物を同協議会が認定しているもので、同ブランド農産物の消費拡大を図っている。
現在の認定農産物は、野菜がホウレンソウ、コマツナ、金時ニンジン、ナスなど14品目、果物はブドウ、アンズ、モモなど8品目、きのこが生椎茸1品目。
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