世羅町がインフォメーションセンター建設
世羅町(奥田正和町長)は、中国横断自動車道尾道松江線の来春全線開通に向けて同町の世羅IC東側沿いでJA尾道市甲山支店前に仮称「インフォメーションセンター」の建設を決め7月着工に向けて準備が進んでいる。
計画では民有地を取得した9300㎡を敷地に、鉄骨造り平屋建て床面積500㎡の施設を建設、総事業費7億4千万円をかけて来年3月末の完成を予定して計画を進めており、4月末オープンを目指している。町内観光施設として催事、商品、交通、通信等、観光情報の提供と斡旋、イベント会場や休憩のための空間、施設サービスの提供、町内観光振興催事企画、ツアーの造成などを基本機能として、「道の駅」への登録を目指す。
断熱・保温保冷卸の日工が南松永に新工場
断熱、保温保冷、防火構造材料、工業用ゴム卸売業で地場業界の有力企業日工(株)(尾道市東尾道、阿形淳一社長)は、同社からすぐ近くの福山市南松永町4―37―3の工業団地内に「日工㈱松永工場」の建設に着手した。
計画によると同工業団地で、高西町と南松永町を結ぶ「松永みなと大橋」東詰め北側の土地4,297㎡を取得し、鉄骨造り2階建て、建築面積1,717㎡、延べ床面積2,711㎡の工場建屋を建設する。うち工場は1,386㎡、事務所500㎡、倉庫825㎡。
備後漬物(有)がカット野菜で共同事業始動
漬物製造の地場大手、備後漬物(有)(福山市駅家町、佐藤光信社長)は、全国の青果生産、卸し販売など7社と共同出資して昨年10月1日設立した(株)ベジタコーポレーション(同所、資本金1億円、佐藤光信社長)で共同事業としてカット野菜工場を建設、12月から稼働すると発表した。
計画では、備後漬物本社工場前に隣接する約5千㎡規模のカット野菜工場を5月に着工、12月に稼働させ、外食チェーンなどに販売し、3年以内に年間売上高100億円を目指す。同工場は、鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積約2,600㎡、総事業費は14億円。加工設備はキャベツ、タマネギ、レタスなど全国から仕入れた野菜をカット、包装し、1時間で800㎏を加工できる2ラインを設置し、西日本を販路に販売する。
㈱ニホンケミカル (株)函館スチールセンター高操業
鋼板・形鋼など金属表面ショット加工で全国展開している(株)ニホンケミカル(三原市本郷町、村上眞二社長)が造船業界の2014年問題が落ち着いたこともあり、高操業を続けている。
同社はリーマンショック翌年の2009年5月に(株)函館スチールセンター(資本金5千万円、同社長)を全国ナンバーワンの鉄鋼総合商社(株)メタルワン(三菱商事と双日の合弁会社)と合弁で設立。函館どつく(株)(北海道函館市)の構内に確保した敷地約4千㎡に2513㎡の工場を建設、鋼板・形鋼のショットブラスト装置と自動塗装装置など最新鋭の設備で、東北、北海道では初となる金属表面処理自動ラインを稼働させた。しかし当時はリーマンショックによって世界経済の先行きが不透明となり造船業界も世界海運船舶の供給過多から受注が止まる2014年問題が大きくクローズアップされ始めた時期。関連する業界の将来不安も大きかった。
(株)ワラビーデザインがNC設備導入
工業デザインの(株)ワラビーデザイン(府中市中須町、寺延匡昭社長)は、中小製造業の商品開発支援や小ロット製品などの受託生産などを目標にNC加工機を導入、デザインだけでなく試作を含めて商品開発をシームレスに進められる体制で地場製造業の挑戦をサポートする。
府中をはじめ県東部の中小製造業では下請け体質脱却を目指し独自商品の開発に取り組む事業所も多い。しかしデザインはしたが、試作やその部品の外注が割高だったり、様々な理由で造形することが難しいケースを同社の寺延社長も何度か目にした。そういった現状を打開するため、独自の取り組みとして卓上サイズの小型NCフライス盤を導入した。
(有)アメリカヤが「DXトリートメント」
クリーニング業の(有)アメリカヤ(尾道市桜町、三原徹社長)では、天然由来の薬剤により高級スーツなどの生地の風合いを復活させる新たな加工「DXトリートメント」の取り扱いを3月からスタートし、クリーニングアメリカヤ本店(同所)と福屋店(尾道福屋地下1階)で対応を始めた。
従来から手掛けている「DX」は、生地を傷めず形を整えるクリーニング。スーツやワンピースなどを単品洗いし、職人が1着ずつ手仕上げする。新しい「DXトリートメント」は生地自体が持つ風合いを復活させるサービスで、フォーマルや高級ブランドのスーツのほか、ウールやカシミヤ、シルク、麻などの衣類で特に効果がはっきり出やすいという。DXと比べやや納期は長いが、シルエットも奇麗に出て、テキスタイルケアの効果は高い。
さんすて福山に「小魚阿も珍」出店
(株)阿藻珍味(福山市鞆町後地、阿藻盛之社長)は15日、福山駅構内のさんすて福山(福山市三之丸町)に「小魚阿も珍さんすて福山店」をオープンした。
同店は、羽釜で炊いたご飯と、地元の魚料理を店内でもテイクアウトもできる。 看板商品の「ちーいか天ぷら」(600円)をはじめ、ちーいか刺身定食1,490円(税込)や焼魚と天ぷら定食1,380円(税込)のほか、一品料理は、天ぷら朱盛り842円(税込)、刺身五種盛り1,058円(税込)などを取り揃えている。
全国仮装大会inおのみち仮装大使決まる
「全国仮装大会inおのみち」が今年も9月27日(土)実と28日(日)の両日、尾道駅前から商店街、尾道市公会堂周辺を舞台に開かれる。
大会のPR活動を行う「仮装大使」の審査会が13日、尾道市公会堂別館で開かれ、仮装大使を決定した。仮装大使は次の皆さん。佐藤美穂さん(尾道市)、角谷彩さん(尾道市)、西川まどかさん(尾道市)、内畠ひかるさん(三原市)、榊昇さん(広島市)、竹下ひかりさん(広島市)の6人で、特別大使としてご当地アイドルの高見あいらさんが任命された。大使と特別大使の任期は2年。大会当日はもちろん、近隣地域のイベントに参加して仮装大会のPRに努める。